ついに始まった仮面ライダー鎧武。
第一話を見て思ったことは、鎧武の変身シーンで、頭上からオレンジが落下して変身するのを見て、ド○フのタライが落ちてくるコントのシーンを微妙に思い起こさせるな~としょうもないことを思いました。
何考えてるんだ、俺・・・・・
まあ、そんな事は置いといて、第7話をどうぞ。
第7話 魔女の少女・かなで
霞「ううっ・・・・もう逃げられない。」
セーラー服に身を包んだ14歳位の少女、
山の森の中、少し開けた場所にある一本の木を背にして、彼女は迷彩服と防毒マスクを身に付け、自動小銃で武装した集団に囲まれていた。
集団は霞を中心に4~5m位の間隔を空け、ジリジリとその距離を銃の銃口を霞に向けながら迫って来ていた。
瑠璃狼「――!――!」
緑大猿「――!――!」
霞の側には彼女が起動させた護身用のディスクアニマル・
霞(お兄ちゃんに連絡は入れたけど、連絡している途中で携帯壊されちゃったから助けが来るか微妙な所だし・・・圭くんはまだ伊佐山さんに捕まったままだろうし、はやてちゃん達は昨日から管理局のお仕事でこの世界には居ないし、美夏ちゃんとは何故か連絡つかなかったし、悠菜お姉ちゃんは調べ物をするからって連絡を絶ってるし、竜輝くんとは連絡する前に携帯壊されちゃったし・・・・ど、どうしよう・・・・)
霞は胸の前で、両手で握り締め締めているディスクアニマルを起動させるアイテムの音叉を握り締めながら、先ほど襲ってきた集団の中の一人が言った事を思い出した。
霞(さっき、あの人たちが無線連絡で「ターゲットを確保した。」って言ってた。それって「かなでちゃん」の事だよね。かなでちゃんは
霞は先程まで一緒に逃げていた友人の「かなで」の事を思い出していた。
霞は元々、このかなでと会っている最中にこの集団に襲われたのである。
最初の接触の時、かなでが手から出した「光る楯」で相手からの攻撃を防ぎながら、二人は逃げているうちに山の中へと追い詰められて行った。
途中「自分が囮になるから二手に分かれて逃げよう」とかなでがそう言ってそのまま別行動を取り、今に至ると言う訳である。
霞(かなでちゃん、私を逃がすために捕まって・・・・かなでちゃん・・・・・)
かなでの事を思い、溢れ出そうな涙を堪える霞。そんな霞に無慈悲に包囲網が完成したため、銃口を一斉に向け、一斉発射の準備を整える集団。
指揮官「・・・全員構え!」
隊員「!」
ジャキッ!
霞に向けて四方八方から銃口を向けて、射殺しようとする集団。
霞(だ、ダメ・・・・いくらディスクアニマル達でもこんな大量の銃弾、防ぎきれない!)
霞は一斉に向けられた銃口を見て、それが防ぎきれない物だと悟る。
霞(もうダメ!お義父さん、京香お義姉ちゃん、悠菜お義姉ちゃん、圭くん・・・・お義兄ちゃん!!「霞!!」って・・・えっ?)
突如聞こえてきた自分の義兄の声を聞いて、霞はそちらの方を向いた。
そこにはこちらに走って来ている霞の義兄・誠也の姿があった。
霞を囲んでいる集団も誠也の声でその動きを止めて、誠也の方を見た。
誠也は集団に向かって走りながら、右手の指輪を腰のバックルにかざした。
電子音声『ドライバー・オン!』
腰に現れたウィザードライバーのハンドオーサーを走りながら操作する誠也。
誠也「変身!」
左手のフレイムの指輪をかざしながら、なおも走る誠也。
電子音声『シャバドゥビタッチヘーンシーン!!フレイム!!プリーズ!!・・・・・ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!!』
鳴り響く電子音声と共に、前方から現れる赤い魔法陣に走って飛び込んだ誠也は次の瞬間、ウィザーソードガンを構えたウィザードの姿へと変化した。
隊員達『?!』
誠也の変身に驚き動揺する集団。
誠也「ハッ!」
その集団のスキを付き、持っているウィザーソードガンをガンモードの状態で構えながら飛び上がる誠也。
バンバンバンバンッ!
隊員1「うわっ!」
隊員2「ぐわっ!」
飛び上がりながら、ウィザーソードガンを連射して隊員達が持っている銃を打ち抜いて弾く誠也。
そしてそのまま集団の中心に降り立つと、今度は手近に居る隊員を殴り飛ばす。
隊員3「ぐっ!」
仲間が殴り飛ばされたのを見て、すぐに別の隊員が誠也に襲いかかったが、ソードガンのグリップで殴り飛ばされる。
誠也「・・・・人の義妹を集団で襲って撃ち殺そうとするなんて・・・・お前ら全員、覚悟は出来てるんだろうな!」
そう誠也が言い放った後に起きたのは、誠也による無双であった。
ある者は蹴られ、ある者は殴り飛ばされて、次々と誠也にその意識を刈り取られた。
そして数分後、誠也の周りには、誠也とそれを見守る霞以外の動くものが居なくなっていた。
誠也「・・・これで良し!後は・・・・」
そう言って誠也は付け替えた右手の指輪をドライバーにかざした。
電子音声『バインド!プリーズ!』
誠也の側の地面に魔法陣が現れると、鎖が出てきて伸びている隊員達を全員拘束した。
誠也「これでもう動けないだろう。霞、もう大丈夫だぞ。」
そう言って誠也は動かずに事の成り行きを見守っていた霞に声をかけた。
霞「お・・・・お義兄・・・・ちゃん・・・・お義兄ちゃ~ん!!」
目に涙を一杯に貯めたた霞は、今までの恐怖感からか、泣きながら誠也の胸に飛び込んできた。
誠也「おっと!」
霞「お義兄ちゃん!お義兄ちゃん!お義兄ちゃ~ん!」
泣きながら誠也に抱きつく霞。
誠也「よしよし、怖かったろう、もう大丈夫だ。」
誠也は抱きついた霞の頭を撫でてあやした。
霞「ううううっ・・・・お、お義兄ちゃん・・・・かなでちゃんが・・・・」
誠也「ん?かなでちゃん?」
誠也に抱きついた霞は、涙声で誰かの名前を言ったので、誠也はそれを聞き返した。
霞「私のお友達・・・・あいつらに・・・・捕まっちゃって・・・」
誠也「な?!お前の友達が・・・さらわれただって?!」
誠也は霞の口から友達がさらわれた事を聞いて驚く。
霞「ぐすっ・・・うん、今
誠也「え?茜鷹が?」
そう言った誠也は先程、こことは別の離れた場所にあった一体のディスクアニマルの反応の事を思い出した。
誠也「・・・・そうか、あの反応は追跡していた茜鷹の反応だったのか。」
霞「ぐすっ・・・多分そう。お義兄ちゃん、かなでちゃんを助けてあげて!お願い!!私の大切なお友達なの!!」
霞は誠也から離れると、懇願するように誠也に頼んだ。
誠也「大丈夫だ、お義兄ちゃんに任せろ!必ずお前の友達を助けてやる。」
そう言うと、誠也は右手の指輪をテレポートリングに付け替えて、腰のドライバーを操作した。
誠也「お前はここで待ってろ。あいつらはしばらくは目を覚まさないはずだし、バインドで動きを封じているから安全なはずだ。」
電子音声『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!』
ドライバーから流れ始める電子音声を聞きながら、先程霞の位置を確認する時に使った携帯のアプリを起動させて、追跡している茜鷹の位置を確認する誠也。
誠也「じゃあ、行ってくる。」
そう言って誠也はテレポートリングをドライバーにかざした。
電子音声『テレポート!・プリーズ!』
電子音声が響いた瞬間、誠也のカラダは光となった後、その場から消えた。
霞「お義兄ちゃん・・・・かなでちゃんをお願い。」
誠也が消えた空間を見ながら、霞は両手を胸の前で祈るようにして組みながらそう呟いた。
*
山の中を通っている舗装された道路の真ん中に誠也はその姿を現した。
誠也「ここは・・・まだ山の中か。さて、かなでって子をさらった奴らは何処に・・・・」
そう言って誠也は周りを見回した。
誠也「・・・・・居た!多分あれだ!」
誠也は少し離れた場所に茜鷹が追跡している移動中の装甲車を発見した。
誠也「まだ山の中を移動していてくれたか、街中だとやりづらかったから正直助かる。」
そう言いながら誠也は右手の指輪をコネクトの指輪に変えてドライバーを操作してかざした。
電子音声『コネクト!プリーズ!』
コネクトの指輪で自分の横に魔法陣を出現させ、そこに手を突っ込むと、中からウィザード専用のバイク・マシンウィンガーを引張だした。誠也は出したまま、ここまで持ってきていたウィザーソードガンを持ったまま、マシンウィンガーにまたがり、装甲車を追うために発進させた。
マシンウィンガーのスピードを上げて、程なくして誠也は走っている装甲車の真後ろに追いつくことができた。
茜鷹「――!」
装甲車を追跡していた茜鷹が誠也に気づいて反応する。
誠也「ご苦労さん、後は俺がやるから霞の所に戻ってていいぞ。」
茜鷹「――!」
茜鷹は甲高く声を発すると、誠也の言葉が分かったのか、その場から飛び去った。
誠也「さ~て、囚われの姫をお助けするとしようか!」
そういって誠也はマシンウィンガーに乗ったまま、ウィザーソードガンのガンモードの銃口を装甲車の後部車輪へと狙いを付けて弾丸を放った。
バンバンッ!
銃口から発せられた弾丸は装甲車の後部車輪の左車輪へと当たり、パンクさせた。
突然のパンクさせられた装甲車はバランスを失い、右へ左へと蛇行した後、バランスを崩して、道の傍に生えている木に当たるとそのまま横転して止まった。
誠也「・・・・・ちょっとやりすぎたかな?中に乗っている「かなで」って子、大丈夫かな(^^;」
そう言いながらマシンウィンガーを止めた後、ウィザーソードガンの銃口を装甲車に向けたまま近づく誠也。
隊員「くっ・・・何が・・・」
装甲車から、中に乗っていた霞を襲った者たちと同じ格好をした何人かの人物が這い出てきた。
隊員「い、一体何が起きたんだ・・・」
頭を振りながら言う隊員。
誠也「這い出てきた所悪いんだけど、しばらく寝ててね。」
誠也は這い出てきた者たちが状況を把握する前に、後頭部にウィザーソードガンのグリップを叩き落として全員の意識を刈り取った。
誠也「これで良し!後は・・・・」
そう言って誠也はどこからか取り出したロープを使って、伸びている者たちを全員を縛り上げた。
誠也「・・・これで良し!バインドの魔法は今使ってるからな。さてと、かなでって子は・・・・」
そう言って誠也は横転している装甲車の後部部分の扉を開けた。
???「うううっ・・・・・」
扉を開けた装甲車の薄暗い内部、そこには黒い長い髪をした霞と同じぐらいの女の子が裸でイスに拘束具で拘束させられていた。
誠也「・・・女の子になんて事してるんだ、こいつ等。」
そう言った誠也は周りで伸びている隊員達を一瞬睨みつけた後、装甲車の中に視線を戻してイスに縛られている女の子・かなでに声をかけた。
誠也「君、かなでちゃんだね。」
かなで「え?だ、誰?」
突如装甲車内を覗いてきた赤い仮面の黒いコート姿の人物・・・ウィザードの姿の誠也に声をかけられて戸惑うかなで。
誠也「霞に言われて助けに来た、霞の兄だ。」
そう言って誠也は変身を解きながらそう言った。
かなで「え!?じゃあ、あなたが霞ちゃんが言ってた、女の子によく間違われているって言ってた霞ちゃんのお兄さん?!あ!か、霞ちゃんは?」
誠也「・・・霞、なんて説明してるんだ(;_;)あ、大丈夫、霞は無事だよ。君を捕まえた連中も全員今伸びている最中だ。今のうちに逃げるよ。」
そう言って誠也はウィザーソードガンをソードモードにしてかなでに近づいた。
誠也「動かないでね。今、拘束具を切るから・・・ハァ!」
そう言って誠也はかなでを拘束している拘束具を切り裂いてかなでの体の拘束を解いた。
かなで「す、凄い。」
誠也「さて、ずらかるよ。けど、その前にその格好をどうにかしないとね、刺激的すぎて目のやり場に困るからね。」
かなで「え?あ!キャッ!/////////」
かなでは誠也に言われて、自分が何も着ていない事に気づき、顔を真っ赤にして慌て自分の体を腕でかばうようにしながら座り込んで隠した。
そんなかなでを見たがら誠也は右手の指輪を交換してドレスアップの指輪に交換してバックルにかざした。
電子音声「ドレスアープ!プリーズ!」
辺りに響く電子音声と共にかなでの体が光ると次の瞬間、かなでの体には霞と同じ制服が身につけられていいた。
誠也「女の子の服って良くわからないから、無難に霞が着ている制服と同じデザインの物にしておいたよ。」
かなで「え?あ・・・ありがとうございます。」
かなではいつの間にか自分の体を覆っている制服に驚きながらもお礼を誠也に言った。
誠也「さて、じゃあ行こう。立てる?」
誠也はそう言ってかなでに手を差し出した。
かなで「え?あ・・・はい。」
そう言ってかなでは誠也の手を取って立ち上がった。
誠也「さて、じゃあこんな所に長居は無用だ。とっととずらかろう。」
誠也はかなでの手を取りながら装甲車の外へと移動しようとした。
かなで「あ!待ってください!その前に・・・」
そう言ってかなでは近くで誠也にロープで縛られて伸びている隊員に近づき、その懐をさらい始めた。
かなで「え~と・・・確かこの人が持っていたはず・・・・これじゃない・・・これでもない・・・・」
そう言って隊員の持ち物を手に取っては「違う」と言って投げ捨てるかなで。
誠也「な、何を探して・・・・ん?これは・・・」
誠也はかなでが投げ捨てた隊員の持ち物で、隊員の物のであろう物の中から写真が貼ってあった身分証明書の様な物を見つけた。
誠也「0×基地駐留部隊○□分隊隊員?こいつ等・・・自衛隊員だったのか?!」
誠也はそう言って周りで伸びている自衛隊員であろう者たちを見た。
誠也「呆れるな。国民の血税でやっている事が年端もいかない女の子を銃で追い回したり、誘拐したりしている事だとは・・・・この税金泥棒共が。」
誠也は呆れたような声を出してそう言った。
かなで「あった!けど・・・三錠だけ・・・・」
かなでは懐をあさっている自衛隊員のポケットから三錠程の薬を取り出していた。
誠也「・・・それが探し物?」
かなで「・・・はい。」
かなでは落胆したような顔をしながら返事をした。
誠也「・・・そうか。じゃあとっととこの場を離れよう。霞と合流・・・・の前に、翔子達と合流だな。」
*
霞「・・・お義兄ちゃん、かんでちゃんを助けられたかな~。」
霞は手近な木の幹に寄りかかりながらそう呟いた。
周りには先程誠也が気絶させて「バインド」の魔法で拘束した自衛隊員達が転がっていた。
霞「バインドの魔法が解けてないから、お義兄ちゃんが無事な事は確かなんだけど・・・・」
拘束されている自衛隊員を見ながらそう呟いた霞。そんな霞の耳に遠くから自分を呼ぶ声が入ってきた。
誠也「お~い!霞~~!」
霞「お義兄ちゃん?!あ!」
義兄の声が聞こえ、その方向へと視線を向けると、そこには遠くからコチラに手を振りながら近づいてくる誠也とそして、自分が今一番会いたいと思っていた友人・かなでの姿があった。
霞「か・・・・かなでちゃあ~~~~~~~~~~~んっ!!」
かなでの無事な姿を見た瞬間、霞は両の目に涙をめいいっぱい貯めながら、走ってかなでに近づき抱きついた。
かなで「うわっ!か、霞。」
霞「うわ~~~~ん!かなでちゃん!かなでちゃん!かなでちゃ~~~~~~ん!!無事で良かったあああああああ!!」
かなで「霞・・・・ごめんね、心配かけちゃったみたいだね。」
泣いて抱きつく霞を抱きしめながら、かなでは霞の頭を優しく撫でた。
カナリア《どうやらケガはないみたいね。》
霞「カナリア?カナリアも来てくれてたの?」
かなでに抱きついて泣いた霞は、誠也と一緒に居たカナリアの存在に気づいた。
カナリア《ええ、私も心配だったからね》
翔子「無事でよかったです。」
霞「え?」
不意に聞きなれない声が聞こえたので、霞は抱きついていたかなでから体を話た後、声が聞こえた方向・・・翔子の方へと視線を向けた。
霞「え、え~と・・・誰?」
翔子「あ、え~と・・・・・・」
不意に霞に視線を向けられて言葉を詰まらせる翔子。
誠也「孝介さんの従姉妹だよ。」
霞「ああ!確か御奈神村に住んでいて、今お義兄ちゃん達が泊めてもらっている家の・・・・・」
翔子「あ、はい、そうです。岩永翔子って言います。よ、よろしくお願いします。」
そう言ってペコリと頭を下げる翔子。
霞「あ、ご丁寧にどうも。
翔子に連れられて霞もペコリと頭を下げる霞。
翔子「いいえ、逆にこっちがお世話になってます。」
そう言って更に頭を下げる翔子。
霞「いいえ、そんな・・・」
そう言って釣られて更に頭を下げる霞。
互いに頭をペコペコと下げる姿はまるで首振り人形のようで、その姿を若干呆れた様子で誠也達が見ていた
誠也達「「「・・・・・・・・・」」」
誠也「二人共、そんなに頭をペコペコ下げるなよ。挨拶ならこれをするだけで十分だろう?」
そう言って誠也は自分の右手を差し出すポーズと取った。
霞・翔子「「え?・・・・・あ!」」
手を差し出すポーズを見て最初は「なんの事か解らない」と言った顔をする霞と翔子だったが、次の瞬間何かを思い出したような顔をすると互いに右手を差し出して握手をした。
その後、二人は互いに手の形をさらに組み替え、手を離すと今度は拳を数回打ちつけあう誠也が教えた「友情のシルシ」を互いにしたのである。
霞「フフフッ、やっぱり知ってた。お義兄ちゃんに教わったんだね。」
翔子「うん、昨日誠也に教えてもらってね。」
霞「これからよろしくね、翔子ちゃん♪」
翔子「うん、霞ちゃん♪」
そう言って互いに見つめ合って言う霞と翔子。
かなで「・・・あの「友情のシルシ」ってお義兄さんであるあなたに教えてもらったんですね、霞は。」
カナリア《「友情のシルシ」を知っているって事は、あなたも霞にアレをしてもらったのね。》
かなで「ええ。「今日から友達だよ。」ってそう言ってあの「友情のシルシ」をしてもらったんです。」
カナリアの声に答えるかなで。ちなみにかなでは霞と合流する前、カナリアの事を誠也に説明してもらい、カナリアの姿と声が聞こえるようしてもらっていた。
誠也「所で、圭介はどうしたんだ?霞。」
カナリヤ《そう言えばどうしたの?いっも一緒に居るはずなのに今回に限っては一緒にいなみたいだけど・・・・》
霞「あ、あのね、実は圭くん・・・伊佐山さんに連れて行かれちゃって・・・・」
誠也「はあ?伊佐山刑事に連れて行かれた?補導されたって事?」
霞「うん・・・・・」
カナリヤ《一体あの子、何やったの?》
霞「実は街を歩いていたら坂本くんと会って、圭くんが坂本くんに声を掛けたらそのまま口論になって、それで・・・」
霞は申し訳なさそうな顔をしながら事の顛末を話した。
誠也「あ~~~、いい。それ以上話さなくても大体分かる。」
カナリア《おそらくそのまま取っ組み合いの喧嘩になったのね(^^;》
誠也「ああ、そしてそれを伊佐山刑事に見られて、そのまま補導されたって事か(^^;まったく・・・・」
呆れた顔をしながら言う誠也とカナリア。
翔子「あの~圭介や伊佐山刑事って・・・・」
かなで「誰の事?」
会話を聞いてた翔子とかなでが、会話内に出てきた人物の名を上げて誠也達に聞いた来た。
誠也「あ、そうか。二人は知らないもんな。「圭介」ってのは俺と霞の幼馴染で「伊佐山刑事」は、俺達が住んでいるここ「遠羽市」の隣にある「海鳴市」にある海鳴署の少年課の刑事さんだよ。」
翔子「隣町の少年課の刑事さん?」
かなで「な、なんで隣町の少年課の刑事が「遠羽市」に来ているのよ?!管轄違うのに何で?!」
誠也「あ~、あの人はね、お節介な所があってね。家出少年を家に帰らせる為に所轄の違う「遠羽市」にもちょくちょく来てるんだ。」
かなで「お節介な刑事ね・・・・」
翔子「家出少年を家に帰らせる為に、所轄の違う所まで出向いてくるなんて、良い人ですね。」
誠也「まあな。声がやたらとデカいのがたまにキズなんだけどね。(^^;」
そう言って伊佐山の顔を思い出し、若干疲れた顔をする誠也。
カナリア《所で・・・・・さっきから気になってたんだけど、周りに転がっている人達は?》
カナリアは、誠也のバインドで動きを封じられて周りに転がっている自衛隊員達に気づき、それについて霞達に聞いてきた。
誠也「霞を襲ってた自衛隊員達だよ。」
カナリア《自衛隊員?!霞、あなた自衛隊員に襲われてたの?!》
霞「あ、う・・・うん。」
カナリア《何で霞が襲われてたの?》
かなで「それは・・・多分、私のせいだと思う。」
翔子「え?かなでさんのせい?」
かなで「うん、実は「あ~、待って」ってはい?」
かなでの会話を遮るようにして誠也が待ったの声をかけた。」
カナリヤ《どうしたの?誠也》
誠也「話をする前に、周りに転がっている連中を拘束しなおさないと。もうすぐ連中の「バインド」の効果が消えるから、連中が動けるようになると何かと面倒なんで、その前にロープで縛り直さななきゃ。」
そう言って誠也はコネクトの指輪で取り出した大量のロープを全員に見せた。
カナリヤ《確かに彼らの拘束が解けるのはまずいわね。仕方ないわ・・・話は彼らをロープで拘束し直した後でて事で》
誠也「ああ。人数が多いから、霞達も手伝だってくれ。」
霞「うん、わかった。」
翔子「手伝うよ。」
かなで「これで縛ればいいのね。」
そう言って三人は誠也が出したロープを持って言った。
カナリヤ《じゃあみんなで手分けして縛りましょう。相手は腐っても自衛隊員、中途半端な縛り方じゃ抜け出す可能性があるから、みんな、キツめに縛るのよ》
霞「うん、わかった。」
誠也「じゃあみんなで手分けしてとっとと縛っちまおう。」
そう言った誠也の言葉を合図に霞達はそれぞれロープを片手に散開して行った。
*
霞「・・・・・これで終わり。お義兄ちゃ~ん、こっちは終わったよ。」
誠也「おお!そうか、こっちもたった今終わった・・・・所・・・・だ。」
かなで「霞、私の方も終わった・・・・・よ。」
翔子「誠也、私達の方も・・・・・・・・」
カナリヤ《終わった・・・・わ・・・・よ。》
三人がそれぞれ自分が担当している所の自衛隊員を縛り上げて、霞の側に集まったのだが、霞の縛り上げた自衛隊員を見て全員言葉を失った。
自衛隊員1「お前ら!我々にこんな事をして、いいと思っているのか!」
自衛隊員2「くっ!もがけばもがく程・・・縄が・・・・食い込む!」
自衛隊員3「でも・・・・その食い込みが・・・・段々快感に~♡」
霞に縛られた自衛隊員何名かが、既に意識を取り戻し、縛られていることに対して抗議をしていた。
霞「?私の縛り方どこか変なの?ひょっとして・・・まだ縛り方が甘いかな?」
霞に縛られた自衛隊員を見て、言葉を失っている誠也達に対して不安になり、誠也達に声をかける霞。
誠也「いや・・・・・甘くはないな。」
カナリヤ《ええ・・・この縛り方なら・・・抜け出すのはむしろ困難よ。》
翔子「う、うん・・・・そうだね・・・・」
かなで「と、言うか・・・・・」
誠也たち((((なんで亀甲縛りなんだ!?))))
心の中で同じような言葉でシンクロしてツッコム誠也たち。
そう、霞が自衛隊員を縛り上げた縛り方は俗に言う「亀甲縛り」と言うやつである。
誠也「か、霞、この縛り方・・・誰に教わったんだ?」
霞「え?縛り方を教わった相手?菜々子ちゃんだけど?」
誠也「な、菜々子に?!アイツ・・・何て事を霞に教えてるんだ!」
カナリア《全くね(^^;それにしてもあの子・・・どこでこんな縛り方覚えたのかしら?》
霞「う~んと・・・たしか~「クラスの男子が持っていたムチを持った女の人が大量に出てた本に載ってた~」って言ってたよ?」
翔子「ク・・・クラスの男子が持ってた本?」
かなで「なんで中学生がそんな本を持ってたのかしら(^^;と言うか、中学生が持ってちゃいけないんじゃないのかな~(^^;」
誠也「霞・・・今後、その縛り方は封印するんだ。」
霞「え?なんで?菜々子ちゃんが「この縛り方は抜け出すのが困難な上に身動きも殆ど取れないようになるから、覚えておくと便利だよ♪」って言ってたから、覚えたのに・・・」
誠也「た、確かに抜け出すのは困難だと思うけど、この縛り方をされると、縛られた相手が新しい世界の扉を開いちゃいそうになるからやめておくんだ。」
カナリヤ《そ、そうね。ま、若干一名、すでにその扉を開きかかっているけどね(^^;》
そう言って先程、霞に亀甲縛りで縛られた自衛隊員の一人を見た。
自衛隊員3「ああ~♡縄の食い込みが・・・く・い・こ・み・が~~♡」
誠也たち「「「「・・・・・・・・・・」」」」
誠也「さ、さて・・・・こいつ等、どうしようか・・・」
縛られて身悶えている自衛隊員を見なかった事にして話しを進める誠也。
カナリヤ《そ、そうね。このまま返したら流石にまずいわよね~(見なかった事にしていいのかしら・・・・アレ(^^;)》
誠也「う~ん・・・・仕方がない。乃木坂のお爺ちゃんに何とかしてもらおう。」
そう言って誠也は、携帯を取り出し、登録してある番号の中から「お爺ちゃん」と登録してある番号にかけた。
誠也「さて、出てくれるかな・・・・あ、もしもし、お爺ちゃん?」
数回のコールの後、携帯に年を取った男性が出た。
王季『おお!誠也か!どうした?また何か厄介ごとにでも首を突っ込んだのか?』
誠也『お爺ちゃん、電話に出て最初の一言がそれなの?その言い方だと俺がしょっちゅう厄介事に首を突っ込んでいるみたいじゃないか~』
王季『違うとでも言うのか?』
誠也『うっ!反論できない・・・・・ま、まあ、それは置いといて、実は霞がちょっと厄介な連中に襲われてね。』
王季『霞が襲われた?!・・・・詳しく話してみろ。』
誠也の「霞が襲われた」という言葉を聞いて、先程まで軽口を言っていた雰囲気が消え、重く威厳がある声になる王季。
誠也『実は・・・・・・・・・・』
*
王季『・・・なるほど。それでお前が倒して縛り上げたその自衛隊員は、お前が通っている
誠也『うん、山の森の中の少し開けた場所と、山から街へと行く道路の脇に。』
王季『わかった。大至急わしの直属の部下達を派遣して回収と隠蔽作業を行っておく。』
誠也『ありがとう。助かるよ。』
王季『なに、可愛い孫のためだ。それにしても、霞を殺そうとするとは・・・・・・どこの誰かは知らんが、この「乃木坂王季」の身内に手を出そうとはいい度胸じゃ。黒幕を見つけ出して、たっぷりと己のした事を後悔させてやるわ。』
怒気を含んだ声で静かに言う王季。その威厳がある声が怒気を含んで喋ったのである。電話越しとは言え、それを聞いた誠也はその声に少なからず畏怖を感じた。
誠也(さ、さすがあの乃木坂グループの前総帥・・・・発している覇気が半端ないな~)
王季『兎に角、その連中に関してはワシに任しておけ。そやつらが本物の自衛隊員なら、防衛庁にいるわしの友人に聞いて見れば何か分かるやもしれん。だから誠也、お前はその連れ去られそうになった霞の友達の「かなで」という子から事情を聞いておいてくれ』
誠也『分かったよ。事情を聞いたらお爺ちゃんにも教えるから。』
王季『ワシの方も何か分かったら連絡を入れる。』
誠也『お願い。じゃあ。』
そう言って誠也は携帯を切った。
誠也「さて、お爺ちゃんにこの連中の事は任せて、俺たちはどっか落ち着ける場所にでも移動しよう。流石にこの場所で事情を聞くのはなんだし、第一、暑いし・・・・」
霞「そうだね。流石に私も暑くて溶けちゃいそう・・・・」
カナリア《なら「ラボ」に移動しましょう。あそこなら涼しいし、アイスコーヒーの一杯で出せるでしょう?》
誠也「そうだな。けど、どっから入るんだ?学園側の入口は、今、学園が工事中で入れないだろう?かと言って、俺の部屋にある入口から入ろうにも、京香姉さんや父さんがいたら、俺、家には入れないぞ。」
カナリヤ《確かにそうね。誠也は今、御奈神村にいることになっているから、見つかると厄介よね。》
霞「大丈夫だと思うよ。お義父さんは今の時間帯は探偵事務所の方にいるし、京香お姉ちゃんは、昨日から大学のサークルの人達と一緒に旅行に行ってるから。」
誠也「あ、そうなんだ。なら、家の俺の部屋にある入口から入ろう。」
カナリヤ《そうね。じゃあ早速移動しましょう。》
そう言って誠也と霞、カナリヤは歩き出したが、会話の内容について行けなかった翔子とかなでは、その場で頭にハテナを浮かべて立ち止まっていた。
翔子「ね、ねえ・・・誠也。「ラボ」って何?」
誠也「え?あ!そう言えば二人にはまだ言ってなかったな。「ラボ」ってのはカナリヤがこの世界に来た時、一緒に持ってきた、いわば仮面ライダー達の秘密基地みたいなものだよ。」
かなで・翔子「「秘密基地?!」」
誠也「まあ詳細は歩きながら話すから、取りあえずこの場を離れよう。」
かなで「そ、そうだね。」
そう言って翔子とかなでも誠也達の後ついて行く様な形で移動を開始した。
つづく
初登場キャラ出典作品
かなで(極黒のブリュンヒルデ)