デート・ア・ライブ 転生によりさらに変えられた士道の歴史改変 作:トウヤ
世界の裏側をなぜか知っている姉弟に会ってから三日後、士道はショッピングモールに来ていた。
今日は十二月二十五日、世間ではクリスマスだ。
士道は今日ショッピングモールに来ている理由はデートーーと言う訳ではなく色々な所がクリスマスセールをやっているので安く物を買えるので来た。
そして、いくつか安くなっている服や日常品を買い、ショッピングモールをまわっていると
「さぁ康生、次はあの店に入ろー。」
「いや姉さん、どんだけ店まわるんだよ。」
ふと、聞き覚えのある声がして声のした方を見ると、やはり、三日前に会った姉弟だった。
そして、しばらく二人を見てると、
「「あっ!」」
康生と目が合った。
「姉さん」ツンツン
「ん、どうしたの康生、あっ!」
夢生も、康生に肩を突かれこっちに気付く。
「「「………」」」
別に会って気まずい事がある訳ではないのに沈黙が流れやがて士道が
「おう、久しぶりだな」
「そうだね、久しぶりだね、三日ぶりだけど。」
「そうだな……。」
また、沈黙が流れ、すると夢生が
「士道君も、買い物?」
できるだけ沈黙がないようにしたかったんだろう。明るく聞いてきた。
「ああ、今日て、クリスマスだろ、服とかクリスマスセールで安くなっているから買いに来たんだ。」
「へー、そうなんだ。まぁ、私たちも一緒だよ。それが狙いで買いにきたの。」
「まぁ、僕は荷物持ちみたいなものだよ。」
「うー、違うよ、康生も新しい服買わないといけないよ。」
「いや、別に僕は新しい服なんていいよ、だってあるじゃん。」
「いや、康生が持っているのって、大体ジャージじゃん。」
「あはは。」
「あ!、そうだ士道君、士道君がよかったらで、いいんだけど、私たちと一緒にまわらない?」
「えっ!あー、そうだな……」
士道は夢生の言葉にあははと笑うと唐突に誘われ驚き少し考えて、士道も色々聞きたいことなどあったので
「いいよ。一緒にまわろう。」
「やったー、新しい荷物持ちゲット!!」
「いや、士道君もう自分の荷物持っているやん。て言うか、まだ荷物増えるの、姉さん。」
「うん。まだ行ってないお店とかあるし、既に行った店でも、買いたい物あるし。」
「うわー、と言う訳で士道君よろしく。」
「あっああ、よろしくな。」
「うん。よろしく。」
そして、三人は色々な店をまわった。服屋など、セールがやっている店に入って、買ったり買わなかったりしていて夢生がなにか買うというと、そのたびに康生が自分の荷物が増えるので露骨に嫌な顔をしたが、結局、ちゃんと持っていた。そして、すべてをまわり終えた所で夢生が
「今日はありがとう士道君。おかげで助かったよー。」
「あはは、それはどうも。」
「うんじゃ僕はこの荷物しまいにいく兼トイレに行ってくるから士道君、姉さんの荷物渡して。」
「あっああ、分かった。」
士道は康生に言われて夢生の荷物を渡した。そして、両手いっぱいの荷物を持って康生は立ち去った。そして、士道と夢生はすぐ近くのベンチに座った。
「ん?そう言えばあいつ、しまうて、言ってたけど荷物しまう所なんてあったけ?」
「うーん、ないと思うだけど、毎回、康生がそう言ってどっか行ったら、荷物からで戻ってきて、荷物は?て、
きいたら、大丈夫あるからて、答えてきて、本当かどうか疑っていたら、帰ったら見せるて、言われて帰ったら本当にあったから大丈夫だと思うよ。」
「……なんだろう。今の話聞いたら、あいつものすごく急いで帰って、戻ってきてるような気がするんだが。」
「いや、走って帰って戻ってきたとしても早すぎるし、また荷物出してて、言ったら、またどっか行って二分くらいで戻ってきて荷物持ってるもん。」
「じゃああいつはどこにしまっているんだろうな。」
「どこにしまっているんだろうねー。」
士道は先ほどの康生の言葉が不思議に思って夢生に聞いてみたが夢生も分からないそうだ。
「あ、そういえば夢生」
「んー?なーに?」
「おまえて、初めて会った時、制服着てたよな?」
「うん、着てたよ。……それが何?」
「いや、どこのクラスなのかなと思ったんだよ。」
士道は夢生が今は私服だが、初めて高台の公園で会った時は、士道の通う来禅高校は制服を着ていたのだが、会ったことがなかったので、聞いてみた。
「あー、そっか。そういえばあの時着てたね。」
「ああ、でも会ったことがなくてどこなのかと思ってな
。」
「あー、実は私たち!!…は…ッ!」
「おっおい、大丈夫か夢生?!」
夢生が士道の質問に答えようとしたとき、突然胸を抑えその場にうずくまる。士道が心配していると
ウゥゥゥゥーー
空間震のサイレンが鳴り響いた。
「なんでこんな時に。夢生、移動するけど歩けるか?」
「ハァ……ハァ……」フルフル
士道は移動するから、夢生に歩けるか聞くが夢生は首を振った。
「どうしょうかな。」
「士道君……これ……」スッ
「ん?」
士道がどうしていいか悩んでいると、夢生がバイブしている携帯を出してきた。画面を見ると康生と書かれていた。
「……出ろて、ことか?」
「…………」コクッ
夢生に聞いて、縦に首を振ったので、電話に出ると
「もしもし」
「もしもし、あ!その声は士道君?」
「あっああ、夢生に渡されてな。」
「姉さんは大丈夫?」
「すごくつらそうだ、歩くのも困難らしい。」
「そっか、……じゃあ士道君、姉さんおぶって行ってよ。」
「ハッ!!?……おまえ何言ってんだよ!!」
「姉さん歩くのも困難なんだろ。じゃあおまえがおぶって移動するしかないだろ。」
「いや、そう言われてもな。」
「いいから、さっさと姉さんおぶって移動しろ。」
「恐!!……おまえ口調変わってないか?」
「そんなこと気にすんな、あ、移動先はショッピングモールを出て近くにある路地裏でよろしく。あと、空間震はこのショッピングモール真上だから。」
「おい、そんな近くじゃ、危ないじゃないか?」
「大丈夫、大丈夫ちゃんと調整するから。」
「……調整?」
「あ、……んっじゃあ姉さんを頼んだ士道君。」プチッ
「あ、おい調整て、……きりやがった。……あー、夢生、電話の内容聞いていたか?」
「……」コクッ
「あー、そう言うわけだから、おぶされ夢生。」
「……」コクッ
士道はそう言って夢生に背を向けしゃがみ、そして、背に夢生を乗せ康生の言われたとうり、近くの路地裏に行きそこで、夢生をおろして康生を待っていると、夢生が
「ハァ……ハァ……来るよ。」
「えっ!」
夢生に言われてショッピングモールの方を見る。そして、(康生は大丈夫だって言ってたけどこんな近かったら巻き込まれるんじゃ)と、士道は思った。が、空間震は士道の予想よりも小さく、高い位置に数メートル広がっただけで、何も町を巻き込まなかった。
「なッ!!」
士道はその空間震によって現れた精霊を見て驚愕する。
その姿は黒のTシャツにジーパンに白いコートで、髪は腰まであり髪の色が白金がかっていた。だが、髪型や服装は違ったが、顔は先ほどトイレに行った康生だった。