理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第101話 VS幽香

日の光りが照らしそしてそれを浴びるかのように太陽のような花が咲き乱れている横では、

 

幽香「準備はいいかしら?」

 

そう言っていると幽香は傘を理久兎に向ける。

 

理 「幽香はその傘で戦うのか?」

 

理久兎は幽香に聞くと幽香は笑顔で、

 

幽香「えぇそうだけど?」(*^-^)

 

と、答えてくれる。そしてそれを聞いた理久兎は幽香に、

 

理 「なら俺も何か使っていいか?」

 

幽香「お好きにどうぞ♪」

 

笑顔で答えてくれると理久兎も笑顔で返しながら、

 

理 「そうかすまないね♪」

 

そう言って断罪神書を取り出す。

 

理 「来い!黒椿!」

 

そう言って理久兎は黒椿だけ取り出した。黒椿だけ出したのには理由がある。それは至極簡単で空紅を使うとこの辺が火の海になるからだからだ。そしてそれを間近で見ていた幽香は笑って

 

幽香「フフ♪貴方ただの人間じゃ無さそうね♪」

 

と、言うとそれに答えるように理久兎も笑いながら、

 

理 「ハハ♪もしかしたら人間じゃなく化物

   かもよ?」

 

幽香「化物ね~なら早く駆除しないとね♪」

 

理 「そうはいかないな……」

 

そう言うと沈黙となった。

 

幽香「…………………」

 

理 「…………………」

 

そして2人はお互いを見合うと、

 

ガキン!

 

理久兎と幽香は一瞬で近づき幽香の傘と理久兎の黒椿がぶつかり合う。そして幽香は少し驚いていた。

 

幽香「あら!私の一発を受けてもその刀は耐え

   るのね」

 

そう自身の一撃を受けても黒椿は折れなかったことにだ。それを聞いた自分は、

 

理 「まぁそれは俺のハンドメイドだからな!」

 

キン!!

 

黒椿で幽香の傘を弾き飛ばし理久兎と幽香はお互いに距離をとると幽香はさっきよりも楽しそうに、

 

幽香「フフフ♪ハハハ♪いいわね!久々に楽し

   めそうだわ!」

 

理 「それは良かったよ!」

 

そう言って理久兎は幽香のもとに走り黒椿を振るうが、それに負けじと幽香も傘を使って迎え撃つ。

 

ガキン!ガキン!ガキン!

 

理久兎が幽香に刀を振るうと幽香はその傘で弾き幽香が理久兎の心臓めがけて傘を突くと理久兎はそれをいなしたりとお互いに決定だがない。

 

幽香「アハハハハハ!」

 

幽香は理久兎に傘を降り下ろすが、この戦いで何度も見てきた理久兎は、

 

理 (何度でもいなすだけだ……)

 

キン!!

 

そう考えて理久兎は幽香の傘の降り下ろしをうまくいなす。だが幽香もそんなに単純ではない……

 

幽香「甘いわよ?」

 

理 「なっ!」

 

ゴンッ!!

 

理 「っ意外に痛いな………」

 

幽香は傘を振るった後にコンボを繋げてそのまま回し蹴りをするが理久兎は何とか左腕でブロックしたが鈍い音が響く。そして蹴りをブロックした左腕からは血が流れていた

 

幽香「結構本気で蹴ったけどまさか血を垂らす

   ぐらいで済むなんてね貴方本当に人間?

   普通なら粉砕骨折するけど?」

 

幽香は確認のためにもう一度聞いてくる。そして理久兎はもう一度……

 

理 「だから言ってるだろ化物かもよって」

 

同じ答えを出すだけった……

 

幽香「フフフ♪確かにこれを止められるんじゃ

   貴方は化物ね………」

 

理 「てかさ!この体制辛いんだよね!!」

 

ガッ!

 

そう言って理久兎は幽香の足が当たっている左腕を強引に振り払う

 

幽香「っと、貴方中々力あるわね」

 

理 「それりゃどうも」

 

そう言うと幽香はある提案をする。

 

幽香「さてとそろそろ本気でやらない

   かしら?」

 

理 「そうだね準備運動はこのぐらいで

   いいよね♪」

 

ここだけの話この2人全然本気を出していない、それどころか準備運動としか思っていないようだ

 

幽香「フフ♪アハハ貴方を今この場で

   ズタボロの布切れにしてあげるわ!」

 

理 「ハハハ♪やってみなよ!できるならね!」

 

その言葉と共に2人から妖力が溢れだすどうやらここからが本当の勝負のようだ……そして理久兎から溢れ出る妖力を幽香は確認すると……

 

幽香「貴方やっぱり妖怪だったのね……」

 

理 「さっきから言ってるだろ俺は化物だと」

 

幽香「確かにねまぁそんなのは関係ないわ!」

 

そう言うと幽香は傘を構えそして走ってくる

 

理 「ハハハ♪良いね!久々に燃えてきたよ!」

 

そして理久兎も黒椿を構え走り出す。

 

ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!

 

理久兎と幽香の一撃と一撃がぶつかり合う。そして2人の顔はな高揚感を思い立たせるような笑顔だ。

 

幽香「良いわ!これならどうかしら!」

 

そう言うと幽香は何と予想を遥かに上回ることをした

 

理 「なっ2人だと!?」

 

そう分身だ理久兎の目の前には幽香が2人いるのだ、そして2人の幽香が攻撃を仕掛けてくる。

 

キン!!キン!!キン!!キン!!キン!!

 

幽1「アハハどうかした?さっきよりペース

   が落ちてるわよ!」

 

幽2「遅いわ!もっと速度をあげたら?」

 

理 「2人って捌くにも手間がかかるな!」

 

そう2人になって理久兎も、少し動揺しているのだそして2人は即座に後ろに下がる

 

幽1「さぁー!」

 

幽2「散りなさい!」

 

そう言って2人の幽香が傘を構えるするとその傘の先端から凝縮された光の玉が現れる。そしてそれは極太レーザーとなって襲いかかる。

 

理 (あの一発どう耐えるか……そうだそのために

  あの技を作ったんじゃないか!)

 

僅か0.001秒で何をするか考えると黒椿を地面にさす。そして霊力に切り換えて構えをとると、

 

理 「仙術 八式 脱気!!」

 

それを唱えたと同時に幽香から放たれた極太レーザーは理久兎に当たる先端の所から光の粒子となって上空に拡散して飛んでいくのだった。仙術八式脱気この技は相手の霊力、妖力、魔力、神力等を粒子にして上空へ拡散させる。これを相手の体の一部に触って使えば相手の体内にある霊力等を強制的に上空へ拡散させることも可能。なおこれをやられたら相手は力切れをおこす。そして後々の弾幕等も上空へと拡散させるのだがはっきり言うと結構なチート技だ。そしてかつて美須々、風雅、亜狛、耶狛の4人の技を完封した技の正体でもある。

 

幽1「嘘!私の技を!」

 

幽2「まさか破るなんて」

 

2人の幽香がそう言っていると、

 

理 「どこを見ているんだ?」

 

シュン!!

 

幽2「ぐっ!!」

 

理久兎の蹴りを受けて幽香2は消滅し本物が残る。

 

幽香「いつの間に!」

 

そう言って幽香は傘を振るうが、

 

理 「遅いな………」

 

と、呟くと幽香の目の前から消えた。

 

幽香「なっ!!どこに!」

 

そう言って幽香は辺りを探すのだが、

 

チャキ……

 

幽香の首もとに黒い刀が添えられていた。

 

幽香「くっ!」

 

理 「勝負あったね幽香さん♪」

 

幽香「………………はぁ~負けたわ」

 

そしてこの勝負は理久兎が制したのだった。


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