あ、暑い・・・・まだ4月なのにこの暑さ、梅雨を通り越して一気に夏到来といった感んじですね。
では、第37話をどうぞ
第37話 再開と刺客と新たな電王の誕生 プロローグ
???「いや~まいった、まいった。手加減しているとは言え、まさか負けちゃうとはね~♪」
軽い感じの声が辺りに響く。
ここはエミルクロニクルの世界にある、最も困難なダンジョンと言われているクジラ岩のダンジョンの最深部。先ほどの声は、その最深部に居ると言われているこの世界の守護竜であるエミルドラゴンの声である。
誠也「・・・僕らの勝ちです。約束通り、「こあ」を元居た世界に返してくれますね?」
悪魔召喚アプリが入っている携帯を片手に握り締めながら、誠也は自分よりも数倍もあるエミルドラゴンに話しかけた。誠也の周りには、誠也と共にこのダンジョンに挑み、共にエミルドラゴンに挑んだ、この世界に事故で流れ着いた小悪魔の女の子「こあ」と仮面ライダー・ディケイドの
異世界を巡る
「こあ」を元の世界に戻せる力を持った存在。それは太古の昔からこの世界、エミルクロニクルの世界の一つである人間・・・エミル族の住む世界を守護してきた竜、エミルドラゴンである。
誠也はエミルドラゴンの存在を知り、エミルドラゴンに会うべく、エミルドラゴンがいると言われるダンジョン「クジラ岩」へ、司や夏海、アルマ達やロア達と共に挑み、その最深部を目指した。迷宮と化しているクジラ岩の中を、立ちはだかる強力なモンスターやトラップの数々を仲間達と共にくぐり抜けた誠也達は、ついに最深部に居るエミルドラゴンの元にたどり着いた。
エミルドラゴン「いや~、良くここまでたどり着いたね、歓迎するよ♪」
軽い口調で、自分の元にたどり着いた誠也達を出迎えるエミルドラゴン。その軽い口調に最初戸惑いながらも、自分達がこの場所に赴いた目的、こあを元の世界に戻してあげる為にココに来たことを話し、こあを元の世界に戻してあげて欲しいと言った。エミルドラゴンは「それぐらいお安い御用だ♪」と軽い口調で言った。だが、無論タダでとはいかなかった。エミルドラゴンは誠也達に、自分の退屈しのぎに付きあってくれたなら頼みを聞いてあげる」と言った。エミルドラゴンの退屈しのぎ・・・それは、エミルドラゴンと戦う事であり、願いを叶えてもらう為には、勝たなくてはならないのであった。
誠也達は当初、この話を聞いた時、「そんなの無理!」と言った。この世界・エミルクロニクルの世界に住んでいる3つの種族、エミル、タイタニア、ドミニオンには、それぞれの種族の名前を持っている守護竜が居り、その中でもエミルドラゴンの力は最も強く、この世界最強と言ってもいい物であった。当然そんな者と戦ってもかなわないと言った。だがエミルドラゴンは「大丈夫♪ちゃんと手加減してあげるから♪」と、これまた軽い口調で言って、こちらの言葉など聞く耳持たないと言った感じで、いきなりバトルを始めたのである。
突如切って開かれるエミルドラゴンとの戦い。手加減しているとは言え、エミルドラゴンの攻撃は一つ一つがとても強力で、ディケイドである司もその力に圧倒された。だが、誠也の悪魔召喚アプリで呼んだ悪魔による適切な援護と、夏海とアルマ達とロア達にとの協力しての攻撃により、なんとかエミルドラゴンに勝つ事が出来たのであった。
エミルドラゴン「さて・・・約束通り、その子を元居た世界に戻してあげるよ。でも、良いのかい?この子が元の世界に戻ったら、君とこの子を結んでいる繋がりは完全に切れる事になるよ?」
誠也「!・・・しかたないです。こあと別れるのは辛いし、繋がりが切れるのも嫌だけど、でも!元の世界に「こあ」を待っている人が居るのなら・・・僕はこあを元の世界に戻してあげたい!」
こあ「マスター・・・」
強い意志がこもった目でエミルドラゴンに言い放つ誠也を見るこあ。
「こあ」を元の世界に戻す方法を探し始めた当初、誠也は「「こあ」を本当に元の世界に戻して良いのか?」と思う事があった。こあは、強大な力を発揮する悪魔の家の子であるにもかかわらず、幼い頃からその才能が開花せず、「出来損ない」「能無し」と言われつづけ、そんな出来損ないに名付ける名前など無いと言われ、誠也に「こあ」と言う名前を付けてもらうまでずっと名無しのまま育てられた。そんな家に「こあ」を返しても、「こあ」は「幸せにはならないのでは?」と誠也は思ったのである。
誠也は家族や親戚と上手くいって居ないこあの境遇が自分と似ていて、そんな場所に戻しても不幸になると思った。
誠也の家である鳴海の家は、誠也が生まれてからは不幸がつづき、家族はバラバラの状態であった。誠也が生まれてすぐ、誠也の母親は、通り魔に襲われた際、一緒に居た誠也を庇って死んでしまった。誠也達を襲った通り魔。実はその通り魔はただの通り魔ではなく、誠也の父親で、当時刑事をしていた父親の誠司が追っていた犯罪組織の手の者で、組織を追って居た誠司を煙たがり、警告として誠也達を襲ったのである。
誠也の母親が死んで、鳴海の家は家族みんながバラバラになってしまった。父親である誠司は妻の敵を取るために、残った誠也と誠也の姉である「京香」を放ったらかしにして、組織を負う事ばかりして家に帰らなくなってしまった。そのせいもあって誠也の姉である「京香」は、いつしか誠也を憎むようになってしまった。
京香「あんたのせいでお母さんは死んで、お父さんは家に帰ってこなくなった!みんなあんたのせいよ!あんたなんか生まれてこなければ良かったのに!」
「生まれてこなければ良かったのに!」その言葉を聞いて誠也は呆然となった。父親は自分を見ず、姉は自分を憎む。さらに親戚である乃木坂の家に居候する事になった誠也を、母親の継母が、誠也の事を「いずれ乃木坂の家を乗っ取り、自分と娘と孫達を乃木坂の家を追い出すのでは?」と思い込んでしまった事がさらなる不幸へとつながってしまった。
当時、乃木坂の家は前当主である
「女に乃木坂の家を継がせるのはふさわしくない。ましてや他の家の者を婿に迎えて当主にするなど以ての外!やはり家を継ぐのは乃木坂の血を引いた男にさせるべきだ!」
こんな話が持ち上がったせいで、後妻である美月は誠也を自分達の地位を脅かす存在と認識し、事あるごとに誠也を虐待したり、ひどい時はその命を奪おうともしたのである。其のせいもあって、誠也は最初引き取られた乃木坂の家では虐待を受けながら育ち、乃木坂の家を出た後も何度か命を狙われたのである。そんな環境でそだった為、誠也は六歳になる頃には感情と言う物が殆どない状態であった。
だがそんな誠也を救った人達がいた。誠也が六歳の頃に引き取られた誠也の母親の双子の妹が嫁いだ藤堂の家の人達と、当時藤堂の家の近所に住んでいた、誠也の従姉妹である悠菜の幼馴染である「早苗」と「千早」、そして千早の弟の「優」と二人の母親である。優しい人々に囲まれたおかげか、誠也は徐々に感情を取り戻して行き、そこにさらに自分に親身になってくれた「はやて」の両親も加わり、今では普通の人並の感情が戻ったのである。
「自分には優しくしてくれた人達が居たが、「こあ」にはそんな人達は居ないんじゃ戻っても不幸になるだけじゃ・・・・」
そんな風に考えた誠也は、「こあ」に「自分達と一緒に行かないか?」と言った。話をした当初、「こあ」は悩んだ。だが、誠也が自分と似たような境遇であるにもかかわらず、家族ともう一度向き合おうとしていると知って、「戻る」と言ったのである。
誠也はこの旅をして行くうちに、様々な事を学び、そしていつしか「もう一度、父と姉と向き合い、可能なら仲直りしたい」と考えるようになり、旅が終わったら、二人に向き合うと決意していた。「こあ」はそんな誠也の決意を知り、兄弟や親戚に罵られながれ、煙だがられてる自分をいつも気にかけてくれた父親と、唯一自分に優しくしてくれた、自分すぐ上の姉の行為に甘えて、他の兄妹と向き合うことをしていなかった自分を恥じた。そして、自分も誠也と同じ様に、もう一度家族と向き合おうと決意したのである。
「こあ」はこの事を誠也に話し、誠也は「こあ」の決意を尊重し、本格的に「こあ」が元の世界に戻るための方法を探すのに全力を注いだのである。
エミルドラゴン「じゃあ、その子の元居た世界へのゲートを開くね。ふん!」
誠也達の前で力を集中させるエミルドラゴン。やがて、誠也達の前に光でできた光の渦が現れた。
エミルドラゴン「さあ、その渦の中を通っていけば、キミの元居た世界に戻ることができるよ。」
こあ「あ、ありがとうございます。」
エミルドラゴンに対してお礼を言ってお辞儀をする「こあ」。
こあ「皆さん、ここに来るまでの間・・・本当にお世話になりました!ありがとうございます!」
ここに来るまでの間、世話になったアルマ達やロア達に向かって頭を下げてお礼の言葉を言うこあ。
アルマ達やロア達も「こあ」に対して「元気でね。」「こちらこそ世話になった。」「またいつか会おう。」と涙混じりの声などで応え、「こあ」との別れを惜しんだ。
こあ「マスター、私・・・初めての
涙混じりの声で誠也に対して別れの挨拶をする「こあ」。
誠也「俺も・・・「こあ」の、
誠也も、溢れ出てきそうな涙を堪えながら、「こあ」に別れの挨拶をする。
名残惜しそうに光の渦へと一歩、一歩と踏み出すこあ。
こあ「あ、そうだ。このペンダント。返さなきゃ。」
こあは自分の首から下げているペンダントを見て、誠也に返すために外そうとする。
このペンダントは誠也がこあと仮契約をした時に契約の媒体とする為にこあに与えた物だった。
誠也「返さなくていいよ。ソレはもう「こあ」の物だから。」
こあ「でも・・・」
誠也「持ってて欲しいんだ、こあに。」
こあ「あ、ありがとう・・・ございます。」
ペンダントを大事どうに抱きしめるこあ。
こあ「じゃあ・・・行きますね。」
誠也「・・・うん。」
光の渦の中へと入って行くこあ。その姿は光に溶けるように徐々に姿が薄れていく。
こあ「マスター!また・・・もう一度出会えたら・・・・私の
光にの渦に姿が溶けながら誠也に対して大きな声で語りかけるこあ。
誠也「!・・・ああ!またなってあげるよ!何度でも、「こあ」の
誠也の声が聞こえたのか、その姿が消える瞬間、こあは笑顔で・・・この世界を後にした。
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幻想郷・・・そこは日本の山奥に存在するとされる、結界で隔離された土地。
そこでは外の世界では「空想の生き物」とされている妖怪・妖精・神霊やそこで混じりながら暮らす人間など「幻想の生き物」が棲んでいた。
その幻想郷の中にある紅い目立つ色をした洋風の館・紅魔館。その地下にある大図書館の中で、図書館の主である魔女・パチュリー・ノーレッジはある実験に勤しんでいた。
パチュリー「・・・よし。ふ~、あと少しと言う所ね。」
床に座り、床に複雑な文字と線の巨大な魔法陣を書いていたパチュリーは、その作業を一旦中断して顔を上げて一息ついた。
パチュリーはここ数日の間、紅魔館の主であるレミリア・スカーレットからの依頼により新たな転移魔法の研究をしていた。
「退屈だから、外の世界へ行きたい。幻想郷の結界に影響を出さずに自由に行き来できる転移魔法を作って。」と、いつもの気まぐれから出たレミリアの言葉により転移魔法の研究を始めたパチュリーであったが、その研究は難しい物であった。だが、助手の小悪魔や、図書館に良く来る霧雨魔理沙、アリス・マーガトロイド等の協力もあって、その転移魔法は完成目前までに来ていた。
パチュリー「こっちは大体書き終わったわね。残りはあっちの方と小悪魔に任せた部分だけだけど・・・小悪魔!そっちはどう?終わった?」
パチュリーは自分と同じ用に床に魔法陣を書いていた小悪魔の方に視線を向けて、作業の進み具合を聞いてみた。だが、小悪魔はパチュリーの言葉に反応せず、床に座ったまま、自分の首からかけてあるエメラルド色の宝石がはめ込まれたペンダントを握って眠っていた。
小悪魔「・・・う~ん・・・・マスタ~・・・・」
パチュリー「ん?・・・小悪魔?小悪魔!!」
小悪魔「ひゃっ!あ・・・ぱ、パチュリー様?!」
声をかけても返事をしない小悪魔に対して大声を出すパチュリーと、その声に驚いて飛び上がる小悪魔。
パチュリー「まったく、「ぱ、パチュリー様?!」じゃ無いわよ!ペンダント握り締めながら寝てるんじゃないわよ!ここの所、徹夜続きで大変だったのは分かるけど、あと少しなんだからしっかりして!」
小悪魔「す、すいません!ちょっと疲れちゃって・・・(なんだか懐かしい夢見たな~私の初めてのご主人様の夢・・・・)」
パチュリーに対して申し訳なさそうな顔をして頭を下げて謝った後、どこか懐かしそうな顔をする小悪魔。
パチュリー「まったく、本当に大切そうにペンダントを握って寝てたわね。確か、貴方の一番最初の主からの贈り物のペンダントだったわねソレ。」
小悪魔「あ、はい。小さい頃異世界に迷い込んだ時、魔力切れで倒れた私と仮契約をして助けてくれた方が私にくれた物で・・・・私の宝物なんです♪この魔法陣で外の世界に自由に行き来でいるようになったら、前の主であるあの方に会えるのかな~て思って、それでペンダントをつい見入っちゃってたら、いつの間にか寝ちゃってて・・・・」
パチュリーの問いに対して嬉しそうな、懐かしそうな顔をして答える小悪魔。
パチュリー「はぁ~、あなた・・・本当に前の主の事を話す時、本当に嬉しそうな顔で話すわね。まるで恋人の事を話すみたいに。」
小悪魔「えっ!こ、恋人?!わ、私とあの方とはそ、そんなんじゃありませんよ!も~/////」
パチュリーに「恋人」と言われて、顔を赤くする小悪魔。
パチュリー「はぁ~本当に恋する女の子の顔してるわよ小悪魔。ま、そんなことよりも、作業の進み具合はどうなってるの?」
小悪魔「あ、はい。ここの部分が終われば私の方は終わりです。」
パチュリー「そう。なら、後はあっちの方を書き上げれば終わりってわけね。」
小悪魔「はい。」
パチュリー「あなたは引き続き、ここをお願い。私はあっちの方をやっているから、ここが終わったら私の方を手伝って。」
小悪魔「分かりました。」
パチュリー「さあ、とっとと終わらせるわよ!」
小悪魔「はい!」
パチュリーに対して元気な声で返事をした小悪魔はそのまま作業に戻ろうと、床に目を向けて、魔法陣を書こうとした。その時
ズキッ!
小悪魔「っ!」
突如、左胸から痛みが発して、小悪魔はその動きを止めてしまった。
パチュリー「ん?どうしたの?小悪魔?」
作業に戻ろうとした途端、その動きを止めてしまった小悪魔を見て、パチュリーは声をかけた。
小悪魔「・・・いいえ、なんでもありません(今一瞬、左胸の痣から痛みが・・・)」
パチュリー「?そう・・・」
小悪魔からの「何でもない」と言う返事を聞いて作業に戻るパチュリー。
そんなパチュリーを見た後、小悪魔は自分の左胸に手を当てて、先ほどの痛みについて考えた
小悪魔(生まれた時から私の左胸にある紋章みたいな痣・・・今までこんな風に痛む事なんて無かったはず・・・あの痛みは一体?)
先ほどの痛みに対してあれこれと考え込む小悪魔だったが、考え込んでいてもしかたがない結論づけ、作業に戻った。
それから大体1時間半位、二人は作業に没頭し、ついに転移魔法に必要な魔法陣を書き終わらせた。
パチュリー「ふ~・・・やっと終わったわ。後は作動テストをして、問題がなければ完成ね。」
出来上がった魔法陣を見て少し疲れた顔をした後、満足そうな笑みを浮かべるパチュリー。
小悪魔「そうですね。それで、作動テストはいつ?すぐにしますか?」
パチュリーの側に佇んでいた小悪魔は、魔法陣を使っての転移魔法の作動テストをいつするかをパチュリーに訪ねた。
パチュリー「この後すぐにするわよ。レミリアからも完成をせっつかせられてたし、私自身も早くコレが作動する所を見てみたいしね。」
小悪魔「わかりました。では早速転移魔法の準備を。」
そう言って小悪魔は転移魔法の準備に取り掛った。そして15分後、魔法陣の前には転移魔法を行う為の準備が整ったパチュリーと小悪魔が立っていた。
魔法陣の中心には転移の実験に使う為の人形が置いてある。パチュリーはそれを確認すると、転移魔法を発動せるための呪文を唱え始めた。
小悪魔はソレをパチュリーの斜め後ろから佇んで見守っていた。
パチュリー「―――――!―――――!」
パチュリーが唱えた呪文により、魔法陣が光を発し始め、薄暗い大図書館内をほのかに照らし始める。小悪魔はそれをかたずを飲んで見守る。
小悪魔(今の所順調。このままなら上手く・・・?!(ズキッ!))
――――・・・極を宿・・・し・・・者――――
パチュリーの呪文を唱える所を見守っていた小悪魔。その小悪魔の左胸の痣がまた痛み始めると同時に脳に直接響くような声が届く。小悪魔は驚き、声の主を探すために周りを見回した。だがいくら見回しても声の主を見つけることはできず、小悪魔はさらに困惑した。だが、そんな小悪魔の様子に、呪文を唱えるのに集中していたパチュリーはそれに気づくこともなく、さらに呪文を唱え続ける。すると、魔法陣の光はさらに強くなり眩しくなっていく。そして、その光が強くなるにつれ、小悪魔に聞こえてくる声も、先ほどのものよりも強く、はっきりと聞こえてきた。
――――――――女神の・・・証を・・宿す者―――――
小悪魔(なに?何なの?この声!?)
謎の声に困惑する小悪魔。そんな小悪魔を他所に魔法陣の光と謎の声はシンクロするようにさらに強くなる。
――――――――――私の、唯一の同胞を正すために・・・・あなたに・・・力を!新たなマシアフとして!――――――――――
小悪魔「え?私に力?」
聞こえてきた声に対して声を上げる小悪魔。
パチュリー「集中しなさい小悪魔!・・・・もうすぐ完成よ!」
パチュリーの一言にハッとなり、魔法陣の方へと視線を移す小悪魔。転移魔法が完成したのか、中心位ある人形が光に包まれ、今まさに転移しようとしていた。だがその瞬間、転移の光が膨らみ、膨張し始めたのである。
パチュリー「なっ!なにコレ!!どう言う事?!まさか、転移魔法が暴走!?小悪魔!逃げなさい!!」
魔法陣中心から膨張してくる光に対して驚いた後、これは暴走だと瞬時に悟ったパチュリーは、側に居た小悪魔に逃げるように叫ぶ。
小悪魔「えっ?逃げるって・・・きゃあああああああああああ!」
パチュリーの声を聞いて、その声の通りに逃げる事ができなかった小悪魔は魔法陣の光に飲み込まれる。
パチュリー「小悪魔?!きゃああああああああああああ!」
小悪魔が光に飲み込まれた瞬間を見た後、自らも光に飲まれるパチュリー、そしてその後・・・
ドカーーーーーーーーーーーーーーーン!!
魔法陣の光は大爆発を起こした。そしてその爆発から数十秒後、大図書館の扉を勢いよく開けて、一人の人物が中に飛び込んできた。紅魔館の主である吸血鬼・レミリア・スカーレットである。
レミリア「何事!パチュリー!今の爆発は・・・・・?!」
レミリアは大図書館に入って真っ先に目にした風景に驚いた。大図書館内はいつも彼女が見ている沢山の本と本棚が整然と並んでいる風景ではなくなっていた。大きな力で吹き飛ばされて無残な姿となった大図書館の風景と、先ほどの爆発で出来た大量の粉塵が舞う空間が目に入ってきたのである。
レミリア「な、何が起きたの?パチェ!パチェ!!」
レミリアは粉塵で視界が良くない大図書館内をパチュリーの名前を叫びながら、その姿を探し始めた。
パチュリー「う・・・・・・レミィ・・・・」
レミリア「パチェ!」
聞こえてきたパチュリーの声を聞いて、そちらの方へと視線を向けて目を凝らしたレミリアは、床に倒れているパチュリーの姿を発見し、そこに駆け寄った。
レミリア「一体何があったの?アーデルとお茶をしていたら、突然大図書館から爆発音が聞こえて、駆けつけてみたらこの有様・・・一体があったの?」
パチュリーを抱き起こしながら、何があったのかを聞くレミリア。パチュリーはレミリアの問いに対して、爆発のせいで負った傷のせいか、弱々しい声で答えた。
パチュリー「・・・例の・・・転移魔法が暴走して・・・・・それよりも、小悪魔は?あの子も一緒に・・・・・・・!?私との魔力の繋がりが切れてる?!」
パチュリーは自分と、使い魔である小悪魔をつないでいる魔力のラインが切れているのに気づき慌てた。
パチュリー「小悪魔・・・返事なさい!小悪魔!小悪魔!!」
つづく
おまけコーナー
織姫「ふ~~、忙しい忙しい」
みたま「?何そんなに忙しそうにしてるの?」
織姫「あ、たまちゃん。もうすぐウチの神社でお祭りだ有るから、その準備で忙しの。」
みたま「あ、そう言えばもうすぐアンタの所、もうすぐ「春季例大祭」だったわね。」
織姫「そうなの。だからその準備で忙しくて。あ、ちなみに「春季例大祭」は5月5日ですから、興味がある方は是非当日、足利の織姫神社にお越し下さい♪」
シロ「・・・織姫様。宣伝も良いですけど、おまけコーナー、進めてくださいっす。」
織姫「あ!ごめんなさい!私ったらつい・・・・と、兎に角、おまけコーナー進めなきゃね、たまちゃん。」
みたま「そうね。じゃあ早速今回の補足をしちゃいましょうか。」
織姫「今回の補足は、東方projectについて補足をしていきます。そして・・・・その補足をなんと!ゲストさんを呼んでしてもらおうと思います!」
みたま・シロ「「おお!」」
織姫「では早速ゲストさん登場です。「永遠に紅い幼き月」「溢れるかりちゅま」紅魔館の主・レミリア・スカーレットさんで~す!」
レミリア「感謝しなさい!この私が直々に補足をしてあげることを!っとその前に・・・・そこのアナタ!」
織姫「え?私?」
レミリア「そう、あなたよ!さっき私を紹介しようとした時、「カリスマ」の所を噛んで読んだでしょ?気をつけなさい!」
織姫「え、え~と・・・ご、ごめんなさい。(噛んでたわけじゃないんだけどな~(^_^;))」
レミリア「まあいいわ。それで補足をするのよね、私達が出ている作品「東方Project」についての。」
織姫「ええ。お願いします。」
レミリア「しょうがないわね。「東方Project」はZUN(通称「神主」)という人が運営する個人サークル「上海アリス幻樂団」制作の弾幕シューティングゲームを中心とする作品の総称よ。呼び方として略式で単に東方と呼ばれることも多いわ。」
みたま「たしかニコニコ動画三大ジャンル、御三家(東方、VOCALOID、アイドルマスター)の一つとして言われているわよね。」
レミリア「そう。日本をモチーフにした架空の世界「幻想郷」を舞台とする独特の世界観や、一風変わった性格・設定のキャラクター、裏設定の重厚さなどから、ストーリー部分やキャラクターへの人気がとても高く、二次創作(小説や漫画など)も多い。その為、ニコニコ動画では安定した人気の高さを誇っているから御三家の一角として数えられているの。」
シロ「すごいっすよね~。オイラ達の「ひめタマ」も一応ニコニコ動画に数点動画が上がっているっすけど、さすがに東方にはかなわないっす。羨ましいいっす。」
レミリア「続けるわよ。作品の第一作は1996年の発売で、それから5作品が連続して発売されたんだけど、第5作品目を堺にZUN氏が活動を休止していたのだけど、2002年に個人サークル「上海アリス幻樂団」として活動を再開。動作プラットフォームがMicrosoft Windowsに変更になったことから、それまでの作品と区別して「Windows版」と呼ばれ、旧作と言われる第五弾までの作品と設定のほとんどを一新したの。ちなみにこの作品に登場している東方はこっちの新しい方の東方ね。」
織姫「そういえば確か、一新した東方の記念すべき第一弾の作品は、レミリアさんが初登場した「東方紅魔郷」でしたわよね。」
レミリヤ「そうよ!私が起こした異変「紅霧異変」を描いた作品で、この異変の黒幕である私が、ステージ6の最終ボスとして威風堂々!威厳たっぷりに登場するわ!(ドヤ顔)」
織姫「えっ!レミリアさんが最終ボスで黒幕?EXステージのフランさんじゃないんですか?」
レミリア「はっ?何言ってるの!あの作品の黒幕はわ・た・し・よ!威厳たっぷりに登場してるじゃない!」
織姫「ご、ごめんなさい!一番狙うのが難しいEXステージのフランさんの方がそれっぽく見えて・・・それに、キャラ人気投票でもフランさんの方が人気高かったからてっきり・・・」
レミリア「うっ!(グサッ!)」
みたま「ちょっと織姫!それ言っちゃダメ!いくら妹のフランよりも人気が無いだとか。」
レミリア「うっ!(グサッ!)」
みたま「すぐ「カリスマブレイク」して「かりちゅま」になるだとか。」
レミリア「ううっ!(グサグサッ!)」
みたま「最近「フランの方がカリスマあるね。」だとか。」
レミリア「うううっ!(グサグサグサッ!!!)」
みたま「フランの方が紅魔館の主っぽい」と言われているからって、そんなひどい事言っちゃダメよ!」
レミリア「ぐはっ!(バタン!)」
織姫「たまちゃん・・・たまちゃんの方がよっぽどひどいこと言ってるよ?レミリアさん、泣きそうになってるよ。」
みたま「え?」
シロ「さすが縁切りの神ですねおやびん!めった斬りっすよ!!」
レミリア「う、うううっ・・・・うわあああああああああああああああああん!咲夜―!みんながいじめるうううううううううううううううううう!」
みたま「あっ!」
織姫「泣きながら走って行っちゃった・・・・・たまちゃん、ちょっとヒドイよ。」
みたま「うっ!」
織姫「後で謝りに行こうね。」
みたま「うっ!・・・分かったわよ。」
織姫「じゃあ今回はここまでと言う事で、みなさん」
三人「「「まったね~♪」」」
レミリア「うわあああああああああああああああああああん!!」
初登場キャラ出典作品
エミルドラゴン(エミルクロニクルオンライン)
パチュリー・ノーレッジ(東方Project)
レミリア・スカーレット(東方Project)