神様のフレンドリーな執事【不幸と数倍の幸福】   作:家政指令部

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説教?いいえ、導きです(前)

翼を畳んでお休み・・・ただ、今はきっと空の星だってあなたを見守っている

星が消えても私はずっとあなたを見守っている

今日この日の物語はここでおしまい・・・でもきっとその先はある

幸せな物語はまだまだ続く・・・よく眠ってまた明日

 

 

 

 

 

 

「・・・んっ」

 

いつの間にか寝てたのか・・・

確か昨日は・・・!?

 

「しまった!!?」

 

「おや?おはようございます」

 

「!?」

 

「お早いんですねぇ・・・ああ、朝御飯がもう少しで出来上がるので待っててくださいねぇ」

 

そう言うと謎の男・・・(恐らくステイルの言っていた旅神命という男だろう)は台所に歩いていった

ここは?・・・そしてステイルは?

 

「ああ、お仲間さんなら隣ですよ」

 

「隣?」

 

「ここは私の住んでいる部屋。お仲間さんは隣の中条さんの住んでいる部屋ですよ」

 

インデックスちゃんもこの部屋に隔離してますよ・・・と言い残すと男は台所の扉から出した頭を引っ込めた。

ふと気配を感じて横を見る

 

「あ、居た・・・」

 

「朝御飯ができましたので置いておきますね」

 

「!?」

 

いつの間に!?

 

「インデックスちゃんと一緒に食べてくださいね・・・あ、お皿は洗わなくていいですよ」

 

「お前は何処に?」

 

「私は中条さんの朝御飯も作らないといけないので・・・さて、インデックスちゃん、行ってきますねぇ」

 

そう言うと男は出ていった

 

「・・・・・・イッテラッシャイナンダヨ・・・」

 

・・・

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【一部の男性陣には厳しい命】

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

なんなんだこの男は!?

 

「こら、起きなさい!!!」

 

「あと五分・・・」

 

「駄目です!!!ほら、魔術師さんも起きてるんですよ!?家主が恥ずかしいでしょ?」

 

まるで・・・母親の様だ・・・

いや、実際こんなものなのかは知らないのだが

 

「あ、魔術師さん…朝御飯できているのでどうぞ・・・」

 

「あ、ああ…どうも」

 

なぜだ!?敵の筈なのになぜ姿勢が低くなる!?

なぜお礼を言っているんだ!?

 

「夏休みでも早寝早起きですよ!!!」

 

「わ~」

 

日本食か・・・ふむ

 

「あ、旨い・・・」

 

「う~ん・・・は!?敵!?」

 

「中条さんは一体何と戦ってるんですか?」

 

「・・・多分僕の事じゃないのかな?」

 

「あ、それもそうでしたね」

 

「あれ?なにこの空気・・・あ、そういや寝てたの引き摺って連れて帰ったんだっけ」

 

「ひ、引き摺って連れて帰った?・・・妙に背中が痛いのはそのせいなのか?」

 

「ところでインデックスは?」

 

「インデックスちゃんなら隣で女性の方とお食事中ですよきっと」

 

「おい!?大丈夫なのか!?」

 

「大丈夫ですよ」

 

「おいおい・・・まあ、命が言うなら・・・」

 

「だってあの部屋私が改造してますから・・・さながらフォートレスルームですよ」

 

「あ、漫画的な彼女は信用できますから的な展開じゃないんだ・・・」

 

 

何なんだ・・・


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