妹紅を客室に案内して数時間後の客室の方では、
亜狛「
亜狛「うぐ!」
耶狛「どっちも頑張れ~♪」
ル 「ねぇ耶狛……」
耶狛「な~にルーミアちゃん?」( ・◇・)?
ル 「これなんて遊び?」
耶狛「これはね花札のこいこいだよ♪」
そう今現在は花札をしていた。理由は妹紅にあの蹴鞠を見せたら色々と大変なことになりそうだからというのが理由だ。ちなみにこれを提案したのは亜狛だ。そしてこれには妹紅は頭の中で思考を張り巡らせる。
妹狛(不味い!今私の手札にあるのは菊の下駄と
ぼうずのカスだ、菊の下駄を捨てて菊の
カスが出ればカス
が出来るけどでなければ次の亜狛さんの
番で牡丹の蝶を出されれば負けるそれ所
か親は亜狛さんだから最悪でなくても親
権で勝利される……でも仮に下駄を出して
も亜狛さんの場には五光札の桜と満月が
ある……下手をすると花見と月見で負けて
しまう……)
亜狛「さてと妹紅さんどうしますか?」(*^。^*)
今の亜狛の顔は最早勝利を確信した顔だ。
妹 「ぐっ!私はこれで勝利を賭ける!」
そう言うと菊の下駄を場に捨てた。
亜狛「うむ……では山をめくって運命を決めま
しょう!」
妹紅「でろーー!!」
そう叫び妹紅は山札の上から札を1枚表へひっくり返すその結果は、
亜狛「なっ!菊の…カス…だと…」
妹紅「勝てた…ウッシャーー!!!」
そうこれで妹紅の持ち場にあるカスの札が合わせて9枚それに下駄がカスの代用が出来るので10枚これで一文勝ちだ。
亜狛「くっ負けた…いやまだだ!妹紅さん!
こいですよね?」
妹紅「残念だけど逃げで♪」
亜狛「うわ~負けた~!!」
妹紅「やっと1勝出来た…」
ぶっちゃけると今の勝負で5戦目、比率でいうと妹紅が一勝四敗で亜狛が四勝一敗の結果だ。そして、亜狛の勝ち分の(今の勝負も合わさる)と合計は十六文勝ちまだ亜狛が優勢だ。
妹紅(でもまだ亜狛さんが優勢か……)
耶狛「負けちゃったか…お兄ちゃん……」
亜狛「くぅ~もう少しで五連勝だったのに……」
ル 「見てたけど何が何だか……」
そんなことをしていると、
理 「お~い晩飯が出来たよ♪」
そう言いながら理久兎もとい自分はおぼんに大量の焼き鳥を乗せて部屋にやって来る。
妹紅「本当に理桜さんが作ったんだ……」
耶狛「あっご飯だ!!」
ル 「やっと出来たのね……」
亜狛「もうそんな時間ですか……」
理 「とりあえず亜狛はその札を片付けて耶狛
とルーミアはこの焼き鳥をテーブルに並
べてくれ」
亜狛「わかりました」
耶狛「りょ~か~い~♪」
ル 「分かったわ……」
そして食事の準備が整うと席について、
5人「いただきます」
晩飯にありつくのだった。
妹紅「どんな味かな……」
妹紅は焼き鳥の定番のもも(たれ)を食べると、
妹紅「おっ美味しい!!」
そう言ったかと思うとご飯に箸をすすめ始める。
理 「ハハ♪ゆっくりと食べなよ♪」
理久兎はそう言いながら焼酎を飲む
ル 「理久…じゃなくて理桜おかわり!」
耶狛「マスターおかわりちょうだい!」
亜狛「マスターおかわりを頂けますか?」
理 「おいおい言ってすぐこれかよ……」
理久兎は釜からご飯のおかわり×3をもそりそれぞれに渡す。すると妹紅も恥ずかしそうに茶碗を差し出すと、
妹紅「理桜さん…その…おかわり……」
理 「ハハハ♪別に気を使わなくていいよ♪」
この光景を見れて満足しながらまたご飯をもそるのだった。そして数分の時間が過ぎて、
4人「ごちそうさまでした」
理 「お粗末様ね……」
と、言い片付けを考えていると、
妹 「ねぇ理桜さん……」
妹紅は何かを決心した顔で話しかけてきた。
理 「ん?どうしたのもこちゃん?」
妹紅「私やっぱり家に帰る……」
どうやら帰るみたいだ。
耶狛「えぇ~!モコたん家に泊まっていきなよ!」
亜狛「耶狛…無理を言うなこれは妹紅さんが
決めたことだ」
ル 「えぇそうね……」
耶狛「むぅ~仕方ないか……」
耶狛は少し残念そうだ。
妹紅「ごめん耶狛さん」
耶狛「いいよでもまた遊ぼうね♪」
妹紅「うん!」
と、返事をすると自分は外を見るともう真っ暗になっている事に気がつく。この夜道で少女1人で歩こう等とは非常識も良い所だ。なので送ろうと思った。
理 「話はまとまったな……なら送ってくよ」
妹紅「えっ!?」
理 「俺がついていけばこんな時間になっても
帰ってこなかった理由になるしね」
妹紅「理桜さん……ありがとう……」
これはあくまでも表向きはだ。実際は上記の通りだ。
理 「気にするな♪さ~てと行くかそれから
亜狛、耶狛それにルーミア……」
3人 (・・??
理 「すまないが皿洗いしておいてくれそれが
終わったら風呂に入ってもう寝ててくれ
ても構わないから」
亜狛「わかりましたやっておきます」
耶狛「どーんと任せてよ!」
ル 「まぁ~やっておくわ……」
3人は皿洗いを承諾してくれた。それならば後は妹紅を送っていくだけだ。
理 「すまないけど頼んだよ…じゃあ行こうか
もこちゃん?」
妹紅「うん行こう理桜さん!」
そうして理久兎は妹紅を家まで送っていくのだった。そして妹紅宅までの帰り道、
理 「ねぇもこちゃん……」
妹紅「ん?どうしたの理桜さん……」
理 「もし何かまた誰にも相談できないような
事や困った事があったらまた家においで
よ♪その時はまた相談に乗るよ♪」
妹紅「理桜さん……ありがとう……」
理 「おっ見えてきたよ」
理久兎が見るとそこには門番をしている武士がいた。すると門番は自分達の存在に気がつく。
門番「貴方は理桜さんそれに妹紅様!」
妹紅「ただいま……」
門番「探したのですよ!」
妹紅「ごめんなさい」
頭をペコリと下げて謝る。この結果をもたらしたのは妹紅だけではないので自分も申し訳なさそうに、
理 「いや~悪いね俺の家で楽しく喋ってたら
いつのまにかねぇ……?」
門番「まぁ理桜さんなら不比等様も何も言わ
ないでしょう………ですが次は一言くだ
さいね?」
理 「いや~本当にすまないね」
頭を掻きつつ苦笑いしながら言う。
門番「では妹紅さま家にお入りください」
妹紅「あっうん……理桜さん今日はありがとう」
理 「いいよまたね♪」
妹 「さようなら!」
そう言いながら妹紅は奥に入っていった。そして気になる事を訪ねることにした。
理 「なぁ所でさ……」
門番「なんでしょうか?」
理 「不比等さんは変わっちまったのか……」
不比等について訪ねると門番は悲しそうに、
門番「……えぇこれまでの不比等様が嘘のように
変わってしまいました……1週間前は妹紅
さまも気にとめていたのに最近では………
輝夜姫と毎晩のように……」
理 「そうか……すまないな嫌なことを聞いて」
門番「いえ……」
理 「んじゃ俺は帰るよ仕事頑張ってな」
門番「理桜さんもお気を付けて」
理 「あぁそれじゃあな」
理久兎は帰っていく人間でゆういつ友が変わってしまったという現実を受け止めながら自宅に帰っていくのだった?そして翌日、理久兎は亜狛と耶狛にぜんざい4つとあんみつ1つを奢らさせられたのだった。