この素晴らしい灰の心は折れている   作:最初の死者ニート

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灰の方、まだ聞こえていますか?
               火防女


パーティー入り

「すいません、付き合ってもらっちゃって。」

 

「いや、いいんだ。ゾンビメーカーと誤認され、討伐クエストまでだされているのに一人は危険だからな。」

 

ウィズが墓を浄化するのを見つつ「さすが私のウィズ、聖人だ。可愛い」と心の中で呟く。

金の亡者とは違う、無償で、善意で、こうして浄化している。

だがそんな彼女はゾンビメーカーと誤認されてしまったのだ。

いつも、どこにでもいる。

ろくに調べもせず、見ただけでそれが正しいと考えるバカが。

…よし、今のセリフ、かっこいいのではないだろうか?

もしもクエストを受けた者が居たら、こう言って戦闘を開始しよう。

まぁここはアクセル、あんなクエスト受けるものは

 

「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

………居たらしい。

走ってくる者が近づいてきた時、ウィズの前に立ち盾を構えた。

 

「いつも、どこにでも「くらえリッチー!ゴッドブロォォォォォォ!!」ウブッ!!」

 

盾を構えているにも関わらず私は吹き飛ばされた。

セリフの途中に攻撃するとはとんでもないやつだ。

それより、なんという威力だろうか?腕の骨が折れた。

ウィズに助け起こされながら(勿論腕はそのまま)襲撃者を見る。

あれは…カズマ一行だ。頭のおかしい紅魔族もいるし、確か…自称酒の神のアークブリーストもいるし、変人クルセイダーもいる。

 

「いきなりどうしたんだよアクア!」

 

「リッチーよカズマ!おのれリッチー!人を盾にして挙句さらに使おうとするなんて卑怯な!」

 

「アクア、私には女性を守ろうと盾を構えて片腕を犠牲にした勇敢で可哀想な騎士とアクアに怯えながら騎士を助け起こしている心優しい女性にしか見えないのですが」

 

「ゲホッ、ゲホッ…い、いつも、どこにでもいる。人の話を遮り攻撃をしてくる狂犬が…」

 

「ファ、ファランちゃぁぁぁぁん!!」

 

ウィズの絶叫を聞きながら私の意識は闇に落ちた。

 

 

 

 

「…で、全部話した、と。」

 

焚き火の前で私は貧乏揺すりをしながら話を聞いていた。

あの後ウィズは助かるために洗いざらい吐いたらしい、ちなみに私のことも。

まぁ、私が怒ってるのはそこではない、ウィズはしっかりとしてる、少なくとも生き残る手段をしっかり選べるのだ。

 

「ところで、金を貸した者相手だというのに話も聞かずに神の一撃を見舞うとはどういうことだ?狂った闇霊でももう少し話が通じたぞ、まさか、ダークレイスやホークウッドの類ではないだろうな?」

 

ホークウッドは恐ろしかった、あれほどの腕をもちながら何故心が折れたのか、どうせならあの技量を私に分けて欲しい。

というか光る竜頭石はもう持っていたからあげると言っていたのに話も聞かずに殺すとは何事か、哀しかったぞ、あれだけ二人で話し合ったじゃないか。

 

「えっと、その…ごめんなさい。」

 

「謝ればいいのだ。…あぁ、そうだ。いや、こちらも謝ることがあった。騙していて、悪かったな。どうかこのことは他言無用でお願いしたいんだが…」

 

「だが、ファラン殿、私はこれでもエリス教徒だ、この街にアンデッドがいるのは…あまり好ましくない。」

 

険しい顔のダクネスが言う、まぁ確かにそうだろう。

 

「じゃあ…そうだな、私が貴公らに協力する、報酬も全てそちらにあげよう。それでどうだろうか。」

 

と、カズマに言う、彼は確かパーティーメンバーが変態揃いで困っていたと聞く、これならばのってくれるのではないだろうか。

実際、ダクネスが好ましくないと言っているが、これでも私達は人類に危害を加える気がないのだ、許してくれるはずだ。

しばらく悩んだ後に、やっとカズマは結論を出してくれた。

 

「…そうだな…うん、そうしよう。ダクネス達もそれでいいか?」

 

「私は構いません、カズマ。」

 

「まぁ…敵意もなさそうだしな、慈悲も必要か。」

 

「…」

 

さて、大事な神の結論がまだだ、地味に心配だぞ、私は。

 

「……あぁわかった、わかったわよ、だからそんな目で見ないでよ!」

 

ついに気負けしたアクアがイエスの返事を出した、やったぞ。

 

「ありがとう、では、これからよろしく頼む、カズマらよ。」

 

これにて私とウィズが追放される危険はついえたといえる、まぁいざとなれば私が暴れるだけだが…




書いてたのが消えて心が折れてました、こ、この通りだ、許してくれよ、な?(土下座)
ちなみにファランの容姿は完全に自分の趣味なんで完全オリキャラと思った方がいいですはい
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