あの惨状があった翌日理久兎は紫に頼み美須々達を連れてきてもらい家の修理を頼んだのだった。
理 「じゃ~頼んだよ美須々……」
美 「あいよ理久兎それにしても……」
勇儀「これは酷い惨状だな……」
萃香「ねぇ~理久兎どうしてこうなったん
だい?」
華扇「本当にどうしてこうなったのよ……」
と、皆から言われた理久兎は若干呆れながら、
理 「どうしてかって?不運と不運が偶然
重なってこうなったんだ……」
そう説明する。美須々は頭を掻きながら、
美 「私が前に修繕したばっかなのにな……」
理 「アハハ……お恥ずかしい限りで……」
理久兎が苦笑いを浮かべると紫が理久兎に怒りだした。
紫 「だから私はあの子を此処に置くことを
反対したのよ御師匠様!」
そして紫もこの惨状を見て結構大騒ぎになったが何とか落ち着かせれたのだが今もこの調子だ。
理 「まぁそう言うなって奇跡が悪い方に進んだ
だけなんだからさ……」
美 「所で理久兎さっきから気になってたん
だが……」
理 「ん?」
美 「お前の従者と一緒にいる緑髪の女性は
誰だ?」
美須々は理久兎に幽香のことを訊ねる、なお幽香とルーミアそして亜狛と耶狛は庭の修復作業を行っていて、他の鬼達は今もせっせと家の修復作業を行っている。
理 「あぁ幽香のことね……」
美 「へぇ~幽香って言うのか……あの妖怪は
強いのか?」
美須々がそう聞いてくると理久兎は、
理 「強いよとってもね正直俺も苦戦した……」
理久兎がそう言うとそれを聞いていた全員は、
全員(あっ……もう殺り合ったんだ……)
もうそれしか考えられなかった……
萃 「へぇ~そんなに強いんだ……」
紫 「なら皆さんに教えておきますけど
あの妖怪は例の花畑の妖怪よ?」
紫が説明すると華仙は驚いた。
茨 「花畑ってあの花畑の?!」
勇 「知ってるのか華扇?」
華扇「えぇ結構な噂になってるわ何でも花畑
を荒らす妖怪は全員皆殺しにするとか
生きては帰さないとか……」
理 「合ってるよそして家を壊した1人
ね……」(-_-)
家が壊されてテンションが物凄く下がって萎えていた。それを見ていた鬼達は話題を変えることにした。
萃香「えっとじゃ~あの金髪の子は?」
萃香はルーミアのことに対して理久兎に質問する。
理 「あの子はルーミアね今現在この家に居候
している子だよ……そして家を壊した子の
もう1人ね……」(-_-)
紫 「そして御師匠様の顔に傷をつけた子よ」
紫が理久兎の説明につけ足しをする。しかも何故だが分からないが、
理 「おいおい紫、なんか今日はご機嫌
ななめだな……」( -∀-)
紫 「別にそんな事はありませんわ」(# ̄З ̄)
結構ご機嫌ななめだ。そして紫のつけ足しを説明を聞いた美須々は、
美 「なるほどな紫が言っていた妖怪か……」
勇儀「最初は私らも驚いたが……」
華扇「理久兎の顔を見たら本当のことなのね」
萃香「やっぱり強い?」
萃香が強いかを訊ねてくる鬼達は本当に戦闘好きな者が多いと思いつつ理久兎は戦った感想を述べる。
理 「まぁ~強いよね……はっきり言って
俺も油断したし……」
勇 「ほ~う……よし!1戦申し込むか!」
萃香「私も行くか!」
と、2人は仕事そっちのけで暴れる気満々だ。それを見た理久兎も流石に注意をする。
理 「お~い君達~仕事をしてくれ~……」
美 「本当だ仕事しろ!その前にここでやるな!」
紫 「ここでやったら大惨事ね……」
理由ここは都だからだ、下手をすると陰陽師達が襲ってくる昨日のルーミアVS幽香の時は何で大暴れしたのに来なかったのかあれは妖力や能力をあまり出さずそのまま物理で殴ったりしたからだ。後は他にも理由があるがそれは後日語られるだろう……
勇 「すみません美須々様……」(´・ω・`)
萃香「ついテンションが上がっちゃって…」(´・ω・)
華扇「まったく美須々様私達も他の鬼の手伝い
をしてきますね」
美 「あぁ任せるよ茨木この2人をほっとくと
何しでかすか分からないからな……」
華扇「分かりましたほら行くわよ2人共」
萃香「分かったよ」(´・ω・`)
勇儀「分かった」(´・ω・)
そう言いって3人は他の鬼達の加勢に向かった。
美 「すまないね理久兎……」
理 「いや俺から頼んだしね………所でこの
修復作業はいつ終わる?」
美 「そうだね………壊れているのがこの一部で
それでいて私ら鬼達を総動員でやってる
から………今日の夕方には終わるよ」
それを聞いた自分のテンションは少し上がった。
理 「それは助かるよ………なら今日のお礼に
幾つか酒を寄越すよ♪」
理久兎が酒を寄越すと言ったことで美須々のテンションは物凄く上がった。
美 「おっ!それは嬉しいことを聞いたね!」
理 「まぁそんなに期待はするなよ♪」
美 「いや期待させてもらうさ理久兎が持って
くる酒はどれもこれも極上のものばかり
だからね!おっしゃ!私も加わってさっ
さと終わらせるか!」
そう言ってハイテンションになった美須々はダッシュで修復作業に入っていった。
理 「美須々は本当に変わらないな♪」
紫 「御師匠様……」
理 「どうした紫?」
紫が改まった表情で理久兎に話しかけて来る。
紫 「御師匠様その目はもう見えないのですか?」
理 「何でそんなことを聞くんだ?」
紫がその事を聞く理由が分からず聞くと、
紫 「だって3日目も包帯をしているから
もしかしたらと思って……」
紫は自分の斬られた目の傷が気になるようだ。それに対しての返答を紫に答えた。
理 「ハハハ♪安心しなよもう明日には包帯を
外せるからさそれに目も見えているから
大丈夫だよ♪」
紫 「そうですかそれを聞いて安心しました」
紫はそれを聞いて内心ホッとしていた。
理 「本当に心配性だな……」┐(´~`;)┌
紫 「それは心配もします!私にとって御師
匠様という存在は家族でもあり私から
すれば父親なんですわ!」
それを聞きとても嬉しくなった。
理 「ほほう父親ね……♪」( =^ω^)
紫 「ウグッ!いやこれは…その物の例えと
言うか…その……」(///___///)
紫は自分から言っていて恥ずかしくなったようだ。
理 「ハハハ♪俺はいい娘をもてたな♪」
紫 「御師匠様……」
理久兎達が会話をしていると、
耶狛「マスターこっちも手伝ってよ!」
亜狛「マスターお願いします!!」
亜狛と耶狛に手伝ってくれとお呼びが掛かる。
理 「おっとそろそろ俺も手伝うかな♪」
紫 「御師匠様…私も手伝いますよ」
理 「そうかなら行こうか♪」
紫 「えぇ♪」
そう言いい理久兎と紫も復旧作業を手伝うのだったそして手伝ってくれた皆のお陰で庭と一部が壊れた屋敷も夕方には元に戻ったそうだ。