東方外来訪 交わりの刻 ~繋ぎの糸は新たな合流点~   作:プレインズウォーカー

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紅魔館でアリスはパチュリーの過去をレミリアから聞かされるが、そういった事はだれにもあるから気にすることはないとパチュリーを許すアリス、話を終えたレミリアは紅茶を飲んで一息つく。

 巫女のプレインズウォーカー鏡花は人里にいた、氷の妖精チルノが二代目霊夢だ、霊夢が弟子をとったとか勝手に騒ぎ、鏡花は困惑して妖精の戯れに巻き込まれていくのであった。


東方外来訪 6の刻 巫女と妖精の戯れ

~紅魔館~

 

アリス「紅茶のおまけと言っては何だけど私が作ったお菓子は一緒にどうかしら? お口に合うといいけど・・・。」

パチュリー「アリスが作るお菓子はうまいわよ、アリスのお菓子と咲夜の紅茶、踊りと舞いの共演は水の上に足をつく白鳥よ。」

レミリア「パチェ、それ、私が言おうとしていた事よ、先に言わないでくれるかしら?」(ぷう)

パチュリー「紅魔館の主様がそういった事でつとまるのかしらね?

先行き不安だわ。」

レミリア「パチェ~~話をはぐらかすんじゃな~~~い!!」

パチュリー「はい、はい。

私が悪かったわ、ごめんなさいレミィ。」

 

やれやれと苦笑いしながらもその様子を楽しんでいるアリスだった。

アリス達は紅茶とお菓子の時間に嗜んで、このタイミングなら切り出してもいいかなと思いパチュリーは話を切り出す。

 

 

パチュリー「アリス、少し話があるけどいいかしら?」

アリス「どういったお話かしら、パチュリー?」

レミリア「おやおや、嫉妬は抑えられないのかい、大図書館の賢者様は?」

パチュリー「真面目な時に、茶化さないでレミィ!」

 

パチュリーを茶化すレミリアだが、それがパチュリーには悪ふざけと見られてしまったようだ、パチュリーは遠距離操作で本を操作して本の角をレミリアの頭にぶつけて、レミリアを黙らせる。(ごん!)

 

 

パチュリー「真面目な時に茶化すからよ、全く。」

アリス「まあまあ、落ち着いたパチュリー?」

パチュリー「醜態さらして悪かったわね、アリス。

話というのは、私はあなたに力を貸したいの。私が手に届かなかったものをあなたはもっている、少し嫉妬したけど、あなたの力は本物よ。」

アリス「いいけど、ちゃんと体の事は考えなさいよ。

それと線引きも忘れないで頂戴。」

パチュリー「?」

アリス「パチュリーは本を読むことに没頭していて時間を忘れてしまうじゃない。

どこで初めてどの辺で終えるか、そういった【線引き】も大切なのよ。

私は《ぬるま湯》というものは好きじゃないから。」

 

アリスのいうぬるま湯という意味はそのままのぬるま湯の意味ではない、中立の意味である、中立は線引きの意味もあわせもつからだ。

パチュリーはアリスが言いたい事を理解して続ける。

パチュリー「アリスって霊夢に似ているわね、中立とはっちゃけなところ、私はそういったのは嫌いじゃないわよ。」

 

アリス「話は分かったわ、どうして霊夢がそこに出てくるのかは別にいいけどね。

紅茶うまかったわよ、借りたい本があるけど、いいかしら?」

パチュリー「こちらもお菓子ごちそうさまだったわ、新しい本は見方を変えれば【蓄積した知識】と【知識の渇望】そのものよ。

借りる本があるなら、そこにあるメモにちゃんと名前を書いておいてね。名前を書いておかないと・・・。」

レミリア「本に憑依した幽霊がアリスを宝箱に化けたミミックみたいにばっく!!って食べてしまうわよ~。目をさめた後は・・・。」

パチュリー「はい、ストップ!! 悪ふざけはそこまでよ!!」

 

ぺし!!

レミリアの悪ふざけには本角アタックでレミリアのおなかに深いツッコミを入れるパチュリーだった。

本角アタックでおなかを抱えながらレミリアは・・・。

 

レミリア「ちょっと、痛いわよ、パチェ!!」

パチュリー「悪ふざけをしたレミィが悪いのよ。」

レミリア「パチェなら本の扱いを粗末にするものには紙切れに怨霊を宿らせて本の中に封じ込めるようなことやるわよ!!」

パチュリー「踏み倒しを許さない【封じ込めた僧侶】じゃないでしょうが。」

レミリア「今、僧侶って言ったわね、吸血鬼にとって聖なる物は苦手な事分かっているでしょうが!!」

パチュリー「ええ、言ったわよ。

でも目の前には僧侶はいないでしょう。

本を大事にする私でも紙切れに怨霊をつかせるようなことはしないわよ。」

 

 

パチュリーとレミリアのやり取りを聞いていてパチュリーは本を大事にするからやりかねない、いや絶対やるって思いつつそれは言わないでおこうと思ったアリス、こほんと一息入れて。

 

アリス「あの、パチュリー。少し落ち着きましょうよ?

熱くなるなら置いてけぼりにされている立場を考えてもらえないかしら?」

パチュリー「あら、ごめんなさい。アリス、待たせてしまって。

ふむふむこの本ね、小悪魔、この本とこの本を引き出して頂戴。」

小悪魔「かしこまりました、パチュリー様。」

 

我に返ったパチュリーはアリスに本を貸してアリスは紅魔館から出て行くのであった。

 

アリスは少しパチュリーとレミリアの話のやり取りを見ていて上海と蓬莱に似たような事をやらせてみようかなとは思いつつ・・・やっぱりやめておこう。

 

魔理沙「この成果を試すには館がいいな、お宝入手のためにレッツラゴーのぜ!」

 

紅魔館の外には魔理沙がいた、魔理沙は侵入がばれない外套を作って【不可視】で誰からも感知できないようにしていた。

 

アリス「・・・?」

上海人形「??」

アリス「何か聞こえたような・・・気のせいね。行きましょう、我が家に。」

 

 

アリスは外に誰かいるような雰囲気を感じたが、気のせいと思い込んだ。

魔理沙「危ない、危ない、アリスがいたとは。

気づかれるところだったのぜ、さてさて侵入、侵入。

冒険はロマンと勇気がいるのぜ。」

 

さてさて、白黒のとんがり帽子のお譲ちゃんが待ち受ける結果は何か?

 

それは新たな刻で・・・。

 

 

 

 

~人里・寺小屋~

 

チルノ「あいつら弱すぎ、最強のあたいにかなうものはいないんだよ!!」

慧音「まったく、はっちゃけは困ったものだな、チルノ。

最強の意味を間違えている・・・。」

 

光の三妖精はチルノにおびえていた、慧音は目に余るチルノの行動には手を焼いていたのである。

 

何かを育てる、改める、これは誰かの力がなければ出来ないものだ、強ければ何をしてもいいことにはならない、逆に【精神的つまづき】から学ぶ事から逃げている。

 

チルノ「あいつらは弱すぎ!!かくれんぼしても鬼ごっこしても骨がない。

最強のあたいの気持ちは慧音先生にはわからないものなんだよ!!」

慧音「もてあそんでいる力は理解するが、逆におびえさせてどうするんだ?

最強、最強・・・お前の目指す最強はおびえさせることなのか、それは違うだろ?」

 

慧音はチルノの心情をくみつつ、話を続ける。

 

慧音「チルノ・・・せめてまとめ役は考えられないか?

まとめ役があってこそ、導く標だと思うんだが・・・。」

チルノ「いやだね!!」

慧音「チルノ!!」

慧音の考えは伝わらず、チルノは寺小屋から飛んで出て行く、それを心配するかのように緑髪の妖精はチルノの後を追いかけていく。

 

大妖精「チルノちゃん!!」

慧音「全く、どうすればわかってくれるのか・・・。

私は教える事には向いていないのかもしれないな・・・。」

 

 

 

 

 

鏡花「ここが人が集まるところ、【交易所】が一部あってもおかしくないところですね。どういった場所であれ人との繋がりは大切・・・。」

 

鏡花は巫女服の袖を入れながら歩いていた、【繁栄】は繋がりがあってこそあるものであって、【袖の下】による繋がりは邪と考えるのが鏡花の考えである。

それもそうだ、【袖の下】がもたらすものは負の鎖だからだ。

 

鏡花「お二人は無事なのでしょうかね、面晶体で連絡をとってみましょうか・・・。

ひまわりさん、ホルスさん私の声が届いていれば返事をお願いします。」

 

ホルス「私は聞こえているぞ、鏡花殿? 私は平地にいる。」

ひまわり「その声は鏡花じゃな? 私は桜が舞うところを探しているところじゃ。」

鏡花「無事ならいいのです、お二方どこかで落ち合いましょう♪」

 

無事でほっとする鏡花だが、そう思ったのは束の間寺小屋から飛び出してきたチルノと頭をぶつけてしまう。

 

大妖精「チルノちゃん!!」

 

お互いの頭がごっち~ん!!

 

そのはずみで鏡花は面晶体を落としてしまう、何とか拾おうとするが、拾おうと思った時、運悪くそれはチルノの方にあった。

 

チルノ「ん?何だこの四角いのは?」

鏡花「それ、返していただけませんかね、妖精さん。 私の物なんですけど。」

チルノ「これはあたいがひろったものだよ。こういうのは先に拾ったもの勝ちなのさ!!」

 

チルノから見て面晶体は宝物のように見えた、手放したくないというのも無理はあるまい。

チルノは鏡花の格好を見て(巫女衣装が赤と白の組み合わせで【聖なる鍛冶場】)、ありえない事を言い出す、そのことが予想もしない事になっていく。

 

チルノ「あんた、二代目霊夢?」

鏡花「霊夢? 私はそのような名前の方は存じない・・・。」

チルノ「じゃあ、霊夢は弟子をとったんだね?」

 

 

二代目霊夢に弟子入り?一体何の話だ、一方的な主張ばかりで話が読めない、困惑する鏡花。

 

 

チルノ「霊夢に弟子入りしたっていうならあたいが腕を試してやる!!

取れるものなら着いてこい!!」

 

チルノはそういって鏡花が持っていた面晶体を持って人里から飛び出してしまう。

 

鏡花「返しなさい!!こうなったら術を・・・!!」

大妖精「ダメです、外の世界の巫女さん、ここで騒ぎを起こすのはダメなんです!!

騒ぎを起こしたら霊夢さんが黙っていませんよ、チルノちゃんの行動は私が謝ります、ごめんなさい。」

 

術で捕まえようとするが大妖精にとめられる、騒ぎを起こしたら後々の事が大変なのは明らかだからだ。

ぶつけるつもりがなかったと主張しても、騒動の巻き添えを受けた立場だったらどう思うのだろうか?

意図がなくても悪い意味で受け止められてしまうだろう。

 

鏡花「私は返してもらえればいいだけなんですけどね、緑髪の妖精さん、私は鏡花とかいてきょうかと申します、水色の妖精はチルノで、あなたは・・・?」

大妖精「私は大妖精です、鏡花さん。チルノちゃんの友達です。」

鏡花「行き先に心当たりはありますか?」

大妖精「チルノちゃんの行くところには心当たりがあります、それとお花畑の管理人さんには気をつけてください、私が道案内をします。」

 

チルノの行く先には心当たりがあると聞いてほっとする鏡花、大妖精が道案内をすることでほっとするが、妖精の戯れには勘弁してほしいと思いつつ、それを口にせず、次の行動に移ろうとする鏡花。

 

 

戦場では反省している時間はない、ぼやぼやして戸惑っている時間があったら、糸をつかんで正しい標を見つけないと、そう思っていたのであった。




レミリアの扱いが少しひどかったかな・・・。

それとMTGのカードの説明をアリスとパチュリーがやる補語、東方魔札語(とうほうまふだかたり)も面白いかも。
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