仮面ライダーを受け継ぐ者   作:剣 流星

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どうも、剣 流星です。
先週、使っていたPS3がとうとう壊れてしまいました。
電源が入らなくなってしまい、中のデータが取れなくて、どうしようもない状態です。業者に出しても交換の部品がもう製造されていないから無理だと・・・・
うううっ・・・・中にあった全データがオシャかに(;_;)
では第28話をどうぞ・・・・・


第28話 幽霊の少女と響鬼の少年⑩

???「ん?反応が消えた?倒されたというのか?!」

 

夜のとある公園内で、着物を着た男が自分が放った魔化魍の反応が消えたことを感じ取り驚いていた。

 

???「一体何者が・・・・もしや、最近財団の邪魔をしていると言う例の仮面ライダー共が?・・・・・・まあ良い、倒されたと言うのならもう一度放てば良いだけのこと」

 

そう言って男は自分の持っている杖に何かの毛と液体が入ったガラスの小瓶を差し込んだ後、地面へと突き刺した。

小瓶の中身が杖を通して地面へと流し込まれると、男の周りに地面から映えるように7体の化け猫の魔化魍が出現した。

 

化け猫・魔化魍達「「「「「「「グルルルルルッ!」」」」」」」

 

???「これだけ居れば大丈夫だろう。さあ、お前達、例の幽霊を私の下に連れてくるのだ。」

 

化け猫魔化魍達「「「「グルルルルルッ!」」」」

 

男に命令された魔化魍達は唸り声を上げた後、その場から飛び跳ね、そのまま街の夜の闇の中へ姿を消した。

 

男「この数なら、さすがのライダー達でも相手しきれんだろう。相手に「浄めの音」を使う「鬼」がいれば話は別だがな。さて、後はゆっくりと待つとするか。」

 

そう言って男も魔化魍と同じ用に夜の闇えとその身が溶けるようにして消えていった。

 

 

 

 

 

次の日の朝。

 

誠也「ズ~・・・・・う~ん・・・・」

 

霞「どう?」

 

小皿に分けた味噌汁を飲み味見をする誠也。そして、その誠也から返ってくる感想を待つ霞。

 

ここは朝の鳴海家の台所。誠也は今、霞が作った味噌汁の味見を霞に頼まれて味見をしている最中である。

昨夜、魔化魍に襲われ、ライダーに変身をしてこれを撃退した誠也達だったが、その場に一緒にいた田中隆史と幽霊の朝霧あやめに変身を解いた所を見られしまった。

隆史達に説明を求められた誠也達だったが、説明を一からすると時間がかかるため「今日はもう遅いので、詳しい話は明日の放課後に」と言って隆史達に待ってもらった。それに誠也が思いついた「あやめの存在を保つ方法」はライダーの力を使って行うので、いずれにしてもライダーの事はあやめに説明しなくてはならたかった。ならばと、まとめて説明した方がいいと言う事もあって、誠也は次の日にした。

 

誠也「・・・うん、出汁の取り方も、赤味噌、白味噌のブレンドの割合も絶妙で美味しいよ。合格だよ、霞。」

 

そう言って誠也は嬉しそうな顔をしながら霞の頭を優しく撫でた。

 

霞「えへへへ♪お料理でお兄ちゃんに初めて合格点をもらえちゃった♪」

 

誠也に料理を美味しいと言われ、頭を撫でられてご満悦になる霞と、(やっぱり霞はかわいいな~♪)とシスコン丸出しの考えを頭に思い浮かべながら霞の頭を撫でる誠也だったが、昨夜帰ってきた後カナリヤから告げられた事を思い出し、その顔を曇らせた。

 

誠也(・・・・昨夜カナリヤが知らせてくれた新たに発見したライダーの装着者候補、よりにもよって田中先輩だったなんてな、ハァ~)

 

誠也は昨夜の別れ際の隆史の事を思い浮かべて、心の中で溜息を吐いた。

誠也はカナリヤから聞かされた新たなライダーの候補者が隆史だと聞いてからずっと考え込んでいた。

昨夜の別れ際。隆史は襲われたショックのせいか狼狽しており、自分を落ち着けようと声をかけていたあやめに対しても妙によそよそしい態度を取り、避けているように見えた。

誠也は、これは魔化魍に襲われたショックに要るものだと思い、「こんな状態の隆史に自分が魔化魍と戦うライダーである響鬼の候補者であると告げられるものなのか?」とずっと考え込んでいた。

 

誠也(昨夜、別れ際の先輩は、魔化魍に襲われたショックで、魔化魍に対する恐怖でいっぱいだった。そんな先輩に魔化魍退治に特化したライダーである「響鬼」になってだなんて、とても言えないよ・・・ハァ~)

 

霞「?お兄ちゃん?どうしたのボーとして。大丈夫?」

 

自分の目の前で考え込んで動かない誠也に対して心配になり声をかける霞。

 

誠也「ん?あ、ゴメン。何でも無いよ。それよりも朝食をテーブルに早く並べちゃおう」

 

霞「あ、うん。そうだね。そろそろみんな起きてくる頃だしね。

 

そんなふうに話している二人のいる台所に、眠そうな顔をした誠也達の姉である二人、悠菜と京香が目をこすりながら入って来た。

 

悠菜「ふぁ~~~~っ・・・ねむい」

 

京香「ほら、ちゃんとしなさい悠菜。フラフラしない!ちゃんと目を覚ます!もう~、いくらさくやちゃんと親友だからって、なにも朝弱いところまで似なくてもいいのに。」

 

眠そうな悠菜に対して、鳴海家の長女である京香が注意する。そんな二人に対して誠也と霞は朝の挨拶をした。

 

誠也「あ、京香姉さん、悠菜姉さん、おはよう。」

 

霞「おはよう京香お姉ちゃん、悠菜お姉ちゃん。」

 

悠菜「ふぁ~~~っ・・・・おはよう二人共。」

 

京香「二人共おはよう。今日も朝早くに起きて朝食の準備してたのね。ここの所ほぼ毎朝、朝食の準備をしてもらって本当に頭が下がるわ。すごいわよ。」

 

霞「別に凄くなんてないよ。趣味でやってるみたいな物だし、それに、お料理の腕を上げていつかお兄ちゃんを超えたいんだもん。毎日お料理をやって腕を上げないとね。」

 

京香「霞はえらいわね~。それに比べて・・・・」

 

そう言って京香は今だに眠そうな顔をしながらテーブルの席に着こうとしている悠菜を呆れた様な顔をして見た。

 

悠菜「・・・ん?なに~~~~」

 

京香の視線を感じ取り、眠そうな声をあげる悠菜。

 

京香「ハァ~、もう良いわよ。それよりも朝食の準備できたんでしょう?だったらテーブルに並べるの手伝うわ。」

 

誠也「あ、じゃあこれをお願い。」

 

そう言って誠也は京香と霞と共にできたばかりの朝食をテーブルへと並べていった。

 

霞「あ、そう言えばお父さんは?起きてこないみたいだけど・・・」

 

朝食を並べている最中に、霞は父親である鳴海誠司の分の朝食が無いのに気づき、誠也達に聞いてみた。

 

誠也「あ、父さん、また探偵事務所の方で泊まり込みしたみたいだから、昨夜は家には帰ってないみたい。」

 

霞「えー、“また”なの~。もう!しょうがないな~。」

 

父親が家に帰ってこず、事務所で寝とまりをしたと聞いて、「プンプン!」という擬音が聞こえそうな感じで起こる霞。

 

京香「全くよ!いくら依頼が多く入ったからって事務所で寝泊りだなんて体に良くないわよ!こんなんじゃいつか体を壊しちゃうわよ!」

 

誠也「まあまあ、抑えて抑えて。それよりも早く並べ終わった朝食を食べようよ。あんまりのんびりしてると、朝食を食べる時間が無くなるよ。」

 

京香「え?あ!もうこんな時間!早く食べないと!」

 

そう言って自分の席に座る京香。その京香に続く用に誠也達も自分達の席に着くと『いただきます!』と声を揃えて言った後、朝食を食べ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「そっか、そんな事があったんだ。」

 

美夏「家を出た後そんな事があったんだ。」

 

霞「大変だったよ~、ねえ圭くん。」

 

圭介「ああ。」

 

時間は少し進み、ここは白城学園(はくじょうがくえん)の誠也達が所属じている2年の教室。朝のホームルーム前の時間帯。教室内には登校してきた生徒たちが、朝のホームルーム前のわずかな時間の間、教室内に散らばりながら思い思いの時間を過ごしていた。そんな中、誠也は同じクラスの霞や圭介、はやて、美夏と共に、昨夜別れた後の事をなのは、フェイトに話していた。

 

フェイト「あの後大変だったみたいだね。所で襲われた田中先輩とあやめさんは大丈夫なの?」

 

誠也「ああ、二人共無事だよ。それよりも放課後、先輩達にライダーの事を話すことにしたから。」

 

なのは「私達も付き合うよ。幸い、今日の放課後は時間空いてるしね。フェイトちゃんは?」

 

フェイト「私も付き合うよ。」

 

誠也「わかった。じゃあ放課後、一旦ライダー部の部室である「ラボ」に集合でした後、あやめさんが居る鳴海荘にみんなで移動でいいね?」

 

美夏「えっ!?みんなって・・・その中にはもしかして、私も含まれてる?」

 

自分を指差しながら嫌そうな顔で言う美夏

 

誠也「当然だろう。ライダーの事を話すんだから、その関係者である美夏も顔を出さなきゃまずいだろう?それにこの中で、あやめさんとちゃんと会ってないのは美夏だけなんだぞ。」

 

美夏「そりゃそうだけど・・・・でも、相手は幽霊なんだよ?会うの怖いもん・・・・・」

 

霞「そんなにあやめさんに会うの怖い「うん!」のって・・・即効で返事してる(^_^;)」

 

霞の問いに即効で返事をする美夏。

 

誠也「あのな~、お前よりも怖がりな春香姉だってちゃんと会ったんだぞ?大丈夫だって、あやめさんはお前が思っているような怖い存在じゃないんだから。」

 

圭介「大丈夫だって、会ってみれば案外何でもないもんだよ。」

 

なのは「そうだよ。ただ死んでるってだけで、それ以外は普通の人間と対して変わらないよ。」

 

美夏「う~~~ん・・・・わかった。そんなに言うんだったら、一度だけちゃんと会ってみる。」

 

誠也や霞達に言われ、渋々と承諾する美夏

 

誠也「よ~し!じゃあ放課後はここに居るメンバーと悠菜姉さんと竜輝で田中先輩の部屋に行くってことで。」

 

なのは達「「「「「分かった(よ)。」」」」」

 

誠也の声に声を揃えて答えるなのは達。その直後、学校内に朝のホームルームが始まるチャイムが鳴り響き、誠也達のクラスの担任教師である早乙女和子が教室に入って来たのを見て、誠也達は各々の席へと座り、朝のホームルームが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠也「さて、田中先輩は鳴海荘の部屋に戻ってるかな。」

 

放課後、誠也達はラボに一旦集合をして、隆史の住んでいる鳴海荘であやめを交えてライダーの事を話すことにしたのであった。同じクラスである誠也達は教室からそのままラボへと移動し、先にラボに来ていた悠菜と合流した後、誠也達はそのままラボから全員で鳴海荘へと移動し、今現在鳴海荘の前にいた。

 

霞「美夏ちゃん、大丈夫?」

 

美夏「(ガタガタガタガタッ)う、うん、だ、だ、だ、大丈夫だよよよ・・・・」

 

はやて「めっちゃ震えてるわな。大丈夫?」

 

なのは「そんなにあやめさんに会うのが怖いのかな?(^_^;)」

 

フェイト「あやめさん、全然怖くないのにね。」

 

幽霊であるあやめに会うためか、ガタガタと震える美夏を心配層に見守る霞やなのは達。

 

悠菜「そんなに震えないの。あやめさん、結構いい人だし、あんただったらすぐにでも仲良くなれるわよ。さて、アイツは戻っているかしら。(ピンポ~ン♪)」

 

隆史の部屋のインターホンを鳴らす悠菜。しばらくして部屋の中から「は~い♪」とあやめの声が聞こえて来て、目の前の玄関の扉が開いた。

 

あやめ「あ、悠菜さん、それに誠也さんに圭介さん、霞さん、はやてさん、まあ!なのはさんにフェイトさん、竜輝さんまで、よくお越しくださいました。あら?そちらの方は?」

 

あやめは誠也達と一緒にいる初めて見る顔、美夏の顔を見て誰なのかを聞いてきた。

 

誠也「ああ、会うの初めてでしたね。俺の従姉妹の乃木坂美夏だよ。昨日会った春香姉の妹の」

 

あやめ「まあ、春香さんの妹さんだったんですね。初めまして、朝霧あやめと申します。」

 

美夏を見て丁寧にお辞儀をして自己紹介をするあやめ。

 

美夏「え?あ・・・・・の、乃木坂美夏です。どうぞよろしくです。」

 

あやめの礼儀正しい丁寧な挨拶を見て、まるで毒気が抜けたかのような顔をした後、慌てて挨拶をする美夏。

 

悠菜「ね、言ったでしょ?全然怖くなんてないって。所であやめさん、隆史のやつ居る?」

 

あやめ「はい、もちろん居ます。さあ、お上がりください。」

 

悠菜「お邪魔するわね。隆史、入るわよ。」

 

誠也達「「「「「「「お邪魔しま~す♪」」」」」」

 

あやめに促され、部屋へと入る悠菜、とそれに続く誠也達。

 

あやめ「たかし様、悠菜様たちがおいでになりました。」

 

部屋の中。床に座りなが何もない空間をボーと見ている隆史にあやめが声をかけた。

 

隆史「え?あ・・・・うん。」

 

あやめの言葉に対してあやめと視線を合わせないようにしながら、力の無い声で返事をする隆史。

 

はやて「あれ?田中先輩、元気無いみたいやけど、どないしたん?」

 

隆史の態度がどことなく変に感じたはやてがどうしたのかを聞いた。

 

隆史「あ・・・・な、何でも無いよ。そ、そうだ、お茶入れないと・・・みんなは、そのへんに適当に座っててよ。」

 

そう言って隆史はお茶を入れようと台所へと行こう立ち上がる。

 

あやめ「あ、お茶ならわたくしがいれます。」

 

そう言ってあやめはお茶を入れるために立ち上がる隆史を止める。

 

隆史「あ、良いよ。あやめさんにそんな事させられないよ。」

 

あやめ「でも・・・・わたくし、たかし様のお役に・・・・」

 

隆史「いいからそこに居て!誠也達の相手でもしてあげてよ!」

 

あやめ「!?」

 

隆史に突然大きな声で怒鳴られて驚いたあやめは、次の瞬間悲しそうな顔をして押し黙ってしまった。

そんなあやめを見て隆史はハッとなった後、バツが悪そうな顔をしてあやめから目を背けた。

 

隆史「俺は・・・あやめさんにそんな風に思われるような価値なんて、無いよ・・・」

 

そう言って隆史は少し辛そうな顔をしながら、そのまま台所へと向かった。

 

あやめ「たかし様・・・・」

 

台所へ行く隆史を、寂しそうな顔で見送るあやめ。

 

悠菜「朝会った時から何か変だったけど、今だにソレが続いてるみたいね。」

 

台所へと行った隆史を見て、朝会った時の隆史を思い出しながら悠菜は「どうしたのか?」と思う悠菜。

 

誠也「・・・あの目、もしかして・・・・・」

 

つづく

 

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