幼馴染みに襲われてます   作:高崎瑞希

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今回のお話はこれから学校編を書くに当たっての説明が多めです。
学校における立ち位置や状況などなど…
なのでR-15要素はないです。
ただし次からは書きます。ええ、安定の17.9を書きまっせ!
文化祭、体育祭、修学旅行などなど…授業中にイタズラ…なんかも考え…おっと喋りすぎた。

とりあえず!今回のお話は飛ばしてもまぁ問題はないかと。
いや、次のお話の展開がわからなくなる可能性はありますがね!







学校編開始

「ふっふ~ん♪」

 

学校への通学路、毎度おなじみ俺の幼馴染みは真横でスキップしながら鼻歌を歌っていた。

いつもいつもこいつは飽きないのだろうか。毎日俺の横で踊っている。

ついでに無駄に育った胸も踊っている。恥じらいというものは無いのかこのバカめ。

 

「へいへい!テンション低くない!?上げてこーぜ!」

「外で騒ぐなヴァカめ。」

「巻き舌だ!いつもよりレベルの高い『バカめ』だ!」

「うるさいヴァk…」

「あ!ちーたんだ!おっはー!」

 

今巻き舌しようとしてたのに!?話を聞けや!

 

前の方にいたのは俺たちのクラスメート。

誠に遺憾ながら俺とこの幼馴染みは同じクラスだ。

さらに言えば、こいつはクラスの人気者である。

いつも皆に明るく差別なく接する、巨乳、ボディタッチも多い、巨乳、顔もなかなか良い方…というか可愛い。正直俺なんかと一緒にいても良いようなレベルではない。恐らく告白する男も絶えないのだろう。

まったく…さっさと誰かと付き合ってくれれば俺は一人でゆっくりできるのに…

 

なんて考えている間に俺の幼馴染みは様々な人たちに声をかけまくっていた。

『今日も仲いーね!さすがは夫婦!』なんて声にも慣れた。何度このからかいをうけたことやら…

さらにこいつは『そーでしょ!仲良しだよ!』なんて言いながら俺の腕にくっついてくる。

ラノベの主人公なら『ちょ…くっつくなよ!色々と当たってるから!』なんて言うのだろうが残念だったな!俺はもう慣れたのだ!この程度では動じないぜ!

 

しかし今日は違った。いつもならここで離れてスキップを再開する幼馴染みはなぜか離れずに俺の顔を見つめていた。

 

「な、なに?なんか顔に付いてる?」

「んー?いや~?ふふっ…」

 

顔を前に向ける。

腕に引っ付く相手に歩幅を合わせてゆっくりと歩く。

歩く衝撃で柔らかな胸が腕を挟んだままギュムギュムと形を変える。

チラ、と幼馴染みの顔を見る。相も変わらずこちらの顔を凝視していた。

慌てて視線を前に戻す。少しでもドキッとした自分に少し驚いたが…

 

離れない幼馴染みに気を取られていた俺は気がつかなかった。

 

幼馴染みのいつもとは違う不吉な笑いに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご飯食べよー!!!」

 

昼休憩、数少ないのんびりできる時間帯。

いつも通りのんびり一人でスマホでもいじりながら飯を食べようとしていた俺のもとにこいつはやって来た。

 

「やだ」

「なぜにっ!?」

「いつもみたくその辺のやつらと食えよ。俺の貴重な一人の時間を邪魔すんな。」

「あー…確かに…一人プレイも大切だよね…だが断る!」

「大切だと思ってるならどっか行けや!そもそも俺の時間が削れてるのは毎日毎日お前が家に来るからで…っとヤバ…」

 

俺とこいつが幼馴染みだということは周りのやつらも知っている。

だからこそ、一緒にいるのもおかしくはない、みたいな空気が漂っているのだ。

ただし、第三者から見ればこんなものは完全にただのバカップル。

この状況にさらに『家でもいつも一緒』なんて事実が暴露されてしまえば…どうなるかはお察しの通りだろう。

むしろ今も嫉妬の目がないのが驚きだ。

これはこいつの人徳か、はたまた幼馴染みの特権か…

 

「とにかく!あっち行きなさい!」

「やーですー!もうお弁当広げたもん!」

 

俺の机の上の四分の三にこいつのお弁当が広がっていた。

いつのまにか引っ張ってきた椅子を机を挟んだ向こう側に置き、座る。

 

「いただきます」

 

机の持ち主の意思など関係なく食事を始める幼馴染み。

こいつが動かないなら俺が、と周りを見渡す。すると顔を向けた先にいたクラスメートはこちらをニヤニヤと見ていたにも関わらずさっ、と顔を背ける。

360度首を回す。

さっ、さっ、さっ、さっ、さっ

 

残念、俺にはここで食べるか便所飯かの二択しかないみたいだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いただきまーす…」

 

さすがに便所飯は嫌だった俺はおとなしく自分の弁当を開く。

言葉には出さないけどめっちゃ旨いんだよな、この弁当。

さすがはお母さん。俺の好みがよく分かってる。

 

「あ、その卵焼きは最高のできだよ。上手に焼けました!」

「焼けてなかったら生卵じゃ…ん?今なんて?」

 

こいつの言い方…まるでこの弁当を作ったのはこいつみたいな…

 

「え?上手に焼けました!って…おろ?まさかの愛妻弁当に文句を付ける気!?せっかく好みの味に仕上げてるのに!?」

「マジで!?これ作ったのお前かよ!」

「なんでわかんないの!?入学してからずっと作ってあげてるのに!」

「わかるか!いつも朝は布団に潜り込んできてるだろうが!まさかさらに昼飯まで作ってるとは思わねぇよ!」

 

これ作るのにどれだけ時間かかることやら…

朝起きて、家に来て、飯作ってから舐めにくる。

朝何時に起きてんだ?もっと別のことにその闘志を燃やせや

 

ふと視線を感じた。

周りを見渡す。すると再びさっ、と顔を背けられた。

騒ぎすぎたようだ。もう少し静かにしよう。

それにしても…ここまで騒いでも『あいつらうるさいなぁ…』みたいな空気は漂っていない。

こいつの人徳半端ねぇ

 

さすがにこれ以上は騒げない。静かに食べよう。

 

「………なに?」

「いや~…なんでもないよ♪」

 

また顔を見つめられていた。

今日はどうしたのだろうか。いつもはしないことばかりしている気がするが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特にその後は何事もなかった。

授業を受け、今は放課後。帰る準備をしているところだ…が

 

「なんだこれ…」

 

机の中から見たことのない封筒が出てきた。

見覚えはないが…俺の机から出てきたのだ。俺のものなのだろう。

中を確認する。中からは一枚の紙が出てきた。

 

『放課後、別棟の科学室まで来てください』

 

これ…ってまさか…ラb…

 

「なになに?どうしたの?」

「っ…!」

 

唐突に現れた幼馴染み。

驚いた俺は急いでその紙を鞄に入れる。

 

「な、なんでもない!あと今日は一緒に帰れなくなったから先に帰っといてくれ。」

「ん、わかった。」

 

あ、あれ?なんか淡白だ。『えー!?なんで!?一緒に帰ろーよー!!!』位は言われるかと思ったのに…

まぁ良いか。先に帰ったみたいだし俺はこの手紙に書かれていた場所に行ってみよう。

 

 

ついに…俺にも彼女が…!!








後編に続く…!
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