Another future of the accelerated world   作:昏睡ハンター

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・・・・・・(土下座中)
スミマセンでした!!
まさかGOD EATERの執筆に集中している間に二ヶ月も経ってしまうとは。
この作品を待っていた皆様に心から謝罪します!
これからは少しでも早く投稿できるように頑張っていきます!

・・・まあ最低でも執筆に一週間はかかるけどね。


第一話 『ギガアンラッキーだあぁぁ!!!!』

六月二十五日火曜日、朝七時四十八分。

 

その時シルバー・クロウこと有田ハルユキは通学路を歩きながら乱入を待っていた。

待っている乱入相手はアッシュ・ローラーである。

七王会議でクロム・ディザスター封印の報告をしてから初のアシュクロ戦となる今回の対戦は久々にアッシュと全力で戦えるのでハルユキはとても楽しみにしているのだ。

六月九日にヘルメス・コードでディザスター化して以来、アッシュとは一度も全力で戦えていない。

その時間は、実際には二週間なのだがハルユキには何ヶ月にも感じられていた。

そう楽しみにしながら歩いていると雷鳴に似た加速音が鳴り響き、視界が青く染まる。

ーーよし、いくぞ!と気を引き締めたハルユキの前に表示された炎文字は、待ち望んでいた【HERE COMES・・・・・】ではなく【A REGISTERED DUEL IS BEGINNING】。

つまり観戦予約デュエルだった。

 

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

 

 

今回、シルバー・クロウが加速世界に降り立って最初に見たものは半壊した建物と道路の端で火を吹き上げるドラム缶だった。

ーーあ、これ世紀末ステージだ。と思いながら視界上部に表示される体力ゲージを確認する。

それぞれの名前は【Ash Roller】Lv5と【Mⅰdnⅰght Swordman】Lv1とある。

そしてアッシュの名は右上(・・)、つまり挑戦者側にあったのだ!

思わずハルユキが「ええーーー!?」と声を上げてしまうのもおかしくない。

なにせあの「戦いが盛り下がるような卑怯な真似ナッシン!!」とか普段言ってるヒトがニュービーに乱入しているのだ、ハルユキでなくとも驚いただろう。

現に他のギャラリー達も首をひねりながら話し合っている。

そうこうしているうちにタイムカウントが動き出した。

その瞬間凄まじいエンジン音と共に「ヘイヘイヘーーーーイ」というアッシュの声が響き、「って別人じゃねーーかーー!!」と続いた。

ーー何時でも元気だなぁ~

と思いながら見ているとアッシュが対戦相手の前でバイクから降りて土下座して謝り始めた。

「すまねえ、マッチングリストの操作ミスッてチョイスっちまった。ドロー申請すっからどうかこれでエクスキューズ・ミーしてくんねえか?」

そう聞かれた相手が口を開く。

「それはいいんですけど・・・あの、このゲームって格ゲーなんですか?」

どうやら初めてのブレイン・バーストだったらしい。

「お、おう。ザッツライツ」

「・・・私、どんなことでもまずは全力で戦うことにしているんです。なので、戦いましょう」

「・・・おいおい、オレ様とテメエは4Lvの差があるんだぜ。この差はむちゃくちゃデケエってこと分ってんのかよ?」

驚きすぎてアッシュの口調が素に戻っている。

「分りません。でも・・・」

「でも?」

「あなたには楽勝な気がします」

アッシュからブチッという音がした。

「ほ、ほう。ほほーう!オレ様に喧嘩をセールするっていうならアイ、バイ、イット!してやんぜぇ!覚悟きめてテイキンしてやがれ!!」

ーー初めての対戦で自分より強い相手に挑発できるってどんだけ度胸があるのっ!?

と思いながら改めてミッドナイト・ソードマンを見てみる。

黒に少し青を加えたような暗い群青色の装甲で、背は150cmくらい。

細身のアバターには装飾の類が殆ど無い、シンプルな見た目のF型だ。

黒革のようなロングコートをはおり、黒と白の柄を持つ二振りのロングソードを背中に吊るしている。

どうやらポテンシャルは強化外装に持っていかれているようだ。

その姿にハルユキは何故か見覚えがあった。

ーーあれ?どこかで会ったっけ?

ハルユキは記憶の糸を手繰っていたが、アッシュのバイクが一際大きな爆音を鳴らしたせいで切れてしまった。

「オレ様を怒らしたらどうなるか、ティーチンしてやんぜ!!」

と叫ぶと同時にギャラリーの一人がアッシュに話しかける。

「おいアッシュ、まじでやんのかよ」

「オフコーース!!なめられて引っ込めるほどオレ様のアングリーバッグは強くねえぜ!!」

ギャラリーの一人が隣に聞く。

「アングリーバッグってなんだよ?」 「たぶん堪忍袋のことだろ」 「ああ、なるほどアングリーバック(怒り袋)か」

「なあアッシュ、どうせニュービー相手にすんならよう、あれ(・・)やってくんねえか?」

「あれってなんだよ?」

「ほら、初アシュクロ戦でクロウに向かって言ったあの・・・」

「・・・ああ、あれか。しっかたねえなあ」

言葉とは裏腹にまんざらでもなさそうに見えた。

「ひっさびさの世紀末ステージだぜ」

「「「「ラッキーーー!!」」」」

ラッキーをギャラリーの半数が声をそろえて叫ぶ。

「おまけに相手はピッカピカのニュービー」

「「「「「メガラッキーーー!!!」」」」」

「そしてテメエは!」

「「「「「「ギガアンラッキーだあぁぁ!!!!」」」」」」

みんなノリノリだった。

アッシュは叫ぶと同時にアクセル全開でソードマンに突っ込んでいく。

限界までポテンシャルをつぎ込んだアッシュのバイクは数秒程で時速百キロまで加速するモンスターバイクと化している。

そんな代物がアクセル全開で突進しているのだ。

誰もがソードマンは轢かれたと思っていた。

 

だが、実際には・・・

 

 

 

 

 

世紀末ステージに高速で剣を抜く澄んだ音と肉を切る鈍い音が響く。

「グオォ・・・!?ワットハプーンド!?」

左腕を半分ほど切られ、体勢が崩れそうになるのを必死で立て直すアッシュ。

そしてその後方には、黒い剣を右手に持つソードマンの姿があった。

 




あくちぇるわーるどっぽい次回予告

ーーハルユキの部屋
黒雪姫「突然だがハルユキ君、君はガイコツがどうやられると思うかい?」
ハルユキ「急に聞かれても・・・、僕はガイコツさんがギリギリまで粘って負けると思います」
黒「ほう、そう思うのかい。だが、真実は違うのだよ!実際にはガイコツが剣女にーー」
ハル「わーー!ネタばれはやめて下さい!!」
黒「邪魔をするなハルユキ君!クッ時間がもう無い・・・。仕方ないシメに入るぞ、ついてきたまえ!」
ハル「は、はい!」
黒&ハル「「次回『バイク前転注意報』お楽しみに!!」」
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