IS×シャーマンキング   作:melk

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どうも、melkです。まずは投稿が非常に遅れてすみませんでした!就職してバタバタしていた上に、それに伴い引っ越しをすると、中々インターネットが使えるようにならないという状況で、約2か月も放置してしまいました。

もしかしたら、この作品を覚えていてくださる方もほとんどいないかもしれませんが、どんなにゆっくりなペースでも完結はさせたいと思っております。




また、葉の専用機の名前が決まりました。白竜王さん、ありがとうございます。格好いい名前ではないかもしれませんが、葉にとっては特別な名前であり、葉とハオの両方に関係しているので、提案にあった名前に決めさせていただきました。

今回は若干短めです。


秘密

「これが麻倉君の専用機・・・」

「全体的な色合いが俺のと似てるんだな」

 

 白を基調とし、右手は方から手首まで、武士の鎧をイメージさせる装備が付いている。特に目を引かれるのが、鋭い刀のようにも見える翼部と背中に背負った明らかに異質な黒い砲身。

 

「ああ。これがオイラの専用機 <マタムネ>だ」

「マタムネ・・・。何かその機体のイメージと合って無くないか?パッとしないというか・・・」

「まあな。でも、きっとこいつとオイラにはピッタリな名前なんだ」

「まあ、葉が良いなら良いけどさ。それよりも、射撃の特訓始めようぜ?」

「う、うん。そうだね!じゃあ、始めようか!」

 

 葉は、専用機に砲身がついたことにより、射撃の特性を知る必要があり、また一夏も自身の必殺技とも言える零落白夜を使いこなすために、シャルルに稽古をつけてもらっていた。

 

 

その夜

 

「シャルル、先シャワー入ってていいぞ?特訓して一夏の引っ越してってなので、オイラ疲れたから、少し寝てる」

「そうだね。じゃあ、先にお風呂いただこうかな」

 

 一夏の部屋の移動が終わり、シャルルが葉の部屋へと来ることとなった。

 

(あ、そういえばシャンプー切らしてるんだったな。替えのやつを今持ってっといたほうがいいか)

 

 疲れもあって、半分思考停止したような状態の葉が思いつき、浴室に替えのシャンプーを持っていく。それまで感じていたシャルルへの違和感など完全に忘れて。

 

「おーい、シャルル。シャンプー切れてるだろうから、替えのやつを・・・」

「あ」

「あ」

 

 そこには、一糸まとわぬブロンドヘアの()()の姿があった。

 

 気まずそうに扉を閉めた後、数分が経ち、シャルルが浴室から出てきた。依然空気は重い。

「えーっと・・・。このことは秘密にしておいてほしいかな?」

「お、おう。それは良いんだが、何でわざわざ男の振りしてるんだ?」

「それは・・・」

「まあ、言いたくないなら言わなくてもいいさ」

「いや、うん。決めた。ちゃんと麻倉君には言っておかなきゃいけないと思うし。実は僕の父親がフランスのIS製作会社、デュノア社の社長なんだ。だけど、最近は他国で第3世代型が作られ始めて、でもフランスではまだ第2世代までしかできてないんだ。それで、同じ男性操縦者としてIS学園に入学して、麻倉君や織村君の専用機のデータを盗んでこれば、男性が操縦できる秘密がわかるかもしれないし、純粋に他国の最新のISのデータが手に入れられるって言われて。僕はそれに逆らえなくて・・・なんて言ったらさすがに都合よすぎだよね。どういう事情であれ、僕が麻倉君たちを騙して専用機のデータを盗もうとしていたことには変わりないんだから」

「オイラは別に構わんぞ?」

「そうだよね、許せないよね・・・って、ええ!?」

「それよりも、シャルル。ISに乗るのは楽しいか?」

「うぇ!?何で突然・・・?確かに、ISも男装と同じで、たまたま適性があったからさせられてたことだけど、それでも僕はISに乗るのが好きだ」

「そうか。だったら、ここから出て行くとか言うなよ?」

「・・・何で僕の考えがわかったの?」

「何だかんだ言って、シャルルは結構真面目だからな。そんな秘密を隠してたことが知られたら、ここにはいられないって考えそうだと思ってな」

「でもどっちにしろ、データが盗めなかったら、直にフランスから帰還命令が出る。そしたらさすがにここにはいられなくなる。友達を騙してデータを盗むのはやっぱり嫌だなぁ。僕にはできない」

「それなら多分大丈夫だぞ?確か、IS学園の特記事項か何かに、『IS学園に所属している間は、企業や国家からの影響を受けない』みたいな感じのことが書いてあったらしいからな」

「すごい、よくそんなの覚えてたね」

「前に一夏がそんなのがあるってこと言ってて、『どういう状況でこんなの必要になるんだ?』みたいな話してたことがあったからな。まさか役立つときが来るとは思わんかった」

「ふふ。一夏と葉ってそんなこと話すんだね。・・・僕もまだここにいて良いってことなのかな」

「ああ。人間、居たいところにいるのが一番だからな。お前がここでベストプレイスを作ったら良いんじゃねぇか?」

 

 かつて、葉達と共にシャーマンファイトを戦った、木刀の竜こと梅宮竜之介は、自身の安息の地、ベストプレイスを探して全国各地を旅していたことがあった。今のシャルルは、心のよりどころがなく、心から安心できる場所を探していた竜と重なるところがあると感じていた。その思いを共有できる仲間のいない分、シャルルの方がより辛いだろうということも。

 

「もし、この特記事項があってもダメだったときは・・・」

「ダメだったときは?」

「オイラも一緒にお前の父親のところまで、ここに居られるように頼みに行ってやるさ」

「ほ、本当?」

「ああ、だから今は安心してここに居ればいいさ」

「ありがとう・・・」

 

(ああ、何だか心が温かいな。それに、何だか僕は僕のままで一緒に居て良いって言われてる気がする)

 

「気にすんな、シャルル」

「僕の本当の名前はシャルロット。僕のことはシャルロット、いやできれば特別なあだ名で、シャルって呼んでほしいな」

「おう、これからよろしくな、シャル。オイラのことも葉でいいぞ」

「うん!よろしく、葉!」

 

 その後、お互いのことや今後のことなどを先程とは違い、柔らかい雰囲気で話した後、それぞれ眠りについた。しかし、その際、

 

(あれ、お父さんのところに葉も一緒に来てくれるって、何か前に見た『娘さんを僕に下さい!』っていうシーンに似てるような・・・。って、何考えてるの僕!さすがにそれはまだ早いというか、もっと段階を踏んでからというか・・・)

 

 シャルロットは、一人悶々としていた。

 

 

 

 タッグトーナメント当日、対戦表が張り出されていた。

 

「んな・・・!俺のパートナーがボーデヴィッヒ!?しかも、一回戦から葉達と試合かよ!」

「一夏、隣で大きな声出すとうるさいぞ」

「いや、驚くだろ普通!?というか、葉はもう少し驚け!」

「ウェッヘッヘ」

「何も褒めてねぇ!」

「織斑一夏。私は貴様を必ず叩きのめす」

「あれ、俺味方なのに!?」

「私にとってのターゲットはあくまでお前だ。やることは変わらん」

「そうだよな、こいつの場合こうなるよな!なんだろう、この味方がいない感じ」

「まあ頑張れよ、一夏」

「チクショー!もういい、俺一人で勝ってやる!!」

 

 まだまだ波乱は続く。

 




キャラ崩壊してるかもしれませんが、シャルと葉のシーンはこれしか思いつかなかった・・・


次回はラウラとの戦闘になります。できるだけ早めに投稿できるように頑張ります。
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