IS×シャーマンキング   作:melk

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どうも、melkです。
多分今年最後の投稿になります。

戦闘シーンなどかなり雑かもしれませんが、お許しください・・・



vs鈴、???

「何よコイツ!強いじゃない!」

 試合開始5分、鈴が双天牙月二刀流で猛攻を仕掛けるも、それを上回る技量で葉が捌いているため、未だ直撃していないことに対し、鈴が思わずこぼす。

 

「そっちこそ、やるじゃねぇか」

 一方、葉もそこまで余裕があるわけではない。一つは、接近戦とはいえ、それがISでの勝負であるということ。鈴のIS、甲龍のパワーに対し、葉のISは訓練機であることもあり、このような接近戦では自身の技量と同時に、性能の差が大きく出てくる。その点では葉が不利になる。当然、鈴自身の技量もある。

 

「接近戦じゃ埒があかないわね。だったら!」

 双天牙月を思い切り振りぬき、葉を思い切り吹き飛ばす。ガードの上からでも飛ばされるほど重い攻撃に葉は歯噛みしていた。葉と鈴との距離があいたが、鈴が距離を詰めてくる様子は見られない。次の瞬間、轟音が聞こえたかと思うと、葉の機体が衝撃を受ける。

 

「何だ今の!攻撃されたんだろうが、全く見えんかった!」

「初ヒット!まだまだ行くわよ!」

 そう言って、再びの轟音の後、地面が爆発する。葉は何とか避ける。

 

(何とか今は避けられてるが、このままじゃ近づけんし、さすがに何度も直撃を受けるとまずいな・・・)

 葉は、量子変換でアサルトライフルをとりだす。因みに、前回のセシリア戦で銃を投げてセシリアの攻撃を防ぎ、注意を逸らしたことに対し、その後、葉の使ったISを整備した技術班の人から、「銃は投げて使うような作りにはなっていない」とガッツリお説教を食らったため、今回は投げたりせず、本来の用途で使用する。しかし、葉の放った銃弾は鈴の衝撃砲に掠ったらしく、あらぬ方向へと軌道がズレる。

 

(今の曲がり方は、何かにぶつかったというより、風で飛ばされたみたいだった。そして、この破壊跡の角度から、多分・・・)

「その見えない砲弾。どうやってか知らんが空気を打ち出してるんだな。恐らくその肩の砲身から」

「へぇー、あんた見かけによらず鋭いわね」

「うぇっへっへ、そうか?」

「戦闘中でもそのユルイ感じは変わんないのね・・・。まあいいわ。でも、それを見抜いたからって何も変わんないわよ!」

「そうでもないさ」

 葉が鈴の方向へと飛んでいく。当然、ただ一直線に向かってくるだけであれば鈴の衝撃砲の的になるだけである。ただ向かっていくだけであれば。

 

瞬間加速(イグニッションブースト)!?」

 轟音が鳴り、衝撃砲が飛んでくるタイミングで、葉が瞬時加速を発動し、一気に距離を詰める。両肩から放たれた衝撃砲の角度的に、加速した葉のギリギリ横を通り抜けていた。そして、

 

「こんだけ近いと、さすがに撃てないだろ?」

「っ!でも、近接戦闘だって・・・!」

「この距離ならオイラの刀の方が早い!」

 鈴が右手の武器を振り上げるが、それよりも葉が刀を振る方が早かった。先程までは、確かに近接戦闘で拮抗していた。しかし、それは鈴が攻め、葉が守っていたからであり、パワーも二刀流も関係ないただの剣速勝負であれば、葉の方が上手であった。

 

「強ぇえな」

「当たり前じゃない」

 鈴は左の刀を葉の斬撃と機体との間に滑り込ませることで、ダメージを緩和していた。甲龍のシールドエネルギーは残り4分の1ほど。しかし、鈴の戦意は衰えるどころか、さらに闘志を燃やしており、葉はその心のあり方も含めて強いと感じていた。

 

「まだまだ終わらせないわよ!」

 そう言い、鈴が構え直したところで、轟音と共に、アリーナの天井が破られ、黒い機体がそこから侵入してきた。そして、何の躊躇もなく、それまで試合をしていた葉達やアリーナの観戦席めがけて銃撃を開始する。葉と鈴は避け、観戦席で見ていたセシリアや一夏を含めた他数名は、アリーナに搭載されていた流れ弾による被害防止のためのシールドで守られていたため、全員無事であった。

 

「やっぱり来ちまったか・・・」

誰にも聞こえない声で、一人呟く。そして、

「鈴、ここはオイラが何とかする。悪いが、観戦席のやつらを逃がすのを手伝ってやってくれ」

「それじゃあんたは・・・!しかも、あっちにはセシリアがいるから、何とかなるでしょ」

「目の前のこいつが強いってのはわかるだろ?それに、セシリアはあんまり近接戦闘が得意じゃないみたいだしな。もしオイラ達が戦って、でも隙を見て逃げられて、あいつらの方に行ったら、多分被害が出る。なに、オイラは何とかなるさ。それよりも、先生を呼んできてくれると助かる。後始末とか大変そうだしな」

「もう後始末の心配って・・・。相手が強いとか言っときながら、あんた意外と自信家なのね」

「ちょっと、策があってな。それに、オイラはできることしか言わん。見え張って自分の心に嘘をつくのも疲れるしな。だから、なんとかなる」

「そう・・・。正直ユルくて頼りなさそうだと思ったけど、ちょっと見直したわ。あたしも、みんなのことは何とかする。だから、あんたも無事に戻ってきなさいよ?」

「おう」

 不気味なことに、黒い機体は襲ってくることもなく、ただ話を聞くように佇んでいるが、その隙を利用して鈴は観戦席の人たちを安全な場所へと誘導しに行く。それと同時に、動き出した黒い機体は葉が止める。

 

「オイラが相手してやる。このO.S.(オーバーソウル)は」

 葉が鈴を観戦席へと向かわせた理由は、二つ。一つは、本人にも言ったように、観戦していた生徒たちを逃がすための保険として。もう一つは、相手がただのISではなく、ISを媒介としたO.S.であるということであった。霊能力がない一般人には、ただのISに見えるが、その実、この機体は、何者の巫力によって霊をISに憑依させたものであった。O.S.はO.S.でしか破壊できないため、この場において、鈴は足手まといとならざるを得なかった。

 

「阿弥陀丸!やったことないけど、あれ行くぞ!」

『承知!』

「阿弥陀丸in葵inフツノミタマノツルギ、O.S. スピリット・オブ・ソード改!」

 葉の使用している訓練機、打鉄の近接ブレードである葵を普段使っていた刀、春雨の代わりとし、念のために持ってきておいたフツノミタマノツルギと合わせて二段媒介にすることで、S.F.において使っていた巨大な刀のO.S.を再現していた。

 黒い機体は脅威となる標的を葉一人に定め、様子をうかがう様に距離をとりながら、巫力のこもった銃弾を葉に向かって撃ち続ける。しかし、ISの瞬時加速とスピリット・オブ・ソードのエネルギーを逆噴射することにより得られた推進力が合わったことで、凄まじい速度となり、一瞬のうちにあいていた距離が詰まり、黒い機体の腕が切り落とされていた。

 黒い機体は最後の力を振り絞り、観戦していた人たちが逃げた先へと向かおうとする。恐らくは、O.S.している者の意思で、せめて一人くらいはというものなのであろう。

 

「阿弥陀流 真空仏陀切り!」

 放たれた斬撃が黒い機体ごとのみ込み、機体は完全に破壊された。

 




今回は戦闘シーン終了まで
次回、ことの詳細などなど

良いお年を!
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