最近なかなか執筆に時間が避けなく、これからは前より投稿速度が落ちると思います。
10月ぐらいまでは執筆の時間が取れないため、それまでは月一の投稿になってしまいます。
みなさん誠に申し訳有りません。
では第27話をどうぞ~
魔化魍・バケネコ1「グワアアアアアアアッ!」
魔化魍・バケネコ2「グルルルルルルルルッ!」
はやて「な、なんで魔化魍がこんな所に?!」
突如現れた2匹のバケネコの魔化魍に驚く誠也達。
誠也「(まずい、隆史先輩達がいるから変身できない!かと言って魔化魍を素手で相手にするのは・・・)」
誠也は突如現れた魔化魍を相手に対し、隆史達に正体がばれる事を恐れて変身できず、どうするか考え込んでしまった。そんな誠也対して姉である悠菜が声をかける。
悠菜「誠也!考え込むのは後!まずはこいつらを隆史達から引き離さないと!こいつらをどうにかするのはその後!」
魔化魍に対峙しながら叫ぶ悠菜の声を聞いてハッとなった誠也は魔化魍の登場で混乱して動けなくなっている隆史とあやめ達の前に立って魔化魍と対峙した。
誠也「圭介!姉さん!俺たちでアイツ等の足止めをするよ!はやて!霞!先輩達を避難させて!」
圭介「分かった!」
霞「うん!任せて!」
はやて「わかったで。さあ、先輩こっちや!」
誠也の指示で圭介も隆史達の前に壁になるようにして立ち、はやてと霞は今だに呆然と立ち尽くしている隆史とあやめの側へとかけよる。そんな誠也達の姿を観察していた魔化魍であったが、はやてと霞があやめと隆史を連れてこの場を去ろうとしたのを見ると、不意に行動を起こした。
魔化魍・バケネコ1「グワアアアアアアアッ!」
魔化魍・バケネコ2「グルルルルルルルルッ!」
魔化魍の一匹が突如高くジャンプをして、壁となって立ちふさがっていた誠也の頭上を飛び越えて隆史とあやめに襲いかかり、もう一匹が誠也達を足止めするために誠也達に襲いかかってきた
圭介「なっ!」
悠菜「くっ!」
誠也「なっ!くそっ!そこ退け!!先輩逃げて!!」
襲いかかってくる魔化魍の攻撃をかわしながら、誠也は隆史達に逃げるように言う。だが突如誠也達の頭上を飛び越えて、隆史達の目の前に現れた魔化魍の姿と声に身がすくんでいる上に、立て続けに起きている目の前の非現実についていけていけず、思考を停止さている隆史達はそのまま呆然と立ち尽くし動こうとしなかった。
隆史「うっ!」
あやめ「あ、あああ・・・」
身がすくんで動けない隆史とあやめ。そんな動けない二人は、魔化魍達にとっては格好の的でしかなく、魔化魍の一匹は腕を振り上げて、あやめの側に立っている隆史に振り下ろし、その体を吹き飛ばした。
ドカッ!
隆史「うぁ!」
魔化魍の攻撃を受けて近くの壁に打ち付けられる隆史。
あやめ「たかし様!」
吹き飛ばされた隆史を見て、あやめは正気を撮りもどし、すぐに吹き飛ばされた隆史の側へと駆け寄ろうとした。だが、何者かに腕を掴まれてその動きを止めた。
あやめ「えっ?あ・・・・・」
腕を掴んだ者を見て、あやめはその動きを止めた。腕を掴んだ者、それは先ほど隆史を吹き飛ばした魔化魍であった。
魔化魍・バケネコ1「グルルルルッ!!」
あやめ「うっ!」
魔化魍の姿を見て一瞬たじろぐあやめであったが、すぐに吹き飛ばされた隆史の姿を思い出し、その手を振り払って隆史の下に駆け寄ろうとした。
あやめ「は、放して!たかし様!たかし様!!」
掴まれた腕を振り払おうとしながら、今だに倒れたままの隆史の身を案じ、側に駆け寄ろうともがきながら隆史の名前を連呼した。
隆史「あ、あああああ・・・・」
だが名前を呼ばれた隆史は吹き飛ばされた衝撃と、魔化魍の姿と力に恐怖し、身をすくませ、震えて動けないでいた。
あやめ「たかし様!たかし様!!あっ!」
身をふるわせて恐怖に身を竦ませる隆史をなおも心配し、駆け寄ろうともがくあやめであったが、あやめの腕を持った魔化魍はあやめの気持ちなどお構いなしと言わんばかりにあやめの腕を引っぱり、その場からあやめを連れ去ろうとしした。
魔化魍・バケネコ1「グルルルルッ!!」
あやめ「放して!たかし様!たかし様!!」
魔化魍に腕を引っ張られ、あやめはそのまま魔化魍と共に夜の暗闇の中に消えようとしたが、その寸前、突如現れた3つの小さな影が魔化魍に襲いかかり、その足を止めた。
圭介「あ、あれは!」
誠也「霞に持たせえてあったディスクアニマル!」
魔化魍を襲った3つの小さな影、それは誠也がオーズである圭介のサポートをする霞の護身用にと持たせたディスクアニマルの茜鷹・瑠璃狼・緑大猿の三体だった。
霞「あやめさん!今のうちに先輩と一緒に逃げて!!」
ディスクアニマル起動用の音叉を握りしめながら、あやめに対して叫ぶ霞。
あやめ「あ、はい!」
ディスクアニマルの攻撃であやめを持つ手を放した魔化魍の側から離れたあやめは、今だに倒れふしている隆史の側へと駆け寄った。
あやめ「さあ、隆史様、参りましょう」
隆史「あ・・・・あやめさん、う、うん。」
側に駆け寄ってきたあやめに対して頷いた後、立ち上がりそのまま二人はその場を後にした。
魔化魍・バケネコ1「グワアアアアアアアッ!」
魔化魍・バケネコ2「グルルルルルルルルッ!」
その場を離れて逃げ出そうとするあやめと隆史の姿を見た二匹の魔化魍は二人を追おうとしたが、3つの人影がその行く手を遮った。
誠也「ちょっと待った!」
悠菜「ここから先は・・・・」
圭介「一歩も通さない!」
そう言っての前に魔化魍立ふさがる3人はそれぞれ、ライダーへの変身ツールを取り出した。
誠也は右手の指にハメられている「ドライバーオン」の指輪をベルトのバックルにかざして、ウィザードライバーを出現させ、悠菜は取り出したカードデッキを近くにあったカーブミラーにかざし、自分の腰に変身用のベルト・Vバックルを出現させ、圭介はオーズドライバーを腰に当てて装着した。
霞「圭くん!」
オーズドライバーを装着した圭介に、霞は学校から持ち運んでいたカバンからメダルホルダーを取り出すと、その中から赤のタカメダル、黄色のトラメダル、緑のバッタメダルを取り出して圭介に投げ、圭介はそれをキャッチした。
圭介「サンキュー霞、危ないから下がっててくれ!」
そう言って圭介は渡されたメダル3枚をオーズドライバーにはめ込んだ後、ベルトのバックルを斜めにした後、右腰部分についてある円形の物・オースキャナーを手に取った。
圭介「みんな、行くぞ!変身!!」
そう言って圭介はオースキャナーを使ってベルトに装着してあるメダルをスキャンさせた。
電子音声「タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ! タトバ、タ・ト・バ!!」
辺りに電子音声が鳴り響き、圭介は仮面ライダー・オーズへと変身した。
悠菜「誠也!私達も変身するわよ!変身!!」
悠菜は手に持っているカードデッキを腰のベルトにはめ込む。すると悠菜の体を白いスーツが装着されて、悠菜は仮面ライダー・ファムへと変身した。
誠也「続いて俺も・・・・変身!」
そう言って誠也も左手のフレイムのウィザードリングをウィザードライバーにかざした。
電子音声「フレイム!プリーズ!・・・・・ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!!」
左から来る魔法陣が誠也の体を通過して、誠也はウィザードへと変身した。
誠也「さあ!ショータイムだ!!」
戦闘前の決まり台詞を言った後、誠也はコネクトの指輪で取り出したウィザーソードガンをソードモードに変えた後、それを構えながら駆け出す。
同じ用に悠菜は「ソードベント」のカードを召喚機にセットして、ナギナタ型の武器・ウイングスラッシャーを呼び出し、それを手に持ち駆け出し、圭介はオーズ専用の大型剣・メダジャリバー手に取って構えながら魔化魍へと向かって駆け出した。
誠也「はやて!周りに被害が出ないように結界を頼む!霞はディスクアニマスを使って自分の身を守るんだ!
霞「うん!わかった!」
はやて「任しときいや!リーンが居なくても結界ぐらいは!」
誠也の声を聞いて、霞は自分の周りに先ほど起動させたディスクアニマルを呼び寄せ、はやては自分が魔法を使うために使っている杖であるシュベルトクロイツを待機状態から起動させた後、持ったシュベルトクロイツを使って結界を張った。
はやての張った結界のせいで、辺り一帯の景色が変化する。
魔化魍・バケネコ1・2「?!」
はやての張った結界のせいで変化した景色の驚く魔化魍達。そんな隙を付いて誠也達の攻撃が魔化魍達を切り裂いた。
誠也「ハッ!」
圭介「でや!」
悠菜「ハアッ!」
ザシュ!ザシュ!ザシュ!
三人の斬撃が魔化魍の体を切り裂く。だがその傷は切り裂いた瞬間、すぐに塞がってしまった。
圭介「なっ!?傷が・・・・」
悠菜「すぐに塞がった?!」
魔化魍の異常な回復力を見て驚いて動きを止める悠菜と圭介。そんな二人の空きを見逃さず、さっきのお返しと言わんばかりに二体の魔化魍は二人に襲いかかった。
魔化魍・バケネコ1「グワアアアアアアアッ!」
魔化魍・バケネコ2「グルルルルルルルルッ!」
圭介「うわっ!」
悠菜「グッ!」
鋭い爪を振り下ろされ、その斬撃をまともに食らう、体制を崩す二人。
誠也「圭介!姉さん!」
攻撃を食らった二人を心配し、声をかける誠也。
悠菜「だ、大丈夫よ」
圭介「心配ない、カスリ傷だ。」
そう言って二人は持っている得物を再び構える。
圭介「それにしても・・・・ナンなんだ、あの異常な回復力・・・」
悠菜「魔化魍はあの回復力のおかげで、響鬼の世界のライダーでしか倒せないって前にはやてから聞いていたけど・・・・ホント、厄介ね。」
目の前の魔化魍を忌々しそうに見る悠菜。
圭介「響鬼の世界のライダーでしか倒せない魔化魍・・・けど、オカリナの作ったこのライダーのシステムなら、響鬼の世界のライダー程倒しやすくは無いけど、一応魔化魍を倒すことは出来るんだろう?」
そ言って、圭介は以前オカリナに聞いた言葉を思い出して言った。
悠菜「確かにオカリナはそう言ったけど、でもその為には相手を一瞬でバラバラに出来る必殺技、私の「ファイナルベント」やあんたの「スキャニングチャージ」クラスの技を叩き込またくては倒せないのよ。けど・・・相手がそれを黙って食らってくれるとは思えない・・・・厄介ね。」
そう言って悠菜は黙り込んだ。本来、ライダーの必殺技は相手にある程度ダメージを与えて動きを鈍くし、必殺技を避けにくくしてから当てるのが定石である。だが、今回の敵、魔化魍は傷を瞬時に回復させてしまうためそれができず、たとえ必殺技を放ったとしてもかわさせる可能性が大きいのである。悠菜はその事を危惧し、厄介だと言ったのである。
誠也「大丈夫、俺がアイツ等の動きを封じるから、その隙に二人は必殺技を相手に叩き込んで!」
悠菜「・・・・できるの?」
誠也「俺の「バインド」の魔法なら可能だよ。」
圭介「なら、頼む。」
誠也「任せて。」
そう言った後、誠也は右手の指輪を付け替えながら二人の前に出て、二匹の魔化魍と対峙する。
魔化魍も次の「獲物はお前だ」と言わんばかりに、前に出てきた誠也に対して攻撃を仕掛けてきた。
誠也「次の獲物は俺だってか?けど・・・お前らの餌になるつもりは・・・無い!」
襲いかかってきた魔化魍に対し、慌てることもなく冷静に腰のハンドオーサーを操作し、さっき指輪を付け替えた左手をかざした。
電子音声『バインド!プリーズ!』
辺りに電子音声が響くと同時に、二匹の魔化魍の足元に魔法陣が現れ、その魔法陣から光でできた鎖が二匹の魔化魍を拘束する。
魔化魍・バケネコ1「グッ!」
魔化魍・バケネコ2「グルルッ!」
突如現れた鎖に拘束されて、それを振りほどこうともがく魔化魍達。
誠也「今だ!二人共!!」
悠菜「ええ!『ファイナルベント!』」
圭介「この隙に!『スキャニングチャージ!』」
誠也の声を聞き、必殺技を放とうとする二人。
二種類の電子音声が響く。
悠菜は「ファイナルベント」のカードで呼び出した白鳥型の契約モンスター「ブランウイング」との連携技である「ミスティースラッシュ」放とうと構えた。
大型化したブランウイングが翼で突風を起こし、魔化魍吹き飛ばす。
魔化魍・バケネコ1「グッ・・・アアアアアアアアッ!!
吹き飛ばされた魔化魍の横では「スキャニングチャージ」をする事により、両の足をバッタ脚に変化させたオーズ事圭介がバッタレッグで跳躍し、魔化魍へ向けて空中に赤・黄色・緑の3つのオーリングを発生させた。
圭介「でりゃああああああああああっ!!」
空中から落下し、空中に発生した赤・黄色・緑の3つのオーリングを潜り抜けて魔化魍へと両足蹴りを叩き込む圭介。それとほぼ同時に、ブランウイングに吹き飛ばされた魔化魍に向けて、手に持った武器・ウイングスラッシャーを振り下ろす仮面ライダーファムである悠菜。
悠菜「ハァアアアアアアアアアッ!ハッ!」
飛んできた魔化魍に対し、手に持っているウイングスラッシャー振るう悠菜。と魔化魍に対して蹴り叩きこむ圭介。
ドガッ!
ズバンッ!!
一刀両断!まさにそんな言葉が似合う様に真っ二つになる魔化魍と蹴りを叩き込まれ、赤・黄色・緑の3色の「OOO」の文字が浮かび上がらせられた魔化魍達は、次の瞬間・・・
ドカ~ン!!
二匹はその体の欠片も残さずに爆散して消え去った。
悠菜「ふ~~っ、ちょっと焦ったけど、なんとか片付いたわね。」
圭介「そうだな。」
魔化魍を退治し、一息ついた後、互いに声を掛け合う悠菜と圭介。
はやて「ご苦労さんや三人共」
霞「圭くん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、お疲れ様。」
自分達を取り囲む結界を解きながら誠也や悠菜達に近づきながら声をかけるはやてとそれに続く霞。
誠也「霞、はやて、怪我は無かったか?」
近寄ってくる霞とはやてに対して変身を解きながら言う誠也。
霞「うん、怪我は無いよ。」
はやて「私も無い。」
悠菜「二人は怪我は無いのね、良かった。なら後は・・・」
圭介「ああ、そうだな・・・」
そう言って、変身を解きながら悠菜と圭介は少し離れた所からこちらを見ている二人・・・隆史とあやめへと視線を向けた。
あやめ「い、今の姿は・・・・・」
隆史「な、何なんだよ・・・・さっきの怪物と言い、お前らのさっきまでの姿と言い・・・・一体なんなんだよ!!」
誠也達を見て大声で叫ぶ隆史。
誠也「さて・・・・なんて説明すれば良いやら。」
*
地下基地・ラボ。その一室でカナリヤはモニターに写っている、外に放してあるディスクアニマルやフードロイドなどから送られてきているデーターに目を通していた。
カナリヤ「・・・・今日の所は怪人やスイッチ、メモリーの使用者は発見無し、同時に新しいライダーの装着者の発見も無し・・・か、ハァ~」
モニターに写っているデーターに目を通して深い溜息を吐くカナリヤ。
カナリヤは普段、このラボのモニターに送られて来る、街を見回りしているディスクアニマルやカンドロイド、フードロイドから送られてくるデータを見ている。そのデータは時にはゾディアスイッチやガイヤメモリーの使用者やスイッチ・メモリーのディーラーや怪人の発見、そして新たなライダーの装着者の素質のある人物の探索をしていた。
カナリヤは今日も送られてきたデーターを見てそれらの探索をしていたのだが、いずれも空振りに終わってしまい、彼女は思わずタメ息を吐いた。
カナリヤ「・・・奴らが本格的に動き出す前に、一人でも多くのライダーの装着者候補を見つけなきゃならないのに・・・ここの所、新たな候補者を発見できてない。いくら乃木坂と警視庁と合同で対財産X用の部隊が作られると言っても、その中核であるライダーの数が揃わなければ、意味がない。どうしたら良いものかしら、はぁ~」
再び深い溜息を吐くカナリヤ。そんなカナリヤの目に、モニターに新たなデーターが送られて来たのが目に映に映った。
カナリヤ「うん?フードロイドから新たなデーターが送られてきた・・・・?!これは新たなライダー装着者候補のデーター!」
カナリヤは新たに送られてきたデーターを見て驚く。その送られてきたデーターは新たなライダーの装着者のデーターだった。
カナリヤ「この反応からすると、発見した装着者候補は響鬼の装着者の素質を持っているみたいね。それでその人物は・・・・・えっ?まさか、彼が響鬼の装着者の素質を?!」
カナリヤが見ているデータ、そこに載っている新たな響鬼のライダー候補者の顔の画像。
そこにはカナリヤが誠也に時々ついて行った時に見かけた、誠也の姉・悠菜のクラスメイトの田中隆史の顔が写っていた。
つづく