理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第133話 蓬莱の薬を盗む従者達

満月から半月になりつつある夜空、理久兎は2人の帰りを待ち続けていた。

 

理 「遅いな…」

 

ル 「理久兎~ご飯にしようよ~」

 

なお流石にルーミアも起きていた。

 

理 「まだ待ってろ……」

 

ル  ( =ε=)

 

ルーミアもさっきら飯を食いたい飯を食いたいと本当に五月蝿いのだ…それを何度も聞いた理久兎も心が折れたのか、

 

理 「しょうがないルーミアお前は先に食べて

   くれ……」

 

ル 「えっ!?」

 

理 「流石にお前も待ちくたびれたろ?なら

   先に食べててくれ」

 

それを聞いたルーミアは、

 

ル 「理久兎はどうするの?」

 

理久兎はどうするのかを聞く

 

理 「俺は2人が帰ってきたら一緒に食べるよ」

 

そう言うとルーミアは、

 

ル 「はぁ~仕方ないもう少し我慢するわ」

 

と、溜め息をつきながらもう少し待つと言うのだ

 

理 「無理しなくてもいいんだぞ?」

 

ル 「大丈夫よ……」

 

理 「無理なら言えよ?無理は良くないからな」

 

ル 「えぇその時になったら言うわ……」

 

そうして理久兎とルーミアはもう少し待つのだった……そしてこれは理久兎が芦屋道満と会話をしている辺りに時間を巻き戻す……そのころ亜狛と耶狛は富士の樹海にいた。

 

亜狛「耶狛!!早く目的のポイントまで行くぞ!」

 

耶狛「うんお兄ちゃん!」

 

2人は木の枝から枝へと跳躍をして跳び移りながら移動していた読者様はここで思うだろう何故夜に行かないのか?何故能力を使わないのか簡単だ。その薬は1つあるだけでも戦争を起こしかねない薬だからだ。もし今にも取り合いになって最終的にその薬を飲まれれば亜狛と耶狛の使令も失敗となるしかもその薬を破壊されたりしても失敗となる。次に能力を使わない理由は上手く盗んですり替えたとしても荷車には蓬莱の薬を常に見ている武士がいるそこから盗むのは容易ではないからだ、仮に盗めばそこで大騒ぎだそうならないためにも夜の作戦実行までその薬を見守らなければならないのだ。理久兎が言った使令はあくまで()()()()だ。そして2人の視点に戻す亜狛は何かを察知したのか木に跳び移るのを止めて、

 

亜狛「耶狛とまれ」

 

と、耶狛に指示をする。

 

耶狛「どうしたのお兄ちゃん?」

 

耶狛は亜狛にどうしたのかを聞くと亜狛はある方向を指差して

 

亜狛「あそこを見ろ」

 

耶狛「え?」

 

亜狛に再度指示をされた耶狛は亜狛が指差した方向を見ると、

 

耶狛「あれって……」

 

亜狛「あぁそうだ都の武士達だどうやらポイント

   に着いたみたいだな……」

 

亜狛と耶狛が目にした光景には50人近い武士達がいてその武士達の中央には、

 

亜狛「そしてあれがおそらく蓬莱の薬だ……」

 

そうその中央にある荷車に乗せられた3つの小さな壺が蓬莱の薬がありそれを見張るように武士が荷車に乗っていた

 

耶狛「お兄ちゃんどうするの?」

 

亜狛「暫くは様子を見る下手に刺激をして薬を

   壊されてもたまらん……」

 

耶 「うんわかった……」

 

そうして2人はゆっくりゆっくりと移動しつつ薬を見守り続けた。そして夕方頃になると武士達が焚き火の準備をし始めた。どうやらここで野宿をするようだ。そして亜狛と耶狛は茂みの奥で見張り続けていた。

 

耶狛「はぁ~あっつい………」

 

亜狛「確かになこの気候はきついな……」

 

今は真夏に近い。はっきり言いう暑い。下手すると熱中症になりそうだ。

 

亜狛「あと少し耐えるぞ…」

 

耶 「うん……」(-_ー;)

 

そうして2人は耐え続けなんとか夜になっただがまだ暑いのは変わりはないが少しはましになったのレベルだ……

 

耶狛「お兄ちゃん武士の人達が交代で見張る

   ようになったよ!」

 

亜狛「やっとか……耶狛作戦はわかるな?」

 

そう言われた耶狛は、

 

耶狛「もっちろ~ん!」

 

と、答えるすると亜狛は念のためにと耶狛に、内容について問うと、

 

亜 「因みに内容は?」

 

すると亜狛が考えていた答えが返ってきた……

 

耶狛「え~とお兄ちゃんと私で(とつ)って薬を強奪

   でしょ?」

 

耶狛は作戦の内容を答えると亜狛は、

 

亜狛「このやろう!」(#`ヱ´)/☆(+。+*)

 

ガス!

 

耶狛に軽くチョップをすると耶狛の頭からいい音がすると耶狛は頭を抑える。

 

耶狛「痛った~何するの?!」(;´Д⊂)

 

亜狛「何で隠密作戦が、ガンガンいこうぜ!

   に変わってるんだ!?」

 

どうやら耶狛の作戦は違うようだ。

 

耶狛「あれ……違った?」

 

亜狛「はぁ~わかったもう一度言うぞ………俺と

   耶狛で薬を見張っている武士にこっそり

   近づいて背後から強烈な一撃を打って眠

   らせる……」

 

耶狛「えっでも薬は中央にあるんだよ?」

 

亜狛「あぁだからこそこの夜の闇を利用する

   武士達が見える範囲は焚き火で照らし

   ている辺りだけだそこから先つまり火が

   照らしていない場所は見えにくいつまり」

 

耶狛「暗い場所を出来るだけ移動するって事?」

 

亜狛「その通りだ………それで武士達を眠らせて

   俺らの手元にある壺(水銀入り)とすり替

   えたら俺と耶狛の能力を使ってさっさと

   トンズラする……わかったか?」

 

亜狛のお復習が終わって耶狛は、

 

耶狛「わかったよお兄ちゃん!」

 

と、言うが亜狛の内心は……

 

亜狛(本当に大丈夫かな………)

 

もう妹の天然ぶりが心配でいっぱいだった。

 

耶狛「よしお兄ちゃん!レッツゴー!」

 

亜狛「はぁわかったよ行こう……」

 

そうして2人は闇に紛れながら作戦を実行するのだった。そして2人は今現在ほふく前進しつつ移動中だ。

 

耶狛「お兄ちゃん……」

 

亜狛「なんだ?」

 

今度は耶狛に小声で呼び止められると、

 

耶狛「人が近づいてきてるよ」

 

亜狛「なっ!」

 

耶狛にそう言われ亜狛はその方向を見ると、

 

武1「やれやれ早く帰りたいな……」

 

武2「本当だぜ……」

 

そんな愚痴を言いながら武士2人が近づいてくる。そんな中亜狛は、

 

亜狛「ならば!」

 

そう言って亜狛は近くに落ちている石を拾って亜狛達から見て右側の暗い場所に石を投げる。

 

ガサッ!

 

石が落ちたのか草むらから音が聞こえたするとそれに気づいた武士達は、

 

武1「誰だ!」

 

武2「様子を見に行くぞ!」

 

武1「わかった!」

 

そう言って2人の武士は亜狛が投げた石の方向に注意をしつつ歩いていった。それを見て確認した亜狛と耶狛は、

 

亜狛「行くぞ耶狛!」

 

耶狛「了解だよBoos!」

 

と、小声でそう言って移動を開始した。そうしてどこかの傭兵のようにほふく前進し武士達を石などを使って誘導しつつ目的地に辿り着く。

 

亜狛「耶狛、見張りの様子は?」

 

耶狛「見たところいないよ?」 

 

亜狛「何?普通は見張りがいるはずだが……」

 

ここで亜狛は考えていた。何故肝心な薬の見張りがいないのかと。だが罠かも知れなくても行くしかないと決意した亜狛は、

 

亜狛「耶狛…行くぞ!」

 

耶狛「うん………」

 

そうして2人は薬のある場所に移動したそして周りを見てもやはり薬をじっと見ていた武士達がいない。

 

亜狛「やはりいない……のか?」

 

いないことに不審を抱きながら亜狛が考えていると、

 

耶狛「Boos薬あったよ!」

 

耶狛が薬を発見した。

 

亜狛「でかした!なら薬をすり替え……!!?」

 

亜狛は薬の数を見てあることに気付いてしまう。

 

耶狛「Boos?」

 

亜狛「耶狛…薬って……2つだったか?」

 

耶狛「えっ!?確か3つだったと思うけど?」

 

流石の耶狛も数は分かるようだ。だがそれを確信し亜狛は、

 

亜狛「誰かに1つ盗まれてる……」

 

耶狛「嘘でしょ!?」

 

亜狛「いややはり盗られてる……」

 

亜狛達がそう言っていると、

 

武3「なぁ何でわざわざこっちに来るんだ?」

 

武4「いや俺は念を重ねるからな……」

 

そんなことを言いつつ武士が近づいてくるのが亜狛と耶狛には分かる。

 

亜狛「武士が近づいてきてる仕方ない耶狛、

   早く薬をすり替えろ!」

  

耶狛「もう終わったよ!」

 

亜 「よしなら早く空間を繋げるぞ!」

 

そう言って亜狛はすぐに空間を繋げるそして耶狛も、

 

耶狛「なら私も!」

 

そう言い耶狛も亜狛の能力の限界容量を拡大させて、

 

亜狛「行くぞ!」

 

耶狛「うん!」

 

そうして2人は薬をすり替えてすぐに裂け目に入る刷ると開いた裂け目は閉じられそこにはすり替えられた薬以外誰もいなくなる。そして数秒後そこに、

 

武4「薬は……あるな!」

 

武3「だから言ったろ?」

 

武4「あぁだけど見張りはどこに?」

 

武3「どうせしょんべんとかだろ?」

 

武4「そうかもな……やれやれ仕方ないやつらだ」

 

そう言い武士の2人は元の持ち場に戻る。だが彼らや亜狛と耶狛は知らなかった見張りの武士はちょっと外れた場所で、

 

見張「……………………」

 

見張「あっが…………」

 

全員気絶をしていたのを、そして今は誰も知らなかった1人の少女が復讐のために薬を盗んだことを、

 

? 「はぁ……はぁ……追っては……来てないか

   これで復讐が出来る……父をあんな風に

   した輝夜姫に!!」  

 

その少女の復讐の叫びは誰にも聞こえることはなくただ闇に消えていったのだった……

 

 


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