ハワイ・オアフ島
パール・ハーバー
「アスカロン」司令部
指揮官「わかりました、あなた方の協力を受け入れます」
アンダーセン「ありがとうございます………」
指揮官「しかし、あのような現代型の航空母艦をふたたび見ることになるとは……」
黒木「この世界ではあのような空母がないと?」
指揮官「いえ、あるにはあるんです……ですが、通常兵器はセイレーンには効果がないので使われることがほぼなくなり、港に止まる置物になったんです」
指揮官「艦船少女も例外ではなく、通常兵器は基本通用しません」
沼田「なるほど………」
黒木「……………」
提督「ところで、次は?」
指揮官「次は一航戦・二航戦が出ると思われます」
涌井「つまりミッドウェーか……」
アンダーセン「エンタープライズ・ホーネット・ヨークタウンと赤城・加賀・蒼龍・飛龍が戦ったあの地だ」
沼田「そして運命の五分間………」
指揮官「すでに五航戦を捕らえられ重桜側は焦っているはずです。戦力を最大級出してくる可能性が高い」
シェーン「その中で敵の艦船少女を拿捕……無茶もいいところだ」
提督「完全ステルス・光学迷彩も使ってくる以上、通常の深海棲艦戦とは大幅に異なりますからね」
アンダーセン「しかしこれ以外の手はない……進むしか無いようだ」
・・・・・・・・・・・・・・
赤城(B)「とうとう来ましたね、加賀」
加賀(B)「姉さま……」
赤城(B)「五航戦の方が取られたのは不都合でしたが………私達四人でもこの作戦は十分に可能よ」
蒼龍(B)「はい、勝算の確率は高いと思われます」
飛龍(B)「僕が活躍すれば敵艦隊なんて一網打尽さ!」
赤城(B)「そうね………というわけで先遣隊は頼んだわ」
扶桑(B)「……………ええ」
比叡(B)「………比叡、参ります」
・・・・・・・・・・・・・・
ミッドウェー海域
地点20D
アンダーセン「対空・水上見張りは厳とせよ、一匹も見逃すんじゃないぞ」
レーダー員「了解!」
オペレーター「艦娘・艦船少女隊、発艦します!」
出撃艦娘・艦船少女
空母「エンタープライズ」「ホーネット」「ヨークタウン」「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」
戦艦「アイオワ」「大和」「扶桑」「山城」「金剛」「霧島」
重巡「摩耶」「高雄」「鳥海」「ザラ」
軽巡「神通」「川内」「夕張」「阿武隈」
駆逐「吹雪」「夕立」「時雨」「響」「雷」「睦月」
エンタープライズ「…………」
赤城「……あちらの私は仕掛けてくるはずよ」
赤城「全力で迎え撃つわ」
飛龍「了解!」
加賀「ええ………」
赤城(今回は相手倒すことではなく……)
赤城(「私」を救うために………戦うのよ)
エンジェル1<<ん?まて……レーダーにアンノウン!>>
ビービービー
涌井「どうした!」
エンジェル1<<こちらエンタープライズ所属AEW、エンジェル1!>>
エンジェル1<<方位301、敵航空部隊捕捉!>>
エンジェル1<<計多数!>>
ビービービー
デビル1<<!?、さらに方位103より敵艦船少女確認!>>
デビル1<<戦艦5、重巡1、軽巡1、駆逐2!>>
デビル1<<艦影照会の結果、扶桑・山城・比叡・霧島・摩耶・夕張・夕立・時雨!>>
時雨「戦艦艦隊が前に!?」
扶桑「このタイミングで…?」
吹雪「司令官が言ってたとおり、相手は本気みたい…!」
大和「各艦、戦闘配置!空母は艦載機を!」
エンタープライズ「各航空隊、発艦始め!」
ヨークタウン「TAKE OFF!」
赤城「一航戦航空隊、発艦!」
飛龍「二航戦航空隊、発艦急いで!」
F6F-5、烈風改が相次いで発艦する
ガルム2<<ガルム2、発艦!>>
メビウス3<<メビウス3、発艦!>>
ガルーダ2<<ガルーダ2、発艦する!>>
続いて、「いぶき」などからも航空隊が発艦する。
涌井「各艦、対空戦闘開始!一発も撃ち漏らすな!」
菊池「対空戦闘!SM-2攻撃始め!」
護衛するイージス艦なども迎撃を始める
オペレーター「全イージス艦、SM-2発射!」
シェーン「……よし、各航空隊はエース達に続け!」
シェーン「虫のように湧いてくるぞ!気をつけろ!」
クロウ3<<危ない!>>
アルバトロス2<<まさにハエだ!数が多い!>>
メビウス8<<FOX2!FOX2!>>
メビウス3<<FOX3!FOX3!>>
メビウス2<<喋ってると舌噛むぞ!>>
妖精達「オーオーオー」
激しい空戦が繰り広げられている
相手は艦船少女の艦載機であり旧型の零式艦上戦闘機であるが、何かしらの「オーラ」を纏っており
エースたちでも手を焼いている
大和「間もなく、交戦距離に入ります!」
霧島「こちらの電探でも敵を補足しました!」
金剛「了解デス!」
扶桑「ええ………いくわよ」
山城「姉さま……」
吹雪(前みたいに凶暴化しているのかな………)
夕立(私と同じ……どんな艦っぽい?)
扶桑(B)「前方、艦多数」
山城(B)「弾着予想、よし!」
比叡(B)「砲撃開始!」
霧島「前方、撃ってきました!」
扶桑(あれが扶桑…「わたし」)
山城(あれがあっちの姉さまとわたし!?)
金剛(あのビューティーな子がヒエイ!?)
霧島(そしてあれが私………)
大和「各戦艦は随時砲撃開始!」
ドリーム2<<こちらエンタープライズ所属AEW、敵座標を送る!その地点に砲撃を頼む!>>
アイオワ「OK!砲撃用意!主砲プラス3度」
アイオワ「fire!」
戦艦群が攻撃を開始
夕立(B)「前方、行くぜ!」
時雨(B)「速力上げます!」
神通「艦影接近!敵4隻接近してきます!」
夕立(B)「いくぜ!」
時雨(B)「時雨様の本気、見せてあげるわ!」
摩耶(B)「全部……斬る!」
夕立「!?」
吹雪「危ない!」
間一髪で避ける夕立
夕立「……危なかったっぽい……」
時雨「俺がもう一人の僕たち………」
摩耶「あいつが……面白れえ!」
オペレーター「艦娘・艦船少女隊、戦闘態勢に入りました!」
オペレーター「早期警戒機より再び報告!敵航空隊、更に接近!サイズから見て艦船少女のものではない模様!」
黒木「何?」
オペレーター「こちらにあと15分で到達する可能性あり、航空隊のさらなる発艦を要請とのこと!」
涌井「ブレイド隊・ターキー隊・ワンド隊・ガルム隊は発艦急げ!」
オペレーター「なお、NATOのほうではすでにウォードッグ隊などを発艦させた模様です!」
CVN エンタープライズ<<こちらエンタープライズ、航空管制指揮官だ>>
CVN エンタープライズ<<相手の戦闘機は機影からみてF-4E、F-14A、F-2、F/A-18、F-35Cの可能性があり>>
CVN エンタープライズ<<おそらく重桜の艦船少女ではない現代型の航空母艦からの発艦だと思われる>>
エッジ<<私達を狙ってるってことなの?>>
ガルム2<<俺達はすでに五航戦などの主力艦船を拿捕している。その可能性は大だろうな>>
チョッパー<<こんな異世界でもあんまり変わんねえなぁ…>>
アーチャー<<何故ここまで争う必要があるのか……僕たちが知らない何かがあるのでしょうか?>>
ソーズマン<<考えるのは後だ、どんな相手であれやるのみだ!>>
エンジェル1<<出た、敵の通常艦船を確認>>
エンジェル1<<ミサイル駆逐艦6隻、ミサイル巡洋艦4隻、航空母艦2隻、戦艦2隻>>
エンジェル1<<なおこれらの艦船への攻撃はこちらの駆逐艦・巡洋艦隊が行う>>
エンジェル1<<航空隊は戦闘機の相手に集中しろ>>
ガルム2<<了解だ、いくぞ相棒>>
重桜パイロット<<敵だ!散開しろ!>>
チョッパー<<ブービー、いいか?>>
ブレイズ<<………コクリ>>
チョッパー<<了解!チョッパー、エンゲージ!>>
アーチャー<<了解、アーチャーエンゲージ!>>
エッジ<<エッジ、エンゲージ!>>
ソーズマン<<了解だ、ソーズマンエンゲージ!>>
ガルム2<<ガルム2、エンゲージ>>
ターキー3<<ターキー3、エンゲージ!>>
ワンド4<<ワンド4、エンゲージ!>>
ヘルモス4<<ヘルモス4、エンゲージ!>>
オパール5<<オパール5、エンゲージ!>>
重桜パイロット<<久しぶりのまともな相手だ!ユニオンの連中を叩き落とせ!>>
チョッパー<<そう簡単に落とされてたまるかっての>>
エッジ<<私達を待ってる人がいるの、だから邪魔しないで!>>
エンジェル1<<敵艦船、対艦ミサイル発射!>>
ワンド2<<AAMでの迎撃を開始します!>>
ターキー4<<援護する!>>
こちらもこちらで凄まじい空戦となっている
そして憂さ晴らしと言わんばかりにエースたちは常識を超える機動をする
一方戦艦部隊も殴り合いの艦隊決戦となっていた
アイオワ「fire!fire!」
大和「第二射急いで!」
金剛「バアアアアアアアアアアアニング!ファイアアアアアアアアアアアア!」
霧島「弾着観測射撃よし!撃てっ!」
アイオワ「なかなか当たらないわね…!fire!fire!」
霧島(………)
霧島「姉さま」
金剛「……わかったネ、背中は任せるデース!」
少し前方に出る霧島
霧島(B)「なんだ?」
比叡(B)「あれは!」
霧島(本気を、出します!)
霧島「………うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
高速で突撃する霧島
比叡(B)「なに!?」
金剛「ファイアアアアアアアアアアアアア!」
間一髪で避けるあちらの「比叡」だったが、金剛の砲撃をまともに食らってしまい
比叡(B)「くっ!」
霧島(B)「比叡!」
霧島「逃がしません!」
霧島(B)「くっ……!はあああああああああっ!」
霧島「はあああああああっ!」
吹雪(霧島さん、凄い……)
睦月「吹雪ちゃん!危ない!」
吹雪「え?」
ザラ「はああっ!」
ザラが吹雪を庇う
吹雪「だ、大丈夫ですか!?」
ザラ「これくらい平気!うてっ!」
響「左舷、敵艦載機来るよ」
吹雪「了解です!対空戦闘始め!」
赤城(B)「あなたは何故ここで戦ってるの?」
赤城「………」
赤城(B)「あなた達がこの異世界で戦う義理はなにもないはずだわ…どうしてなのかしら?」
赤城「……帰るために戦うという目的あるけど」
赤城「でもひとつの目的は「あなた」を救うことよ」
赤城(B)「救う?どういうことかしら?」
赤城「このミッドウェーであなたはまた同じ過ちを繰り返そうとしている……」
赤城(B)「過ち?この私が過ちなんて……確かに記憶ではそういうことはあったけど、今は違うわ」
赤城「いいえ、違わない!その認識である限り変わらないはずよ!」
赤城(B)「な、なんですって……」
赤城「私もかつて似たようなことをやらかしたわ……あの時の記憶があったのにそれを無視して結果大破してしまった」
赤城「あなたもその過ちを繰り返そうとしてる」
赤城(B)「くっ……」
赤城「今の私に慢心してるあなたは通用しないわ!」
赤城「全力でかかってきなさい!一航戦旗艦として受けて立つわ!」
赤城(B)「……いいわ、最大限の力で貴方達を薙ぎはらう!」
時雨(B)「いただき!」
時雨「させないよ!」
夕立「さあ素敵なパーティを始めましょ!」
夕立(B)「望むところ!」
摩耶「おらぁ!殴り合いなら負けねえよ!」
摩耶(B)「我が刃で朽ち果てろ!」
扶桑「撃て!撃て!」
扶桑(B)「発射!」
夕張「撃ち方始め!」
夕張(B)「目には目を!新型には新型を!喰らえ!」
ガルーダ2<<攻撃を仕掛ける!FOX3!>>
ボーンアロー2<<FOX3!FOX3!>>
ビーコック5<<FOX1、fire!>>
スパロウ3<<FOX1、fire!>>
蒼龍(B)「………対艦ミサイル来ます」
加賀(B)「何?」
赤城(B)「蒼龍、飛龍、迎撃よ」
飛龍(B)「了解!迎撃弾発射用意!」
蒼龍(B)「目標捕捉、発射!」
スパロウ3<<なんだあれは!?>>
なんと蒼龍と飛龍はエネルギーの塊を対空ミサイルのように放ってきた
赤城(B)「ただの艦船少女とは思わないことね、「あの方」のおかげでここまで力が持てるようになったのよ」
ガルーダ2<<あの方…?>>
蒼龍(B)「第1陣着弾!」
赤城(B)(よし、この攻撃をしのげばいけるはずよ……)
赤城「…………」
加賀「…………」
ドンドンッドンドンッ
次々と対艦ミサイルが迎撃されていく……が
様子がおかしい
蒼龍(B)「!?」
飛龍(B)「視界が……」
赤城(B)「ごほっごほっ……これは……ごほっ」
加賀(B)「これは……煙幕!?」
ビーコック3<<よし!かかった!>>
ボーンアロー2<<合計30発の煙幕対艦ミサイルだ!艦船少女だろうが目を遮られればこっちのもんだ!>>
ボーンアロー2<<頼んだぞ赤城!>>
赤城「ええ、航空隊攻撃始め!」
攻撃機群が一斉攻撃をしかける
煙幕で相手が見えなかろうが、必ず当てる妖精さん達
赤城(B)「しまっ……きゃああっ!」
加賀(B)「姉さま!うわあっ!」
飛龍(B)「わああああああああ!」
蒼龍(B)「撃て!撃tきゃっ!」
四隻ともまともに攻撃を食らう
撃沈こそしないが発着艦は不可能だ
ボーンアロー2<<よし!やったぜ!>>>
エンタープライズ「……そろそろだな」
赤城「ええ、航空隊後退して!」
ヨークタウン「……行きましょう」
ホーネット「どんな人なのかな……」
加賀「………」
赤城(B)「………来たみたいね」
赤城「すでに勝負は付きました、降参してください」
赤城(B)「私達を捕虜にするつもりかしら?」
赤城「その通りよ」
赤城(B)「ふっ……」
赤城(B)「……その真っ直ぐな目……流石「私」ね」
赤城「……肩を貸しましょうか?」
赤城(B)「……これくらいは平気よ…」
赤城「そう……」
赤城(B)「……久しぶりよ、こんなに本気を出したのは」
赤城「私も久しぶりです……本気を引き出させた相手を見たのは」
赤城(B)「ふっ………考えることは同じのようね」
赤城「「私」ですからね…」
加賀(B)「姉様……」
加賀「赤城さん……」
赤城「通信開きます」
赤城『こちら機動部隊旗艦「赤城」相手の艦船少女4人を保護しました』
赤城『他の艦船少女も投降してください。なお我々の艦へは艦娘達が誘導します』
夕立「終わったっぽいね」
夕立(B)「はーっ!疲れたなぁ」
夕立「やりすぎちゃったっぽい?」
夕立(B)「夜戦だったらもっと撃てたんだがなー」
夕立「こっちも夜戦だったら負けないっぽい!」
夕立(B)「じゃあこのまま夜まで待って夜戦やろうぜ!」
夕立「望むところっぽい!」
時雨「夕立、帰還するよ」
時雨(B)「夕立、早くしなさいな」
川内「夜戦なら私に任せ、うわああっ」
神通「姉さん、早く帰りましょうね……」
エッジ<<敵通常艦隊、撤退していきます>>
チョッパー<<たく、まさかこっちで通常のやつらと相手することになるとはなぁ>>
アーチャー<<ええ……戦争はどこも変わらないんですね>>
ガルム2<<……>>
輸送艦「みうら」内
摩耶「しっかしつえーなお前は!まるで忍者だったぜ!同じ艦とは到底思えないぜ!」
摩耶「その剣技教えてくんねーか!」
摩耶(B)「あ、うん……ぼくで良ければ……」
扶桑「うわっ!」
扶桑(B)「あっ!」
ゴツン
扶桑「自分とぶつかるなんて不幸だわ……」
扶桑(B)「だ、大丈夫ですか?」
山城「はぁ……」
山城(B)「どうしたの?」
山城「さっきもなにもないところで転ろんでしまってね……」
山城(B)「私もよく転んじゃうし……でももう慣れたから平気!」
山城「そうよね……うん」
ズーン
時雨(なんか扶桑達から怪しいオーラが……)
金剛「改めてようこそデース!」
比叡(B)「よろしくお願いいたします……金剛姉さま」
霧島(B)「ああ、よろしく頼む」
金剛「歓迎の紅茶デース!」
霧島「スコーンもありますよ」
比叡(B)「ほう………これはダージリン産の……」
比叡(B)「そちらの世界のものでも特に変わらないようですね……」
霧島(やっぱりうちの比叡姉さまとはずいぶん違いますね……)
金剛(まさに大人のお嬢様デース)
霧島(B)「しかし、急に殴り込んできたのは驚いたな…」
霧島「ま、まああれくらいやらないと終わらないと思ったので……」
金剛「霧島は頭脳派兼武闘派ですからネー!」
霧島「そ、そこまで武闘派じゃないと思いますが……」
霧島(B)「まあでも「私」がワシントンとサウスダコタと殴り合った時はあれくらいやってたはずだが?」
霧島「まあそうですけど……」
明石の保健室兼工廠
エンタープライズ「な、なんだと!?」
赤城(B)「そこまで驚くことかしら?「グレイゴースト」さん」
提督「重桜…いやレッドアクシズがセイレーンの技術を取り込んでいたのはわかっていたが、セイレーンと結託していたとは」
赤城(B)「私達が「あの方」という存在よ…」
赤城(B)「上はセイレーンと手を組めば人類をより良い方向にもっていける………そう考えていたわ」
エンタープライズ「あのセイレーンはかつて多数の艦隊を潰し、海を汚染した元凶だ」
エンタープライズ「それらとレッドアクシズが手を組んでいたとは……」」
赤城(B)「あら、あなた達もあまり変わらないはずよ…」
加賀「……つまり「アズールレーン」もセイレーンと手を組んでいた…と?」
赤城(B)「正解よ…正確にはアズールレーンの上層部…最高司令官総司令部及びユニオン・ロイヤルの大臣以上のメンツがセイレーンと手を組んでいるわ」
ホーネット「な、なんだって!?」
エンタープライズ「……」
赤城(B)「あら、意外と驚かないのね」
エンタープライズ「指揮官曰く、上に黒いなにかがあるとは言っていた…まさかセイレーンと手を組んでいたとは……」
吹雪「ま、待ってください!つまり、この戦争は」
ウォースパイト「アズールレーンとレッドアクシズの壮大なマッチポンプ…ってところかしら」
ホーネット「じゃあこの戦争に意味って……」
加賀(B)「ただセイレーンの意思によって行われている……あの時の戦争のように明確な領土侵略などの目標もない」
提督「……」
赤城(B)「あなた達、「艦娘」が現れなければ今頃はもっと各地に被害が広がっていたはずよ」
吹雪「どういうことですか?」
赤城(B)「あなた達が五航戦や巡洋艦隊を拿捕したおかげで上が大慌てして、戦力をあなた達に一極集中させることに決めたのよ」
赤城(B)「「鉄血」もロイヤルと北方連合の戦を縮小させて、こちらのほうに遠征するという話よ」
摩耶「マジかよ……」
長門「ある意味良いことだが……」
涌井「それに関しての対策はおいおい考えていくとしよう…」
睦月「…あの、いいですか?」
赤城(B)「どうしたのかしら?」
睦月「この子達と戦った時、まるで感情がないロボットみたいに戦ってた」
睦月「それで明石さん達が解析したらセイレーンの成分が出て…」
赤城(B)「ああ、あれね…」
蒼龍(B)「あれは確か「艦船少女戦闘増強剤」によるものだな」
加賀(B)「使ったら艦船少女は通常の倍強くなるが、副作用として理性がなくなり、ただ相手を殺す兵器となる」
加賀(B)「そして唯一の弱点は」
吹雪「足元の艤装ですね」
飛龍(B)「通常は足元の艤装にも見えない防御壁が展開するけど、この薬を使ったらこの限りじゃないんだ」
陽炎「なるほどね……」
黒木「しかし、そんなに強くなるなら全部隊に使うなりすればいいのでは?」
赤城(B)「そこまでやるほど上もバカじゃないわよ、あと私達はそれを使わなくても強いから」
蒼龍(B)「全てをロボットになったら流石に上も制御しきれませんからね」
加賀(B)「祥鳳達には試験運用として投与されてたからな……」
提督「………」
黒木「で、これからどうしましょうか?」
涌井「うむ、ともかくハワイ方面に戻るしかあるまい」
アンダーセン「そこで作戦を再び考えましょう」
ビービー
アンダーセン「どうした?」
レーダー員『こちらレーダー、こちらに2名の艦船少女が向かっています!』
アンダーセン「なんだと?」
エンタープライズ「あれは……インディアナポリスとサウスダコタ……」
レーダー員『こちらに着艦を求めていますが、どうします?』
アンダーセン「断る理由はない、着艦させてくれ」
レーダー員『はっ!』
インディアナポリス「はぁはぁはぁ……」
明石(B)「酷い傷だにゃ……」
明石「ともかく、今すぐこちらに!」
サウスダコタ「ああ、彼女を頼む」
エンタープライズ「一体何があったんだ?」
サウスダコタ「我々、「アスカロン」の基地が襲撃を受けた」
サウスダコタ「ユニオンの大艦隊に」
エンタープライズ「なんだと!?」
ヨークタウン「私達を…?」
サウスダコタ「どうやら大統領令によりアスカロンの解体、そして戦力の接収が決められた」
サウスダコタ「アズールレーンの総司令部もこの決定を支持している」
サウスダコタ「僕とインディアナポリスはエンタープライズ達にこのことを伝えるためになんとか大艦隊の攻撃から抜け出せたけど」
サウスダコタ「他のみんなは…捕らえられたか…それとも……」
エンタープライズ「…………」
帽子を深く被るエンタープライズ
赤城「エンタープライズさん……」
エンタープライズ(また、生き残ってしまった……か)
サウスダコタ「そして大艦隊は今はこっちの方に向かっている…どうやら「つばめ」達の艦隊も接収するつもりだ」
サウスダコタ「……くっ!」
夕張「やだ、あなたも凄い傷じゃない!」
霧島「サウスダコタさんもこちらに!」
サウスダコタ「ああ……」
霧島(一体……これから何がおきるというの…?)
続く
次回でこの世界とは一旦お別れです
艦娘世界・艦船少女世界そして
どちらでもない世界に艦隊は降り立つ……。