仮面ライダーを受け継ぐ者   作:剣 流星

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どうも、剣 流星です。
バトライドウォー2、買ったはいいけど、仕事と執筆でやる暇がない・・・・
盆休みまで待つしかなのかな~。
とにかく第24話です。ではどうぞ~


第24話 幽霊の少女と響鬼の少年⑥

あやめ「うぇ~~ん!隆史さま~~~!えぐっ!」

 

隆史「あ~~よしよし。」

 

隆史の目の前で涙ぐむあやめを「よしよし」と言いながら頭を撫でて(触れないので実際には頭を撫でるように見せているだけ)落ち着かせる隆史。

 

隆史が買い物から帰ってきた後、隆史の部屋の前で起きていたカオスな風景の出来た理由を隆史は誠也に聞いた。

そして今現在、隆史は胸を揉まれたショックのせいで涙ぐんでいるあやめをあやしていた。

 

誠也「え~と・・・・と、取りあえず、先輩も戻ってきたことだし、乃木坂邸に行くとしましょうか。」

 

戻って来た隆史を見て、取りあえず当初の予定通り乃木坂邸に行こうと言う誠也。

 

隆史「そ、そうだな。さあ、あやめさん、泣き止んで。これからあやめさんに会ってもらう人の所に出かけるんですから。」

 

あやめ「はい。たかし様が居る所でしたら、どこにでも参ります。」

 

隆史に言われて泣き止んだあやめは、隆史と出かけられると聞くと、嬉しそうに微笑んだ。

 

あやめ「でも・・以前は噂にならないように、たかし様とは出かけられませんでしたのに、もういいのでしょうか?それならわたくし嬉しいですわ♪」

 

誠也「?随分と先輩と出かけられるのが嬉しいみたいだけど・・・なんでだ?」

 

はやて「たぶん・・・身分違いの恋だったから一緒に出かけられなかったんやないの?噂にでもなったら引き離されるってわかってたんやろうな。当時は今以上に人目もうるさかっあやろうしな。」

 

誠也「・・・そうだな。」

 

思い人と一緒にろくに出かけられない環境だったことを不憫に思う誠也とはやて。そんな二人のやり取りを見て居たなのはが誠也に話しかけてきた。

 

なのは「ね、ねえ・・・誠也くん、”アレ”・・・・どうしようか?」

 

そう言ってなのはは鼻血を出して倒れ、今現在輸血と点滴を受けている竜輝を指差した。

 

誠也「あ、そうだ。すっかり忘れてた。どうしよう・・・・・」

 

なのは「私とフェイトちゃんが竜輝くんを家に連れて行ってあげよっか?」

 

誠也「え?いいのか?」

 

フェイト「うん、良いよ。それにあんまり大勢で行ってもかえって迷惑をかけちゃうから、どの道私となのはは行かないつもりだったから。」

 

誠也「そっか、じゃあ竜輝の事は頼むよ。」

 

なのは「まかせて。」

 

誠也「じゃあみんな、行こう。あまり遅くなると迷惑かかるから、少し急ごう。」

 

そう言って誠也達は、少し急ぎ足で乃木坂邸へと移動を開始した。

 

なのは「行ってらっしゃ~い。」

 

フェイト「気を付けてね。」

 

出かける誠也達を見送るなのはとフェイト。

 

なのは「・・・・さて、じゃあ、”アレ”を早速運ぼうか、フェイトちゃん」

 

そう言ってなのはは今だに輸血をしたまま倒れている竜輝の方を見た。

 

竜輝「う~~ん・・・胸揉み・・・・・・・・刺激が強い・・・・」

 

なのは・フェイト「「(^_^;)」」

 

相変わらず倒れたまま、輸血をして白目を向いたままブツブツと何かを言っている竜輝を若干呆れた顔で見るなのはとフェイト。

 

なのは「・・・・本当によく死にかけるね。シャマルさんのお料理の試食をよく頼まれている誠也くん以上に死にかけてるんじゃないかな?」

 

フェイト「うん、多分誠也よりは確実に死にかかった回数は多いと思う。」

 

そう言ってフェイトは誠也と竜輝の死にかかった回数を思い出して答えた。

 

なのは「こんなにしょっちゅう死にかかっていたら、三途の川の死神と顔見知りにでもなってそうだね。」

 

フェイト「そんな、まさ「う~ん・・・・小町さん・・・・また来ちゃいました。お世話になります。」って「小町」って誰よ(^_^;)」

 

なのは「と、兎に角、ちゃっちゃと運んじゃおう。運んでいる所を他の人に見られて、通報でもされたら大変だから。」

 

竜輝のつぶやきを聞かなかった事にして、竜輝をさっさと運ぶようにフェイトに言うなのは。

 

フェイト「そ、そうだね。運んでいる姿は正しく不審者にしか見えないから、見られたら通報させかねないね。とっとと運んじゃおうか。」

 

そう言って二人は竜輝を運び出し始めた。ちなみに余談であるが、鼻血を出してぐったりしている竜輝を見た近所の人が竜輝を死体と勘違いして110番通報をして、なのは達は危うく逮捕されそうになったと言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって、広大な敷地を持つ乃木坂邸の入口である門の前。そこで広い敷地を誇る乃木坂邸の広さにボーゼンとしている隆史とあやめが居た。

 

あやめ「・・・・広い敷地ですね。私の実家の朝霧家よりも広いですね。」

 

隆史「そ、そうですね。」

 

敷地の広さ驚きながら会話するあやめと隆史。

 

あやめ「確か誠也様達のお母様のご実家だという話でしたわよね。・・・・誠也様達って実は良家の方だったのですね。すごい・・・」

 

広大な乃木坂家の敷地を見ながらあやめはしみじみと言った。

 

誠也「凄くなんてないです。凄いのは俺と悠菜姉さんのお母さんの実家で、俺たちは全然すごくないですよ。」

 

隆史「うん?「「俺たち」じゃなくて「俺と悠菜姉さん」のお母さんの実家?」・・・何か変な言い方だな誠也。」

 

誠也の言い回しが変だと感じた隆史はその部分を誠也に指摘した。

 

悠菜「あれ?言ってなかったけ?私と霞は義理の兄弟なのよ。」

 

あやめ「まあ、じゃあお二人は誠也さんと・・・」

 

悠菜「うん、実の兄弟じゃないんだ。私と霞の両親はそれぞれ事故と事件に巻き込まれて死んじゃってね。それで私達は今の鳴海家に引き取られて今に至るってわけ。」

 

あやめ「そうだったんですか。すいません・・・無粋な事を聞いて。」

 

そう言ってあやめはシュンとなって謝罪の言葉を口にした。

 

霞「あ、いいですよ、謝らなくて。全然気にしてないですから。ね、悠菜お姉ちゃん。」

 

悠菜「ええ、全然気にしてないから。」

 

隆史「俺も悪い。変なこと聞いちまって。」

 

悠菜「別に良いって。」

 

誠也「さて、立ち話もなんだし、そろそろ中に入ろうか。」

 

そう言って誠也はなれた手つきで、門の横にある、「乃木坂」と書かれた表札のすぐ側にあるインターホンを操作した。

 

ピンポ~ン♪

 

辺りにインターホンの音が響き、その数秒後にインターホンから若い女性の声が出る。

 

若い女性の声『はーい、どちら様でしょうか~?』

 

誠也「あ、その声、那波さんですか?俺です。誠也です。」

 

那波『まあ誠也様、よくお越しくださいました~。美夏様から話は聞いてます~。今そちらまで迎えに行きますので少しお待ちください。』

 

誠也「あ、はい。お願いします。」

 

そう言ってインターホンからの声が途切れて数分後。目の前の門が開き、中からメガネをかけたメイド服の女性が現れた。

 

メガネのメイド「いらっしゃいませ、誠也様、悠菜様、霞様。」

 

そう言ってメガネのメイドの女性、七城 那波(ななしろ ななみ)はニッコリと微笑みながらお辞儀をした。

 

誠也「あ、那波さん。お迎えご苦労様です。」

 

悠菜「こんばんは、那波さん。」

 

霞「こんばんはです、那波さん。」

 

はやて「こんばんはや、那波さん。」

 

圭介「こんばんは、お久しぶりです那波さん。」

 

那波「はい、おひさしぶりです圭介様、はやて様。それと、そちらの方が美夏様が言ってた田中隆史様と幽霊の朝霧あやめ様ですね?はじめまして、乃木坂家のメイドを勤めている、七城 那波(ななしろ ななみ)と申します。」

 

隆史「あ、ど、どうもです。(うわ~本物のメイドだよ。初めて見たよ)」

 

初めて見るメイドに対し、少し動揺しながらも挨拶をする隆史。

 

あやめ「まあご丁寧に。どうも、朝霧あやめです。」

 

そう言って、動揺する隆史とは反対に、落ち着いた雰囲気で挨拶をするあやめ。

 

那波「さあ、立ち話もなんですし、中へどうぞ皆さん。」

 

挨拶も一通りすんだ誠也達は、那波に促されて乃木坂邸の敷地へと入った。

乃木坂邸の敷地。敷地内は夜だと言うのに、いたる所にライトアップされてあるライトのせいで、その広大さがうかがい知ることができる。ここに初めて入った隆史とあやめは、乃木坂邸の敷地の広大さに驚きながらも那波に付いて歩いていた。

 

那波「周りを珍しそうに見るのはいいんですけ、お二人共、はぐれないでくださいね。はぐれると迷子になりますから。」

 

そう言って、周りを珍しそうにして見ている隆史とあやめに対して注意をする那波。

 

隆史「迷子・・・ですか?・・・どんだけ広いんだよ。・・・・それにしてもまさか二人が誠也と義理の兄弟だったなんてな。特に悠菜、お前と誠也は結構似てるからな~。特にその紅い髪なんて二人共そっくりだもん、実の兄弟じゃないって言わなければわからなかったぞ。」

 

そう言って隆史は那波が来る前に話していた話しの事を話しだした。

 

誠也「義理の兄弟って言っても、全く血が繋がってないってわけじゃないんだ。霞と悠菜姉さんは従姉妹だから。悠菜姉さんのお母さんは俺の母さんの双子の妹だし、霞のお母さんは俺の父さんの妹だったからな。」

 

隆史「あ、そうなんだ。じゃあお前の紅い髪はお母さん譲りなんだな。」

 

誠也「いや、違うよ。母さんはどちらかというと、京香姉さんに似た髪の色をしていたよ。俺の髪の色は、どうやら母さん達のお母さん、お祖母ちゃんや悠菜姉さんのお母さん似なんだって。」

 

隆史「へ~、じゃあ悠菜の紅い髪は母親譲りってワケなんだな。だとすると、二人の母親と姉妹である美夏ちゃんのお母さんも、ひょっとしたら誠也達みたいに紅い髪だったりするのか?」

 

誠也「あ、それはないと思う。俺達の母さんは乃木坂のお祖父ちゃんの前妻との娘で、美夏のお母さんである秋穂さんは後妻のとの間の娘だから、お祖母ちゃん譲りの紅い髪をしているのは俺と悠菜姉さんだけなんだ。」

 

隆史「あ、そうなんだ。なんかちょっと複雑そうだな~。しかも前妻と後妻の間に子供が居るって・・・・乃木坂の様な大きい家では、大抵こう言うのって大抵跡目争いだとかで揉めるのが相場だよな~。ひょっとしてお前たちの母親が良いとこのお嬢さんなのに、嫁いだ家の先が何の変哲のないごく普通の家だったのも、それが理由の一つなのか?」

 

隆史が誠也の話を聞いて思った事を口にした。

 

誠也「ま、まあね・・・・・。母さん達が乃木坂の家を出た理由の一つは、親族同士の跡目争いに嫌気がさしたっていうのも理由の一つだったって聞いたけど、その事は乃木坂邸(ココ)では話さないでください。」

 

そう言って誠也は少し暗い顔をし、その事に隆史は頭に?マークを浮かべた。

 

那波「・・・・その件に関して秋穂様・・・・春香様と美夏様のお母様は、今だにお心を痛めております。ですので・・・・隆史様、その事には触れないであげてください。」

 

今まで誠也達の先頭を黙って歩いていた那波が、誠也の後を継ぐかのように理由を話した。

 

誠也「・・・秋穂叔母さん、まだあの事件(・・・・)は自分のせいだって思ってるんだ。叔母さんのせいじゃないのに・・・」

 

悠菜・はやて「「誠也・・・・」」

霞「お兄ちゃん・・・・」

 

那波の言葉を聞いて、顔を曇らせる誠也とそれを見て、はやてと悠菜、霞は少し悲しそうな顔を浮かべた。

 

那波「・・・・・な、何か暗くなっちゃいましたね。さあ付きましたよ!では中にお入りください。」

 

そう言って、話しながら歩いているうちにたどり着いた乃木坂邸の玄関先で、先程までの暗い話を吹き飛ばそうと、明るい声で話しながら玄関の扉を開ける那波。

そして、そんな那波が開けた玄関の扉をくぐって、誠也達は乃木坂邸の中へと入って行った。・・・遠くで自分達を見ている二つの視線に気づくことなく。

 

魔化魍・バケネコ1「グルルル・・・・」

 

魔化魍・バケネコ2「・・・・・ミツケタ!」

 

つづく

 

初登場キャラ出典作品

 

七城 那波(ななしろ ななみ) (乃木坂春香の秘密)

 

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