翌日俺達は、花妖怪が住むと言われる場所に降り立った。
亜狛「マスターここが例の場所ですか?」」
理 「あぁここであってるよ」
耶狛「う~ん!心地よい木々の香り!」
今俺自分達は輝夜姫の難題の1つである花妖怪の所に行って種を取ってこいという難題をしていた。はたから見ると簡単に見えるだろがだけどすごい大変だ。
理 「2人共行くよ」
亜狛「了解です」
耶狛「わかりましたマスター!」
そう言って理久兎達は先に進むのだった。
神様、神使移動中……
理久兎達は森を歩き抜けると美しく派手やかな黄色が見えた。
理 「花畑はここか……」
亜狛「絶景ですね」
耶狛「おっきいお花がこんなに♪」
理久兎達から見てその花の数はとても多くまるで花の国と言わんばかりに咲き誇っている
理 「とりあえず花妖怪に会いに行かないと」
耶狛「花って付くぐらいだからきっと綺麗な人
なんだろうね♪」
亜狛「そこは会ってみないとな……」
理 「さて何処にいるかな……」
理久兎達が迷っていると1人の日傘をさした緑色の長髪の女性が近寄ってくる。
? 「あら?貴方達はここで何しているの
かしら?」
理久兎達はその女性に呼びかけられる。
理 「うん?」
亜狛「えっ?」
耶狛(・_・?)?
だが理久兎達はどうしてこんなところに人がいるのかがわからなかったが彼女は話を続ける。
? 「ここは怖い妖怪がいるから近寄ったら
危ないわよ?」
どうやら注意をしてくれているみたいだ。だが自分はその妖怪に会いに来たのだ。
理 「えぇそれは知ってますよ私達はその
妖怪に会いに来たのですから♪」
と、言うと女性はにこやかに笑いながら、
? 「へぇ~なら貴方達はここに入って来た
浸入者ってことでいいのよね?」
そう言ってその女性は傘をたたむ。すると傘をたたんだ次の瞬間、自分に目掛けて傘を使ったフルスイングで殴りかかってきた。
亜狛「なっ!マスター危ない!」
耶狛「マスター!」
2人は叫ぶが等の本人である理久兎は、
ガシッ!
フルスイングで殴りかかってくる女性の傘を右手で掴む。
理 「やれやれ不意打ちって……」
パシン!
理久兎はそう言って掴んでいる傘を弾き飛ばす。
? 「へぇ~中々できるみたいね♪」
理 「でも殴り掛かってきたってことは君が
その花妖怪かい?」
理久兎がそう言うと花妖怪?は笑いながら答える
? 「ふふっ♪えぇあってるわ♪」
どうやらこの女性が花妖怪のようだ。
亜狛「この人が花妖怪……」
耶狛「綺麗な人ってのは的中♪」(σ´∀`)σ!
亜狛「耶狛それを言っている場合か……」
理 「2人共下がってて危ないから」
亜狛「わかりました」
耶狛「了解頑張ってねマスター」
理久兎はそう言って2人に下がるよう指事をする。理由は簡単下手をすると巻き込まれるからだ。それを聞いていた花妖怪は、
? 「あら?貴方1人で私と戦うのかしら?」
どうやら1人で戦うことに疑問をもったようだ。
理 「もちろんそのつもりだよ♪」
と、言うが内心では、
理 (下手すると亜狛と耶狛に被害がでるからな)
ただ単に自分の戦闘に巻き込ませないために下がらせたのだ。
? 「ふ~んまぁいいわ貴方を倒したら後で
そこの2人と遊ぶから♪」
理久兎に勝つ気満々にそう言うが理久兎はそれに返答をする、
理 「まぁ俺に勝てたらね♪」
? 「たいした自信ねその自信がいずれ貴方を
滅ぼすかもよ?」
戦う相手に忠告してくれのは理久兎からしてみれば初めてだった。その忠告を聞いた理久兎は笑いながら、
理 「ハハ♪肝に命じておくよ」
と、言うと花妖怪も笑いながら話を続ける
? 「ふふっ♪中々面白いわねなら冥土の土産に
私の名前教えてあげる私の名前は風見幽香
ここのお花畑を縄張りにしている妖怪よ♪
よろしく侵入者さん♪」
花妖怪もとい風見幽香は自己紹介を交えて挨拶をしてくるそして理久兎も、
理 「ハハ♪まだ俺は死なないよ♪でも折角
名前を名乗ってくれたし俺も言うよ俺
の名前は八弦理桜よろしくね」
と、自己紹介(偽名)と挨拶を返す。
幽香「フフ♪やっぱり変わってるわ貴方……」
理 「いつも言われるからもう慣れたよ」
幽香(なんか周りも苦労してそうね……)
理 「じゃそろそろ殺ろうか?君もさっきから
体がウズウズしてるみたいだしね」
? 「えぇ始めましょう♪」
そうして2人は対峙するのであった。そして視点は変わる。理久兎達が幽香と出会って戦いを吹っ掛けられてるその一方で、
グチャ!グチャ!ジュルルルル!!
昼のはずなのに何故か真っ暗になっている森の一部…でも何かが潜みそして、何かを食べているのか謎めいたグロい音が聞こえてくる。
? 「フフ♪もっと食べたいな……」
妖怪「何も見えね~よ!ここはどこだよ!
しかも何なんだよ!この音は!」
そこに迷いこんだ妖怪は視覚を頼ることのできないこの闇の空間で聴覚がものすごく敏感になっているせいかその音が余計によく聞こえるそしてその妖怪はこれから起こることを知らなければまだ楽かもしれなかっただろう。だが知ってしまったその者の声とこれから起こることに、
? 「ねぇ貴方も食べていいのかしら?」
妖怪「ひっ!ギャー~ーー!」
バキン!
そうしてまた1人妖怪が死んでいくのだった