理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第172話 仙術の指南

魔界から帰り新たな仲間である黒を含め理久兎達一行は神域の廃寺に帰ってきていた。そんなある日、亜狛と耶狛は自分に頭を下げて、

 

亜狛「マスター!仙術の指南してください!」

 

耶狛「お願いマスター!」

 

と、言った感じで45℃の角度で頭を下げている。しかし何故にまた仙術の指南なのだろう。

 

理 「えっと……何でまた?」

 

亜狛「えっもマスターの仙術を真似てみようにも

   やり方が分からないならばマスター直々に

   指南してくれれば早いと思いまして……」

 

耶狛「だってマスターの仙術かっこいいもん!」

 

2人が言っているともう1人の新メンバーこと黒は、

 

黒 「仙術?………それって確か俺の腹を吹っ飛ば

   したり真っ二つにしたあれか?!」

 

黒は顔を青くして言うと理久兎はそうだと答える。

 

理 「あぁあってるよ……」

 

黒 「………おいあれマジで痛いんだぞ!」

 

と、何故か内核破壊と刃斬の感想を答える。

 

理 「いや……知らんがな……その前に黒お前痛覚

   あるの?」

 

黒に聞くとふざけんなみたいな表情をして、

 

黒 「主よ流石の俺にも痛覚はあるからな?あの

   時は痛みのあまり飛ぶの止めて地面に足付

   けだぞ……」

 

理 「でも黒……影があれば自己再生出来るだろ?」

 

理久兎が言うと黒は自身の再生について説明を始める。

 

黒 「主よ………確かに切断等の傷はすぐに再生する

   がダメージは入るんだからな?しまいには体

   にダメージは蓄積されるからな?てか本当に

   主の一撃はガチで痛いんだからな?」

 

黒は痛いを強調させて言うと理久兎は、

 

理 「いや悪いな……」

 

と、謝っていると……亜狛と耶狛は、

 

亜狛「いやマスター話がそれてます!」

 

耶狛「マスター技を教えてくれるの?

   くれないの?」

 

亜狛と耶狛は理久兎に詰め寄ると理久兎はため息をつきながら、

 

理 「はぁ……いいよ教えてやるよ……」

 

そう言うと2人は喜ぶが、

 

理 「ただし仙術には莫大な負担がかかる」

 

亜狛「そんなもの俺と耶狛なら!」

 

耶狛「うん行けるよ!」

 

と、言うが理久兎は話を続ける。

 

理 「いや確かに体はすぐに再生するが……

   これは下手をすれば魂が消えるぞ」

 

黒 「魂が消える?」

 

理 「あぁ仙術は心技体で構成する技だ……

   強い肉体、精密な技術、健全なる魂

   それらが必要となる」

 

亜狛「強い魂を持たない者が使うと?」

 

亜狛が質問すると理久兎は答える。

 

理 「魂を磨り減らして最終的には生きた人形状態

   って所になるかもな……」

 

耶狛「なら技術を持たない者が使うと?」

 

今度は耶狛が質問してくるが理久兎はそれにも答える。

 

理 「体にも言えることだが例で言えば内核破壊

   これで表すと間違いなく腕が木っ端微塵に

   爆発するな……」

 

亜狛「えっ……でも当てるだけですよね?!」

 

理 「いや当て方だ変な形で殴り変に場所をそら

   せばドカーンとお互い大変な事になるぞ?」

 

黒 「なっなら体ならどうなるんだ?」

 

予想通り黒が質問してくるとそれについても答える。

 

 

理 「例で言うと瞬雷だな‥‥あれは霊力を足にまと

   わせてそれを爆発させる事によってあのスピ

   ードを出せるが体が弱いと爆発して足が綺麗

   に吹っ飛ぶ……」

 

それらを聞いた3人は、

 

亜狛「ほとんど……」

 

耶狛「諸刃の剣……」

 

黒 「どれも意外に怖い技だな……」

 

と、仙術の真実を知ってしまった3人は恐怖しているのか顔が青くなっていた。

 

理 「それでもやるか?」

 

理久兎は最後の確認として2人に聞くと、

 

亜狛「やらせていただきます!」

 

耶狛「大丈夫だ問題ない!」

 

黒 「耶狛の言葉には不安しかないな……」

 

と、2人は言うと理久兎は、

 

理 「なら今から始めるか……そして黒お前には

   魔法の特訓をしてやる」

 

黒 「えっ俺もか主よ?」

 

理 「あぁそうだ……行くよ3人共!」

 

そう言い理久兎は外へと出ていきそれに続いて亜狛と耶狛そして黒も外へと出る。

 

理 「それじゃ亜狛には鎧砕きを耶狛には空壁を

   教えてやるよ‥‥それと黒は滝にうたれなが

   ら魔力を放出し続けろ」

 

黒 「何で魔力をあげるんだ?」

 

理 「今のお前は俺と同じように制限をかけてる

   だから魔力は本来の2億分の1しか使えな

   い筈だそうなると使える魔力が少ないとい

   うわけだ……」

 

黒 「やっぱり弱体化か……まぁ良いやってやるよ」

 

そう言い黒は近くにある滝へと向かう。そして理久兎は亜狛と耶狛に、

 

理 「さてと2人にまず教えるのは霊力の代用と

   して神力を使うそれだけは覚えておいてく

   れ……」

 

亜狛「わかりました!」

 

耶狛「うん!」

 

理 「まず亜狛、腕に神力を纏わせろ……」

 

理久兎の一言で亜狛は自身の右腕に神力を纏わせる。

 

理 「その状態であの石を殴ってみろ……」

 

そう言われた亜狛はそれで巨大な石を殴るが、

 

ガン!

 

亜狛「いっ痛って~ーー!!」

 

当然のごとく石に殴れば痛い。それもゴツゴツした石なら尚更だ。

 

理 「鎧砕きの真髄は物質のもっとも脆い部分に

   目掛けて拳を打ち放ち鎧ごと破壊させるイ

   メージだ分かったか?」

 

亜狛「マスターお手本を見せてください」

 

亜狛に言われた理久兎は頷き、

 

理 「いいだろう……」

 

そう言い先程亜狛が殴った岩の前に立つと、

 

理 「仙術四式鎧砕き!!」

 

ゴン!!ピキ!ピキ!ピキ!ドゴーーーン!!

 

そう述べてその岩を殴るとそこからヒビが入っていきやがてその岩は粉砕された、

 

理 「分かったか?」

 

理久兎は再度亜狛に聞くと、

 

亜狛「ありがとうございました!」

 

そう言い頭を下げる。そして次に耶狛の指南をする。

 

理 「耶狛、神力を使って紙風船のような壁を

   作ってみろ」

 

耶狛「わかったよマスター!」

 

理久兎にそう言われた耶狛は神力を用いて透明な壁を造り出す。

 

理 「さて強度は!!」

 

そう言いそれを殴ると、

 

バリン!!

 

一瞬でその壁は破壊される。

 

理 「ふむ……耶狛お前にも手本を見せるよ」

 

そう言い理久兎は構えをとり、

 

理 「仙術十三式空壁!」

 

そう言うと理久兎の前に透明な壁が出現すると理久兎は亜狛と耶狛に、

 

理 「2人共その壁を殴ったりしてみな……」

 

亜狛「お言葉に甘えて!」

 

耶狛「やっちゃうよ!!」

 

そう言い亜狛は殴り耶狛は錫杖で叩くが先程の耶狛の壁より弾力性があり壊すことが出来ない。

 

亜狛「壊れない……」

 

耶狛「弾力がすごい……」

 

と、言っていると理久兎は、

 

理 「そしてこれのもう1つの使い方は……」

 

そう言うと理久兎は開いている手を握り、

 

理 「爆!」

 

バン!

 

亜狛「うわっーーー!!」

 

耶狛「キャー~ーー!!」

 

理久兎の合図と共に空壁は破裂して中で圧縮した空気が亜狛と耶狛に襲いかかり2人は吹っ飛ばされた。

 

理 「とまぁこんな感じだ防御からのカウンター

   が狙えるというのが特徴だな……」

 

亜狛「痛てて……」

 

耶狛「でも面白い技だね……」

 

そう言いながら亜狛と耶狛は立ち上がり理久兎へと近づく。

 

理 「そしてこれのやり方は空気を包み込むよう

   に神力で風船を作り相手の攻撃をガードす

   るが上手く結界を作らないと一発アウトだ」

 

耶狛「う~ん難しそうだけどやってみるよ!」

 

理 「ハハハまぁ頑張れよ2人は共」

 

亜狛「おぉ~!」

 

耶狛「頑張りま~す!」

 

こうして亜狛と耶狛は仙術を習うのだった。

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