妹紅「ウワァ~~~!!」。゚(゚´Д`゚)゚。
理 「えっちょっ!もこちゃん?!」
理久兎も突然のこと過ぎてどう対処すれば良いか直ぐに答えもでないそれどころかこれを見た市民達は、
市民「えっ!?女の子が泣いてる?」
市民「あの男が泣かせたの?」
市民「あれは理桜さんじゃないか?」
市民「何で理桜さんが女の子を泣かせ
てるんだ?」
市民「てかあの子って確かに不比等さん
の娘さんじゃ……」
と、周りの人間達から滅茶苦茶奇異の目で見られていた。それを感じた理久兎も、
理 (どっどうするここじゃ目立つしな……
仕方ない……)
そう考えた理久兎がとった行動はまず妹紅に提案をした。
理 「とっとりあえずもこちゃん………ここじゃ
目立つし少し場所を移動しよう?なっ?」
理久兎の提案を聞いて妹紅は泣きながら、
妹紅「ヒッグッ……うん……」
その返事を聞いた理久兎は、
理 「なら移動しよう!よしそうしよう!」
そう言い理久兎と妹紅は場所を移すことにした。
神様、少女移動中……
理 「ここで良いか?」
理久兎が選んだら場所は、
妹紅「ここは…?」
理 「俺の行きつけの
甘味処それは現代で分かりやすく言うと和のスイーツ店だ。
理 「入ろうか?」
妹紅「うっうん……」
そう言い2人は店の中に入ると妹紅よりちょい年上の女性店員(看板娘)が話しかけてくる。
女店「いらっしゃ……あら!理桜さん!」
理 「よっ!」(*^▽^)/
店員「珍しい何時もは亜狛さんと耶狛ちゃん
連れてるのに……お1人?」
理 「いいや♪この子も頼むよ♪」
妹紅「どっどうも……」
店員「あらそうなの!お2人さんね!奥の座敷
が空いているけど?」
理 「そこでいいよ♪」
店員「分かりました奥へどうぞ♪」
そう言い女性の店員は理久兎と妹紅を奥の座敷に案内させる
女店「はいこれお品書きね♪んじゃ私は元の
持ち場に戻るわね!」
そしてお品書き(メニュー)を理久兎達に渡して女性の店員は自分の持ち場に戻った。
理 「さ~て何を食べようか?」
そう言い理久兎はお品書きを見ていると、
妹紅「ねぇ理桜さん……」
理 「どうしたのもこちゃん?」
妹紅「ここのメニューでどれが良いのかわからない
のだけど……」
どれを頼めば良いのか分からないようだ。それならおすすめを答えた。
理 「う~んそうだねなら、ぜんざいは?」
妹紅「ぜんざい?」
理 「そっ♪ここのぜんざいは1回は食べて
おくべきだよ♪」
妹紅「そっそう……ならそれで……」
理 「了解ね♪なら俺も何時ものようにぜんざい
にするかな……お~い注文頼むよ♪」
理久兎達は何を頼むかを決めてさっきの女性の店員を呼び出す。
店員「は~い理桜さんご注文は?」
理 「いつもの2つで♪」
女店「はいかしこまりました♪」
そう言い女性の店員は厨房にいるであろう父親にメニューを伝えにいった。
妹妹「ところで理桜さん……」
理 「どうした?」
妹紅「その傷は……」
どうやら理久兎の顔にある左目の傷が気になるようだ
理 「あぁこれね……少しドジってね……」
と、言うが心の中では、
理 (
そう思った。妖怪にやられた何て言えば大惨事だ。
妹紅「そっそうなんだ……」
理 「そう言う妹紅ちゃんはどうしてあんな
所に?しかも急に泣きついて……」
理久兎はド直球に妹紅に何故泣いていたのかを聞くと、
妹紅「………………………………」
下を向いて黙ってしまった。
理 「まぁ…語りたくないなら構わないよ…」
と、流石の理久兎もその空気にやっと気づいて無理にとはと言うと妹紅はもう一度理久兎の方を向いて、
妹紅「いや…話すよ……何で私が彼処に居たのか
をこれは父の友である理桜さんにも聞い
てほしいから……」
理 「そうか……なら、話してごらん……」
そう言う妹紅は淡々と語りだした、自分の父である藤原不比等の変わりようを。ついこの間までは妹紅のことを愛してくれていた父が妹紅のことを見てくれなくなったこと明るかった父がやさぐれたこと全てを理久兎に話した。
理 「本当かよあの不比等さんがか?」
妹紅「うん………それ所かお父さん毎日呪術の
ように「輝夜姫…輝夜姫…」って今まで
お父さんを見てきたけどあんなのは私の
知っているお父さんじゃない」
これを聞いた理久兎は心の中で呟いた。
理 (うわ~それはさすがの俺も少し引くぞ……)
若干引いた。それもそうだ1週間ちょい前までは不比等は理久兎ともまともに会話できていたし、なにより妹紅のことも気にかけていた。それが1週間でここまで変わったことに理久兎は少しばかしだが恐怖を覚えた。
妹紅「あんなお父さんを見るも耐えれなくて
それで家を飛び出してそしたら迷子に
なったところに理桜さんが……」
理 「そっそうだっのか…まぁそれりゃ心細い
よね……」
理久兎と妹紅がそう話していると、
店員「お待ちどうさまぜんざい2つね!」
女性の店員がこの店の看板メニューぜんざいを2つ持ってきた。
理 「おっありがとうね♪」
店員「えぇごゆっくり♪」
そう言いって女性の店員はまた自分の持ち場に戻る。
理 「じゃ~頂こうか冷めちゃうしね」
妹紅「うっうん……」
2人「いただきます」
そう言い2人は食べ始める。
妹紅「おっ美味しい!」
理 「いけるだろ?」
妹紅「とっても!」
そう言いながら会話をしてぜんざいを食べ終える。
2人「ごちそうさまでした」
理 「なぁ妹紅ちゃん……」
妹紅「なに?理桜さん……」
理 「妹紅ちゃんは何時家に帰るの?」
妹紅「…………………………」
妹紅は話さない。結構戸惑っているようだ。
理 「ならさ俺の家に来るかい?」
妹紅「えっ!?」
理 「ハハハ♪帰りたくないなら少しの間
俺の家で遊んでいけばいいよ♪」
妹紅「でも迷惑じゃ……」
迷惑だろうと思ってなのか遠慮しているっぽい。
理 「迷惑なんてある訳がないよ♪亜狛と耶狛
他にも
人や2人増えた所で変わらないしね♪
それにね……」
妹紅(・・?
理 「不比等さんを少し心配させてあげなさい」
妹紅「えっ?!」
理 「自分の娘の面倒も見れない何てのは俺から
見ればそんな奴は親とはいえないそんな親
を少しは心配させるのも子供の特権だよ♪」
理久兎は義理とはいえ娘である紫を男手1つで育て上げたのだ。そういう父親の視点で考えて理久兎は妹紅に提案したのだ。
妹紅「……なら行ってもいい?」
理 「歓迎するよもこちゃん♪」
妹紅「ありがとう……理桜さん」
理 「ハハ♪そうと決まればさっさと行くか……
お勘定テーブルに置いておくよ!」
そう言い勘定をテーブルに置くと店員が笑顔で、
店員「まいど!!また来てね理桜さん!」
理 「おう!」
妹紅「ありがとう…美味しかったよ」
そう言い理久兎と妹紅は甘味処を出る。
理 「ねぇもこちゃん」
妹紅「どうしたの?」
理 「おつかいがあるんだけど少し付き合って
もらえるかい?」
妹紅「いいよ行こう……」
理 「ハハ♪悪いね」
そうして理久兎と妹紅はおつかいをするのであった。