晴明と話していて時間が危うくなったのですぐに輝夜姫宅に向かうと1人の老人もとい翁が玄関にいた。そして翁さんが話しかけてきた。
翁 「これはこれは理桜さまお待ちして
おりました」
理 「いや~遅れて申し訳ない……」
翁 「いえいえでは此方へどうぞ……」
そう言われて理久兎は前に来た部屋に案内してもらうそこには輝夜姫に求婚を申し込んだ貴族の3人は来ていたが2人姿が見えない。
理 「あれ残りの2人は?」
理久兎が質問すると翁は答える。
翁 「あぁ………大納言さまは輝夜姫の難題を
辞退するといってお止めになって中納
言さまは……その……」
翁は言いにくいのか躊躇っている。
理 「無理はしなくていいよ……」
翁 「すみません……」
そう言って翁は言うのを止めた……
理 (にしても怖いな……こんなことのために
命を張るなんて……)
あの反応からすると中納言石はもう亡くなったぽい。理久兎はそう考えるそしてふと今いる3人の貴族の1人を見つめたその見つめた人物は理久兎にとって人間での数少ない友である不比等だ。
理 (不比等さん……)
理久兎が不比等の方を向くと不比等はそわそわしていて顔色も悪い。すると理久兎の後ろの襖が開いて輝夜姫が姿を現す。
輝夜「……あら理桜さんどうぞ座ってください♪」
輝夜姫が理久兎にそう言うと
理 「おやこれは失礼しましたすぐに座らせて
もらうよ♪」
そう言って理久兎も座布団に座った。
輝 「では1人ずつ見せて下さい……」
その一言で輝夜姫の難題の品定めが開始された。
石皇「では私から……」
そう言い求婚者の1人。石作皇子は命じられた宝もとい仏の御石の鉢?を輝夜姫に献上する。
石皇「これを持ってくるのに苦労しました……」
そう言いながらその品を見せるが、
輝夜「偽物ね本物なら光ってるわよ?」
石皇「いえいえ貴方の神々しいオーラの前では
光りませんよ♪」
と、洒落たことを言うが、
輝夜「あら嬉しいわね……でも偽物よね?」
石皇「………はい…」
輝夜姫には洒落たことは通じないようだ。
輝夜「では石作皇子さんは不合格です」
石皇「もっ申し訳ございませんでした!」
そう言って石作皇子は部屋から大急ぎで出ていった
右安「まったくバカな奴め…では輝夜姫次は私の
番でございます♪」
そう言って右大臣阿部御主人は火鼠の衣?を輝夜姫に献上する。
輝 「ねぇ1つ提案があるのだけどいい?」
輝夜姫は右大臣阿部御主人に提案をする。
右安「なんでしょうか?」
輝 「これが本物かどうか燃やしていい?」
輝夜姫の提案は驚くべき事に火鼠の衣?を燃やすと言い出したのだ。火鼠の衣ならば燃やしても燃えない筈だ。そしてその提案に理久兎も、
理 「確かに燃やせばわかりますね」( ^∀^)
と、輝夜姫の意見に便乗する。
右安「……いっ……いいでしょう」
輝 「なら翁さんこれを燃やしてもらえますか?」
翁 「なら皆様その目で確認するために厨房まで
どうぞ……」
そう言ってここにいる全員は立ち上がり翁さんに厨房まで案内させてもらう……
翁 「ではこのかまどの中にいれますよ」
そう言い翁は火鼠の衣?を迷いなくか火のついたかまどに放り込んだすると、
ボワッーーー!!!
炎が燃え上がり火鼠の衣?は一瞬で真っ黒い灰となった。
理 「ワ~オ………」( ・∇・)
輝夜「偽物ね……」
右安「そっそんな……」
右大臣阿部御主人は今の光景を見て力が抜けて地面にへたりこんだ。
輝夜「この結果から右大臣阿部御主人様は
不合格です……」
右安「ちっちきしょう!!」(;´Д`)
右大臣阿部御主人は叫んで輝夜姫宅から出ていった。
不 「ならば次は私がいこう」
そう言って不比等さんが名乗りをあげるが、
理 「不比等さん止めた方が……」
理久兎は不比等を止めようとするだが
不 「止めるな理桜!」
不比等は理久兎の言葉を無視して怒号をあげた。
輝夜「わかりましたではもとの部屋に
戻りましょう」
輝夜姫がそう言う不比等と輝夜姫そして翁はもとの部屋に戻る。
理 「不比等さん……本当に変わっちまったん
だな……」
理久兎は今の不比等の姿を見て心で悲しみながら輝夜姫達の後を追いもとの部屋に戻る。
輝夜「では庫持皇子様見せて下さい……」
不 「わかりました……」
輝夜姫がそう言うと不比等は難題の1つ蓬来の枝を輝夜姫に献上した。
理 (やっぱり偽物だな……)
理久兎は、一瞬で偽物と見分けがついたその理由は明らかに人間が手を加えたような後があったからだ。それを言おうとしたがせめての情けと思い何も言わず黙ることにした。だが、
輝夜「残念ですが偽物ですよね庫持皇子……」
不 「にっ偽物と言う理由は!!」
輝夜「明らかに人間が手を加えた後がありますよ」
不 「ぐっ……お見事です……」
輝夜「では庫持皇子さん貴方も不合格です」
理 「不比等さん……」
不 「……………」
そう言いわれた不比等は立ち上がり無言のまま立ち去った。こうして残ったのは自分だけになった。
輝 「翁さん」
翁 「どうした輝夜?」
輝夜「理桜さんと2人にしてもらえない?」
翁 「わかったでは理桜さん任せましたよ…」
そう言って翁も立ち去りここにいるのは理久兎と輝夜姫だけとなった。
輝夜「さてと貴方には聞きたいことが山ほど
あるのよね理桜さん」("⌒∇⌒")
輝夜姫の顔は笑顔だが内心は、この男、油断できないといった感じだろう。そのためか輝夜は自分を警戒をする目をしていた。
理 「その前にこれ」
そう言って理久兎は小さな袋を輝夜姫に投げ渡し輝夜姫はそれをキャッチする。
輝夜「とっとこれは?」
理 「あんたが言った難題の1つだ」
理久兎が投げたのは言われた難題の1つ幽香から貰った花の種だ。
輝夜「では中を拝見………!?」
輝夜姫は理久兎からもらった袋の中を見るそして、
輝夜「本物ね………」
理 「俺はあの人達みたいに偽物は扱わないよ……」
輝夜「そう……ねぇ理桜さん幾つか聞きく前に
その目はどうしたの?」
輝夜姫は理久兎の目について質問をしてきた。
理 「そうだね……なら少し散歩しない?」
輝夜「散歩?」
理 「そっ♪ここじゃあれだからね」
提案した理由はとても簡単だ。外の陰陽師達や武士に聞かれそしてその中に変に勘が強い奴がいると理久兎の正体がバレるかもしれないからだ。
輝夜「………いいわ行きましょう」
こうして理久兎と輝夜姫は散歩に出掛けるのだった。