理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第129話 食べ過ぎだろ

都にある理久兎宅にスキマが展開されるとそこから4人の男女もとい理久兎、亜狛、耶狛、紫が現れる。

 

理 「これでひと悶着ついたね」

 

亜狛「そうですね……」

 

紫 「でも終わりましたわね……」

 

耶狛「そういえば……ねぇマスター……」

 

理 「どうした?」

 

耶狛「ルーミアちゃんは?もう帰ってきてる

   でしょ?」

 

耶狛はルーミアのことについて理久兎に聞いてくるそして耶狛の質問に対して理久兎は答える。

 

理 「帰ってきてるはずだけど……紫、ルーミア

   をちゃんと送り届けたろ?」

 

紫 「えぇ家に送ったはず……」

 

そう言っていると夜の闇に紛れて、

 

ゲプ!

 

と、誰かがゲップが聞こえた。正直な話だがマナーがなってない。

 

理 「……あっちからだな行くよ」

 

亜狛「わかりました……」

 

耶狛「紫ちゃんも行こうよ!」

 

紫 「えっえぇ……」

 

そうして4人が歩いていくとある痕跡を見つける。

 

理 「これは……血の痕?」

 

月明かりに照らされている道を歩いていくと砂利石に血の後がこびりついていた。しかもまだ乾ききってない真っ赤な血なため比較的、新しい。

 

亜狛「しかも引きずってますね」

 

耶狛「あっちの方に繋がってるよ」

 

紫 「本当ね……」

 

理 「もう少し行ってみよう多分ルーミアだけど

   様子見も合わせてね……」

 

紫 「そうですわね」

 

亜狛「いくぞ耶狛」

 

耶狛「うん……」

 

そうして4人は血の痕を辿って歩き出す。すると隅の方に辿り着こうとすると月明かりに照らされ無数の骨が散乱していてた。

 

理 「うわ~こんなに散らかしやがって……」

 

片付けるのは亜狛と耶狛なため2人の仕事が増えるなと思いそう言ったとき誰かの声が聞こえてきた。

 

? 「あれ?もしかして理久兎?」

 

理 「ん?この声は……」

 

紫 「もしかして……」

 

理久兎達は声のした方向を見ると、

 

ル 「やっぱり理久兎だ……ゲプ!」

 

声の主は仰向けに寝ながら首をこちらに向けたルーミアだった。しかもルーミアのお腹はぷっくりと蹴鞠のように膨れていた。

 

理 「ルーミアまさかお前全部食べたのか!?」

 

ル 「えぇおかげでとても苦しいわ……」

 

これを見た理久兎とルーミアを除いた3人は唖然した。

 

亜狛「とんでもない食欲ですね……」(・・;)

 

耶狛「本当だね……」(;・∀・)

 

紫 「私の友達といい勝負……でもなさそうね……」

 

ルーミアの胃袋の大きさには驚くばかりだ。そしてルーミアが語りかけてくる。

 

ル 「ねぇ理久兎……」

 

理 「どうした?」

 

ル 「家まで運んでくれない?苦しくて……

   うっ動けない……」

 

ルーミアは理久兎に家まで運んでほしいと重たくなった体を揺らすしながらお願いをするが、

 

理 「しょうがないな……紫、ルーミアを家の

   客間に送ってくれ」

 

紫 「分かりましたわ」

 

ル 「えっ!そこはおんぶでしょ!?」

 

ルーミアは理久兎にツッコミをいれるがそれに対して真面目に答える。

 

理 「いや…だって仮におんぶをしたら俺の背中が

   ルーミアの腹を圧迫した結果口からリバース

   されても困るし」

 

ル 「うっ反論できない……」

 

理 「てなわけで紫まかせた!」

 

紫 「分かりましたわ御師匠様♪」

 

そう言って紫はルーミアのいる地面にスキマを開ける。

 

ル 「キャー~!!!!」

 

そう叫びをあげながらルーミアはスキマの中に落ちていきそしてスキマは閉じられた

 

理 「すまんな今日は色々と」

 

紫 「いいのよ御師匠様の頼みですもの♪」

 

理 「そうか……紫、今日は泊まってきなもう

   遅いから……」

 

理久兎は紫に提案すると紫は頷いて、

 

紫 「ふふっ♪ならお言葉に甘えますわ♪」

 

紫が賛成すると今度は亜狛と耶狛に頼み事をする。

 

理 「亜狛、耶狛」

 

亜狛「何でしょうか?」

 

耶狛「何マスター?」

 

理 「この骨を今集めることは出来るか?」

 

理久兎は亜狛と耶狛に散乱している骨を回収出来るかと聞くと、

 

亜狛「えぇ可能ですよ今ならまだ臭いが残って

   ますし……」

 

耶狛「もちろん出来るよ!」

 

理 「なら頼めるか?もしかしたら明日客人が

   来るかもしれなくてな……」

 

誰が来るのか。主にお節介ウーマンの彼奴が文句を言いに恐らく明日に来そうなためだ。

 

亜狛「分かりましたでは集めておきます」

 

耶狛「ならこの骨はどこに入れる?」

 

耶狛に何処に容れるかと聞かれる少し考えると物置にある多きな壺の事を思い出した。

 

理 「それなら物置に大きな壺があったろそれに

   入れておいてくれ」

 

亜狛「わかりました」

 

耶狛「うんわかったよ!」

 

そう言って2人は物置に走っていった。

 

理 「それと紫、スキマに入れてある月の兵士達

   の船だけど明日分解するからよろしくね」

 

紫 「分かりましたわ明日スキマから出します

   わね♪」

 

理 「頼んだよ……さて…ここは2人に任せて俺らは

   家に入るよそしたら紫はルーミアの布団敷い

   てやってくれ俺は夜食を作るから」

 

紫 「分かりましたわ………」

 

理 「なら行こうか」

 

紫 「えぇ♪」

 

そうして理久兎は家に入ってすぐに夜食を用意しルーミアは紫に布団を敷いてもらいすぐに寝た。そして亜狛と耶狛の仕事が終わったと同時に夜食を食べて今日の1日は過ぎたのだった。

 

 


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