色々な事情を抱えた青年が鎮守府に着任しました 作:柊さんの居場所
初めての作品で、なおかつオリジナルで
「こういうのがあったらかっこいいし、面白いだろうなー」
という妄想と想像の塊でしかない駄文ですが、背一杯やりたいと思います。
誤字・脱字や、そぐわない文章などもあるかと思いますが、大目に見ていただけると幸いです。
ご注意
原作と違う部分があります。
病気や怪我、トラウマなどグロテスクととられる表現がある事があります。
主人公視点が主ですが、違う時は前書きに書きます。
それでも大丈夫!という方はどうぞご覧下さい。
ご意見、アドバイス募集中ですので、もしよろしければ書き込んで下さい。
先生「柊、パーティーに行くぞ」
僕「・・・はい?」
不思議だ。今日だけはやけに先生の機嫌がいい。
いつもはパーティーなんぞ出席すらしないくせに。
僕「珍しいですね、先生が出席するなんて。」
先生「行きたくはないが仕事だしな。ついでに海軍からだぞ?」
僕は、柊花音。16歳の学生だ。
先生は都立の高校の先生だ。僕はその手伝い、というか助手みたいな役割だ。
この高校は海軍の資金援助があって成り立っている。
なるほど、それは行かないとまずい。
僕「なんで僕もなんです?一応無関係者ですし、いらないでしょう?」
先生「いや?むしろ海軍のお偉いさんはお前に用があるみたいだぞ?」
・・・嫌な予感がする。
海軍とは、それほどいい関係ではない。
むしろ悪い。当たり前だが。
というより、僕が嫌っているといったほうが正しいかもしれない。
元々、僕は海軍の将兵だった。深海から来た敵と戦うことに憧れていた。
しかし、僕は体が悪かった。運がなかったのかもしれない。
その時、海軍の上層部から声をかけられた。
「艦船と一体化すれば体が良くなり、さらに深海の敵と互角に戦える」
普通に戦っていた他の同期たちを妬み、羨んでいたその時の僕は、その言葉を天使の言葉のように聞いた。
僕は艦船との実戦用改修の試験体の一人となった。
ここからだろうか、道を間違えたと気づくのは。
実感としては、一体化に近かった。
一つのこの体に、僕もいるし、そして別の何かもある。
不思議な感覚だった。
慣れるまで時間がかかった。
二重人格になり、同期から恐れられた。
そして、なんとかその別の何かを受け入れられるようになった頃、初めての実戦経験をした。
深海棲鬼
それが彼女らの名前だった。
彼女、というのは、体つきや髪の毛からした推測でしかない。
しかし、そのことより先に僕は気付いた。
勝てないことに。
装備、練習、覚悟、色々なものが足りなかった。
何より、心が足りなかった。
装備としていた12.5cm連装砲は砕かれ、魚雷は外れ、満身創痍だった。
死ぬんだな、と思った。それでよかった。
でも、死なせてくれなかった。
気づくと、海軍の医務室だった。
僕は海軍から永久に除名処分となった。
海軍の歴史から抹消されたのだ。
僕は、死んだ、改修を受けた将兵をなかったことにしたことにした海軍を恨んだ。
そして、除名処分されたことを喜んだ。もう死ぬことはないと思ったから。
それから、何もなかったのに、今になって海軍からのお呼ばれがかかった。
行きたくはない。でも、行かなければいけない。
そうけじめをつけて、僕はスーツに着替え、先生と海軍本部に向かった。