幼馴染みに襲われてます   作:高崎瑞希

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少し長くなりました…
そして今回はR-15です。
そういった際どいシーンは(初めて)ないのでご了承。




夏の思いで

「ねえねえ」

「ん?なに?」

 

ギーコギーコとブランコをこぎながら横でこいでいる幼馴染みと話す。

 

「小学生のころのさ、今と同じくらいの時期にした約束。覚えてる?」

「えーっと…あ、あれか。うん、もちろん。」

 

したな。約束。

親が花火を買ってきて、それをこいつの親に話して一緒にこの公園で遊んだんだ。

さすがに打ち上げ式のはやらなかったけど…シューと吹き出す花火を持って走り回るこいつを見るのはすごく面白かったし楽しかった。

終わってから親が片付けている間、俺たちはとある約束をしたんだ。

 

『大人になったら…二人だけでやろうね!』

 

懐かしいな…もうあれから数年たつのか…

 

「ねぇ…やりたい?」

「んー…しばらくしてないしなぁ…やってみるのもいいかな。」

「そっかー…」

 

えへへ…と真横で微笑む幼馴染み。

不覚にもドキッとしてしまった。

 

(なに考えてんだよ…こいつだぞ?…うん。ナイワ~…)

 

「どしたの?急に首をブンブン振っちゃって。あ、そんなに楽しみ?」

「あ?まぁ…な。」

 

にしても…学生って大人か?まだお酒飲めないし、タバコ吸えないし…でもあの頃に比べれば大分育ったか。

…うん。どことは言わないけど。言わないけど!

 

「お?なになに?発情しちゃってんの?この~♪変態さんめ~♪」

「誰がお前なんかにするかよ。例えこの世に女がお前ひとりになっても嫌だわ。」

「えー!ひどーい!そんなこと言っても結局私だけになったら溢れる性欲に勝てずに私は襲われて…あんなことやこんなことに…」

「ならねぇよ。」

 

まったく。ブランコに乗ったまま、くねくねしないでほしい。ブランコの前後の運動と体をくねらせる動きがくっついて面白い動きになっちゃってるから。

草不可避だからwww

 

「あれ?なぜか笑われてる?」

「おー。バカだなと思ってな。」

「ひどい。自分だってバカなくせに。」

「お?やるか?」

「え?やっちゃう?ついに?やーんこんなところで初体験なんて恥ずかしいけどそんなにしたいのなら止めないしむしろどんとこいっていうか…」

 

また暴走を始めた。こうなると止められない。自動的に止まるのを待つしかない。

よし。待ってる間に花火でも買いにいくか。久々にやりたくなったしな。

 

「やっ…そんな太いのをいきなり…あれ?どこ行くの?」

「花火買いにちょっとそこまで」

「なんでおいていくの!?私も行く!」

 

ドーン!と後ろから体当たり。そして腕と腕を絡ませて、ぴったりと真横を歩く。

正直歩きづらい。

 

「離す気は?」

「ない。」

 

ですよねー…知ってた。仕方ない。このまま行こう。

 

「あらあら、今日も仲がいいわねぇ。」

「はい!新婚なんで!」

「違ぇよ。ただの幼馴染みです。こいつの言うことは信じないでください。」

「ふふっ…知ってるわよ。それじゃあね。」

「はーい!またね!おばさん!」

 

絡ませている腕とは逆側の手を振る。

こんなくっついてたら勘違いもされるだろうが…離れてくれないんだよなぁ…

まぁ近所の人は俺たちの関係を知ってるし…いっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んー…」

「んー?」

 

真剣に花火を選ぶ俺とその俺を楽しそうに眺める彼女。おい、こっち見んな。

 

「私も欲しいもの持ってくるね。」

「おー。どっか行け。そのまま戻ってくんな。」

 

とことこどこか別のコーナーに歩いていった幼馴染みを横目に改めて花火を選ぶ。

やっぱり保護者がいないのに打ち上げは危険だよな…

それにあまり多すぎても終わらなくなりそうだし…夜の公園にあいつとずっと二人きりとか鳥肌ものだわ。

よし、これにしよう。あまり大きくないし、安いし。決定。あいつはどこいった?先に買って帰っても…

 

「わ!」

「うぉ!?」

 

後ろから衝撃を受ける。痛くはないが…危なくこけるところだった。

誰だ?と確認するまでもない。お前だ。

 

「ありゃ?もうばれた。」

「当たり前だ。お前しかそんなことしないわ。で?なに買おうと………マジでなに買おうとしてんの?」

「これ?ゴム。」

「なぜに!?必要性皆無だしなんでこんなコンビニに売ってんの!?」

「便利だね。コンビニ。」

「便利ってレベルじゃないよ…エロ本コーナーならまだしも、ゴムって…バカじゃん…」

「え?無し?生の方がお好み!?子供ができちゃってもお構いなしと!?責任は俺がとるから黙って俺の子供を産め!?きゃー!俺の嫁発言ktkr!」

「コンビニでゴム持って騒いでるJK…うわ…関わりたくねぇ…さっさと買ってこよ…」

 

そっとその場を離れる。お会計を済ませ、コンビニを出る。さて、夜まではまだ時間あるし…一回家に帰るかな。親にも言っとかなきゃだし。

 

「あ、あれ?いない!?どこー!?」

 

なにか聞こえた気もするが…気のせいだね!

 

 

 

 

 

 

 

「なんでおいていくの!?」

「それさっきも聞いた。」

「なんで!おいて!いくの!?」

「だー!うるせぇ!」

 

耳元で騒ぐな!しかもくっつくな!片腕荷物で埋まってるのに逆側引っ張られたらマジで辛い!

 

「なに買ったの?」

「ん?花火。そっちは…いや、なにも言うな。」

「コンドー…」

「言うなっつってんだろ!」

 

ギャーギャー騒ぎながら家に帰る。

親に許可を取り、夜までゆっくり休む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夜だよ!」

「おー!夜だ!」

 

お互いハイテンション。止める人はいないのでそのままのノリで公園へ。

 

「さて。どのくらいする?全部一回で使いきらなくてもいいと思うし。」

「私は何回でも…したいだけすればいいと思うな。」

「いやいや…あまり遅くなってもあれだし…本数にも限りはあるし…」

「あー…そうだね。二本あればねー…」

「は?いやいや…30本くらいはあるじゃん。 」

「え!?そんなにあるの!?」

「なんで驚く!?二本しかないほうが驚きじゃない!?」

「だって普通の人は一本じゃん!」

「………は?」

「………え?」

 

話が食い違っている気がする。

今までのこいつの話と行動を思い出せ…なにと勘違い…普通一本って…まさか…!

 

「おい。」

「はい。」

「約束の内容を今ここで言ってみろ。」

「えっと…『大人になったら二人でしよう。』」

「花火だよな?」

「え?野外Hだよね?」

「………」

「………」

「うわぁぁぁ!!!そんな気はした!!!」

「ゴムは何枚でもあるよ!でも…初めてなのに花火プレイって…マニアックだね…」

「なに花火プレイって!お前バカだろ!」

「バカじゃないし!バカって言う方がバカだし!」

「バーカ!」

「バーカ!」

 

 

バカァァァ!!!

誰もいない公園に響き渡りましたとさ…

 

 

ちなみにその後花火だけして帰りました。

俺の幼馴染みは不服そうだったけど…根からのバカだからしょうがないよね!

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