理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第10話 大都市の頭脳

焚き火の火がバチバチと音をたて釣れた魚一匹を焼く。そんな中、理久兎は永琳を自身の拠点…といっても質素だが洞窟につれて来ていた。

 

理 「悪いね昼飯が川魚で…ほら」

 

永琳「いいのよ…気にしなくてもでも良いの?

   貴方が食べなくて?」

 

理 「気にするな食って良いよ」

 

焼き上がった川魚を永琳に渡す。本当は自分も食いたいが客はもてなすもののため我慢することにした。

 

永琳「ありがとう理千……」

 

理 「いいさ♪」

 

そうして永琳は少しずつだが口にいれいく。そして数分が経過し魚を食べ終える。

 

永琳「ごちそうさまでした」

 

理 「お粗末様………」

 

と、言い晩飯やらをどうするかと考えていると、

 

永琳「……ねぇ理千」

 

理 「なんだ?」

 

永琳「貴方が良ければ私と共に都市に来ないかし

   ら?」

 

理 「おいおい…会ったばかりの男に言う台詞か

   それ?」

 

永琳「でも、私もただ気遣われるの嫌だしそれに

   丁度私の護衛が欲しかった所なのよ♪貴方

   見ていて妖怪を容易く蹴散らしていて強そ

   うだし♪」

 

どうやら丁度護衛を探していたようだ。それと怪物は妖怪と呼ばれているらしい。だがこの時に考えた。自然でのサバイバル生活は楽しいが食料に関しては死活問題だ。それに丁度色々な知識を学びたいと思っていたため良い機会と思った。

 

理 「そうなのか?余所者行っても邪魔にならない

   のか?」

 

永琳「大丈夫よ♪」

 

理 「ふむ…まぁ~良いかここにいてもサバイバル

   するだけだしな」

 

永琳「そう…なら了承ね♪」

 

理 「あぁ……ならさっさと行こうかもう昼だ夜に

   なるにつれて怪物が襲いかかって来るから

   早いに越したことはない」

 

永琳「そうね…ならいきましょうか?」

 

理 「だな……」

 

こうして理久兎は永琳の案内の元、都市と呼ばれる場所に向かうのだった。

 

神様、頭脳移動中……

 

永琳「何とかここまで来たわね…」

 

とりあえず何とか永琳の家にあと少しでつきそうだ。途中怪物改め妖怪を蹴散らしながらだけどなんとかここまで来た

そして自分は今現在マジな話で目を疑っている。

 

理   ゚ ゚ ( Д  )

 

永 「どうしたの?」

 

理 「…………すごく…大きいです…」

 

それは巨大な壁が現れたからだ。こんなデカイ壁が建っている様は、見たこともない。

 

永琳「ほら理千行くわよ」

 

理 「あ…あぁ………」

 

永琳はそう言うと門番の元へと向かう。自分は永琳の後を着いていく。

 

永琳「お勤めご苦労様」

 

門番「これは、八意様!!」(*`・ω・)ゞ

 

永琳が挨拶するとそのまま男もとい門番は敬礼した。様つけしている時点で永琳はもしかしたら相当偉い人物なのだろうと。すると門番は自分の存在に気がついたのか、

 

門番「ところでそこの、男性は?それに八意様!!

   どうしたんですかその腕は!!」

 

門番は自分の事についてと永琳の腕の怪我について問いただした。

 

永琳「え~と、さっき妖怪に襲われてそれで逃げ

   ている時に彼に助けられたのよ」

 

門番「成る程そうでしたか、ありがとうござい

   ました!!所で貴方様のお名前をお教え

   下さいますか?」

 

理 「あぁ新秒理千だ、よろしくな♪」

 

門番「はい♪よろしくお願いいたします♪」

 

手を差し出すと門番はその手を握り握手をしてくる。

 

永琳「とりあえず入っていいかしら?」

 

門番「あっ申し訳ございませんどうぞお入り下さい」

 

永琳「行くわよ理千…」

 

理 「了解…」

 

そうして永琳と共に門を通る。そして門を通るとそこには理久兎がこれまで見たことのない景色が広ら目を疑った。それは行き交う多くの人々。高く大きい建造物。こんなものがあるとは驚きだった。

 

理 「スゲー」

 

永琳「理千~おいていくわよ?」

 

理 「あっ待てって!」

 

その後、永琳の後を着いていく事、数10分後、

 

永琳「さてと着いたわここよ♪」

 

自分の目は驚くものばかり捉え更に疑った。目の前の永琳の家はとても大きすぎて。

 

理 「……ここもデカイ…」

 

永 「とりあえず入るわよ」

 

理 「あっはい」

 

そして、入ると想像どうり広く装飾もされていてとても自分がいると似合わないと思ってしまう。

 

理 「なぁ永琳……」

 

永琳「何かしら?」

 

理 「ここに1人でいて落ち着くのか?」

 

永琳「正直もう慣れたわ……」

 

理 「さいですか……」

 

どうやら慣れたようだ。まず慣れって本当に怖い。

 

永琳「でも慣れないとここが貴方の家になるのよ?」

  

 

理 「へ~そう……え?」

 

永琳「ん?どうしたの?」

 

理 「あれ?おかしいぞ?色々話がとんでいる

   ような」

 

永琳「あらそうかしら?」

 

仮定がふっとばされてる。まず永琳と同居するなどと聞いてない。

 

理 「いやそうだろ!今日まだ会って間もない見ず

   知らずの男を普通さ自分の家に住ませるのか

   よ!?」

 

永琳「いやだって、1人だとこの家大き過ぎるのよ

   ねぇ…更に良いことで部屋が余っているし♪

   ついでに私の護衛なら何かあったらすぐにで

   も駆けつけて欲しいのよ♪」

 

理 「嫌!だからといって…もし俺が、永琳襲った

   りしたらどうするんだよ!?」

 

永琳「襲う気ある?」

 

と、聞かれるが敢えて言おう。それはまずないと、

 

理 「いやないな…」( ̄ー ̄)

 

永琳「でしょ?それにもし襲うのだったらその時

   は貴方の頭を弓で射るかもしくは実験台に

   なって貰うから♪」

 

さらりと怖い事を言ってきた。そんなのはごめんだ。

 

理 「はぁ~まぁ良いや…分かった世話になるよ

   永琳…………」

 

永琳「ええよろしくね理千♪ふふふっ♪」

 

こうして理久兎は永琳の家に住むこととなったのだった。


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