亜 「マスター、紫さんお帰りなさいませ」
耶 「お帰りマスター、紫ちゃん!」
理 「おう帰ったきたぜ!」
紫 「えぇ♪」
理久兎達は無事に帰還したそしてそれを見た輝夜姫と永琳は、
輝 「りっ理桜さん……」
永 (やっぱり理千にとても似ている……)
理 「遅くなったね……紫も座りなよ」
紫 「そうさせてもらうわ……」
そう言って紫も席につく
理 「亜狛、紫にお茶を頼むよ」
亜 「了解ですマスター」
そう言って亜狛はもう一度お茶をいれに部屋から出る。
理 「さてと、改めて自己紹介をするよ」
輝 「八弦理桜でしょ?私も何度も言われなくても
わかるわ」
永 「私も姫様からだいたいのことは聞きました
ので……」
2人はそう言うが……
理 「いや八弦理桜はあくまで偽名だよ」
理久兎は2人に偽名のことを言うと
輝 「えっ?偽名?!」
永 「では貴方の名前は?」
永琳達は理久兎に問うそれに答えるように理久兎は自身の名前を言う。
理 「俺の名前は深常理久兎それが本来の
名前だ…」
と、理久兎は言うが内心は、
理 (勢い余って本名の省略を言っちまった
けど永琳に気づかれなきゃいいんだがな…)
理久兎は自身の名前を言うと同時に結構悩んだそして2人は、
輝 「理久兎ねわかったわこれからは
そう言うわ……」
輝夜姫はそう言うが永琳は、
永 「理久兎……何処かで聞いたことが
あるような?」
永琳はこの名前を聞いたことがあるみたいだが思い出せないようだ、それに漬け込んで理久兎はもっと分からなくさせるために、
理 「ハハハ♪同じ名前や顔の人なんてこの世に
何人もいるからね、もしかしたら偶々何処か
に同じ名前の人がいたのかもよ?」
理久兎は自身の正体を悟らせないように撹乱させる。
永 「それもそうね……」
永琳は名前については考えるのを止めた。そしてそんな会話をしていると襖が開き亜狛が出て来る。
亜 「どうぞ紫さん」
そう言い亜狛は紫に粗茶を差し出す。
紫 「あらありがとう亜狛♪」
理 「亜狛、君も座りなさい」
亜 「わかりました」
そう言って亜狛も座る。
輝 「質問いいかしら?」
理 「いいよ♪」
理久兎に了承を得て輝夜姫が今気になることを理久兎に質問をする
輝 「理ろ……じゃなくて理久兎さん……貴方は
やっぱり妖怪なの?」
輝夜姫は理久兎が妖怪なのかどうかが気になりそれに対して質問をする。
理 「う~んまぁイエスが妥当だね」
輝 「そっそうなの……所で理久兎さん」
理 「なんだい?」
輝 「あの月の兵士達はどうなったの?」
永 「それは私も気になっていたんですがまさか
逃げられましたか?」
輝夜姫と永琳はそれが気になるようだ無理もない逃がせば追っ手をまた差し向けられるからだ。そして理久兎はその質問についての答えをいう。
理 「いや…全員お星さまになったよ……」
理久兎は天井を見ながら言う……
永 「そう……ならやっぱり貴方は強いの?」
今度は永琳が質問をする。
理 「俺は……」
理久兎が質問をする前に紫が答える。
紫 「えぇ御師匠様は強いわよ?」
理 「おいおい紫……」
永 「…………ならどのくらい強いかしら?」
紫 「そうね……妖怪達の頂点に君臨してるわよ♪」
紫は自慢気に言うすると輝夜姫は考える
輝 「妖怪の頂点…あっ!思い出した!」
輝夜姫のその発言を聞いて理久兎は
理 (げっ!不味い俺の正体がバレる!)
顔はポーカーフェイスで偽っているが内心は本当にヒヤヒヤしているのだ。
輝 「深常理久兎…妖怪総大将ぬらりひょん!」
輝夜姫の発言を聞いた理久兎は、
理 (なっなんだそっちかビビって損した……)
心の中で安堵した……そして永琳が輝夜姫に聞く。
永 「ぬらりひょん?それは何ですか?」
輝 「私も詳しくらは知らないけど何でも何百の
何千の妖怪達を率いている妖怪って陰陽師の
人達ら聞いたのよそれで安倍晴明が確か、
理久兎を討ち取ったって……あれ?
それなら何で理久兎が生きてるの?」
結果そこに辿り着いたそして紫が説明をする。
紫 「晴明が討ち取ったのは御師匠様の名
を語った偽者よ……そして今、貴方達の
目の前にいるのが本物の深常理久兎
私の御師匠様よ……」
輝 「そっそうなのね……」
永 「なるほど、そうなるとやっぱり強いのね」
理 「いや俺は弱いよ……昔守れなかった約束や
おこないがいくつもあるしね……」
理久兎は自身のしてきたおこないを振り返る永琳との約束を破り1人地上に残ったり自身の身内とは知らず殴り込みに行ったり母との約束を破って悲しい死に方をしたり紫を1人おいて修行させた結果拉致られたりと色々とやらかしたことに対して理久兎はそれを考えて自身は弱いと言ったのだ。
永 「約束ね……」
永琳もかつて理千(理久兎)を1人残して月に行ったことや友を失ったことをいまだに悩み続けていた……
理 (やっぱりまだ昔のことを悩んでるんだな……)
そう思い理久兎は永琳に対して自身の考えを言う。
理 「でもねやってしまった過去は変えられ
ないけどそれを次どう、いかそうかっ
てのは考えられるだから俺はそれを何時
も考えてるよ……」
理久兎は永琳の約束と聞いてせめてもと思い永琳に今のことを言う。
永 「そうね……ありがとう理久兎さん貴方の
おかげで少し吹っ切れたわ……」
理 「それはどうも……」
(昔のことは忘れて今を生きてほしいな……)
理久兎達がそう言っていると縁側の方で
? 「あぁ!いた!!」
理 「なんだ?」
理久兎が向くとそこには無数の可愛らしい生物達と1人の少女が立っているのだった……