Another future of the accelerated world 作:昏睡ハンター
黒雪姫「ふっふっふっ、それはだな、作者が出てこないので変わりに我々が謝ろう、ということだ」
ハル「ええ~~、作者はどうして・・・」
黒「予想以上に時間を掛けてこの出来だからな・・・合わせる顔が無いそうだ」
ハル「そこまで悪くないと思うんですが・・・」
黒「作者は納得出来ないらしいぞ。ま、それは置いといて」
ハル「じゃ、謝りましょうか」
ハル「すいませんでした~~~ってなんで紅茶飲んでるんですか!?」
黒「いや、丁度ティータイムになったからな」
ハル「ええ~~」
黒「おっと時間だな、バーストリンク!!」
「お、おいどうなってんだよ」
「な、何があったんだ?」
「だめだ!俺には見えなかった!!」
ギャラリーが騒いでいる中、ハルユキは呆然としていた。
ハルユキにはソードマンがアッシュの突進を右に避けて反撃するのがかろうじて見えていた。
だが理解はできるのだが認めることができない。
アッシュのバイクはレベルが上がるたびに速くなっていて現在は100キロを軽く超えている。
ハルユキ自身もレベル1だったとはいえLV1の時でもバイクを避けるのはかなり難しかった。
今でも少し油断すると轢死体になっている。
だからこそソードマンが初見で、LV5のアッシュの怒りのこもったフルスピード突進を反撃できるほどの余裕を持って避けれることが信じれないのだった。
「・・・おいテメェ、今何しやがった」
アッシュがゆっくりと口を開いた。
「今の動きほとんど見えなかったぞ。まさか、ISSキットつけてんじゃねえだろうなぁ」
うっすらとだがアッシュの周りが揺らめいて見えた。
アッシュの子分ブッシュ・ウータンがISSキットを消去してからまだ一週間も経っていない。
まだ腹の中は煮えくり返っているであろう今、ISSキットに巻き込まれでもしたら怒りのあまり爆発するかも・・・と思っていたのだが正しかったようだ。
「別に何もしてませんよ。あなたの言うISSなんちゃらなんて物も知りません。そもそも私はあなたの五倍速くて鋭い攻撃に反撃する訓練を何年も続けているんですよ。この程度目を瞑っていても避けれます」
ドラム缶が燃える音以外聞こえないような沈黙が続く。
「・・・そうか。ならいい」
たっぷり一分ほど経ってからアッシュがぽつりと呟いた。
「今からは、本気出してレッツバトルタイムだ」
「いいですよ。こちらも本気を出しますから、全力できてくださいね。もし油断すれば首をとばしますよ。アッシュ・ローラーさん」
「ノープロブレムだ、テメェこそ気ぃ抜くなよ。さっきまでの俺様とはワンスパイスちがうぜぇ」
「肝に銘じておきましょう」
先程までとは種類の違う緊張がフィールドを覆い、
「俺様からいくぜええぇェ!!ヒャッハーーー!!」
アッシュの急発進と共に弾けた。
ソードマンは本気が込められた突進を迎撃しようと剣を振る・・・寸前に自分の頭に迫る
横を通り過ぎたバイクの上にはシートの上に足を振りぬいた姿勢で立つガイコツライダーの姿。
彼が独力で生み出したバイク戦闘用我流拳法〈Vツイン拳〉!!
猛スピードで走るバイクの運動エネルギーを乗せた強烈な一撃はたとえエネミーであっても悶絶する・・・らしい。
「くっ!」
「さらにいくぜェ・・〈ハウリング・パンヘッド〉ォォ!!」
驚異的な鋭角ターンから再度突進、さらに必殺技コール。
今回はミサイルとの強引な合わせ技、さすがに厳しいと誰もが思ったが・・・
真っ直ぐに飛んで来るミサイルをソードマンは、ミサイルを剣の腹で撫でるようにして後ろに逸らして見せた。
一切の無駄がない、まるでハルユキの親であり主でもあるブラック・ロータスの柔法のように。
何事も無かったように飛んでいったミサイルは燃え盛るドラム缶に突っ込み爆発した。
「ホ、ホワッツ!?」
「隙あり、ですよ」
呆気に取られていたアッシュにむけて前屈姿勢で接近し剣を振るう。
ギイイィィィン!!という音と共にバイクの前輪が二つに分かれた。
〈Vツイン拳〉の体勢で乗車していたアッシュは反応できず、フロントフォークが地面に刺さり前に投げ出される。
「うごっぎゃっがっゲハァッ!!」
勢いよく転がっていき折れ曲がった街灯に背中を強打し止まり、
「ぐおおおぉぉ・・・ゴハァッ!?」
地面で呻いていたアッシュに、慣性で転がってきた愛機がのしかかった。
さらに何度も転がって耐久値がゼロになったらしくバイクが爆発する・・・アッシュの真上で。
「ぐはあああああああああああ!?」
winner 【Midnight swordman】
「え、ええ~~~!?」
この後、ハルユキはこの事と妹のダブルでむかついたお兄ちゃんアタックでひどい目にあったのだった。
今回のあくちぇるわーるどっぽい次回予告は休止となりました。
次回をお楽しみに!