仮面ライダーを受け継ぐ者   作:剣 流星

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どうも、剣 流星です。

新しく始まった仮面ライダーゴースト。
英霊の力を使う辺り、なんだかFateを連想させられるな~と思いました。
そして今期の新しく始まったアニメ。
自分が一番押してるのは「うたわれるもの 偽りの仮面」です。
原作をやっている身としては、アニメにも期待しています。

さて無駄話しが長くなりましたが第45話をどうぞ



第45話 再会と刺客と新たな電王の誕生⑧

 

 

 

バットイマジンのイメージが暴走し、ギガンデス化してギガンデスヘブンへとなっている頃。地上では電王の良太と悪魔召喚アプリでオーガを操る寧子が、T-RESドーパントとの戦いを既に始めていた。

 

 

T-RESドーパント「グワアアアアアアアアアアアアッ!」

 

 

良太「はっ!」

 

 

T-RESドーパントの突進攻撃をギリギリのタイミングでかわした良太は「この程度の突進ならなんとかかわすことができる」と内心で思いながら、攻撃が空振りに終わってしまったために体勢が崩れたT-RESドーパントを見据えた。T-RESドーパントは自分の攻撃が空振りに終わった為、次の攻撃をするために体勢を立て直そうとしたがその時、

 

 

オーガ「オオオオオオオオッ!」

 

 

寧子が操るオーガによる拳の一撃を受けて、T-RESドーパントさらに吹っ飛び土煙を上げながら地面に叩きつけられる。

 

 

良太「行ける!俺が囮になってアイツの気を引いている隙に、黒羽が攻撃する。小回りの効かないアイツには一番効果的だ。」

 

寧子「この方法でなら、せ・・・ウィザードがあっちの怪人を倒す時間ぐらいは稼げそうね。」

 

 

電王の姿をした良太に同意しながら、今だに吹っ飛んで地面に叩き付けられた時に舞っている土煙の中に居るT-RESドーパントを見る寧子。二人は次の攻撃に対して、土煙の中から現れるであろうT-RESドーパントの姿を探した。だが、いつまでたっても土煙の中からT-RESドーパントが現れないので、それを不思議に感じ良太は目を凝らして晴れてきた土煙の中を見て、次の瞬間驚愕した。T-RESドーパントは変身した魔女・キカコの魔法である「砲撃」の魔法を撃とうとしていたのである。

 

 

良太「黒羽!危ない!」

 

寧子「えっ?」

 

 

良太が危険を察知して、「砲撃」の魔法の射線上にいる寧子を押し倒すのとほぼ同じタイミングで放たれる「砲撃」の魔法。

 

砲撃の魔法は射線上に居たオーガを消滅させ、寧子に覆いかぶさった良太の上を通って、公園の上空へと消えて行った。

 

 

寧子「ほ、「砲撃」の魔法?」

 

押し倒された良太の体の下で、驚く寧子。

 

良太「ああ。迂闊だった。「沙織」もゾディアーツに変身した後も自分の魔法を使っていたんだから、使えるのを考慮すべきだった。おかげで召喚した悪魔を失った。」

 

良太は押し倒した寧子の上から退きながら立ち、砲撃の魔法を放ったT-RESドーパントの方へと向き直る良太。そんな良太の「召喚した悪魔を失った」と言う言葉を聞いて、咄嗟に自分が持っている携帯を見る寧子。そこには先程まで召喚していたオーガの名前の下に「修復中」の文字があるのを確認した。

 

 

寧子「修復中って・・・やられちゃったの?!」

 

良太「ああ。さっきの「砲撃」の魔法でな。」

 

寧子「そんな!・・・私の魔法は生き物には使えない。このままじゃ、む・電王一人でキカコちゃんの相手をしなくちゃならなくなる!私が油断して砲撃の魔法に気づかなかったから・・・・」

 

 

寧子はオーガがやられたせいで、良太がT-RESドーパントを一人で相手しなくてはならない事を自分がオーガを失ったせいだと思い込み、自分を責めた。だがT-RESドーパントはそんな寧子に自分を責める時間も与える暇もなく、突進攻撃をするために良太と寧子に狙いを付ける。

 

 

良太「黒羽・・・・俺がアイツの相手をしている間に、お前は逃げろ!」

 

寧子「えっ?で、でも!」

 

良太「悪魔を呼び出せない今のお前じゃアイツの相手はできない!それに・・・今の俺じゃあお前を守って戦うことはできない!だから・・・・「だめだよ」ってえ?」

 

俺に構わず逃げてくれと言葉を続けようとする良太であったが、寧子の言葉がそれを遮り、それを言うことができなかった。

 

 

寧子「村上くんを置いてなんて行けないよ!それに・・・私、さっき倒れて時に足を捻って・・・」

 

良太「えっ!」

 

 

寧子の言葉を聞いて一瞬動きを止める良太。そんな良太に対して言葉を続ける寧子。

 

 

寧子「私はここから動けない。だから、私がここに残ってキカコちゃんの気を引くから、あなたは逃げて。」

 

良太「けど!」

 

 

寧子の言葉に反発しようとした良太であったが、無情にもそんな暇は与えないと言わんばかりに、T-RESドーパントは二人に対して突進して来たのである。

 

 

寧子「っ!早く行って!」

 

 

自分に突っ込んでくるT-RESドーパントの巨体を見て、良太に対して早く逃げるよう促す寧子。

 

 

良太「けど!」

 

 

寧子と自分達に突っ込んでくるT-RESドーパントを交互に見て一瞬動きを止めて考え込む良太。

 

 

良太(怖い・・・だったら逃げるのか?でも、そうしたら、黒羽は確実に殺される!“また”自分のせいで“クロネコ”を死なせるのか!それで良いのか俺!!)

 

 

良太の胸に、かつて幼い時に自分のせいで死なせてしまった、寧子ソックリの幼馴染“クロネコ”の姿が思い浮かび寧子に重なる。それと同時に“クロネコ”を失った時に味わった深い後悔と絶望も蘇った。

 

 

良太「“クロネコ”を・・・」

 

寧子「えっ?」

 

良太「“クロネコ”をもう二度と死なせるものかああああああああああああっ!!」

 

 

寧子が驚くぐらいの雄叫びを上げて、自分達に向かって突進するT-RESドーパントへと向かっていく良太。

 

 

良太「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

 

 

雄叫びと共に、右のストレートパンチを突進してくるT-RESドーパントへと叩き込む良太。だがT-RESドーパントは突進攻撃を止めただけで、そんな物、全く聞かないと言わんばかりに、プラットフォームの電王である良太を蚊でも払うかのように軽く腕を振るって吹き飛ばす。

 

 

良太「ぐわっ!」

 

寧子「電王!」

 

 

吹き飛ばされた良太を見て叫ぶ寧子。そんな寧子に対して再び攻撃を仕掛けようとするT-RESドーパントに対して、良太は再び攻撃をしかけた。

 

 

良太「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

 

 

T-RESドーパントへと再び殴りかかる良太。だがT-RESドーパントは再び腕を軽く振るって、良太を吹き飛ばす。だが良太は吹き飛ばされても、即座に立ち上がり、再びT-RESドーパントへと殴りかかり、再び吹き飛ばされる。

殴りかかる・吹き飛ばされる・殴りかかる・吹き飛ばされる・・・・こんなふうに、殴りかかる・吹き飛ばされるを何度も繰り返す良太とT-RESドーパント。普通の人間なら初めの一回で動けなくなるが、最弱のプラットフォームとは言え、仮にも仮面ライダーである。その守備力は生身の人間よりは守備力はある。だが、あくまで生身の人間よりはマシ程度の守備力である。こう何度も強烈な攻撃を受けたら、さすがにダメージが蓄積して動けなくなるはずであった。だが、それでも良太は立ち上がり、T-RESドーパントへと立ち向かって行った。寧子を守るために。

体中が悲鳴を上げ、尋常じゃない力で吹っ飛ばされた体はあちらこちらが痛み、もう何処が痛いのかがわからなくなるほどだった。だが、それでも良太は立ち上がって立ち向かって行く。

 

寧子「もういい・・・・もういいよ!私なんて放って置いて逃げてええええええええええええっ!!」

 

何度も吹き飛ばされ、足元がヨロヨロとおぼつかなくなっても立ち向かう良太の姿を見て、涙目になって「もういい!」と叫ぶ寧子。だが、その声が聞こえてないのか、T-RESドーパントへと立ち向かう良太。

 

 

良太「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」

 

T-RESドーパント「グワアアアアアアアアアアアアッ!」

 

 

何度も立ち向かってくる良太に対して、いい加減に鬱陶しくなったと言わんばかりに、先程までとは打って変わって、渾身の力を込めて打撃を良太に叩き込むT-RESドーパント。

 

 

良太「ぐわあああああああっ!」

 

 

先程までとは違う強烈な攻撃を受けたせいか、はたまた蓄積したダメージのせいか、即座に立ち上がれない良太。そんな良太を見て、自分に向かってこないと確認したT-RESドーパントは、ゆっくりとした足取りで寧子へと近寄っていく。

 

 

良太「く、黒羽・・・・・・くっ!」

 

 

寧子へと向かって行くT-RESドーパントを見て立ち上がろうとする良太であったが、体が思うように動かなく、立ち上がることができない。

 

 

良太(くそ!・・・動け!動け!動け!!このままじゃ黒羽が!“クロネコ”みたいに死んじまうぞ!!動けよ俺の体!!くそおおおおおお!)

 

 

何度も「動け!」と己の体を動かそうとする良太。だが、いくら動かそうとしても体は一向に動こうとしなかった。

 

 

良太(ちくしょう・・・・俺じゃあ・・・黒羽を・・・・クロネコを守れないのか・・・・・クソ・・・・・)

 

 

寧子を守れず、相手を足止めすることもできず、体を動かすこともできない自分が情けなくなり、良太は涙を流した。そんな良太の耳に何者かの声が聞こえてきた。

 

 

モモタロス「おめえ・・・なかなかガッツがあるな!良太郎に負けねえぐらいの!」

 

良太「・・・だれ?」

 

 

痛む体にムチを打ちながらも、聞こえてきた声のする方を見る良太。そこには、上半身と下半身が逆になっている、砂で出来た鬼・・・・イマジンのモモタロスが居た。

 

 

モモタロス「俺はイマジンのモモタロス。良太郎に言われて、カナリヤの手助けに来た助っ人だ。」

 

良太「カナリヤの・・・助っ人?」

 

モモタロス「ああ。お前、カナリヤに選ばれた、この世界の電王だな。さっきまで見てたが、根性見せるじゃないか!オメエの事気に入ったから、特別に俺の力を貸してやる!」

 

良太「ちから・・・・を?」

 

 

突然現れたモモタロスに対して驚き混乱するが、「力を貸してやる」の一言を聞いて頭の中の混乱が収まる良太。

 

 

モモタロス「その代わり、お前の体を貸してもらうぞ。」

 

良太「体を貸す?」

 

モモタロス「そうだ、どうする?貸すか?貸さないか?」

 

 

モモタロスの「体を貸す」の一言を聞いて、一瞬何の事かと思った良太であったが次の瞬間、電王ベルトを受け取った時に聞いた話し、電王の力を発揮するには、装着者に取り付いたイマジンの力が必要だと言う事場を思い出した。このイマジンに体を貸せば、電王は本来の力を取り戻せ、その力でT-RESドーパントを倒し、寧子を守ることができると考えた良太は迷いなくモモタロスに返事をした。

 

 

良太「黒羽を・・・・・“クロネコ”を守れるなら・・・・悪魔の誘いだろうとなんだろうと受けてやる!俺の体を貸してやる!」

 

モモタロス「契約成立だ!」

 

良太の返事を聞いて己の体を光の玉にすると、次の瞬間、良太の体へと入るモモタロス。そして次の瞬間、まるでさっきまでのダメージが無いかのように立ち上がった。

 

 

良太(M)『さあ!久々に暴れるぞ!!』

 

 

良太に取り付いたモモタロスは腰の電王ベルトの赤いフォームスイッチを押すし、ライダーパスを電王ベルトにかざした。

 

 

良太(M)『変身!』

 

 

電王ベルトのターミナルバックルが赤く発光し、頭部に電仮面が現れ、全身にオーラアーマーが装着される。

 

 

良太(M)『俺、参上!!』

 

 

変身完了と同時にポーズを取る良太(M)。時の運行を守る、仮面ライダー電王・ソードフォームの参上である。

 

 

良太(M)「前フリ無しだ!始っからクライマックスだぜ!!」

 

 

 

 

 

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