マイペースで妖しい化物   作:とて 

6 / 12
どうも、暇な時に書いてたらいつの間にか6000文字超えてました。

展開早すぎかもしれませんが、

どうぞ!


決勝リーグ

〜全国大会2日目、決勝リーグ〜

 

―主人公side―

よし!今日はよく寝たし調子は絶好調。

華「今日生き残れば、ベスト4!楽しんでいこう。」

アマっちゃん朝っぱらから元気だな、テンション上がるのはわかるけど。

時「今日は何回試合やるの?」

華「今日は…、3回かな。んで、明日が準決、決勝。」

時「なんか、そろそろ止められそうで怖いけど、今日も思いっきり打ち込みますか。」

ホントに怖い。でも、平気な気がするけどな。

監「お前らはもう決勝気分か?1回1回に全体力そそげとは言わないけど、どの試合も気を抜けないぞ!」

あれ?俺はそろそろ止められそうって言った。気を抜いているのはアマっちゃんだ!

華「気は抜いてないですよ。昨日以上の力でねじ伏せますから。」

 

 

〜1試合目直前〜

よし!勝ちに行く。って言いたいけど…。

華「あの5番、デカくね?」

うん、思った。

時「うん、俺らほどではないけど。そして体格がよろしい。あれはたぶんMBだよね?」

華「お前ならヘーキだろ。」

いや、そう信じたいけど。初めて嫌な予感する。ヘーキだよね?

 

────ピーッ

さてまずは1発ぶち込みますか。

時「ほいっ!…は?」

────ドドッ!

華「!?(うそでしょ?妖が止められた!?)」

いやちょっと…おいおい、アマっちゃん以外に止められた記憶、最近はないぞ?

 

観客「おー、〖化物〗止めた!?」

観客「〖化物〗止めるやつが現れた!」

 

?「高知県市立吉野川第三中学、吹上仁悟!よろしく〖化物〗。」

時「仁悟か、よろしく。」

やばいな、こんな早くに悪い予感が当たるとは…。

華「大丈夫?」

時「ちょっと心折れたw」

笑ってる場合じゃない、どうにかしなきゃ。

 

────ピーッ

タイムアウトか、16:15…やばいな。

監「うちは妖だけのチームじゃない!他で差をつけてやれ。(とは言ったが、妖を止めるやつがいるとは。いるとは思ったけどこんな早くに。)」

やっば…、止められたのは最初の1発だけだけど、全部当てられてる。うまく決まらない。

華「そんな落ち込んだ顔すんな。このチームはお前だけじゃない。(でも、やばいな。全開でやらせたらこの後の試合が持たないし。)俺らが頑張んなきゃ。」

時「アマっちゃん…、さんきゅ。まだ手はある。(ないけどw)」

華「(強がりだな。)そう言うと思った。行くぞ!」

 

〜さらに試合は進み〜

時「くっっそ!」

────バチッ!

吹「くっ、力強いな。(最初の1本しか止められてない。やっぱり強いな。)ワンチ!」

 

観客「吉野川第三ってこんなに強かったのか!?」

観客「あの5番凄くない!?」

観客「全体的にもレベル高いよ。」

 

こんなんじゃダメだ。

?「ラスト、吹上!」

吹「よっしゃ!」

────ドドッ!!

華「ごめん、俺も活躍させてね。」

吹「!(さっきから思ってたけど、たたき落とすのが上手い。)」

時「ナイス、あと…すまん。」

華「すまん?いや、どうせ決めるだろ。現に1回しか止められてないんだから、何も気にすんな!決めることに集中しろ。」

やっぱ優男だな。

時「さんきゅ。ほら、ボール。次サーブだろ?」

華「おぉ。じゃ、サーブぶち込みますか。」

 

―吹上仁悟side―

くそ。あの1番、俺よりブロックうまいんじゃね?次のサーブは1番か。普通のサーブだったから次の攻撃に集中だ。

華「行くぞぉ!」

え?なんであんなに離れて…、

吹「ジャンプサーブ!?」

華「おらっ!」

────ズドッ!

強すぎん?ここにきて隠し球かよ。

 

―主人公side―

相変わらず強烈だな。

監「練習してたのは知ってるけど、ここで使うのか。」

監督も驚いてるし。

時「すごいの打つね〜。」

華「お前ほどじゃないよ。出し惜しみしてられないし。」

またスイッチ入ってる。点数は…24:23…マッチポイントか。

華「おぉらっ!」

────ドドッ!

?「ぐっ!」

華「お?」

レシーブしたのか。誰が打ってくる?

吹「おらっ!」

時「せいっ!」

────バチッ!

吹「くそっ!」

時「ワンチ!」

やられてばっかは嫌なんでね。

華「チャンスボール!妖!打ちに行け!」

わかってるよん。

時「レフト!」

吹「レフトくるぞ、三枚揃えろ!」

今できる限りの全力を。

時「んっ!」

────ズドドッ!

吹「くっ!?」

時「っし!」

自分でもビックリしたけど。あそこまで力入るのか。

────ピーッ

華「ナイスー!すげぇなお前、スイングスピードがめちゃくちゃ速かったぞ。」

まじ?すげぇな俺。

 

観客「今の何!?」

観客「すっごい音した!!」

観客「ブロック吹き飛ばしたぞ!」

 

―吹上仁悟side―

吹っ飛ばされた!?くそ。今のはブロックのタイミング、体勢、全部完璧だったはず…。

?「すまん、拾えなかった。」

吹「いや、勢いを殺せなかった俺が悪い。次取り返そう。」

あいつ(時陰 妖)自身も驚いてた様子だったし。まだ成長すんのかよあの〖化物〗。

 

 

〜第2セット中盤〜

時「うりゃっ!」

────ズドドッ!

吹「くっ!(力が1セット目の最後あたりから強くなった!?)」

 

観客「〖化物〗止まらねぇー!」

観客「ここにきて新しい打ち方かな!?」

観客「いや、隠してたんじゃない?!」

 

華「よっしゃ。ナイス妖!」

時「おー、なんか俺すげぇ。」

────ピリッ

時「っ!?」

華「どうした?」

時「いや、なんでもない。どんどん持ってこい。」

なんだ、今の肩の痛み。今は16:9か。あと9点。

監「…あいつ何かあったな。流れ止めるわけにはいかないし。試合終わったら確認するか。」

 

 

〜試合終盤〜

この打ち方ハマるな。めっちゃ良いの行く。

時「レフト!」

吹「レフトくるぞ!(くっそ、どうやって止めんだよ。)」

時「うりゃっ!」

────ズドンッ!

吹「くっっそ!(全然止まんねぇ。)」

 

観客「もう〖化物〗が止まらねぇ!」

観客「強すぎる!」

 

華「ナイス!次も頼むよ。」

時「いや、人を頼りにすんなよw」

華「次でラストだ。」

それにしても右肩に力がかかると痛いな、なぜだ!?まぁ気にしなくて平気だろ。

華「ほい、ボール。」

次サーブか。

時「…サーブで決めろって言ってんの!?」

華「うん。」

 

―吹上仁悟side―

24:12…一気に流れ持ってかれたな。あいつはサーブも強いし。

時「っし!」

────ドドッ!

?「よし!あがった!」

流れ持って行ってやる。

吹「俺に持ってこい!」

華「センター線来るよ、寄せて寄せて。」

吹「おぉらっ!」

────ドドッ!

な!?

華「おもっ!?」

 

―主人公side―

アマっちゃんのMB離れした守備範囲はすごいな。俺も魅せなきゃ。

時「バックに持ってこい!」

吹「やらせるかよ!」

いいや、無理矢理ぶち抜く!

華「いけ!」

時「っりゃ!」

────ズドンッ!

吹「な!?」

痛っ!でもこれで

────ピーッ

 

観客「おぉ!強い!」

観客「光仙学園、決勝リーグ第1回戦突破!」

 

時「よっしゃぁ!」

華「ナイスキー!さすがだエース!!」

 

―吹上side―

〖化物〗時陰 妖 …か、高校でもやるのかな。もし当たれば次は勝つ。

 

―木兎side―

木「すごいなー、あいつ。強過ぎるだろ。」

赤「確かにそうですね。(でも、スパイクの勢いが変わったあたりから様子が変だったな。)」

木「また強くなったな、あいつ。しかし、あの打ち方はなぁ…。」

赤「何か気付きましたか?」

木「たぶんだけど、肩痛めた。様子も変だったし。筋力が追いついてないのかな?」

赤「なんで木兎さんがそんなによく見てるんですか!?」

木「赤葦!俺はいつもちゃんと見てるぞ!」

 

―主人公side―

監「集合しろ。」

全「「「はい!」」」

監「良くやった、次の試合はすく後だ。体冷えないように次のところ見とけ。」

華「はい、じゃ、皆行くよー。」

時「はいはーい。」

監「妖!お前は少し残れ。」

え?何かやった?

 

監「お前、どっか痛めたか?」

なぜ、気付いた!

時「いっ、いや。そんなことないっすよ。元気元気(汗)」

スルーしてくれよ。

監「お前は…右腕ちょっと貸せ。」

時「な、なんでですか。」

監「今、右肩ちょっと後ろに下げたろ。わかりやすい。」

えー、んなにわかりやすい!?

時「じゃぁ、はい。」

監「最初からパッパと出せ。」

 

────ビキッ!

時「あがふがー!!」

監「うるせー馬鹿野郎!」

いや、冗談じゃなく。

監「肩か、いつぐらいからだ?」

時「たぶん、1セット目の調子が上がったらへんです。アマっちゃんはスイングのスピードが速くなったって言ってました。」

うん、そのはず。

監「そうか…。(こいつがいても1回戦は苦戦した。2回戦はシード枠のところと。指導者としては休ませたいけど…。)」

監督考え込んじゃった。まさか…

時「俺、出ますよ!次の試合も。」

監「お前が積極的に出たいと言う日が来るなんて…。でも、出さない!」

時「なんで!?」

テンション上がってきてるし、何より強いやつともっとやりたい!

監「お前はこんなところで潰れるようなやつじゃない。まだ中学生だ。チャンスはこれからいくらでもある。」

時「でも、俺が出なきゃ…

監「仲間を信じろ!」

っ!信じてるけど…。

監「お前は出さない、決定事項だ。アイシングするぞ。」

時「…はい。」

 

 

〜2試合目の前〜

監「────というわけで、妖はもう出さない。てか、出せない。だから残りのメンバーで勝っていくぞ。」

時「ごめんね、みんな。俺はベンチで寝て待ってるからw」

顔引きつってないよな。へーきへーき。俺が暗い表情出しちゃダメた。

華「(無理してるなこいつ。)よし!妖に勝利っていう最高のプレゼントしてやろう。皆、気合い入れろ!」

全「「「はい!!」」」

なんて良い奴なんだアマっちゃん。

監「じゃ、試合の話するぞ。今回の相手は東京都宮ノ下学園。いわゆる優勝候補だ。ここで勝てば決勝まで行ける。じゃ、スタメンは……。」

 

観客「始まるぞ!」

観客「今大会優勝候補、過去の優勝回数最多の宮ノ下学園!」

観客「対するはダークホース!キャプテン〖攻撃殺し〗、エースの〖化物〗を中心とした光仙学園!」

観客「どっちが勝つんだ!?」

観客「あれ?光仙学園の方、〖化物〗出てなくない?」

 

華「いくぞ!」

全「「「おぉ!!!」」」

 

 

〜試合は光仙学園の劣勢で進んでいき〜

くそっ!もう第2セット…。

?「おぉらっしゃい!」

────ズドンッ!

何よりあいつ強い、何なのあいつ。1番、喜屋武 剛。苗字沖縄じゃん!噂には聞いてたし、月バレにも載ってた〖怪物〗。確かにやばいわ、その名の通り怪物的な破壊力をお持ちで。

喜「もう1本だ、くらぇい!」

華「何度もやらせるかよ!」

────ドドッ!

 

観客「すげー、〖怪物〗止めた!」

観客「〖攻撃殺し〗も負けてねー!」

観客「でも、無情にも点差は広がる一方だ!」

 

―木兎side―

木「あいつやっぱり怪我かな。」

赤「たぶんそうですよね。(大丈夫かな?あれほどの選手、潰れちゃいけないし)」

木「でも、あいつ出てくるな。」

赤「え!?なんでですか?きっと光仙学園の監督からも出るなって言われてるはずですよ?」

木「それは監督の意見であってあいつじゃない。ここで出てくるからこそ〖化物〗って呼ばれてんだよ。」

 

華「よしっ!(妖がいないときついものがあるな。1セット目取られてるし…。)」

アマっちゃん辛そうだな。うん、やっぱ出よう。

時「監督!」

監「どうした…ってお前!出さないって言ったろ!何ジャージ脱ぎ始めんだ!?」

いやいや出るに決まってんでしょ。

時「出ますよ。これ以上見てらんない。」

監「お前!これ以上悪くなったらどうすんだ!?」

時「それでも出ます。俺はこのチームのエースだ。ピンチの場面で出ないやつはエースじゃない。」

監「…分かった。ただし、ダメだと思ったらすぐ下げる。分かったな!?」

時「分かってます。」

ありがとう監督。監督のためにも

時「勝つ!ってことで交代お願いしまーす。」

────ピーッ

 

観客「おー、〖化物〗が出るぞ。」

観客「今大会、最強のエース対決!」

観客「光仙学園こっから追い上げるか!?」

 

―木兎side―

赤「本当に出た。」

木「そういうやつだからな。チームのピンチに出ないやつはエースじゃない!俺の教えだ。」

赤「(あんたが教えたんかい!)でも、相手は強いですよ。怪我してる状態で勝てますかね。」

木「わからん、だから応援すんだろ!」

 

―主人公―

華「!?お前なんで?」

時「見てらんなくてね。追いつくぞ、俺に集めろ。」

喜「大丈夫なの?出て。怪我してるんじゃないの?」

時「ご心配ありがとうございますー。今からお前を倒すから、覚悟しとけーってな。」

喜「っ!?(気迫やば!)」

 

────ピーッ

サーブくる、容赦なく俺かよ。

────ドドッ

時「あがった、レフト持ってこい!」

喜「いきなり打つ気か、レフトだ。揃えに行く!」

華「な!?(3枚かよ!)妖!!」

時「任せろ、うりゃっ!」

────ズドンッ!

喜「な!?(今までの試合より高い!?)」

 

観客「高い!?」

観客「音やばっ。」

 

────ビキッ!

いたーい!でも表情には出さんぞ!

華「お前、全力で飛んで…。しかもスイングのスピードさっきの試合と同じだし。」

時「おう、絶対負けねーぞ。勝つ!」

華「あぁ!」

 

喜「おぉらっしゃい!」

────ズドンッ!

華「くそっ!」

時「マジかよ。」

喜「負けねーよ!」

 

観客「おぉ!!?」

観客「〖怪物〗も負けてねー!」

 

 

〜試合は進み〜

観客「どちらも譲らないぞ!」

観客「どっちが先にマッチポイント獲るんだ!?」

 

喜「おぉらっしゃい!!」

────ズドンッ!

華「くっそやろう!(とれねぇ。くっそ俺が前衛ならブロックできたのに。)」

時「まじかよ、先に獲られた。」

────ピーッ

タイムアウトか、ナイスタイミング。

 

―喜屋武side―

宮.監「予想外に追いつかれたな。でもあと一押しだ。剛!頼むぞ!」

喜「おすっ!」

それにしても

喜「本当に〖化物〗だな、あいつ。怪我しててあれかよ。しかもジャンプ力伸びたし」

 

監「24:23か、よく追いついた。けど、崖っぷちだ。気を抜かずに行け!」

全「「「はい!!!」」」

監「んで、妖。本当に大丈夫か?」

時「はい…」

正直言ってだいじょばない。ホントにヤバそう。次の試合無理そうだな。

華「お前、平気なんだよな?」

時「あぁ。」

────ピーッ

華「行くぞ!」

全「「「おう!!!」」」

 

―木兎side―

赤「これで獲れなかったら負けですね。」

木「いや、終わらんぞ。あいつは勝つ!」

赤「そう願いたいですけど。(ここで勝ったとしてもあの様子じゃ次の試合は…。)」

木「勝つに決まってんだろ。」

赤「ところで、彼はどうなってんですか?」

木「怪我か?」

赤「いや、それもありますけど。ジャンプ力伸びましたよね?しかも、打つ事にパワー凄くなっていきますし。」

木「ジャンプ力に関しては元からだよ。」

赤「元から!?なんで最初から飛ばないんですか?」

木「いや、飛ばないんじゃなくて、飛べないんだよ。まだ筋力が追いついてないらしくて、1試合どころか1セットももたないらしい。でも全然もってるな。」

赤「そうなんですか。」

木「あとパワーはあいつが化け続ける選手だからじゃないか?」

 

―主人公side―

時「ふーっ。」

次獲られたら、負ける。

時「よし!」

────ドッ!

華「よし、ナイスレシーブ!」

時「俺に寄越せ!」

喜「レフトくるぞ!(ここで終わらす!)」

まだ負けない!

華「!あいつ、意識が!?」

時「おぉらっ!!!」

────ズドンッ!

喜「な!?(なんつードライブだ!?)」

 

観客「何今の!?」

観客「ボールが落ちた!?」

観客「回転ハンパない!!」

 

華「おぉー、ナイス…?妖!」

時「んー、どうし…あれ?」

体に力入んない…。やばい、意識も…途切れてる。まだ試合…あ…るの…に…。

────バタッ!

華「妖!大丈夫か!?」

監「おい!しっかりしろ!担架持ってこい、早く!」

 

 

その後、試合はそのセットを獲られて負けたらしい。俺は夜の病院で目を覚ました。

時「…自惚れるんじゃなかったな。」




どうでしたか。

中学編はあと少しだけ、続きます。

次も1週間以内の更新です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。