仮面ライダーを受け継ぐ者   作:剣 流星

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どうも、剣 流星です。
とうとうウィザード最終回になりました。
仮面ライダーの力が怪人の物と同じ・・・・言われてみれば確かにそうだな~と思いました。
さて、今回の話から極黒のブリュンヒリデの話も本格的に絡んできます。
では第6話をどうぞ。


第6話 皆神さくやと新たな異常事態

誠也「・・・・・・・・」

 

翔子「・・・・・・・・」

 

孝介「・・・・・・・・」

 

皐月「・・・・・・・・」

 

今、岩永の家の居間は微妙な緊張感が支配していた。

その原因は、誠也達とテーブルを挟んで座っている一人の少女が原因だった。

 

さくや「・・・・・・・・・」

 

今朝方、検査入院で病院で一泊した誠也は、その後迎えに来た翔子達と共に病院から岩永の家に帰ってきたのであるが、帰ってきたその岩永の家で意外な人物に出迎えられた。

皆神さくや。皆神孝介の実の妹である。彼女は学校と夏休み前半の夏期講習の予定のせいで、8月になってから合流する予定だったのであるが、それが何故か予定よりも早くこの岩永の家に来ていたのであるから、誠也と孝介はその姿を見たときはとても驚いた。

 

 

孝介「・・・・と言う訳で、実は携帯、山で落としちゃって今までメール出せなかったんだ。その後も事情徴収やら何やらで連絡する暇が無くてな・・・」

 

さくや「・・・・・・・」

 

孝介「メールの事はすっかり忘れてたのはすまん。心配かけたな。」

 

さくや「・・・・・・・・」

 

無言で黙り込み不機嫌な顔を崩さないさくや。

 

誠也《む、無言のプレッシャー(^^;》

 

カナリア《さくやちゃんは美人だから、余計プレッシャーかかるわね(^^;》

 

誠也《なんだか何かを我慢している、ギリギリまで引き絞られた弓みいだな》

 

カナリア《い、嫌にリアリティーがある例えを出さないでよ。》

 

念話で会話をして、さくやのプレッシャーを耐える誠也とカナリヤ。

 

孝介「・・・あの・・・・さくやさん?もしかしてまだ怒って・・・ます?」

 

さくや「当たり前ですっっ!!!!!!」

 

何か溜まった物を吐き出した様な大きな声で叫ぶさくや。

 

さくや「人を散々心配させておいて、なんなんですかその態度!有り得ません!どうして兄さんは本当に・・・・」

 

始まるさくやの説教。

そのさくやの説教をテーブルを挟んで正座で聞く孝介。

 

誠也「・・・なんか、長そうだな。」

 

翔子「・・・うん、そうだね。」

 

孝介の後ろで同じようにして正座でそれを聞いている誠也と翔子。

ちなみに皐月は少し離れた所に座り、様子を見ていた。

 

翔子「・・・さくやちゃんて・・・お説教・・・長いの?」

 

誠也「・・・ウチの京香姉さん程ではないけど、結構長い方だったと思う「誠也くん!」っては、はい!」

 

突如名前を呼ばれ、慌てて返事をする誠也。

 

さくや「あなたもあなたです!周りの人達に散々心配を掛けて!まったく、これじゃあ私が高校に行くために家を出た時から全然変わらないじゃないですか!」

 

誠也「うっ!・・・・すいません。」

 

さくや「もし、あなたに何かあったら、私は親友の悠菜になんて言えばいいんです!」

 

誠也「うっ!・・・・ご心配をお掛けしました。」

 

さくや「大体あなたも・・・・」

 

こうして始まるさくやの説教。

長時間に及んだ説教は、皐月の言葉で一応終了し、その後、さくやと孝介は亡くなった母親のお墓参りをしに行った。

 

そして・・・・・

 

 

誠也「・・・・さて、まずはどこから話そうかな~。」

 

今、岩永の家で誠也達にあてがわれた部屋で、誠也は翔子と孝介に昨夜、自分が変身した事についての説明をしようとしていた。

 

カナリア《誠也、まずは私の事を話したほうがいいと思うの。》

 

誠也《確かにその方がいいな。じゃあ二人に自分の姿と声を聞こえるようにしてあげてやってくれ》

 

念話でカナリヤと話した誠也は翔子と孝介の二人と向き直した。

 

誠也「・・・二人共、約束通り、俺のあの力の事について話すよ、でもまずその前に二人に紹介したヤツがいるんだ。」

 

孝介「紹介したいヤツ?」

 

誠也「うん、カナリア。」

 

カナリア《ええ。》

 

そう言って、カナリアは誠也の前に座っている翔子と孝介の頭上を、飛び回りながら光の粉の様な物を二人にかけた。

 

孝介「ん?なんだコレ?」

 

翔子「光の粉みたいな物が・・・」

 

二人は突如光の粉のような物が自分の頭上から降ってきた事に驚く。

やがて、カナリヤは光の粉を二人にかけ終わると誠也の横に戻って来た。

 

翔子「何?今の・・・ねえ、誠也くんって・・・え!?」

 

孝介「なんだったんだ・・・・おい、誠也、今のはって・・・・は?」

 

光の粉が降り終わり、そこ事を不思議に思いながら誠也の方を見た二人は、誠也の横でフワフワと浮かんでいるカナリアの姿を見て驚いた。

 

翔子「誠也・・・・くん、それ・・・なに?」

 

孝介「誠也・・・何なんだ?ソレ?」

 

二人は誠也の横にいるカナリアを指差しながら誠也に質問をしてきた。

 

誠也「紹介するね。俺にライダーの力くれた、俺達ライダーのまとめ役をやってくれているカナリアだ。」

 

カナリア《始めまして、翔子ちゃん、孝介くん。カナリアって言います。今はライダー達のまとめ役って所かしら。》

 

孝介「は、はあ・・・どうも。皆神孝介です。」

 

翔子「・・・岩永翔子です。」

 

カナリアに自己紹介をされて釣られて自己紹介をする二人。

 

誠也「カナリアは異世界から来た“ある組織”・財団Xの魔の手がこの世界に迫っているのを知り、この世界をその魔の手から守るためにライダーの力を扱うことができる素質を持った者を探していたんだ。」

 

そこから語る誠也の今までの出来事。誠也が仮面ライダーの存在を知るきっかけになった出会い、仮面ライダー・ディケイドこと門矢士との出会い。はやてと共に士について行き、数多くの世界を回り多くの仮面ライダー達と出会ったこと。ライダーの居ない世界を巡り数多くのことを学び、そして再びこの世界に戻ってきたこと。

戻って来たこの世界で、財団Xがバラまいたガイアメモリーを使用した者が、霞を襲おうとしていた所を偶然、悠菜・はやてと共に目撃し、ガイヤメモリーを使用してドーパントになった者に殺されそうになった所、カナリアに出会い、ウィザードの力を授かったこと。そしてその後、カナリヤに協力して、霞やはやて、悠菜や秘密がバレて仲間にした美夏や新たなライダーとなった圭介、竜輝などが仲間となり、共に財団Xの計画を潰してきた事などを話した。

 

翔子「・・・そんな事があったんだ。」

 

孝介「なるほどな~、しかし、はやてちゃんや霞ちゃん、美夏ちゃんや悠菜、さらには圭介や竜輝までもが仲間になって、その戦いに関わっていたなてな。」

 

孝介は誠也の口から出てきた自分より年下の自分の知り合い達の顔を思い浮かべた。

そして、更に誠也は話しを進めた。

誠也は自分に協力してくれた異世界の組織の魔導師・クロノやフェイト、そしてその組織に協力しているこの世界出身の魔導師・なのは、そしてはやてが「夜天の書」の主として覚醒し、夜天の書の騎士であるシグナム達との出会い、そして互いに協力し合うようになった事を話した。

 

翔子「時空管理局・・・・魔導師・・・・」

 

孝介「ま、魔法って・・・・もはや何でも有りだな・・・まあ兎に角、その時空管理局と協力し合う間柄になって、彼らと共に戦い続けて今に至るってわけか・・・・・」

 

翔子「・・・なんだか凄いね、誠也くん。本物のヒーローだったんだね。」

 

話を聞き終えて、翔子がその話しの内容に驚きながらも、感心して誠也の事をヒーローだと言った。

 

誠也「い、いや、俺なんてまだまだだよ。ヒーローだと言われるにはまだまだ未熟だよ。」

 

翔子「ううん、ヒーローだよ。だって昨日、私とお兄ちゃんとごんたの事を守ってくれてもん。少なくても、私達にとってはヒーローだよ//////。」

 

誠也「え、いや・・・あ、ありがとう。///////」

 

翔子にヒーローだと言われて、若干照れて返事をする誠也。

 

孝介「お前、顔が赤いぞ。全く、お熱いことで。」

 

カナリア《全くですよ。》

 

翔子「な!そ、そんな///////」

 

誠也「な!ち、違いますよ!///////顔が赤いのは「~~♪~~♪」って・・・あ、俺の携帯だ。」

 

突如部屋に鳴り響いた着信音を聞き、誠也は自分の携帯だと気づき、携帯を取り出してディスプレイを見た。

 

誠也「あれ?霞からだ。どうしたんだろう・・・・」

 

そう言いながら電話にでる誠也。

 

誠也「もしもし、霞か?どうした「お兄ちゃん!助けて!!」って、どうした!霞!!」

 

携帯から聞こえてきた霞の声は何か切羽詰った様な声だった。

誠也はそれを聞いて異常事態だと感じ取り、すぐにどうしたかを聞いた。

 

霞『今、学校の裏に広がってる山の中に居るんだけど、銃をもって武装した人達に追われて・・・(パーン、パーンッ!!)キャー!(ブツン!ツー、ツー、ツー

)』

 

誠也「霞?もしもし!霞!!」

 

突然霞の携帯がある向こう側で銃声のような物音がなり霞の悲鳴が響いて切れる霞からの電話。

 

カナリア《どうしたの?》

 

携帯に出た後、明らかに誠也の様子がおかしくなったのを感じ取り、カナリアは誠也に話しかけた。

 

誠也「・・・・霞の身に何かあったみたいだ。」

 

翔子「霞?」

 

孝介「誠也の義妹だよ。それよりも霞ちゃんの身に何かあったって?」

 

翔子の疑問に答える孝介。そんな孝介を他所に霞の携帯にかけ直す誠也。

 

誠也「・・・・・ダメだ!繋がらない!」

 

カナリア《霞ちゃんはいつも圭介と一緒に行動しているはず・・・・そっちの方は?》

 

誠也「あ、そうか!圭介の携帯にかけてみる!」

 

誠也はそう言って霞といつも一緒に行動している圭介の携帯に電話をかけた。

 

誠也「・・・・・・・・ダメだ!出ない!!」

 

誠也は圭介の携帯に電話をかけたが、一向に通じなかったので、イラただしく切った。

 

誠也「助けに行かないと!」

 

そう言った誠也は一目散に部屋を出て玄関へと向かった。

 

カナリア《誠也!》

 

孝介「お、おい!誠也!!」

 

翔子「誠也くん!」

 

部屋を出て行った誠也を追いかけるようにカナリアと孝介、翔子も後を追った。

 

玄関で靴を履き、飛び出すようにして岩永の家を出る誠也。

そんな誠也の後を追うようにして玄関を出たカナリア達は、後ろから誠也を呼び止めてその足を止めようとした。

 

カナリア《待ちなさい!誠也!!》

 

カナリアの声を聞き立ち止まり振り返る誠也。

 

誠也「なんだよ!急がないと霞が!!」

 

カナリア《落ち着きなさい!今から霞ちゃんの所へどうやって行くつもり?普通に行ったって間に合わないわよ?》

 

誠也「うっ!確かにそうだけど・・・・」

 

カナリアの言葉で我に返る誠也。

 

孝介「誠也、気持ちはわかるが、今から向こうに戻ろうとしても間に合わないぞ。」

 

誠也「けど・・・・」

 

言葉を詰まらせ視線をしたに向ける誠也。

 

翔子「誠也くん・・・・」

 

そんな誠也を追いついた翔子が心配層に見ていた。

 

カナリア《大丈夫よ。こんなことも有ろうかと思って作って置いた指輪があるのよ。》

 

誠也「指輪?あ!もしかして、家を出る前に渡された指輪!」

 

誠也は何かを思い出すと、家を出る前にカナリアに渡された指輪を取り出した。

 

誠也「この指輪か。カナリア、この指輪は何の効果がある指輪なんだ?」

 

カナリア《それは「テレポートリング」よ。任意の場所へ瞬時に移動する事ができるの。》

 

誠也「瞬時に移動・・・なら、これがあれば!」

 

誠也はそう言うと、テレポートリングを右手の中指にはめてベルトのバックルに手をかざそうとした。

 

カナリア《待って誠也!私も行くわ!》

 

そう言ってカナリアは誠也の右肩にとまった。

 

カナリア《いいわよ誠也。》

 

誠也「良し!」

 

そう言って誠也は右手にはめられているテレポートリングをバックルへとかざした。

 

翔子「あ!待って!誠也くん!」

 

そう言って翔子が誠也に駆け寄って誠也の右肩を掴むのと、誠也がベルトのバックルに指輪をかざしたのはほぼ同時だった。

 

電子音声『テレポート!プリーズ!』

 

当たりに電子音声が響いた瞬間、誠也の体が発光して誠也の姿はその場から消えた。誠也の肩にとまっていたカナリアや誠也の肩を掴んだ翔子と共に。

 

孝介「あ、あれ?翔子ちゃん?・・・・・まさか誠也達と一緒に?」

 

翔子の姿が消えたのでその姿を探す孝介。

そのせいか、自分の背後にいる人物の気配に気づかずにいた。

 

銀子「・・・・翔子ちゃん達が消えた?!孝ちゃん・・・何今の?」

 

孝介「え?」

 

 

 

 

 

 

 

誠也達が住む街のはずれにある山々の中の森。

その場所の一画に突如光が発生し、次の瞬間、その光の中からテレポートリングで移動してきた誠也達の姿が現れた。

 

誠也「ふ~、無事テレポートできたみたいだな。」

 

カナリア「ええ。」

 

そう言いながら誠也は自分の周りを見回した。

うっそうと茂る森の中、誠也達はその中に居た。

 

誠也「・・・霞は何処に?」

 

カナリア《霞ちゃんの側に出たはずだから近くに居るは「あれ?ここ何処?」ってへ?》

 

この場に居ないはずの人物の声を聞いたカナリアと誠也は、声のした自分の後ろにくるりと向きを変えて視線をそちらに向けた。

 

翔子「さっきまで家の側に居たはずなんだけど・・・」

 

周りを不思議そうに見回す翔子。

 

誠也・カナリア「「翔子(ちゃん)!?」」

 

誠也「つ、ついて来ちゃったの?」

 

翔子「え?あ、あの・・・・誠也くんの肩を掴んで、それで・・・・・」

 

カナリア《はぁ~、それで一緒にテレポートされちゃったってわけね。》

 

誠也「・・・仕方ないな。カナリア、ここに残って翔子の側にいてあげて。俺は霞を探しに行ってくるから。」

 

カナリア《分かったわ。それと、霞ちゃんの居場所だけど、彼女が護身用に持っているディスクアニマルの反応をたどれば行けるはずよ。あなたの携帯にディスクアニマルの反応を示すアプリがインストールされているからそれを使って》

 

誠也「分かった!」

 

そう言って誠也は携帯を取り出し、カナリアが言ったアプリを立ち上げる。

 

誠也「・・・この付近のディスクアニマルの反応は3つ、その内の二つはすぐ近くだ。」

 

カナリア《多分それが霞ちゃんよ。》

 

誠也「良し!じゃあ行ってくる!カナリア、翔子を頼むよ。翔子、ここでカナリアと待ってて。」

 

翔子「誠也くん、気を付けてね。」

 

誠也「ああ。」

 

そう言って誠也は反応のあった方向へと走り出した。

うっそうと茂る森の木々を抜けて、反応があった地点へと近づく誠也。

 

誠也「そろそろこの辺りのはず・・・・」

 

そう言って携帯のディスプレイに視線を落とした瞬間・・・

 

パン!パーン!

 

霞「キャー!」

 

誠也「!あれは霞の声!?こっちか!」

 

突如響いた銃声と聞きなれた義妹の霞の声を聞いた誠也は、声と銃声が聞こえてきた方へと走り出した。

 

誠也(霞!無事で居てくれ!)

 

 

つづく

 




来週の更新は、私用の為お休みします。

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