遅れてすいません。どうにか時間を作って、短めではありますが書くことができたので投稿します。
年内の更新はこれで最後なので、続きは年明けになります。
では第47話をどうぞ。
朝、誠也と別れた後の二人は、この村の山々に潜んでいる、羽衣の欠けらを動物が大量に取り込んだ事により変貌した生き物、「山童」の最後の一体である「蛟」を探すために水辺を中心に探索を続けていた。
銀子「こうちゃん、大丈夫?一旦休もうか?」
先頭を歩いていた銀子が、今だに山歩きに慣れていない孝介を気遣い、休むかと聞いてみた。
孝介「い、いや・・・・大丈夫ですよ・・・自分から・・・志願して・・・銀子さんの手伝いを・・・・したいと言い出したんですから・・・・・・・・これくらい・・・・・・」
銀子「そ・・・そう?」
全身汗を書きながら、息も絶え絶えな声で大丈夫だと言う孝介の返事を聞く銀子ではあったが、銀子にはとても大丈夫そうには見えなかった。
銀子「無理してるのが丸分かりだよ。あんまり無理しないで、倒れられたら大変なんだから、辛いんならそう言って。」
孝介「うっ!・・・・・すみません。」
銀子の事場を聞いて、済まなそうな顔をする孝介。結局、孝介の事を考えて、銀子は川原にある岩陰で休憩をする事を決め、二人は岩陰にある手頃な石の上に腰をかけて休憩をした。
孝介「ふぅ~~・・・・・これで一息つける。」
岩陰で座り込んで、額から流れ出る汗を岩永の家から持ってきたタオルで拭きながら一息つく孝介。そんな孝介を同じ様に岩陰に入って座り込んだ銀子が、孝介の顔をじっ~と見ていた。
孝介「・・・ん?なんです?銀子さん。俺の顔をじ~っと見て。何か付いてます?」
自分をじ~っと見ている銀子の視線を感じ取った孝介はどうしたのかを聞いてみた。
銀子「こうちゃん、なんで私の「欠けら」探しを手伝ってくれたの?」
孝介「え?あ~~それは・・・・・」
自分の目をじ~っと見つめながら話してくる銀子の視線から、バツが悪そうに目をそらす孝介。だが、それでもじ~っと視線を向けてくる銀子に根負けした孝介は、ハァ~と深くため息を吐いて話始めた。
孝介「・・・・放っておけないって・・・・思って。」
銀子「えっ?」
孝介の行った言葉が理解できなくてキョトンとする銀子。
孝介「前に銀子さん、「自分の居場所を見つけれれていない」って、それって「自分には居場所がないって」事なんですよね。あの時の銀子さん、とても寂しそうな顔をしてました・・・・俺はそんな顔をする銀子さんを放っておけないって思って・・・・」
銀子「こうちゃん?」
自分の思っている事を話す孝介の言葉を、孝介の顔を見ながら聞く銀子。その視線を感じながらも話を続ける孝介。
孝介「銀子さんにあんな寂しそうな顔をして欲しくない。銀子さんの為に何かをしてあげたい。そう思って・・・・・だから、銀子さんの手伝いをしようって・・・・迷惑でしたか?」
銀子「そ、そんな迷惑だなんて!その・・・・こうちゃんの気持ち、素直にうれしい。ありがとう、でも・・・・・・・・・!これはっ!」
孝介「ん?銀子さん、どうしたんです?」
突然立ち上がり、険しい顔をしながらある方角を見つめる銀子に対して、どうしたのかと言葉をかける孝介。
銀子「この感じは・・・・「27の真の紋章」の反応!しかも二つ!さらに・・・・・その二つに引かれて、もう一つの紋章が近づいている!まさか・・・・「私」と「紫」以外の「真の紋章」所持者がこの世界に来たって言うの!?しかもこの方角、誠也くん達が居る「遠羽市」が有る方!」
孝介「紋章?遠羽市?銀子さん、一体どうしたんです?」
突然、聞きなれない単語と遠羽市の名前を言う銀子を見て驚く孝介。
銀子「こうちゃん。悪いんだけど私、今から行かなきゃ行けない所ができたから、こうちゃんはこのまま帰って。」
孝介「えっ?「行く所ができた」って・・・・何処に行くんです?」
銀子「誠也くん達が居る「遠羽市」だよ。」
*
寧子「ざ、財団X・・・」
良太(M)「親衛隊の・・・・」
誠也「・・・隊長?」
小悪魔「・・・・?」
突如現れた、数人の人物を率いた人物。シノを抱きかかえている白い仮面を付けた赤髪の男。誠也達はその男に視線を集めるが、男は誠也達の視線を受けてもまるで感じていないかのように無視していた。
誠也(・・・・・?何だ?あの人を見てると、なぜか悠菜姉が思い浮かぶ・・・なぜだ?)
誠也は財団Xの親衛隊の隊長と言う男を見て、なぜか姉である悠菜と同じ”ナニカ”を感じて戸惑っていた。そんな誠也を気にするでもなく、誠也の存在を無視しながら、リュートはカラスに視線を向けて話始めた。
リュート「・・・・カラス、これはどういう事なんだ?逃げた「魔女」達は「保護」するのであって、「抹殺」するよう命令は出ていないはずだ。
寧子「あっ!キカコちゃん!!」
リュートの側に居る親衛隊らしき人物。財団X特有の白い制服を着崩して来ている男に抱きかかえられた、気絶しているキカコを見て寧子は叫んだ。
良太(M)「さっき戦っていたドーパントになってた女じゃねえか。いつの間に・・・・」
先程までT-RESドーパントとなったキカコと戦っていた電王・良太(M)は、いつの間にか抱きかかえられていたキカコを見て驚いていた。
カラス「申し訳ありません、リュート様。いやね、私も命令については
リュートに対し、全面的に魔女達の処分に協力していた事、魔女達を使って仮面ライダー達をおびき寄せようとした事を知られると面倒だと思ったカラスは、これまでの経緯に嘘を混ぜて話した。
瑞花「なっ!「使えないものを処分して何が悪い」、「親衛隊のボンボンの気まぐれに付き合ってられるか」ですって!」
シャンハイ「おのれ!高千穂!
リュートの側に控えていた親衛隊の人物らしき少女、瑞花とシャンハイは、カラスの言葉に対して怒りをあらわにし、今にも掴みかかりそうな勢いで身を乗り出そうとする。そんな二人を手で制すリュートは、カラスを射抜くような視線でだまったまま、しばらく見つめていた。
リュート「どうやら、高千穂・
先程までカラスを見ていた視線を、今度は誠也達へと向けるリュート。
寧子・良太(M)・小悪魔「「「?!」」」
突然視線を向けられ、身構える寧子と小悪魔、良太(M)だったが、視線を向けられた誠也はそれを感じていないのか、反応を示さず、その視線はキカコを抱きかかえている親衛隊の男の隊員と、その側にいるもう一人の男の隊員に向けられたまま固まっていた。
小悪魔「・・・・?あの・・・・」
固まったままの誠也を見て、恐る恐る声をかける小悪魔。だがその声は聞こえていないのか反応を示さない誠也であったが、突然大きな叫ぶような声を出した。
誠也「なぜ・・・・あなた達が財団Xの制服を着てそこにいるんです!
誠也の視線の先に居る人物、財団Xの白い制服を着崩して着て、キカコを抱きかかえた男と、その側に居る、同じように制服を着崩して着ている男。それは誠也が異世界を旅した時に行った「仮面ライダーカブト」の世界で出会った人物。仮面ライダーキックホッパーの装着者・
つづく
初登場キャラ出典作品