IS×シャーマンキング   作:melk

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どうも、melkです。

仕事が忙しくて中々時間が取れませんでしたが、何とか書き上げることができたので、久しぶりに投稿します!

久しぶりに書いたせいで、文章の書き方など忘れてる気がする・・・


作戦の終わり

「何となくこのISからお前に似た力を感じたから、って理由で名前を付けたのに、まさか本当にお前だったとはな」

「小生もこのような形でまた出会えるとは思ってもいませんでした。とはいえ、この身は分霊のようなもの。本体はグレートスピリッツの中に未だおります。それよりも、いいので?こんなにゆっくりとしていて」

「あー、オイラの魂はこんなにピンピンしてるが、体のダメージはそうもいかない。死んでまではいないが、誰かが治療でもしてくれない限りしばらくは目覚めることもできそうにないんよ。だから、時間はたっぷりある」

「なるほど、であれば葉さんがいかに歩まれ、どこに向かおうとしているのか、ゆっくりと聞かせていただくとしましょう」

 

 数年ぶりの再開に葉は、アンナとのこと、S.F.でのこと、そこで出会った様々な人のこと、IS学園でのこと、そして、これから進もうとしている道のことなど、思いつく限りのことをマタムネに話した。葉にとってマタムネは大切な友人だからこそ、マタムネが成仏した時には、心に大きな穴がぽっかりと開いてしまったように感じもしていた。それがこのような形での再開となり、心なしか興奮しているようにも見える。

 

「さて、まだまだ話していたいところですが、そろそろ時間が来てしまったようです」

「うお!オイラの体が消えかかってる!?」

「・・・葉サン、今でもまだ寂しいですか?」

「オイラは・・・」

 

最後まで言葉を紡ぐことは叶わなかった。しかし、葉の表情はすでに十分答えを物語っていた。

 

「優しくもどこかアンナさんやあのお方とも似た寂しさを抱えていた少年が・・・。本当に立派になった。小生の心もすでに葉さんに救われた。これからは小生もお供しましょう」

 

 これからの歩みではマタムネも共にある。きっといつか会える日も来るだろう・・・。そう思い、マタムネも静かに瞳を閉じる。

 

 

 

「ん・・・ここは」

「遅い。もっと早く目覚めなさい」

「うお!何でアンナがここに!?」

「阿弥陀丸から、あんたが瀕死だって聞いて来たのよ」

「ボクも一緒です」

「ファウストまで!?どおりで治るのが早ェと思った」

「も、もう大丈夫ですの?」

「ああ、大丈夫そうだ」

「よかったぁ」

 

 旅館の一室で目覚めると、IS学園の関係者だけではなく、アンナとファウストまでがいた。葉が墜落し、運ばれてきた時には、旅館には碌に治療できる設備もないため、千冬は急いで大きな病院へと運ぼうとしていた。しかし、その直後、葉の許嫁を名乗るアンナと、医者を自称するファウストが葉に合わせろと言って来た。

 アンナはともかく、ファウストは見た目からしても明らかに怪しい。医者は医者でも、解剖を楽しんでいそうだなと第一印象で千冬は思ってしまった(昔のファウストに関して言えば、あながち間違いではない)。初めは信用できないとし、追い返そうとしたが、アンナの「アンタに構っている暇はないわ」との一言と、見えない何かが千冬の前に壁のように立ちはだかっていたことから、ISを展開して迎撃をしようかと思っていたほど、一触即発の事態へとなっていた。そこへ、シャルロット達が様子を見に来て、葉の許嫁で間違いないと証言したため、無事に葉の治療を行うことができたのであった。

 

「ここまで治療に来るのも大変なんだから、死にかけるんじゃないわよ」

「治療したのはファウストじゃ・・・」

「ウチの専属の医者を連れてきたのは私よ。文句でもあるの?」

「いや、何も・・・」

「傷の方は治りました。体力の回復には少し時間がかかると思います。葉クン、くれぐれも無茶はしないように」

「ああ、サンキューな」

「さて、大丈夫そうだし、そろそろ帰るわ。何かよっぽどのことがあってこうなってるみたいだし、この状況を見る限りまだ解決もしてなさそうだし」

「みたいだな」

「さっきも言ったけど、そう何度もは助けられない。だから・・・これ以上心配させるんじゃないわよ///」

「すまん」

 

 こうしてアンナとファウストは帰っていった。大した設備もない状態で死にかけの人を蘇らせるファウストを見て、千冬を含めた周りの面々はさらに葉達についての謎が深まったと感じていた。自分たちが思っていたよりも重大なことなのかもしれないと。

 

 

「葉、すまなかった。俺が密漁船を庇おうとしていたばっかりに、お前が死にそうな目にあった」

「いや、元はと言えば、私が浮かれていたせいだ。麻倉、許してもらえるとは思えないが、本当に申し訳なかった」

「あんまり気にすんな。お前らだって、この作戦を受けたときから、危険は覚悟してただろ?オイラも同じだ」

「麻倉、すまなかった。この作戦の指揮官は私だ。責任は私にある。それがたとえ覚悟して臨んだ結果だったとしてもだ。安静にと言われた以上、次の作戦は麻倉抜きで行うしかない。少人数での奇襲に失敗したにも関わらず、銀の福音には不気味なほど動きがなく、先ほどまでと同じ地域に留まっている。こちらはこの場にいる麻倉を除く専用機持ち全員で迎え撃つ。1時間後に作戦を実行する。準備しておけ」

「「「「「「はい」」」」」」

「麻倉はここで待機。先程の二人はお前の命に関わる事態であったため例外として、情報漏洩を避けるため極力外部との接触を避けたい。心苦しいがこの部屋で休んでもらう」

「ああ、大丈夫だ」

 

 1時間が経ち、葉を除く全員での総攻撃が始まっていた。シャルロット、ラウラ、セシリアが銃による牽制を行いながら、箒と鈴で切りかかり注意を引きつけ、一夏が止めを刺しに行くという作戦であり、今のところは順調そうに見える。この作戦は、銃による牽制役が多い分、一歩間違えば味方にも銃弾が当たるという非常にシビアな連携が求められる。また、前回戦って一夏の危険性を学習している銀の福音に一夏を落とされても、この作戦は失敗となるが、シャルロットが銃撃をしつつ、一夏に敵が向かってきた時には盾を換装し、守るという役割もこなすことでその可能性も潰している。

 葉は、モニターでその様子を眺めていた。千冬たち含め、この作戦室から前線で戦っている6人にできることはほとんどない。故に見守るしかない状況だった。そんな中、モニターから目を外さないまま、千冬が葉へと尋ねた。

 

「お前はさっき二人を許した時、『覚悟していたから』と言ったな。だがそれだけじゃないんだろう?普通はいかに覚悟していたとはいえ、死の恐怖を感じたら、あの二人に対しても何かしら思うところはあるはずだ。加えて、あれほどの傷をお前の許嫁と医者がこの短時間で治したのを見て、お前は『どおりで』と言っていた。麻倉、お前、何度か死に直面する事態に会っているな?」

「ああ」

「そうか・・・。この現代の日本で普通に暮らしていてそんな経験を何度もすることなどまずない。ISに触れたこともなかったのなら尚更だ。ということは、お前の言うシャーマンとかいうのに関係することなのだろう。最初は偶然ISを動かせるようになったただユルいだけのやつだと思っていた。しかし、お前も壮絶な経験をして、そこまでの心の強さを手に入れたのだろう。もしかすると、お前が男性操縦者になったことも必然なのかもしれないな」

 

 千冬が葉の強さの秘密の一端に気づいた時、遠い海上では、一夏の一撃により、目標が撃破された。これにより、初めての極秘作戦が終了した。

 




ではまた次回!
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