スーパー艦隊大戦 Fleet Girls   作:モンターク

9 / 18
第8話 転移、新たなる世界

涌井「ともかく迎撃体制を整えるしか無い!」

 

沼田「だが、この攻撃をしのいだとしても重桜・鉄血がこちらを狙ってくるかもしれん」

 

黒木「そしてアスカロンの基地が破壊された以上、補給も期待できないでしょう」

 

シェーン「まさに八方塞がりだな……」

 

アンダーセン「今は目の前の敵に集中するしかない……後のことは後で考えよう」

 

エンジェル1<<こちら早期警戒機、大艦隊を捕捉!>>

 

アンダーセン「数は?」

 

エンジェル1<<……おいおい、冗談だろ…>>

 

アンダーセン「どうした?」

 

エンジェル1<<ニミッツ級が6隻!フォード級が3隻!キティホーク級が4隻!随伴ミサイル巡洋艦が約20隻!随伴ミサイル駆逐艦が約30隻!>>

 

ソナー員<<潜水艦も探知!シーウルフ級2隻、バージニア級15隻!>>

 

シェーン「空母艦隊が複数……いや多すぎる……」

 

アンダーセン「こちらの戦力では退けるかもどうか……」

 

沼田「乗員の疲労も溜まっている……艦船少女や艦娘を出したところでも…」

 

通信員「通信来てます!相手の航空母艦からです!恐らく旗艦からかと!」

 

エンタープライズ「私が話す、通信を頼む」

 

通信員「はっ!」

 

エンタープライズ『こちらアスカロン所属秘書艦、航空母艦エンタープライズだ!どういうつもりだ?』

 

ボイス『こちらはユニオン連合艦隊司令のリチャード・ボイス中将である』

 

ボイス『アスカロンは大統領令100214号により解体され我々の指揮下に入ることとなった』

 

ボイス『速やかに投降しろ、でなければ全ての艦を撃沈する!』

 

エンタープライズ『我々の基地を破壊したのもその一環か!』

 

ボイス『そうだ、お前の指揮官は我々に従わなかったからな…今頃は瓦礫の底だ!』

 

エンタープライズ「くっ……」

 

ホーネット(姉さん……)

 

ボイス『繰り返す!今すぐに投降しろ!さもなくば撃沈する!以上だ!』

 

ガチャン

 

副司令官「い、良いんですか!?そこまで言ってしまって……」

 

ボイス「フフ……我々の知識が少しでもあるのならむしろ降伏を選ぶはずだ」

 

 

涌井「各艦、戦闘配置!敵は撃ってくるぞ!」

 

ビービー

 

アンダーセン「今度は何事だ?」

 

レーダー員「別方向よりセイレーン艦隊を探知!計45隻!」

 

沼田「なに!?」

 

レーダー員「セイレーン艦隊はユニオン艦隊に目もくれず、こちらの方向に砲を向けています!」

 

涌井「結託しているというのはやはり本当だったか……」

 

沼田「しかし両方を相手にするのは危険すぎる……」

 

アンダーセン「うむ………このままでは……」

 

吹雪(ここで終わり、なのかな………)

 

 

その時

 

ゴンッ

 

涌井「なんだ今の音は」

 

レーダー員「各観測機器が謎の起動停止を確認!」

 

雨沢「この空間が歪んでいる…?」

 

沼田「くっ、な、なんだ……!」

 

アンダーセン「急に頭が……」

 

如月(B)「こわいよぉ……」

 

睦月(B)「うわあんっ……」

 

睦月「大丈夫……大丈夫だから……」

 

如月「うん、大丈夫……」

 

黒木「これは、あの時のっ……くっ」

 

吹雪「一体……何が……っ!」

 

長門「これは……まさかっ!」

 

その次の瞬間

意識はプツンと途絶えた

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

「吹雪ちゃん!吹雪ちゃん!」

 

吹雪「……あれ?」

 

明石(B)「よかった、気がついたにゃ」

 

吹雪「ここは……輸送艦の中………」

 

霧島「今提督たちが状況を確認中よ」

 

長門「うむ……また転移したということか……」

 

吹雪「つ、つまり戻ってきた?」

 

加賀「いいえ、通信回線・GPSは相変わらずのロスト」

 

比叡(B)「ユニオン・ロイヤル・鉄血・重桜などの通信も確認できませんでしたわ」

 

吹雪「じゃあここは……「私達」や「艦船少女」の世界じゃなくて」

 

高雄「完全な別の世界……ってことね」

 

愛宕「大丈夫かしら………」

 

 

 

アンダーセン「うむ、通信は全てロストしている」

 

涌井「そしてユニオンなどの通信も確認できなかった」

 

黒木「完全な別の世界に転移した……と考えるのが自然でしょう」

 

海江田「ともかくどこか陸地を探すしか無いでしょう……もしかすると原始人に出会う可能性もありますが」

 

ビービー

 

涌井「なんだ?」

 

レーダー員『方位210より!敵性生物の反応を確認!深海棲艦です!』

 

アンダーセン「数は?」

 

レーダー員『確認できるだけでも空母7、戦艦4、重巡8、軽巡5、雷巡3、駆逐10!全艦flagshipです!』

 

アンダーセン「艦娘・艦船少女隊を発艦させてくれ、編成は自由!」

 

涌井「深海棲艦がいるということはやはり……」

 

レーダー員『待ってください!別の方位より新たな反応を確認!』

 

レーダー員『この反応は「セイレーン」です!』

 

涌井「なに!?」

 

沼田「セイレーンと深海棲艦が同時に現れただと?」

 

レーダー員『空母5、戦艦4、巡洋5、駆逐8!人型のセイレーンを多数捕捉!それ以外にも反応有り!』

 

秋津「何故ここで両方が同時に……」

 

アンダーセン「ともかく、今は相手を撃破するしか無い…」

 

「艦娘・艦船少女隊、発艦します!」

 

出撃艦船

戦艦「アイオワ」「ウォースパイト」「長門」「霧島」「リシュリュー」

空母「翔鶴(B)」「瑞鶴(B)」「翔鶴」「瑞鶴」「赤城(B)」「加賀(B)」「赤城」「加賀」「エンタープライズ」「イラストリアス」

重巡「古鷹(B)」「加古(B)」「高雄」「愛宕」「鳥海」

軽巡「球磨」「多摩」「阿武隈」「夕張」

駆逐「Z1」「Z3」「不知火(B)」「陽炎」「吹雪」「吹雪(B)」

 

オペレーター「航空隊、全機発艦!」

 

赤城(B)「全艦載機、発艦始め!」

 

赤城「艦載機の皆さん、用意は良い?」

 

加賀「いくわよ、遅れないで」

 

加賀(B)「ええ………艦載機発艦せよ!」

 

翔鶴「五航戦航空隊、発艦始め!」

 

翔鶴(B)「先輩には負けませんわ、艦載機発艦!」

 

瑞鶴「瑞鶴航空隊、随時発艦して!」

 

瑞鶴(B)「いくわよ!」

 

 

レーベ「敵艦発見、攻撃開始!」

 

マックス「あれがセイレーン………」

 

リシュリュー「深海棲艦と似ているわね……」

 

長門「我々の攻撃も通用する、だから深海棲艦とは変わりがない」

 

アイオワ「その逆もしかりみたいね……艦船少女の攻撃も深海棲艦に通用する」

 

霧島「ますます謎が増えましたね……」

 

ウォースパイト「ともかく、今は戦うのみ…fire!」

 

ル級flagship「!?」

 

次々と撃破されていく深海棲艦とセイレーン

戦い慣れた彼女たちにはもはや障害にすらならなかった……

 

だがそんな時

 

長門「これで、最後だ!」

 

ヌ級flagship「グアアアアアッ!」

 

長門「よし、これで……」

 

エンジェル1<<まて、セイレーンと深海棲艦の出現を再び確認!計80隻!>>

 

霧島「なんですって!?」

 

長門「いくらなんでも多すぎるぞ!」

 

一同が慌てているその時

 

ビービー

 

涌井「今度は何だ?」

 

レーダー員『艦隊の接近を確認!これは………』

 

レーダー員『後世の艦と思われます!』

 

涌井「後世……だと?」

 

黒木「………」

 

大日本合衆国

東部太平洋艦隊

旗艦 戦艦「比叡」

司令長官 高杉英作

 

随伴艦艇

航空母艦「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」

戦艦「霧島」「榛名」

航巡「利根」「筑摩」「最上」「三隈」

軽巡「長良」「阿武隈」「川内」

駆逐「秋雲」「夕雲」「巻雲」「風雲」「浦風」「谷風」「磯風」「浜風」

 

 

高杉「あの艦隊は……確か」

 

航空参謀「前に別の世界に転移した時に見た艦達とそっくりですな……」

 

作戦参謀「あそこに艦娘……がいるようですね」

 

高杉「通信参謀、あの艦隊に通信できるかやってみてくれ」

 

通信参謀「はっ!前の周波数が使えるはずです」

 

 

通信員「後方の艦隊より通信です」

 

アンダーセン「繋いでくれ……」

 

アンダーセン『こちらは総司令のアンダーセンだ。あなた方は確か…』

 

高杉『こちら高杉……どうやらあなた方は前にあった人たちのようだな』

 

アンダーセン『うむ…そのようだ』

 

アンダーセン『詳しい話は後ほどでお願いします。今はあの敵を倒さなければならない』

 

高杉『了解した』

 

ガチャ

 

高杉「航空参謀、艦載機の発艦を!」

 

航空参謀「はっ!」

 

高杉艦隊の空母6隻からは

戦闘機「電征3型」「嶺花」「閃電改」攻撃機「蒼山改」が発艦した

 

エンタープライズ「あれは……日本の艦なのか?」

 

赤城「正確には私達とは違う日本の艦よ」

 

加賀「どうやら私達は後世世界に飛んでしまったようね……」

 

翔鶴「ともかく今はあの方とともに深海棲艦とセイレーンを倒さないと……」

 

翔鶴(B)「そうね……よくわからないけど、やるわよ、瑞鶴!」

 

瑞鶴(B)「うん!翔鶴姉!」

 

瑞鶴(でもなんで後世世界に深海棲艦とセイレーンが……気になるわ……)

 

イラストリアス「航空隊随時発艦!ロイヤルネイビーの力を見せてあげて!」

 

高杉艦隊と共闘していく

 

だが敵の数が多く、航空機の数は数え切れないほどとなっていた

 

球磨「いくらなんでも多すぎるクマー!」

 

高雄「護衛艦隊も迎撃しているみたいだけど、焼け石に水みたい……」

 

 

高杉「通信参謀、榛名・霧島に新三八弾装填を!上空の味方航空隊には退避命令を!」

 

通信参謀「はっ!」

 

高杉「三八弾装填用意!」

 

「「三八弾装填用意!」」

 

 

通信<<こちら戦艦比叡、これより三八弾を発射する!上空の航空隊は退避せよ!繰り返す、退避せよ!>>

 

赤城「了解、艦載機の皆さん退避を!」

 

エンタープライズ「退避…何をするつもりだ?」

 

赤城(B)「ふふっ、何か面白そうなことが起こりそうね」

 

 

 

砲手「三八弾装填よし!電探連動よし!」

 

砲手「方位よし!最終確認よし!」

 

高杉「撃ち方、始め!」

 

砲手「てーっ!」

 

敵機「!?」

 

 

エンタープライズ「あれは……」

 

瑞鶴(B)「一瞬で敵機が……」

 

イラストリアス「消えた…?」

 

赤城「あれが後世艦隊の方が使う三式弾が進化したもの…だったわね」

 

加賀「いわゆる燃料気化爆弾ね……」

 

翔鶴(B)「凄い兵器ね……」

 

赤城「ともかく、敵機が消えた今なら私達でもやれるはずよ!航空隊、随時攻撃!」

 

流星改妖精「ハーイ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

アイオワ「これで、最後よ!」

 

ヲ級flagship「グアアアアァツ!」

 

エンジェル1<<撃破確認!周辺海域にストレンジャーなし!>>

 

赤城「やっと終わりましたね……」

 

赤城(B)「久しぶりのセイレーン戦は骨が折れましたわ……でも深海棲艦もセイレーンと似てるのね」

 

加賀(B)「ええ、深海棲艦に私達の攻撃は通用しましたから」

 

 

 

 

セイレーン・深海棲艦を撃破した「つばめ」艦隊は、この状況について知るべく

高杉艦隊の旗艦「比叡」に司令及び一部の艦船少女・艦娘が移動した。

 

高杉「うむ……異世界に転移して、その地でまた転移したと……」

 

黒木「はい、その地では艦娘に似た艦船少女に出会い」

 

黒木「その地で元の世界に戻る方法を探していましたが……」

 

高杉「見つからず今に至ると……」

 

涌井「突如ここに転移したことから、何か弾みで元の世界に戻れないことはないと考えられるが」

 

アンダーセン「その確率は天文学レベルかもしれん……」

 

高杉「なるほど……ところで艦船少女と呼ばれるのは……」

 

エンタープライズ「私だ」

 

赤城(B)「あと私ね」

 

高杉「赤城と……前世米国のヨークタウン級のエンタープライズか……」

 

高杉「なんとも艦娘とあまり変わらないようですな」

 

沼田「はい、攻撃力などは艦によって少し変わるものの、艦娘とほぼ変わらないようです」

 

赤城「ええ……でも全くの別世界であるはずのあの世界に私達と似たような者達がいる…とても偶然とは思えません」

 

赤城(B)「同感ね…艦娘と艦船少女……なにか関係はあるとは思うわ」

 

提督「ところで、何故深海棲艦とセイレーンがこの世界に……」

 

高杉「確か後世第二次世界大戦のマスカット講和会議より1年後………その時に急遽出現したのです」

 

高杉「しかもその直後、我々と休戦協定を結んでいたはずの神聖欧州帝国がセイレーン・深海棲艦を「神の使い」と呼称し手を組み、アメリカ・イギリスを攻撃し始めたのです」

 

赤城「神聖欧州帝国?」

 

高杉「前世で言うナチス・ドイツがヨーロッパ全域を征服し、国名は神聖欧州帝国に改名したのです」

 

高杉「前世でのアドルフ・ヒトラー…ハインリッヒ・フォン・ヒトラーが皇帝です」

 

ビスマルク「ドイツもずいぶん大きくなったのね……」

 

高杉「この後世でのドイツは前世での弱点をほぼ克服し、我々及び米英の連合軍でやっと講和に持ち込めたほどです」

 

提督「そのドイツがセイレーンと深海棲艦と手を組んだ……と」

 

高杉「目的は世界征服で間違いはないと考えられます」

 

アンダーセン「この世界も一筋縄ではいかないようだな……」

 

通信参謀「長官、帝都より電信が」

 

高杉「うむ、わかった……こちら高杉……」

 

高杉「………了解しました、では」

 

ガチャ

 

高杉「大高大統領と高野総長が君たちに会いたいと言っておるが……」

 

涌井「行かないわけにはいくまい……ともかく今は情報がほしい」

 

アンダーセン「ああ……情報もないのにこの海を渡ることは出来ないからな」

 

高杉「では私達が横須賀港まで案内いたします」

 

 

 

輸送艦「みうら」格納庫内

 

赤城(B)「ところで、少し思ったのだけど」

 

赤城「どうしたのかしら?」

 

赤城(B)「あなた達艦娘は……誰が最初に誕生したのかしら?」

 

赤城「確か……戦艦「三笠」だったはずよ」

 

長門「ああ…我々の大先輩で、かつての深海棲艦戦では凄まじい武功を上げたと聞いている」

 

赤城(B)「あら、「そちら」も「三笠」なの?」

 

霧島「どういうことですか?」

 

赤城(B)「私達艦船少女でも一番最初に出来たとされるのが戦艦「三笠」なのよ」

 

加賀(B)「彼女もセイレーン戦では敵が足りないほどの戦果を上げたと聞いている」

 

比叡(B)「そちらの「三笠」は今はどうしていらっしゃるのかしら?」

 

長門「……とある戦いで発生した大嵐で行方不明となってしまった」

 

赤城(B)「行方不明?そこまで同じなのね」

 

霧島「そちらの「三笠」も行方不明ということですか?」

 

赤城(B)「ええ……セイレーンとの戦いで……」

 

長門「二人の三笠……か」

 

扶桑(B)「偶然の一致ですね……」

 

山城(B)「それにしては一致しすぎてる感じがする……」

 

扶桑「謎が深まってしまったわね……不幸だわ……」

 

大和(…………)

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

どこかの深海

 

???「あら、「艦娘」達がこちらの世界に?」

 

??「ああ、あいにく逃してしまったが……」

 

???「あらあら……せっかく深海棲艦と手を組んだというのに……」

 

???「まあ……次は必ず捕まえなさい……「あの方」のために」

 

???「今まで様子を見てきたけど、いい頃合いよ」

 

??「はっ…」

 

駆逐棲姫「……」

 

???「あら、駆逐棲姫さん、どちらへ?」

 

駆逐棲姫「………カンムスヲ、ツブス……」

 

???「血の気が多いわね……やりすぎないようにね」

 

駆逐棲姫「………」

 

続く

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。