理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第141話 VS妖忌

理 「うっうぅ~~はぁ~!!」

 

理久兎は準備体操程度で体を伸ばしていた理由は、

 

妖忌「お待たせしました…」

 

目の前にいるここ冥界西行寺家の庭師、魂魄妖忌と試合するためにだ。

 

理 「へぇ~妖忌さん二刀流かい?」

 

妖忌の持っている2本の刀を見てそれを聞くと、

 

妖忌「えぇそうです私の愛刀の桜観剣と白桜剣

   です……所で理久兎殿の刀は?」

 

理久兎は妖忌にそう指摘されて気づく。

 

理 「おっと出し忘れてたな」

 

ポイッ!

 

そう言うと理久兎はメモ帳レベルまで小さくなっている断罪神書を上空に投げるとメモ帳ぐらいの大きさから大きな本ぐらいの大きさとなって理久兎の右顔辺りで浮きながら静止する。それを見ていた妖忌は、

 

妖忌「ふむ……中々面妖な書物ですな……」

 

理 「まぁ……そうですね……」

 

そう言いつつ断罪神書が開き理久兎はそこから1本の刀の黒々としていて美しい刀の黒椿を出す。

 

妖忌「それが理久兎殿の刀ですか……」

 

理 「えぇ俺の至高の1品の1つです」

 

理久兎がそう言うとギャラリーもとい縁側に座る紫が、

 

紫 「御師匠様も二刀流にならないのかしら?」

 

妖忌「なんと!理久兎殿も二刀流使いですか!」

 

妖忌の顔は二刀流で戦ってくれという顔をしていたが言いたいことがあるのでそれについて説明をする。

 

理 「えぇですがもう1本の刀は少々危険で」

 

そう言っている途中で妖忌は、

 

妖忌「大丈夫です理久兎殿!なので二刀流で!」

 

理久兎の話を遮るが本当に危険なためそれを無視して話を続ける。

 

理 「いや…最悪の場合この庭どころか幽々子

   さんの家まで燃えて全焼しますよ?」

 

それを聞いた妖忌は顔を青くして致し方ないといった感じで、

 

妖忌「1刀でお願いいたします……」(´・ω・`)

 

口調的にどうやら空紅の恐怖を分かってもらえたみたいだ。

 

理 「さてと話も分かってもらえたしそろそろ

   よろしいですかね?」

 

妖忌「ほっほっそうですな……」

 

シャキ!シャキ!

 

妖忌は桜観剣と白桜剣を抜刀し構え、理久兎も黒椿を構える。すると幽々子が、

 

幽 「それじゃ私が審判をするわね♪」

 

と、縁側に座る幽々子が言う。

 

妖忌「お願いいたします幽々子様」

 

理 「頼みますね♪」

 

理久兎と妖忌がそう言うと紫は、

 

紫 「幽々子、制限時間もつけて頂戴……」

 

幽 「何で?」

 

紫 「御師匠様の事だから時間を忘れるのよ」

 

紫がそう言うと幽々子は笑顔で、

 

幽 「分かったわ♪なら制限時間は10分ね」

 

妖忌「わかりました」

 

理 「了解♪」

 

2人のその言葉を聞いた幽々子は自身の言葉をためて試合開始の一言を言う。

 

幽 「それじゃ試合開始!!」

 

その言葉によって、

 

ガキン!!

 

理久兎と妖忌の試合が始まった。

 

妖忌「流石、理久兎殿でございますな」

 

理 「いやいや妖忌さんもあの一瞬で斬りかかれ

   るなんて凄いですよ」

 

キンッ!

 

理久兎はそう言いつつ妖忌を押し返す。

 

妖忌「ならば!」

 

ダッ!

 

妖忌は理久兎に向かって走りだしその2本の刀で再度斬りかかる。

 

キン!キン!キン!キン!キン!キン!

 

理久兎の黒椿と妖忌の桜観剣と白桜剣のぶつかる金属音が周りを包み込む。

 

理 (予想はしてたが本当に達人クラスだな)

 

妖忌「やはり紫様の師匠とだけあって中々の腕前

   ですな!」

 

そしてギャラリーの縁側では、

 

幽 「凄いわね紫の御師匠様あの妖忌と互角

   なんて♪」

 

紫 「えぇなにせ私の自慢の1つだもの♪」

 

紫と幽々子は2人の試合をただ眺め続けていた。

 

キン!

 

理 「やっぱり強いな妖忌さんは……」

 

妖忌「ほっほっ理久兎殿も中々ものです……」

 

妖忌は多少焦りを感じているようだ。大方は何度も振るう刀を簡単にいなし続け更には息切れもしていないため焦っているのだろう。

 

理 「どうしたんですか妖忌さん?」

 

理久兎は刀を妖忌に向けて聞くと、

 

妖忌「いや少々理久兎殿を倒す算段を!」

 

また妖忌は自分に向けて斬りかかる。

 

理 (何度も同じ……でなないかな?)

 

理久兎は知っていた。大体いつも同じ方法だと思うと別の攻撃方法と相場が決まっていたが、

 

キン!

 

理久兎の予想は外れ妖忌は同じように桜観剣で斬りかかってきた。

 

理 「おっと危ない危ない」

 

妖忌「理久兎殿こそどうかいたしましたか?」

 

刀と刀によるつばぜり合い状態で妖忌は理久兎に語りかこる。

 

理 「いや何でもないですよ」

 

だがその時、理久兎は見てしまったのだ。

 

理 「あれ妖忌さんもう1本の刀は?」

 

そう妖忌が持っていた筈の刀が無かったことに。妖忌の顔はニヤリと笑っていた。そして理久兎は後ろに気配を感じ後ろを見ると、

 

理 「なっ!」

 

妖魂「……………………」

 

タッタッタッ

 

後ろから白桜剣を持ってこちらに斬りかかりに来るもう1人の白い妖忌の姿を。それを見た次の行動は速かった。

 

理 「ちっ!」

 

ドス!

 

理久兎はつばぜり合いの状態で妖忌の腹に自身の右足で蹴りを叩き込む。突然のことだったために妖忌はそれをまともにくらい、

 

妖忌「うぐっ!」

 

腹を抑え後ろに引くそして理久兎は常人では出来ない行動をとった。

 

キン!

 

そのままの体制を維持しつつ黒椿の峰を自身の背中につけてもう1人の妖忌の攻撃を防いだ。

 

理 (妖忌さんも幽香と同じようなことするとは)

 

キンッ!

 

力づくで黒椿を持っている右手を上にあげてその状態から脱するともう1人の妖忌は痛みで腹を抑えている妖忌の側につく。

 

理 「さてとこれで終わりですかね?」

 

妖忌「まだ負けでわないですよ理久兎殿!」

 

妖魂「……………………」

 

そう言うと理久兎は黒椿でまだ腹を抑えている妖忌と少し白いもう1人の妖忌に斬りかかろうとすると、

 

幽 「そこまでよ!!」

 

幽々子の一言によって試合が終了したことが知らされた。

 

理 「ありゃりゃもう10分経過か……」

 

そう言うと理久兎は黒椿を断罪神書に納める。

 

妖忌「理久兎殿がここまでやるとは……」

 

そう言い妖忌は刀を納めもう1人の白い妖忌も鞘に刀を納刀し元の半霊に戻るすると、

 

妖忌「うっ……」

 

呻き声をあげて妖忌は片足を地面につきそして片手は理久兎が蹴った腹を抑えていた。

 

理 (あれってあの白い玉?みたいな物だったのか

  いや今はそんなことより……)

 

理久兎は妖忌に近づいて妖忌の肩を担ぐ。

 

妖忌「理久兎殿!」

 

理 「強く蹴ったから立つのも苦労しますよね?」

 

妖忌「かたじけない……」

 

そうして妖忌は理久兎に肩を担がれながら幽々子達のいる縁側に戻って行くのだった。

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