理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第104話 始末する気が失せました

理 「血が垂れてくるな……しょうがない」

 

そう言って理久兎は自分が着ている着物の裾を破いて眼帯との代わりにして巻きながら食人妖怪に近づく。理由は単純明確で始末するためだ。

 

理 「さて君は死ぬ覚悟できてる?」

 

理久兎は天沼矛を振り上げる。

 

チャキン!

 

? 「うぐ!……」

 

食人妖怪は立とうにも立つ気力がなく逃げることも反撃することも出来ない。

 

理 「そうだ最後に言いたいことはある?」

 

最後の言葉はあるかと尋ねると、

 

? 「ないわ……さっさと殺せば!」

 

理 「そうかならお望みとうりに!」

 

食人妖怪は目を瞑るそして食人妖怪がこれまで行ってきた走馬灯が見えていたのか目を瞑ると先程とは変わり優しい顔になるがそんなのはお構いなしに理久兎の天沼矛が降り下ろされようとする瞬間、

 

グゥ~~~~~~~!!

 

と、突然食人妖怪から腹がなる音がした。これには理久兎も、

 

理 「…………なんだお前……腹減ってるのか?」

 

理久兎は食人妖怪に問いかけるそしてその問いかけに食人妖怪は優しい顔から真っ赤にさせて、

 

? 「違うわ!これは……あの…その………てっ!

   さっさと私を殺しなさい!もう私は覚悟

   が出来てるのよ!」

 

食人妖怪は覚悟はもうできているようだがもう今の音のせいで台無しだ。

 

理 「はぁ~やめだやめだ今の腹の音で殺す

   気が失せた……」

 

そう言って理久兎は天沼矛を断罪神書の中に納めた。

 

? 「なっ!私に情けをかける気!」

 

理 「違うよ殺す気が失せただけだよ」

 

? 「それを情けっていうのよ!!」

 

理 「てか君さ、そんなに死にたがらなくても

   良くない?折角殺す気が失せたのにさ」

 

? 「それを死ぬ覚悟ができた者に言う?」

 

理 「はぁ~折角の命なんだからさもう少し

   有効に使ったら?」

 

? 「…………………………」

 

理久兎がそう言うと食人妖怪は黙ってしまった。そんな食人妖怪に、

 

理 「とりあえず君もう少し飯は待てる?」

 

? 「えっ!?」(*´・д・)

 

理 「だからもう少し飯は待てるかって聞いて

   いるんだ……」

 

? 「……待てるわ…………」

 

理 「そうかなら失礼して………」

 

そう言って食人妖怪をおんぶする。

 

? 「ちょ!どこに連れていくのよ!」

 

理 「少し遠いけど我慢してね♪」

 

? 「どういうことよ!」

 

理 「エアビデ!」

 

そう唱えると理久兎の体がゆっくりと浮遊していく。

 

? 「えっ!貴方飛べるの!」

 

理 「まぁな…しっかり掴まってろじゃないと

   落ちるよ?」

 

? 「お忘れかしら私飛べるのよ?」

 

理 「今のその状態でか?」

 

それを言われた食人妖怪は苦虫を噛み潰したような顔で悔しそうに睨んでくる。

 

? 「貴方…本当に憎たらしいわね」

 

理久兎にそう言う……

 

理 「ハハ♪嫌われるのは慣れっこだよ♪さぁ

   行くよ!」

 

? 「ちょ!まだ準備キャー~~!!」

 

理久兎は食人妖怪をおぶった状態で超速度で自分の拠点である都に向かうのだった。

 

数時間後……

 

理 「おっ!都が見えてきた♪」

 

? 「あれが都……」

 

そして理久兎は会話を絶やさないために食人妖怪と会話を続けるが理久兎は食人妖怪に聞きたいことがあったのでそれを聞くことにした。

 

理 「聞き忘れたけど人間って美味しいの?」

 

過去に紫とかも時々食べたりしてので気になり質問すると、

 

? 「……あんまりかしら?」

 

理 「ふぅ~ん……」

 

? 「何よその反応は……」

 

理 「いや所で人間達が食べてる飯を食った

   事はある?」

 

次に人間達が普段食べている物を食べたことはあるかを聞く。これは後に必要な事だからだ。

 

? 「昔にちょいちょいって所かしら?」

 

理 「そうか……旨かったか?」

 

? 「えぇ人間よりは美味しいかしらね」

 

理 「なら良かった」

 

? 「えっ?どうして?」

 

理 「今から俺が君に食べさせるのはその人間

   の飯だから」 

 

そう。これからこの腹ペコ食人妖怪に飯を食べさせるために連れてきたのだ。

 

? 「そうなのね…もうなんでもいいわ」

 

理 「ハハハ♪少しは期待はしてくれよ?」

 

? 「そこまで言うなら期待はしておくわ」

 

理 「そうかい……おっと俺の家の上空に着いたな

   着陸するよ掴まっててね♪」

 

? 「えぇ……」

 

理久兎はそう言って自分の家の庭に着陸する。

 

? 「ここが貴方の家?」

 

理 「まぁ~ね広すぎるだろ?」

 

? 「えぇとっても……」

 

3人しか住んでいない屋敷を見て食人妖怪は呟く。

 

理 「とりあえず中に入りなよもう歩ける

   だろ?」

 

? 「…………えぇ」

 

そう言って理久兎と食人妖怪は家の中に入り食人妖怪を庭が見える部屋に案内する。

 

理 「ここで待ってて今飯の仕度するから」

 

? 「わかったわ……」

 

そうして昨日の残り物があるためそれを温め直すこと数分後、

 

理 「これでいいか?」

 

理久兎が出した品は栗御飯、味噌汁、焼き鮭、南瓜の煮物と健康的な食事だ。

 

? 「人間ってこんなのを食べるのね……」

 

理 「ハハ♪おかわりもあるからよく噛ん

   でね♪」

 

? 「え~といただきます」

 

そう言って食人妖怪が出された料理を食べると

 

? !!

 

食人妖怪は驚きの顔をする。

 

理 「気に入ったか?」

 

? 「えぇとても……」

 

食人妖怪は理久兎の料理が気に入ったようだ。

 

理 「なら良かった俺は少しここをあけるよ」

 

? 「あら?どこにいくの?」

 

理 「傷の手当てだよ?」

 

理久兎はそう言うと食人妖怪は、

 

? 「……なんかごめん…………」

 

理久兎に謝罪をする。

 

理 「気にするなあっそういえば君名前は?」

 

理久兎は重要なことである名前を聞き忘れていたので食人妖怪に訪ねると、

 

? 「私の名前はルーミアよ貴方は?」

 

彼女もとい食人妖怪はルーミアと名乗った。そして自分の名前を聞かれたからには自分も答えた。

 

理 「俺は理久兎…深常理久兎よろしくな

   ルーミア」

 

? 「こちらこそね……ところで行かなくて

   いいのかしら?」

 

理 「おっとそうだねじゃ俺は行くよ」

 

そう言い理久兎は傷の手当てをするために部屋から出ていくそしてルーミアは理久兎が出した料理をもう一度口に含む

 

? 「フフ♪美味しい♪」

 

そして食人妖怪は理久兎の出された料理を食べ続けたのだった。

 

 

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