理 「いや~牛車に乗ってのんびり行くのも
楽しいものですね♪」
不 「ハハハ♪そうであろう!このゆっくりと
くつろげるのがまた、おつなのだよ♪」
自分は今現在牛車に不比等さんと乗っている理由は不比等が一目惚れしたという女性に会いに行くからだ。そして亜狛と耶狛はどこかって?2人なら家に帰らせた大人数でその家に行くのもどうかと思ったためにだ。
理 「そういえば昨晩その女性の名前を聞き
そびれたのですがその名前は?」
不 「おっと!いや~昨日は盛り上がりすぎて
言いそびれてしまったよその女性の名前
は………」
理 「名前は?」
不 「輝夜姫と言えば分かるか?」
と、言われてもまず言いたい。誰そいつと。
理 「え~とすみません分からないです……」
不 「何と!知らぬ者もいるのだな……」
理 「すみませんがその女性についてお話を
お願いします……」
不 「うむよかろう!」
そう言って不比等さんはその女性について知っている限りのことを話した。竹から出てきたことそして今現在において都1番に美しい事など様々な事を聞いた。
理 「なるほど何ともまぁ幻想的な話ですね……」
そう言うが頭の中では色々と考えていた。
理 (俺ら神と同類かいやまたは……)
不 「理桜君?」
理 (でも気になるのは月に関係していることだ
まさか古代人か…そうなると後が面倒だ)
不 「理桜君!」
と、不比等に叫ばれる。これには理久兎も流石に気づく。
理 「えっ!?弁当はいりませんよ?」
不 「違うそれより何だね弁当とは!本当に
大丈夫かね?」
理 「えぇ勿論大丈夫ですよ!」(`・ω・´)
不 「そっそうかね……なら良いのだが……」
不比等は自分を心配してくれて言ってくれた事はありがたいが今はそれよりも輝夜姫についてだ。
理 (でもまさかここで月の民か……あの昔話
がフラグになったか?)
等とメタい事を考えつつも不比等と会話をして約数時間が経過した。
不使「不比等様かぐや姫様の家に着きました」
不 「そうか!では行こうか理桜君」
理 「えぇ行きましょう……」
理久兎はどんな顔なんだと思いながら不比等と共にかぐや姫の屋敷に入っていった。そしてその中には既に4人の貴族達がいた。
不 「では理桜君少し待とうか……」
理 「そうですね………」
そうして理久兎含めた6人の男が待つこと数分後1人の老婆もとち媼が現れる。
媼 「こほん……!では皆様大変お待ちしました
輝夜…入ってらっしゃい……」
媼がそう言うと1人の女性が入ってきた。それがどうやら輝夜姫なのだろう。
輝夜「どうも皆様………輝夜です…あら?確か
5人だとお話は伺っていたのですが?」
理 「おっと失礼私は貴女から少しばかし知識
を教わろうかとね♪」
輝夜「あらそう……かまわないわでも貴方も
私からの難題にクリアできたら教え
ましょう」
理 「えぇ構いませんよ」(⌒‐⌒)
輝夜「なら順番に難題を出しますね」
そう言って輝夜は1人1つ難題を出した。
輝夜「では不比等さんは蓬莱の枝をお願い致し
ますわ」
不 「えぇ分かりました」
不比等への難題を言い終わり最後にイレギュラーである自分にも難題が課せられた。
輝夜「貴方のお名前は?」
理 「これは失礼しました私は八弦理桜と
いいます♪」
輝夜「そうなら理桜さんには花妖怪の花畑に
咲いている大きくて黄色い花の種を
お願いしますね」
理 「えぇいいですよ♪ところで期限は?」
輝夜「あらそれは言い忘れたはね♪期限は2週間
待ちますそれまでに持ってきて私に見せて
下さいね♪そして見事本物を持ってきたら
その者と婚約しましょう♪」
輝夜の一言その言葉につられるかのように一目惚れした男達(不比等さんいれて)は、
男達「おぉーー!」
と、叫んだ。これであるそして理久兎は
理 ( ^ω^ )
ただニコニコと作り笑いした。そして皆は物凄いテンションで家から飛び出て行った。
不 「理桜君行かないかね?」
理 「あぁ不比等さんは先にお帰りください
私よりもやることがあるでしょう?」
不 「むっそうだなすまない!」
そう言って不比等も立ち去った。そして今この部屋にいるのは理久兎と輝夜だけになった。
輝夜「あら?理桜さんは行かないの?」
輝夜はそう言うがそろそろ良い子ちゃんぶるのも飽きたので素を出すことにした。
理 「はぁ~いい加減にその丁寧語やめたら?
聞いてると無理があるよ」
と、理久兎が言うと若干輝夜姫は驚きその口調を変えたのだ。
輝夜「ふ~ん貴方見かけによらず鋭いわね♪
正直疲れるのよね……」
理 「そうかい…」
輝夜「でも貴方知識がどうのって何を知りたい
の?」
輝夜姫は自分にそれを聞くが。
理 「おっとそれは難題が終わったら聞きます
ので♪」
理久兎は輝夜姫の質問に対してはぐらかした。
輝夜「ちょっ!それ私が気になるじゃない!」
理 「まぁ~俺が無事に帰ってくることを
願ってて下さいね♪」
輝夜「中々面白いこと言うわね……」
理 「では俺もそろそろ行きますんで♪」
そう言い理久兎は立ち上がる
輝夜「そう……」
輝夜姫がそう言うと理久兎はあることを思い出す。
理 「あっ!そうそう最後に」
輝夜「何かしら……」
輝夜姫が何かと聞くと理久兎は躊躇なく、
理 「あまり月でのゴタゴタを此方に持ち
込まないでね♪月の住人さん♪」
と、如何にもNGワードを言うとそれを聞いた輝夜姫は、
輝夜「えっ!貴方いったい!」
ただ驚くしかなかった何せ自分の正体を知っているなんてこの地球ではあり得ないことだったからだ。
理 「ではまたお会いできたらその時まで♪」
そう言いながら理久兎は部屋から出ていった。そして輝夜姫は、
輝夜「ちょっと!」
そう言って立ち上がろうとするが、
ガタッ!
輝夜「あっ足が痺れた……」
輝夜は正座のしすぎで足が痺れてしまい動けなかった。そして理久兎が輝夜姫の家から出る。
理 「ふぅ~さていったん家に帰るか……」
そう言って理久兎は家に帰っていくのだった。そして輝夜さんはその日の夜は理久兎の言ったことが気になりすぎて眠れなず翌朝翁と媼が輝夜姫の顔を見るとくまができそしてむくでいたそうだ。そしてまた視点は代わる。
? 「フフ今日も花が綺麗ね♪」
1人の日傘を指した女性が微笑み太陽のような大きな黄色い花を見ながらそう言っている。普通にみたらそれは可憐この言葉が似合うだろう。だがその女性の背後には、
妖怪「助…けて…くれ…」
妖怪「死に……たく…な……い…」
2匹の妖怪が頭血みどろで横たわっていた。
? 「あら?うるさいゴミが何か言ったかしら?」
そう女性がいった次の瞬間、
グシャ!
1匹目の妖怪の頭をその女性が踏みぬき頭が木っ端微塵になってその頭の中身が飛び出てくる。
妖怪「ヒッ!ヒィィ!!」
? 「フフ大丈夫♪ここで死んでも花達の養分
になるだけだから♪」
妖怪「嫌だ……死にたくない何とかあの妖怪から
逃げてきたのにこんなあんまりだ!!」
? 「ここに入ってくるの貴方達がいけないの
よ?」
妖怪「助け…あっアァーーー!!」
グシャ!
そしてその妖怪も頭を踏み抜かれ頭を潰される。
? 「まったく……さてとお花に水をまかない
とあら?じょうろを忘れてきちゃった
取りに行かないと……」
そう言って女性はじょうろを取りに戻るのだった。