Re:雪のように白く、美しく 作:海童(ワダツミ)
Q,ん? (鈴ちゃんが)はいってないやん。どゆこと?
A,……ちゃうんや、許してください、なんでもしますから(なんでもするとは言ってない)
京都タワーの上、ゴールデン・ドーンとミステリアス・レイディは対峙していた。
「亡国機業、何が目的?」
「ふふっ、それを教えたとして、あなたには関係ないわ。そして、あなたでは止めることすらできない。―――無能なままで、いなさい。」
その言葉は、決して狙って放たれたわけではなかった。その場面にいたわけでもない、ただこの場面でスコールが思いついたスコールの言葉。
しかしそれは楯無が自らの妹との溝を深めてしまった台詞、楯無が冷静さを欠くには十分すぎるトリガーだった。
「はぁぁぁっ!」
ランスを前に突き出し距離を積める。それに合わせてスコールも大きな尻尾を前に構える。
擦れ会う金属音と火花が生まれた。
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大文字山付近。
「はぁ………はぁ……………」
織斑一夏は肩を揺らしながら呼吸をする。その前ではサイレント・ゼフィルスが一夏を見下げている。
今も他の専用機持ちはオータムのアラクネと戦っている。混戦中にうまく誘導され、一夏とマドカがサシで戦う状況に持ち込まれていた。やはり経験の差というべきだろうか。
「(考えろ、この場面でできる最善策を!)」
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はじめこそラウラを狙っていた刀魔だったが、視界に移った一夏とマドカのタイマンを見て僅かに顔をゆがめる。
「………チッ、これはまずいか。仕方ない、はじめはシュヴァルツェア・レーゲンを壊す予定だったけど、織斑一夏に死なれちゃあ困るんだよな……!」
刀魔はメガ・ビーム・ランチャーをレーゲンからサイレント・ゼフィルスに構え直す。
「…………3……………2……………1……墜ちろ!」
収束された高エネルギービームが一直線にサイレント・ゼフィルスへと飛んでいった。
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「興醒めだな。失せろ、織斑一夏。私が私であるために!」
大型ブレードが降り下ろされる。
「(しまった、避けれない――――)」
あまり意味はないと分かっているが、雪片を前に出し防御の構えをとる
しかし、その斬撃は届かなかった。代わりにけたましい爆発音とともに何かがマドカに直撃する瞬間を見た。
「グワァァァァァア!」
たったの一撃でサイレント・ゼフィルスの展開がとけ、マドカが地上へと落ちていく姿が見える。
「なっ、なんで解除されて、…………っ危ない!」
先ほどまで戦っていた相手とはいえ、急いでマドカが地面に落ちる前に拾う一夏。反応がないあたりどうやら気絶しているようだ。
「(まぁ、気絶してるほうが、変に抵抗されずにすむな。………ん? ペンダント?)」
マドカの胸にはロケットペンダントがかかっていた。中に写真をいれることのできるタイプで、先ほどの拍子かは知らないが開いていた。
そして、織斑一夏は知るべきではない――――いや、知らなければならないことを知る。
「な、なんで…………」
そこには自分の姉である織斑千冬とマドカのツーショット写真が埋め込まれていた。
Rainforestさん、感想ありがとうございます。