理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第134話 不老長寿から不老不死へ

今の時刻は午後8時理久兎達は、

 

ル 「Z~ZZ~Z~Z~Z」(__*)Zzz

 

ルーミアは待ちくたびれたのかテーブルに突っ伏して寝てしまっていた。

 

理 「………………………」

 

ただ黙って縁側に立って夜空を見ていた。だが内心では、

 

理 (いつになったら帰ってくるんだか……)

 

何だかんだで2人を心配していた。そしてテーブルに突っ伏して寝ているルーミアを見て、

 

理 「はぁ~仕方ないルーミアに飯を食わせる

   か……」

 

そう言って理久兎は後ろを振り向いて部屋に戻ろうとすると、

 

ピシッ!

 

と、そんな音が背後から聞こえてきたそれを聞いた聞いた理久兎は後ろを振り向く。

 

理 「あれは……亜狛の裂け目」

 

もう見慣れている亜狛の能力によって出来た裂け目だったそしてそこからもう定番になりつつある2人が現れる。

 

亜狛「何とか帰ってこれた……」

 

耶狛「危なかったねお兄ちゃん」

 

亜狛「本当だな……」

 

そこから出てきたのは亜狛と耶狛だそれを見て縁側へと出ると、

 

理 「お帰り2人共……」

 

亜狛「まっマスターただいま戻りました」

 

耶狛「ただいまマスター……」

 

2人は少し元気がなかったと思った。そしてふと亜狛と耶狛の抱えているものを見て理久兎は元気がない理由をわかってしまった。

 

理 「成る程ねその手持ちを見るに誰かにやら

   れた後か……」

 

自分が考えた推理は亜狛と耶狛を驚かせる。

 

亜狛「えっ!?」

 

耶狛「すご~い大正解!」

 

どうやら正解のようだった。

 

理 「どうやら正解みたいだね…」

 

と、少し残念だと思うと亜狛は頭を下げて、

 

亜狛「申し訳ございませんでした!」

 

耶狛「おっ…お兄ちゃん?!」

 

耶狛が、それに驚いていると亜狛は、

 

亜狛「耶狛お前も頭を下げろ……」

 

と、言った。そしてそれを聞いた耶狛も頭を下げて、

 

耶狛「えっとマスター何かごめんなさい!」

 

耶狛も謝った。そしてそれを見て聞いていた自分はやれやれと思いながら、、

 

理 「2人共頭をあげなさい……」

 

そう言うと2人は頭を上げる。そして2人が頭を上げたのを確認すると、

 

理 「2人共ご苦労様♪」

 

と、2人に労いの言葉をかけた。それを聞いた亜狛と耶狛は目を点にした。

 

亜狛「えっ…私達は失敗したんですよ?!」

 

耶狛「お兄ちゃん………」

 

亜狛と耶狛は何故、自分が労の言葉を言ったのかが分からないという表情すると理久兎はそれに対して答える。

 

理 「まぁ確かに目標の1つはロストしたよ…」

 

亜狛「………………」

 

耶狛  (・_・?)?

 

理 「だけどねそれ以上に2人はしっかり仕事を

   こなしてきたその結果が今2人の手元に

   ある2つの薬だと思うんだよね♪」

 

亜狛「マスター……」

 

耶狛 (・_・)

   

考えはただ単純だった。仕事の結果を見れば確かに失敗だ。だがそれ以上に理久兎は彼らの仕事ぶりは評価していた。それは盗まれた蓬莱の薬以外の薬をしっかり回収してきたこと、自身の失敗をしっかり謝っていることも含めて2人に労いの言葉をかけたのだ。

 

理 「だからそんなに思い詰めるな……な?」

 

亜狛「マスターありがとうございます」

 

耶狛「良かったねお兄ちゃん……」

 

亜狛「あぁそうだな……」

 

どうやら今の言葉で亜狛は思い詰めたのを止めたのを確認すると、

 

理 「さぁ~てそろそろ飯を食うかね?」

 

と、理久兎はそう言って後ろを振り向いて部屋に戻ろうとするが、

 

亜狛「マスター」

 

亜狛が理久兎を呼び止める。そして呼び止められた理久兎は、

 

理 「どうした?」

 

そう言ってもう一度亜狛と耶狛の方に振り向くそして亜狛は言いたいことを喋り始める。

 

亜狛「この蓬莱の薬……何に使うのですか?」

 

まず聞きたかったのは蓬莱の薬についてだ。何故、理久兎は破壊しろではなく盗めと言ったのかが疑問に思ったからだ。

そして、理久兎は何に使うかを語る。

 

理 「いや使い道は考えてないな……」

 

自身もとりあえず出回るのは危険と考えて回収したため使い道はそんなに考えてはいなかった。それを聞いた亜狛はさらに質問をする

 

亜狛「ではマスター話は変わるのですが……」

 

理 「ん?」

 

耶狛「お兄ちゃん?」

 

亜狛「マスター昔…俺らと出会ったこと覚えて

   ますか?」

 

亜狛は理久兎にそれを聞くと理久兎は、

 

理 「あぁ今も鮮明に覚えているが……それが

   どうした?」

 

理久兎が、そう言うと亜狛は、

 

亜狛「では、あの時マスターこう言いました

   よね?」

 

耶狛「ん?何言ったんだっけ?」

 

耶狛は何が何だか分からないのか理久兎も亜狛を見てを繰り返していたがそんなのはお構いなしに理久兎と亜狛は話を進めていく。

 

亜狛「長寿の命になるって……」

 

理狛「確かに言ったがそれがどうした?」

 

亜狛「それが合っているなら俺と耶狛は最終的

   には死ぬってことですよね?」

 

耶狛「えっ?!」

 

そうかつて理久兎は『長寿の命を手に入れる』と言った。つまりそれは、『不死』という意味ではないということだ。

 

理 「……亜狛の言っていることは合ってる

   確かに2人は不老不死ではない……」

 

耶狛「それって何時かは……」

 

理 「死ぬ定めだ…でも何故この時に言ったん

   だ亜狛?」

 

亜狛「俺は今日この蓬莱の薬を盗むにあたって

   考えていました」

 

理 「ほう……どんなことを考えていたんだ?」

 

亜狛の言ったことに興味が湧いたので聞くとそれについて亜狛は語った。

 

亜狛「この薬を飲めば俺達は不死になれる

   のではないかと……」

 

理 「亜狛…何故お前は不死になりたいんだ?」

 

理久兎は何故不死になりたいのかを聞くと亜狛はそれついて答える。

 

亜狛「俺はいえ私は……マスターに一生仕えたい

   と思っているからです!」

 

そう亜狛が不死になりたい理由はただ理久兎に言ったが仕えたいと思っているからだ。すると今度は耶狛が喋り始める。

 

耶狛「マスター私もマスターに一生仕えたい!」

 

それを聞いた亜狛はとても驚いた自分と同じように主人である理久兎に仕えたいと思っていたからだ

 

亜狛「耶狛!」

 

耶狛「それにお兄ちゃんが不死になるなら私も

   不死になる1人で逝くのは嫌なの!」

 

亜狛「耶狛お前……」

 

耶狛「お願いマスター!私達はマスターに仕える

   ために神使になったの!だからマスター私

   とお兄ちゃんを不死にさせて!」

 

耶狛は思っていることを全てを打ち明けて頼み込むと亜狛も、

 

亜狛「俺からも頼む……いやお願いします!」

 

2人はそう言って頭を下げるそれを見て聞いていた自分は2人に対して、

 

理 「はぁ~自分達の言いたいことを言うだけ

   言っちゃって……どうせあれだろ?俺が許

   可しなくても飲んだだろ?」

 

理久兎がそう言うと亜狛と耶狛は、

 

亜狛「えぇはなからそのつもりでした!」

 

耶狛「私はお兄ちゃんがやるならやった!」

 

どうやら許可しなくても飲む気満々みたいだ。それを聞いた自分は心の中で、

 

理 (この2人は……やれやれ)

 

もう否定は出来ないと考えた。そう思うと亜狛と耶狛とは逆の方向に体を後ろを向けて、

 

理 「なぁ亜狛…耶狛………蓬莱の薬は誰かに

   飲まれちまったな……」

 

亜狛「えっ!?」

 

耶狛(゜〇゜;)?????!   

   

理久兎の言っていることが分からなかったのか2人は?を頭から沢山出したが理久兎はまだ語り続ける

 

理 「やれやれ置いておいて誰かに飲まれた

   なら犯人も探しようが無いな………亜狛

   耶狛………残ったその壺は捨てて置いて

   くれ…俺は飯の支度をするから……」

 

そう言って理久兎は部屋に入っていった。そしてその一連の流れを見て亜狛と耶狛は、

 

耶狛「お兄ちゃんどういうこと?」

 

耶狛は分からなかったのか亜狛に聞くと亜狛は、

 

亜狛「マスター……ありがとうございます」

 

耶狛「お兄ちゃん………」

 

亜狛「つまり飲んでよしってことだよ♪」

 

耶 「それってマスターは認めたってこと!」

 

耶狛が言っている通り理久兎は2人が不老不死になることを認めたのだ。だが素直に良いよと言えないのか少し遠回しになってしまったが、

 

耶狛「ならお兄ちゃん早く飲もう!」

 

亜狛「あぁそうだな…それと耶狛……」

 

そして亜狛は改まって耶狛に声をかけると耶狛は

 

耶狛「何お兄ちゃん?」

 

と、言葉をかえす。そして亜狛は……

 

亜狛「耶狛……これからもよろしくな♪」

 

耶狛「お兄ちゃん……うん!」

 

そおして理の神使達はその日から不老長寿ではなく不老不死になったのだった。

 

 


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