理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第169話 最終戦 VS影の暴虐

理 「鬼さんこちら!」

 

暴虐「グガーーーー!!!」

 

影の暴虐は今もなお理久兎を追いかけていた。そして今ここはパンデモニウムから離れ町の市街地での追いかけっこだ。住民は避難されてはいるが周りからしてみれば迷惑にもほどがある……

 

暴虐「ギュァーーーーー!!」

 

黒き暴虐は自身の口から巨大な魔力砲を理久兎に放出するが、

 

理 「甘いっての刃斬!」

 

そう言い後ろを振り向いて蹴り上げて飛ぶ斬撃を飛ばすと魔力砲は見事に一刀両断されていき魔力砲は二分割されていきながら、

 

ザシュ!!

 

影の暴虐を一刀両断するが。

 

暴虐「がっが!!!!!」

 

またその悲鳴をあげると影の暴虐は体をくっつけて再生させる。

 

理 「やっぱ効果無しか……」

 

今の理久兎の攻撃は言ってしまえば悪足掻きみたいな物だ……なにせ影の暴虐には効果がないからだ。それどころか……

 

暴虐「ギャガ~ーーーーーーーー!!!!」

 

更に怒らせる事になってしまうのだ……

 

理 「あぁクッソ!もうこなればやけくそで

   走りきるだけだ!てかあいつのせいで

   民家がぶっ壊れてるじゃないか!」

 

そう言い理久兎は影の暴虐に追いかけられながら氷界を目指すのだった……なお更に壊すきっかけとなったのは理久兎が刃斬したために二分割された魔力砲が各地の民家にあたり大惨事となったのは言うまでもないだろ……

 

神様逃走中……

 

そして理久兎は影の暴虐を引き付けながら何とか氷界へとたどり着いたがまだ絶賛追いかけっこ中なのは変わらない…

 

理 「何とか着いたが…こいつ本当にウザいな!」

 

暴虐「グワァーーーーーー!!」

 

ここまでの道中で理久兎と影の暴虐が通った後には民家やビルは見事に瓦礫の山となっていた。それを現代金額で表して損害金額は総合で約数百億円相当となっていた……そんなことは考えず理久兎が走っていくと、

 

耶狛「そ~れ!レッツゴー!」

 

耶狛の声が届くと無数の狼達が影の暴虐にまとわりつく。しまいには、

 

オル「がーーー!!」

 

オルトロスまでもが黒き暴虐の足に噛みついている。そして狼達が飛んでいった位置を見ると耶狛が錫杖を鳴らしながら理久兎にここにいると合図をする。

 

理 「サンキュー耶狛!」

 

理久兎は親指を立ててそう叫ぶと裂け目が現れそこから亜狛が顔を覗かせて、

 

亜狛「マスター速く此方へ!」

 

そう言われた理久兎は頷いて裂け目へと入るとついた場所はそんな遠くもなく先程手を突っ込んで振っていた耶狛の地点に着いた。

 

耶狛「マスター策ってなぁ~に?」

 

耶狛に聞かれた理久兎は笑顔で、

 

理 「まぁ見てればわかるよ♪」

 

そう言い亜狛と耶狛達から1歩前へと出て、

 

理 「能力を解放!舞え雪よ!吹き荒れろ嵐!」

 

理久兎がそう言い手を掲げると先程まで何も無かった黄昏の空が突然真っ黒な雲に侵食されると雪が降りだしたが更にそこに強風が吹き荒れそれが合わさり吹雪となる。

 

亜狛「うぐっ寒!」

 

理 「耐えるしかないぞ亜狛」

 

耶狛「マスターこれにはどんな意味があるの?」

 

耶狛にそう聞かれた理久兎は影の暴虐を指さし、

 

理 「彼奴の下をよく見てみろ……」

 

そう言われた亜狛と耶狛は驚いた。理由は影が無かったからだ。理久兎が氷界へと影の暴虐をおびき寄せた理由は単純に魔界人が居ないというのもあるがここなら被害が無いと感じたからだ……被害というのは影の暴虐のもあるがそれは約3割程度、残りの7割は理久兎の能力による被害があるためここに連れてきたのだ……

 

理 「さぁ!最終ラウンドと行こうか!いでよ

   断罪の鎖よ!」

 

理久兎の一言で断罪神書がページを開く。すると影の暴虐の足下から無数の鎖が現れ影の暴虐の足下を絡め拘束する。

 

暴虐「ギャギャァ~ーーーー!!」

 

それを破壊しようと何度も鎖を引っ張るがその鎖は外れることはない。

 

理 「さぁ攻めるぞ!!」

 

そう言い理久兎は手に持つ黒椿と天沼矛を持って影の暴虐へと走っていった。

 

亜狛「耶狛いくぞ!」

 

耶狛「ウイッス!」

 

そう言い2人は裂け目へと入る。

 

理 「ハハハここがお前の墓場だ!」

 

理久兎は天沼矛で影の暴虐へと突っ込むと、

 

暴虐「グガーーー!!」

 

影の暴虐は自身の腕や足に噛みついている狼達を振り払い向かってくる理久兎に当てようとするが、

 

理 「そんなもの踏み台だな!」

 

そう言いジャンプして飛んでくる狼達を踏み台にしながら影の暴虐の頭部へと近づき天沼矛で貫こうとすると、

 

暴虐「ギャガ~ーーーーーーーー!!!!」

 

咆哮をあげて理久兎を弾き飛ばす。そして飛ばされた理久兎は受け身をとり体制を立て直す。

 

理 「うるせ~奴だなぁ!」

 

そして次に亜狛と耶狛が裂け目から現れると、

 

耶狛「さぁじゃんじゃん暴れよう!」

 

亜狛「程々にしろよ耶狛!」

 

そう言い亜狛は影の暴虐の腕の飛び乗り自身の持つクナイを腕に突き刺しそのまま頭へと走る。すると肉を引き裂いて1本の長い切り傷が出来上がる。

 

暴虐「グワァーー!!」

 

影の暴虐はその行いをする亜狛をふるい落とそうとするが今度は耶狛が攻撃を仕掛ける。

 

耶狛「お兄ちゃんのサポートタ~イム♪」

 

そう言い耶狛は錫杖を鳴らして無数の妖力の玉と神力の玉を放出し、

 

耶狛「千輪花火♪はい!拡大!」

 

そう叫ぶと放った神力の玉と妖力の玉は拡大して爆発しその中から更に小型の玉が拡散し追加のダメージを与える。

 

ボン!ピチュ!ピチュ!ピチュ!ピチュ!

 

そしてそれを受けた影の暴虐は亜狛の引き裂き攻撃と耶狛のサポート攻撃で更に悲鳴を上げる。

 

暴虐「グワガガーーーー!!」

 

だが影の暴虐は再生をしようとしても出来ない事に気がつく。そうそれは理久兎によって天候を吹雪へと変化されたため影を操るどころか何も出来ない状態だ。だが影の暴虐は亜狛と耶狛に注意を向けすぎ悪天候によって前が見にくいとおうのもあり気づかなかった。理久兎が天沼矛の持ち方を変えたのを……

 

理 「天沼矛よ!影の暴虐を穿て!」

 

そう叫ぶと天沼矛が更に金色に輝きを放つと理久兎は天沼の矛を投擲した。投擲した金色に輝く天沼矛は理久兎の瞬雷と同等並みの速度をほこったそれは影の暴虐の心臓を貫くには充分だった。

 

暴虐「ガァッ…………ガハ……!!」

 

影の暴虐は貫かれ穴の空いた心臓を再生させようと能力を行使しようとするが影を封じられ何も出来ない結果、6枚の竜翼は羽ばたくのをやめて影の暴虐は氷界の地に倒れた。

 

暴虐「……………………アァ……」

 

影の暴虐は何も出来ずその場で最後を迎えることに悔しさがあったが最後に理久兎達と戦えた事に喜びを感じて目を閉じるのだった。

 

亜狛「終わったな……耶狛……」

 

耶狛「うん……本当に強かったね……」

 

最後の呆気なさに亜狛と耶狛は気が緩んでいると理久兎は倒れた影の暴虐の口元へ足を運ぶ。それを見ていた亜狛と耶狛は、

 

亜狛「マスター?」

 

耶狛「何するの?」

 

と、理久兎に聞くと理久兎は自身の手を噛みきり血を出すとそれを影の暴虐の口元へと溢す……

 

それを見ていた亜狛と耶狛は理久兎に、

 

亜狛「マスター何してるんですか!」

 

耶狛「まさか……その子を!」

 

そう言うと理久兎は2人に笑顔で

 

理 「いいから見てろ♪」

 

そう言うと影の暴虐の体は突然光出す。その光はかつて亜狛と耶狛の神使の契約をした時と同じ眩い光だった。理久兎がしたのは神使の契約だったのだ。光が止むと1人の黒髪の男性が足に鎖を拘束されて倒れていたのだった……

 

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