今現在、理久兎達と輝夜姫が話している時、理久兎宅(都)の縁側では、
ル 「暇ね……」
ルーミアは今日の仕事が終わり暇のあまり縁側で寝そべっていた、だがそこに裂け目もといスキマが現れそこから来客が到来してくる。
紫 「御師匠様いますか♪」
理久兎の弟子もとい娘の紫がスキマからその笑顔を出す。
ル 「なにしに来たの?」
縁側で寝そべっていたルーミアが紫に何しに来たのかを聞くと、
紫 「あら?ルーミア貴女は何してるの?」
紫はルーミアがいたことに気がつき縁側で寝そべっているルーミアに何をしているのかを訊ねると、
ル 「今日の仕事を終えたから暇してたのよ」
と、ルーミアは眠たそうな顔で紫の質問に答える。
紫 「あらそう…あっそうそう御師匠様いる
かしら?」
紫が理久兎の所在を質問するとルーミアはそれについて答える。
ル 「理久兎ならいないわよ今ごろ輝夜姫の家
にいるもの……」
そうルーミアは答えると紫はハッとした表情しだす。どうやら輝夜姫の所に訪問していることを忘れていたようだ。
紫 「あらそれって今日だったの?」
ル 「そうよ……」
ルーミアはやる気の無さそうな声で答えると紫は、
紫 「居ないなら待たせてもらってもいい?」
理久兎が帰って来るまで家にいて良いかを聞くとルーミアは紫の言ったことを受け入れた。
ル 「構わないわ客室の場所はわかるでしょ?」
ルーミアがそう聞くと紫は、
紫 「わかるけどここで待つわ……」
ル 「そう勝手にどうぞ……」
そう言ってルーミアは寝ようとする紫は縁側に座り今にも寝そうなルーミアに話しかける。
紫 「ねぇルーミア…」
ル 「何よ?」
ルーミアは目を閉じながら紫に返事をすると、ルーミアは目を瞑っていたため表情は分からないが、紫は真剣な声で、
紫 「今更あれだけど悪かったわ……」
と、とつぜんルーミアに謝罪をしだしたのだ。それを聞いたルーミアも「えっ?」と、思ったのか起き上がり紫の顔を見て、
ル 「どうしたの急に?」
そう聞くと紫は何故謝罪したのかの経緯を話始める。
紫 「御師匠様のあの目や体の傷を見て最初は
貴女を許せないって思った……けど」
ル 「けど?」
紫 「御師匠様がね……」
今から1週間、家と庭の修繕作業の休憩時間のこと紫はルーミアは警戒していたそこに理久兎が紫に声をかける。
理 「紫………」
紫 「何ですか御師匠様?」
紫は急にどうしたのかと思っていると理久兎は、
理 「ルーミアを許してやってくれあの子も
あれで不器用なところがあるから……」
理久兎は紫のとっていた行動を見抜いていたのだろう、また前みたいにことにってケンカを通り越して殺し合いにならないように呼び掛けたのだ。そして理久兎にそう言われた紫は、
紫 「私は…許すことが出来ません……御師匠様
の顔や体に傷をつけたあの妖怪を………」
その時の紫はまだルーミアを許すことが出来なかったが理久兎は昔自分が体験してきた話を話始める。
理 「でもさ……今から昔に美須々達と戦った
ことを思い出してみてよ♪」
紫 「…………………」
紫はそう言われて昔美須々達と戦いボロボロになった理久兎の姿を思い出した。
理 「時には殴りあって芽生える友情もある
確かにルーミアの時は不意打ちだった
だけどね紫」
紫 (・_・?)?
理 「それでも今こうして友情が芽生えている
これは事実なんだよ♪」
理久兎にそう言われ紫は、
紫 「御師匠様がそう言うなら考えてみます」
紫は理久兎にそう言われて今こうしてルーミアと改めて話しているのが現状なのだ。
ル 「そう理久兎がね……」
紫 「だからもう一度改めて言うわ………ごめん
なさい……」
紫はルーミアに謝るその紫を見てルーミアも、
ル 「私こそごめんなさい偶然だったといえど
貴女の大切な人を傷つけてしまって……」
謝れたルーミアも紫に謝る……すると紫とルーミアは笑って、
紫 「ふふっ♪御互い様ね……」
ル 「そうね……フフ♪」
2人の関係はいい方向に進んだようだすると空間に裂け目が出来るそしてそこから3人の男女もとい理久兎、亜狛、耶狛がその裂け目から現れる。
理 「何とか帰ってきたな……あれ?紫に
ルーミアまさかまた喧嘩か!?」
亜狛「えっ!?ちょっそれは止めないと!!」
耶狛「ほえ?紫ちゃんとルーミアちゃんが
何なの?」
理久兎達は前に起きてしまった紫とルーミアの言い争いを思いだしそれが今度は第二次言い争いとならないためにと思い2人のもとへ急ぐと紫とルーミアは笑いながら、
紫 「大丈夫よ御師匠様♪」
ル 「えぇ問題ないわ♪」
2人は何故か笑顔だったこれを見た理久兎達が3人は、
亜狛「えっ?確か前はあんなにいがみ合って」
いたのに!?)
耶狛「なんか前よりも仲が良いみたい♪」
と、呟くが理久兎は心の中で今の光景を見て、
理 (成る程ね………どうやらいい方向に進んだ
みたいだね♪)
理久兎達は紫とルーミアの関係が良くなったことに嬉しさが込み上げてきたが紫が理久兎に、
紫 「そう言えば御師匠様輝夜姫の所には
行ってきたのですか?」
紫は理久兎に改めてそう訪ねる。そして理久兎は、
理 「あぁそれについて2人に協力してほしい
ことがあるんだけどいいかい?」
理久兎は2人に協力を求めると、
ル 「それってさっき言った出番がどうのって
やつ?」
理 「うんそれだね……詳しいことは中で話す
から協力してくれるかい?」
もう一度理久兎は2人に聞く。そして2人は
紫 「構いませんよ御師匠様♪」
ル 「私もいいわよ」
答えはイエスだった。
理 「OKならなかに移動しよう亜狛、耶狛
2人もついてきて」
亜狛「わかりました……あっ!それなら
お茶をお持ちしますね」
耶狛「私も手伝うよ!」
理 「そうかなら頼むよ」
亜狛「わかりましたマスター」
耶狛「了解だよマスター!」
2人はお茶を用意するため台所に向かった。
理 「話がそれたけど行こうか」
紫 「分かりましたわ」
ル 「分かったわ」
そうして理久兎は皆にこの事を伝えて作戦会議をするのだった。