マイペースで妖しい化物   作:とて 

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はい、どうも1週間ぶりです。

今回はバレーするシーン一切ないです

それを踏まえてどうぞ


全国のその後

ア(=アナウンス)「これより第○○回全日本中学校バレーボール大会、閉会式を行います。」

 

―主人公―

優秀選手に選ばれないかなー。そんなこと思いながら会場で整列してる中にいる俺。なぜいるかと言うと…。

 

 

〜大会3日目、朝〜

看(=看護師)「起きたんですね。今担当の者を呼んできますので。」

ここは、病院か。無理はするものじゃないなぁ。

医(=担当医師)「おはようございます、担当医師の〜と言います。まず、あなたは誰で、いつ倒れたかわかりますか?」

うん、名前は忘れるパターンだ。まぁいっか。

時「名前は時陰 妖。大会2日目の2試合目で倒れました。」

医「はい、正解です。荷物等はそこに。昨日のうちにあなたのチームメイトが持ってきてくれました。で、なんですけど…。」

チームメイト…、試合は!?

時「あの、試合どうなったか聞いてますか?」

医「試合は残念ながら負けたらしいですよ。」

時「そうですか…。」

もっと体力つけとけば…。

医「それで、倒れた原因なんですけど、疲れと肩の痛みからだと思われます。」

時「肩…ですか。」

医「疲れはわかっていらっしゃると思うので…。それで肩の事なんですけど、上腕二頭筋長頭腱炎という炎症です。知っていますか?」

時「はい、一応。肩の使いすぎとか、動かし方が悪いとかの原因で起きる炎症ですよね?」

バレーボールでなりそうなやつはだいたい知ってる、知らんヤツもあるけど。暇な時に調べるぐらいだし。

医「じゃぁ、話が早い。時陰さんの場合は使い過ぎです。オーバーワークと言いたいんですけど、監督さんから状況を聞いた限りだと打ち方の問題です。」

時「…。」

あのスイングスピード速いヤツか。まぁ、わかっちゃいたけど。

時「打ち方変えた方が良いですかね。」

医「監督さんからスパイクのシーンのビデオを見せてもらったんですけど…。」

おう、あの人誰かに撮らせてたのか。ベンチは入れてないやつもいるしな、主に1年生。

医「あの速さでスパイク打ちたいんでしたら、肩の筋力増加をお勧めします。肩の筋力があのスピードに追いついていないせいで炎症を起こしていますから。」

筋トレか、そして体力もつけなきゃ。

医「まぁ、しばらくは安静ですけどね。」

時「ハハっ、ですよね。」

身体休める良い機会だと思うか。

医「で、退院の日なんですけど。今日大会3日目なんですよ。状態としてはだいぶ良くて、軽めの症状なので今日退院されても平気です。」

時「ってことは…。」

医「肩を使う運動・肩に影響するような運動はしばらく禁止です。そのことに注意されれば…。」

時「ありがとうございます!」

閉会式は出れんのか。優勝チーム見ときたいし。

医「では、手続きをしときますので。しばらくお待ちください。あと、御家族の方が…。」

家族?観にきてたのか?

?「妖ちゃん!」

────ズドッ!

時「ぐふっ!」

何かが突進して来た。

?「心配したんだからね。」

あー!!?

時「愛奈!」

 

愛奈…時陰 愛奈(ときかげ まな)

苗字で分かる通り、妖の家族、妹である。

 

時「久しぶりだなぁ。お前、来てたのか!?」

妹「父ちゃんと母ちゃんも来てるよ。」

おぉー、久々に見た。

時.父「まったく、お前は何をやってるんだか。」

時.母「無事でよかった。」

時「あー、心配かけてごめん。」

時.父「お前、本当に閉会式のためだけに行くのか?」

時.母「無理しなくて良いんだよ?」

いや、無理しないし。悪化しても困るし。

時「俺に勝ったやつがどこまで行ったか、優勝はどいつが獲っていったのか、生で見たいんだよ。」

いや、まじで。

妹「相変わらずバレー馬鹿だね。」

時「うるせー。バレー一筋だからな。」

時.父「わかった、でも会場まで一緒に行くからな。そして、その後。久し振りに帰ってこい。」

時「うん。ありがとう。」

 

 

〜大会会場〜

そして、今に至る。

ア「男子の部、優勝、宮ノ下学園。」

────ワァ!!!

華「あーあ、あいつらが優勝か。まぁ俺らが弱くなかった証明してくれたから良いけど。」

時「証明?」

華「あいつら、俺ら以外のチームに1セット20点以上取らせてねーよ。」

時「へぇ。」

本当に強かったんだな。でも、あとの事考えずにやって、負けてんだから。やっぱ俺らに優勝は無理だったのか。

ア「────次に優秀選手、最優秀選手の発表に移ります。優秀選手────。」

 

ア「高知県 市立吉野川第三中学校 吹上 仁悟 選手!」

おぉ!アイツ呼ばれたのか、強かったもんな。

 

ア「宮城県 光仙学園 華陽 天音 選手!」

アマっちゃん!すごいな。試合出ずっぱりだったしな。

 

ア「福井県────!」

まぁ、呼ばれないか。決勝リーグ行ったとはいえ、2回戦目の試合半分以上出てないし。

ア「東京都 宮ノ下学園 喜屋武 剛 選手!」

 

観客「おー、〖怪物〗は2番目か!」

観客「ということは1番、最優秀選手は誰だ!?」

 

え!?あいつが優秀選手?マジで誰!?

ア「それでは最優秀選手の発表です。」

誰だ?戦いたかったな。

ア「宮城県 光仙学園 時陰 妖 選手!」

 

観客「おぉ!!」

観客「〖化物〗か。すごかったもんな。」

 

はぁ!?俺は負けてるし。

ア「では、呼ばれた選手は壇上へ。」

えー、まじか。納得いかない。

華「行こうぜ、妖。」

時「あぁ。」

 

 

閉会式が終わり、インタビューに囲まれた後、みんなと別れて、東京の実家にまっすぐ帰ろうとした。したんだけど…。

木「妖!大丈夫か、お前!」

時「声でかいっす。耳痛い。」

赤「ごめんね、これでも木兎さん結構心配してたんだよ、許してあげて。」

木「今後のプレーに支障は!?」

時「ないですよ。ただしばらくは安静です。」

木「そうか!良かった良かった!」

テンション高いな。

時「あれ?そういや、赤葦さんも来てたんすか?」

赤「あぁ、木兎さんに誘われてね。さっき会ったけどうちの監督も来てた。」

時「へー、なんか大変っすね。」

俺は木兎さんの顔をチラ見してから言った。

木「ん!?なんだ?」

分かってないっぽいな、さすが木兎さん。

赤「チームメイトは?1人?」

時「いや、これから実家に帰ろうと思って。チームメイトは宮城に帰りました。」

赤「そっか、そういえば実家は東京だっけ?」

木「じゃぁ途中まで同じだな。一緒に帰ろうぜ!」

時「はい。」

久しぶりだな。この感じ。

?「時陰!」

誰だ?聞き覚えないぞこの声。ってあいつは…。

時「えっと、喜屋武だよな?」

恨んでるとかかな?本来ならあいつが最優秀選手とるはずだし、実際あいつだと思うし。

喜「今度は1試合全部勝負しようぜ!今度こそお前に負けない!」

時「いや、俺負けてんだけど。」

喜「試合に勝ったけど、勝負には負けた。高校の舞台でリベンジしてやる。じゃぁな!」

時「…。」

木「良いライバル持ったな!」

赤「いや、木兎さん今は…。」

時「平気ですよ。俺は強くない、だから試合に負けた。次は負けないし、最優秀選手の名に恥じない選手でありたい。」

赤「(怪我して変わったかな?)頑張って。」

木「おぉー、かっこいいなお前!」

時「じゃ、いきましょっか。」

 

妹「妖ちゃん!」

時「!愛奈、なんでここに。父ちゃんたちは?」

妹「先に帰ったよ、夕飯準備とかあるからって。」

赤「誰?」

時「妹です。」

木「そういやいたな。じゃ、妹ちゃんも一緒に帰ろうか。」

妹「うん!」

時「すみません、」

 

その夜、久し振りに家族でご飯を食べ、数日間実家でゆっくりしてから宮城に帰った。

 

 

―夏休み後半―

俺は腕を動かせないので、スクワット、腹筋、背筋を繰り返しながら高校選びをしていた。

時「あー、どうしよっかなー。出来れば宮城のどっかがいいなぁ、引越しとかめんどくさいし。」

ちなみに夏休みの宿題は既に終わってる。宮城に帰ってきた翌日の夜までに全て終わらせた。

時「宮城だと、白鳥沢に青城…ここらが行って確実に勝てるところだよな。あとはキヨねぇのいる烏野…、烏野は昔は強かったはずだよな。なんだっけ…何とかのカラスっていう二つ名付いてたはず。」

しかたない、調べるか。

────〜♪〜♪

ん?電話か、木兎さんだ。

時「はいはーい。」

木「おぉ、出た!」

いや自分からかけてきたのに驚かないでくださいよ。

時「んで、どうかしたんですか?」

木「そうだった…。お前、高校はどこに行くんだ?」

タイミング良いな、この人。

時「いや、まだ決めてないですけど。」

木「おぉ!ちょうど良かった!!」

これは…

木「うちの高校に来ないか?」

ですよねー。

時「いや、あんまり東京の高校知らないんすよね。でも確か木兎さんのとこって梟谷学園高校ですよね?」

木「おぉー!よく知ってたな。」

いや、知ってるよ。全国常連チームだし、バランスのとれた単純に強いチームだし。

木「とりあえず何か聞きたいことあったら赤葦に連絡してくれ、俺は細かいことわからんから!」

あー、そういえば連絡先交換したなぁ。

時「はい、わかりました。」

木「じゃ、俺これから練習だから!じゃぁな!」

時「じゃぁ、また。」

 

んー、梟谷学園高校ねぇ。強さは申し分ないし、木兎さんもいる。東京に戻るか、愛奈とまた暮らせるのか、それも良いな。




最近忙しくなってて前みたいに投稿するのはキツいかもです。

でも1週間以内に更新はするのでこれからもよろしくお願いします

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