仮面ライダーを受け継ぐ者   作:剣 流星

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どうも、剣 流星です。
最近ニコニコ動画で東方の二次作品の動画を探して見るのにハマってます。
東方シリーズは今まで知らなかったんですけど、結構面白いです。
では第20話をどうぞ~


第20話 幽霊の少女と響鬼の少年②

寧子達「「「「「「「「「はぁ?幽霊?!」」」」」」」」」

 

誠也の言った「幽霊」の一言に霞と圭介以外の人達が一斉にハモッて言った。

 

カズミ「・・・・誠也・・・あんた、わたしらをかつぐつもりなん?」

 

誠也「いや、かつぐも何も、あやめさんが幽霊なのは事実なんだけどな。」

 

誠也の言葉を聞いて盛大に「はぁ~」と息を吐くカズミ。

 

カズミ「あんな、昼間から箒持って歌を歌う幽霊がおるかい!あんたもこんな事に付き合わされて大変なやな~」

 

そう言って、あやめの側まで移動したカズミは「ポン!」と軽く叩くようにしてあやめの肩を叩こうとしたが、「スカッ!」とまるでその場に何もないかのように空を切り、あやめの肩を通過して空振りをした。

 

寧子達「「「「「「「「「えっ!?」」」」」」」」」

 

カズミの手があやめの肩を通り抜けて空振りしたのを見て驚きの声をあげる寧子達。

カズミも空振りをした自分の手とあやめの肩を数回交互に見ながら驚いた顔をしていた。

 

さくや「に、兄さん・・・・今、手が肩を通り抜けませんでした?・・・・目の錯覚でしょか?」

 

孝介「き、奇遇だな、俺も同じ用に見えたぞ?」

 

千絵「・・・・ねえ、これってもしかして・・・・・」

 

寧子「ま、まさか・・・・・」

 

小鳥「ほ、本物の・・・・幽霊?!」

 

良太「う・・・嘘だろう?!」

 

先ほどの光景を見て、騒ぎ出す寧子達。

 

カズミ「なっ!・・・・・どういうことや?」

 

そう言ってしばらく考え込んだ後、カズミは意を決した顔をして、あやめの前に立った。

 

あやめ「?」

 

神妙な顔をして自分の前に立つカズミを見て、不思議そうな顔を浮かべるあやめ。

そんなあやめを無視して、カズミはおもむろに両手を広げて、あやめに抱きつこうとした。だが・・・・

 

スカッ!

 

カズミの体は先ほどの手と同じようにあやめの体を通り抜けてしまったのである。

 

カズミ「・・・・・・・・」

 

自分の体があやめの体の中を通った事を認識し、しばらく考え込んだ後、カズミは顔を引きつらせながら誠也のいる方向に首を回して顔を向けた。

 

カズミ「も、もしかして・・・・・・・本物?」

 

誠也「だから~、さっきからそう言っているだろう?」

 

カズミ「ほ、本当に・・・幽霊って・・・・居たんやな・・・・・・・う~~~ん(ドサッ!)」

 

顔を青くしておもむろにひっくり返って倒れるカズミ。

 

寧子「か、カズミちゃん?!」

 

倒れたカズミに駆け寄る寧子。そして寧子以外の、あやめと初対面の面々は、ある者は顔を青くし、またある者は体を硬直させて立ち尽くしたりとしながら、その場を動かずに立ち尽くしていた。

 

誠也「まあ仕方ないか。普通の人は幽霊なんて滅多に見ないもんだし、その上カズミ達は世間から隔離された場所でずっと生活してたんだからな。」

 

倒れたカズミを見て「仕方がないか~」という誠也。そんなカズミに対して、あやめは心配そうな顔で近づいた。

 

あやめ「あらあら、大変!最近日差しが強くなってきているから日射病にかかったのですね!誠也さま圭介さま、お手数ですが方を1号室に運んでもらえませんでしょうか?」

 

そう言ってあやめは誠也達に対して自分が居候している1号室へと運ぶように言った。

 

誠也「・・・・日射病で倒れてんじゃないんだけど・・・まあ、このままココに放って置いたら、本当に日射病になっちゃうから運ぶか~、圭介。」

 

圭介「ああ、手伝うよ。」

 

そう言ってカズミの側まで近寄った圭介は、倒れたカズミの左腕を自分の肩に担ぎ、誠也はその反対側の右腕を肩に担いで、両サイドからカズミを支えるような形でカズミを部屋へと運び始めた。

そんな三人を見ながら、寧子達に背を向けるようにして、三人に付いて行こうとしたあやめだったが、ふと、何かを思い出したよう顔をした後、寧子たちの方へと向き直って口を開いた。

 

あやめ「皆様もどうぞこちらに。」

 

寧子達「「「「「「「「「あ、はい・・・・・」」」」」」」」」

 

箒を持った幽霊に言われて、惚けた顔で返事をする寧子達。

 

寧子「ど・・・どうしよ?」

 

良太「と、取りあえず付いて行ってみよう。」

 

そう言って寧子は誠也達の後について行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寧子「カズミちゃん、大丈夫かな・・・・」

 

そう言って、寧子は自分の目の前で布団に寝かされているカズミを心配層に見た。

ここは鳴海荘の1号室。部屋の中には敷かれた布団の上に寝かされたカズミを囲むようにして誠也達が座っていた。

 

あやめ「・・・・これで良しと。」

 

カズミの額に濡れタオルを乗せたあやめがカズミの顔を覗きながら顔色を見ていた。

 

あやめ「顔色も良いですし、しばらくしたら目を覚ますでしょう。」

 

寧子「そ、そうですか・・・・ありがとうございます。」

 

あやめ「いえいえ、あ!わたしったら、お客様にお茶も出さないで・・・すいません。今お出ししますね。」

 

そう言ってあやめは台所へとお茶を入れに行った。

 

誠也「あ、お構いなく。」

 

台所へと向かうあやめの背中に「お構いなく」と言う誠也。そんなやり取りを寧子達は不思議そうな顔で見ていた。

 

孝介「う~ん・・・・着ている着物といい・・・言葉使いといい・・・あの佇まいといい・・・まさに大和撫子って言葉が似合う人だな。」

 

銀子「まあそうでしょうね。あの子、大正時代の人間だったからね。」

 

誠也「そう言えばさっきもあやめさんを知っているみたいな事を言ってましたけど、ひょっとして生きてる頃のあやめさんと知り合いだったんですか?」

 

銀子「うん、そうだよ。みんなにはもう話してるけど、私ってかなり長生きしてるじゃない。だからあんまり長く同じ場所に留まることできなくて、各地を転々と渡り歩いて暮らしてたのよね。そんな中、あの子と出会ったのよ。」

 

誠也「へ~、そうだったんですか。」

 

銀子「そうなのよ。所で、あやめちゃんは何でこんな所でアパートの管理人なんてしてるの?

 

誠也「あ~、話せば長くなるんだけど・・・・・・・」

 

そう言って、誠也はあやめが鳴海荘に来るまでの経緯を話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白城学園(はくじょうがくえん)。遠羽にあるこの学校は、付近の複数の学校を併合した学園で、小・中・高・大一貫のマンモス学園である。鳴海誠也はこの学園の中等部に今現在通っている。その彼は今日の授業が終わったので、幼馴染の八神はやてと従姉妹の乃木坂美夏と共に下校をしようとしていた。

 

誠也「ふ~ん・・・つまり、春香さんはその綾瀬 裕人(あやせ ゆうと)って人の機転のおかげで、例の趣味がクラスメイトにバレずに済んだんだ。」

 

夏美「そうなの。ホント、お兄さんが居なかったらどうなってたことか。」

 

はやて「そうやな~、前の学校で春香さん、趣味のことで随分辛い目に会ったやから、それ以来趣味がバレることに関して極端に恐怖を感じるようになってもうたからな。バレずに済んでホンマよかったわ~。」

 

夏美は先週起きた姉である春香に起きた事件について誠也達に話していた。

 

誠也「ホントホント、バレなくてよかったよ。」

 

はやて「ホンマや。・・・・・所で誠也、この後何か予定ある?」

 

誠也「え?予定?そうだな・・・今日の夕食当番は京香姉さんだから買い物に行く必要も無いし、少し暇だから・・・取りあえず走り込みでもしようかな~。」

 

はやて「ならちょっと付き合って。この間もらった商店街の甘味処の割引券が今日までなんや。しかもこれカップルやないと使えないから、だから一緒に来てもらえる?」

 

誠也「カップルでの割引券を使うために俺を連れて行こうって事か。でもその割引券だと俺とはやての二人しか行けないだろう?何だか夏美に悪い気が・・・・」

 

夏美「別に良いよ私は。この後の予定も有るからどの道行けないから、私に気にせず行ってきなよ。」

 

はやて(アレ?さっき誠也が来る前に今日の予定は無いって言ってたのに・・・)

 

はやてはこの後の予定が無いことを言っていた夏美が予定が有ると言ったことに?を浮かべた。そんなはやてに対し夏美ははやてに近づいてヒソヒソと小声で喋った。

 

夏美(はやて、一つ貸しにておくから♪)

 

はやて(!・・・大きにな。)

 

誠也「夏美が行けないんだったら、俺たちだけで行くか。」

 

はやて「ホント?よっしゃ!ほなさっさと行こう。(誠也と久方ぶりに二人きり♪)」

 

そう言ってはやてものすごく嬉しそうな顔した後、誠也の右腕に抱きつくいた後、そのまま歩き出した。

 

誠也「お、おい!いきなり抱きついて歩き出すなよ。」

 

はやて「ええから、ええから。はよ行こう?ほな、美夏ちゃん今日はこれで。」

 

美夏「うん、じゃあまたね。「異端者発見!」って・・・・この声は・・・・・須川くん?」」

 

声のした方向を一斉に見る夏美達。そこには黒い覆面とマントを着用し、鎌を所持した集団が居た。

 

誠也「げっ!アレはFFF団の連中!」

 

そう言って目の前にいる黒い覆面とマントを着用した連中を見て叫ぶ誠也。

異端審問会・・・別名FFF団、団員は全員、黒い覆面とマントを着用し、鎌を所持しており、女子生徒にアプローチした生徒や、女子から好意を寄せられている生徒に対して粛清を行っている。まあ早い話が、自分たちがモテないため、他のモテる男子生徒に対して嫉妬して暴走している集団である。ちなみに誠也と竜輝、圭介は周りにはやて達や霞がいるせいで、彼らのブラックリストに名前が載っている。

 

団員A「団長!異端者・鳴海誠也が女子生徒2人と一緒に下校しようとしているのを発見しました!」

 

団長「よし!では直ちに包囲し、鳴海誠也を成敗するぞ!!」

 

団員たち『おーっ!異端者に死の鉄槌を!!!』

 

そう言って瞬く間に誠也達を包囲して囲むFFF団の面々。

 

誠也「なっ!は・・・早い!!」

 

夏美「逃げる暇もなく取り囲まれた?!」

 

はやて「ど、どうするん?」

 

FFF団に取り囲まれてどうするか思案する誠也達。

 

誠也「ったく・・・・おい!須川、吉井、土屋!毎回毎回、何で俺を目の敵にするんだ?俺、お前らに何かしたか?」

 

FFF団メンバー『したに決まってるだろおおおおおおおおお!!!』

 

誠也「おわっ!」

 

突然目から血の涙を流しながら大声で叫ぶFFF団の面々。そしてその後、誠也に名前を言われた三人が集団の中からかぶっている覆面を取りながら誠也の前へと出た。

 

誠也「須川、吉井、土屋・・・・」

 

誠也は目の前に覆面を取って現れた三人の自分のクラスメイト、FFF団団長須川 亮(すがわ りょう)、学園一の馬鹿と言われ、今やバカの代名詞とも言われている吉井 明久(よしい あきひさ)そして並外れたスケベ心を持ち本心に実直な行動を取るが、それを絶対に認めないことから「ムッツリーニ(寡黙なる性識者)」の異名を取る土屋 康太(つちや こうた)を見据えた。

 

須川「鳴海、お前はただでさえ美人の姉がいる上に、美少女である義理の姉や妹を持ち・・・・・」

 

吉井「さらにこの学園のアイドルと言われる乃木坂姉妹を従姉妹に持ち・・・・」

 

土屋「・・・・・さらに、八神はやて、高町なのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオン達美少女と幼馴染。」

 

誠也「は?それがどうしたんだよ。なんでそれで俺が襲われるんだ?理由になってないぞ。」

 

FFF団メンバー『充分になってるわああああああああああ!!』

 

誠也「うわっ!」

 

大地が振動でもしそうな大きな心からの叫び声を再び上げるFFF団メンバーの面々の声に再び驚く誠也。

 

須川「こんだけの美少女達に囲まれながらこれ見よがしに楽しそうに暮らしやがって!お前はどこぞのギャルゲーの主人公か!ぶっちゃけ羨ましすぎるんだよおおおおおおお!」

 

FFF団メンバー『その通り!異端者には死を!』

 

はやて「うわ~最低な理由やな・・・(^_^;)」

 

夏美「ホント、しょうもない理由だね。(^_^;)」

 

FFF団メンバーが血の涙を流しながら語られた、誠也襲撃の理由を聞いて呆れるはやてと夏美。

 

誠也「のんきに話してる場合か!このままじゃマジで俺の命がまずいんだけど!」

 

ジリジリと誠也を取り囲みながら「異端者に死を!」と言いながら包囲網を狭めるFFF団の面々。

 

夏美「う~ん・・・・確かにこのままじゃ私達はともかく、誠也が八つ裂きにされかねないね。流石にそれは従姉妹として色々と目覚めが悪いから手助けをしてあげますか。」

 

そう言って夏美ははやての横に移動してしゃがみこんだ。

 

はやて「ん?なんや?夏美ちゃん?」

 

夏美「はやてちゃん、誠也を助けるために協力してね♪さあ!あなた達!こちらに注目!!そ~~~れ!(バサッ!!)」

 

FFF団メンバー「!?」

 

誠也「なっ!」

 

はやて「!」

 

夏美の声で視線が集まる中、掛け声と共に夏美ははやての制服のスカートの裾を掴むと、スカートの中身が見れるようにして思いっきりめくった。

 

はやて「!?///き、キャアアアアアアアアアアア!」

 

FFF団メンバー『おおおおおおおおおっ!』

 

突然スカートをめくられて慌ててスカートの抑えながら悲鳴を上げるはやてとそれを見て声を上げるFFF団のメンバー。

 

はやて「なっ!い、いきなり何するんや夏美ちゃ(ブシャアアアアアアア!)って・・・なんや?」

 

突然何かが噴出したような音がでたので、音のした方を見るはやて達。そこには・・・

 

土屋「うっ!ううううう・・・・・・」

 

はやてのスカートの中身を見て鼻血を大量に出して、ぶっ倒れる土屋 康太と

 

吉井「ムッツリーーニィーーーーーーー!!」

 

倒れた土屋 康太を抱き起こす吉井 明久。そして

 

FFF団のメンバー『同士、土屋!!』

 

そんな二人に駆け寄るFFF団のメンバーの姿があった。

 

夏美「よーし!包囲網は崩れた!今のうちに突破するよ♪」

 

誠也「ええええええ?!お、お前、これを狙ってたのか?!鬼畜だな・・・」

 

夏美「良いからとっとと逃げるよ!二人共!」

 

誠也「あ、ああ。兎に角逃げよう。」

 

はやて「う~~、見られた・・・・・」

 

土屋 康太の鼻血でできた包囲網の綻びから夏美を先頭にして突破する誠也とはやて。

 

団員B「あ!異端者が逃げるぞ!」

 

須川「なに!追撃するぞ!同士土屋の敵を討つぞ!!」

 

FFF団メンバー「おおおおおおおっ!」

 

吉井「ムッツリーニ・・・・僕は行くね。君の死は、決して無駄にしないよ!必ず敵は討つ!」

 

土屋「・・・まだ・・・死んでない・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠也「ハァ・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・ま、巻いたか?」

 

夏美「ハァハァ・・・・そ、そうだね。」

 

はやて「そ、そうやな・・・・う~、見られた・・・・」

 

商店街の片隅で、全力疾走で切れた息を整える誠也達。そんな誠也達に聞き覚えの有る声がかかってきた。

 

???「あれ?誠也くんじゃないの。どうしたの?」

 

誠也「え?あ、鹿目と美樹じゃないか。」

 

誠也に声を掛けてきたのは誠也のクラスメイトである桃色の髪の少女・鹿目(かなめ)まどかと青い髪でショートカットの少女・美樹(みき)さやかであった。

 

まどか「なんだか全力疾走した後のような疲れきった顔をして・・・何かあったの?」

 

誠也「いや・・・さっきまで全力疾走して逃げてたんですよ。」

 

さやか「え?逃げてた?」

 

誠也「ああ、異端審問会の連中からね。」

 

さやか「ああ、なるほど。それで全力疾走してたんだな。あの連中、ホントよくやるよ。」

 

誠也「まったくだよ。エネルギーの無駄使いってやつだよ。」

 

まどか「だね。ところで今日はやはてちゃんと美夏ちゃんの二人だけ?なのはちゃん達や竜輝くん達は一緒じゃないの。」

 

はやて「なのはちゃんは久しぶりにお店の手伝いを今日やるみたいなこと言ってたから、今頃は翠屋でお手伝いしてると思うで。」

 

誠也「フェイトは確か、この間引き取ったばかりの男の子のエリオって子と出かけるって言ってた。」

 

夏美「竜輝くんは今日はほむほむの所にお見舞いに行くって言ってた。もうすぐ手術だから不安になっているだろうからって。」

 

まどか「ほむほむ?ああ、たしか竜輝くんのお父さんの同僚の娘さんだったよね確か。」

 

誠也「そうそう。で、霞は今日は父さんの探偵事務所に忘れ物を届けに行ってて、圭介はそのお供だよ。」

 

さやか「なるほど。それで今日は三人だけなんだ。」

 

誠也「そう言う事。そう言うお前らは今日は商店街に何のようなんだ?買い物か?」

 

誠也は自分たちが出会ったのが商店街なので、まどか達が何か買いに来たのだろうと思い、買いに来た物について聞いてみた。

 

まどか「今日は私とさやかちゃんが読んでいるラノベの新刊の発売日だから買いに来てたの。」

 

誠也「へ~、ラノベなんて読んでたんだ。どんな内容のラノベなんだ?」

 

まどか「えっと、超能力を開発している学園都市に住んでいる「不幸だー!」が口癖の異能を消す手を持った男の子の話。超能力とか魔法とかがいっぱい出てきて面白いんだよ♪」

 

誠也「へ~、面白そうだな。今度読んでみるか。あ、そうだ、二人共このあと暇か?実は今からはやてと一緒に甘味処に行くんだけど、二人も一緒に行かないか?夏美はこの後用事があるから行けないらしくて、俺とはやてと二人でいく所だったんだけどどうだ?」

 

まどか「え?甘味処?あ、確か今、田中先輩がアルバイトしている所だったよね。「呼んだかい?」ってうわっ!」

 

不意に背後から声をかけられて驚くまどか。

 

誠也「あ!田中先輩、こんにちは。」

 

まどかの背後から不意に声をかけた人物に対して、何事もなかった用に挨拶をする誠也。

 

まどか「もー、田中先輩、背後から急に声をかけてこないでくださいよ!驚くじゃないですか!」

 

???「ごめんごめん、バイトに行こうとしたら不意に俺の名前が聞こえてきたんで思わず背後から声をかけちゃったよ。」

 

そう言って、白城学園の高等部の制服を来た人物は「悪かった」と言いながら頭を下げた。

彼の名前は田中隆史、誠也の姉である悠菜のクラスメイトで、誠也が経営しているアパートに住んでいる住居者の一人である。

 

誠也「先輩、今からバイトなんですか?確か今週はもうバイトは無いってこの前言ってませんでした?」

 

隆史「最近新しく厨房に入った人が凄腕の料理人で、店の料理がものすごく美味しくなってね。そのおかげでお客がたくさん来るようになって店が忙しくなって、俺もシフト外だったんだけど、急遽入ってくれって言われて、今からなんだ。」

 

誠也「あ、そうだったんですか。じゃあお店まで一緒に行きませんか?俺たち、今からお店に行こうとしてた所なんです。なあみんな行くだろう?」

 

そう言って誠也はまどか達に言葉を投げかけた。

 

まどか「え?う~ん・・・・そうだな~・・・・うん?」

 

誠也に甘味処に誘われて思案するまどかだったが、不意に誠也の後ろにいた夏美が思わせぶりなアイコンタクトを自分の方に向けてきた。

 

まどか(え?夏美ちゃん?何だろう?・・・・あっ!そういう事か。二人の邪魔をしちゃ悪いよね♪)

 

まどかは夏美のアイコンタクトを見て誠也とはやてを二人っきりにするのを邪魔しちゃダメという事を言っているのだと悟った。そして、まどかに向けた夏美のアイコンタクトをみて、さやかもまどかと同じ用に夏美が言をうとしている事を悟った。

 

まどか「あ、ゴメン。私とさやかちゃん、この後も寄る所が有るから行けないんだ。」

 

さやか「そうそう、だからはやてと二人で行ってきなよ。」

 

誠也「そっかそれじゃあ仕方がない。」

 

まどか「うん、そういう訳だからまたね。(二人で楽しんできてね、はやてちゃん♪)」

 

さやか「バイバ~イ♪(がんばれよ、はやて♪)」

 

そう言ってまどかとさやかははやてとすれ違う時に小声ではやてに何かを言ってこの場を後にした。

 

誠也「用事があるなら仕方がないか。なら俺たちだけで行くか。」

 

はやて「せやな。(感謝するで、みんな)」

 

隆史「じゃあ俺は店のシフトに早く入らなきゃならないから、先に行くよ。(どうやら、あの子達は誠也達を二人っきりにさせてあげたいみたいだな。なら俺も邪魔しないようにしないとな。)」

 

夏美とまどか達とのやり取りを見て察した隆史は、邪魔をしないようにしようと思い誠也とはやてを置いて、一人駆け足でその場を後にした。

 

誠也「はい、また後で。」

 

そう言って隆史の背中を見送る誠也。

 

誠也「さて、じゃあ俺たちも行くか。」

 

夏美「じゃあ私はここで。また明日ね。」

 

誠也「ああ、また明日。」

 

はやて「また明日な。」

 

そう言って夏美は誠也達と別れ、誠也とはやては甘味処へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは誠也の住んでいる家の近くにある公園。

その公園内にある一本の木の下で一人の女性が佇んでいた。

彼女はその木の下である人物をずっと待っていた。

一体いつから待っているのかわからなくなるぐらい長い間。

 

???(私は・・・・いつから待っているのでしたっけ?誰を待っていたのでしたっけ?)

 

そんな事を考えながら、彼女はぼんやりする意識の中、ひたすら待ち続けた。

やがてその意識がどんどん薄くなり、今にも消えそうになろうとした時、彼女の目に待ち人の姿が飛び込んできた。

 

???「ああ・・・・やっと・・・・やっと会えた。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隆史「はぁ~・・・今日もバイト、疲れたな~。」

 

夕日が差し込む道をため息を吐きながら田中隆史はバイト先か自宅である鳴海荘までの道を歩いていた。

 

隆史「先週、料理人として入った人のおかげで、店の料理が美味しくなって、お客がよく来るようになったのは良いけど、そのせいでものすごく忙しくなって疲れるよ~。」

 

店が繁盛し、忙しくて仕方がないと愚痴を言いながら疲れのせいでフラフラとした足取りで、自分が住んでいるアパートの近くの公園を歩く隆史。

そんな隆史の耳に不意に女性の声が聞こえてきた。

 

???「ああ・・・・やっと・・・・やっと会えた。」

 

隆史「え?」

 

不意に聞こえてきた声に反応し、声が聞こえてきた方へと隆史は視線を向けると、公園内の一本の木の下に長い黒髪の着物の美しい女性が隆史の方を見つめながら佇んでいるのを見かけた。

 

隆史「?さっきの声・・・この人の?」

 

先ほどの声がこの人の物なのかと思いながら、隆史は着物の女性を見続けた。

 

着物の女性「・・・隆史さま。」

 

隆史「え?俺の名前?どうして俺の名前を・・・・」

 

見知らぬ着物の女性に自分の名前を言われて、驚く隆史。

 

隆史「君は一体・・・・・」

 

隆史は何故自分の名前を知っているのかと着物の女性に声をかけて聞こうと近づいたが、次の瞬間「スッー」とまるで掻き消えるみたいに着物の女性はその場から消えてしまった。

 

隆史「え?え?え?」

 

目の前で着物の女性が消えてしまい、慌てて女性の居た木の下まで移動して、その姿を探す隆史。だが探せども、その姿を見つけることができず、呆然となった。

 

隆史「ま・・・・まさか・・・・・幽霊?!」

 

 

 

つづく

 

 

初登場キャラ出典作品

 

八神(やがみ) はやて (魔法少女リリカルなのはシリーズ)

 

吉井 明久(よしい あきひさ)(バカとテストと召喚獣)

 

土屋 康太(つちや こうた)(バカとテストと召喚獣)

 

須川 亮(すがわ りょう)(バカとテストと召喚獣)

 

鹿目(かなめ)まどか(魔法少女まどかマギカ)

 

美樹(みき)さやか(魔法少女まどかマギカ)

 

田中隆史(たなかたかし)(まぼろし月夜)

 

 

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