理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第207話 VSフランドール・スカーレット

紅の屋敷の主の悲痛な事が書かれた日記を見てしまった自分は妹とやらがほっとけなくなり助けに向かっていた。今現在地下へと続く道を見つけそこに立っていた。

 

理 「……行くか…」

 

呟き下へと降りていく。

 

カツン…カツン…カツン…カツン…カツン

 

階段を降りると共に足音が響く。ただでさえ薄暗く今にも何かが化けて出てもおかしくないぐらいの異様な雰囲気なのだが当の本人の理久兎は、

 

理 「音が響くな~」

 

怖がりもせず音が響くな程度にしか思っていなかった。流石の長生きは伊達ではなかった。そうして階段を降りていくと鉄の扉へと辿り着く。

 

理 「ここかしかもご丁寧に錠前までついてるな」

 

ここだけ異様なためちょっと驚いてしまうが意を決して、

 

ガキン! ガチャン……ガガガガギィーーー……

 

錠前を拳で破壊し重い鉄の扉を開けるとそこに写った光景はベッドの上には棺が置いてあった。これだけでも気味が悪いが更に怖さを倍増させるかのように壁紙が破れ放題でそれでいてぬいぐるみから綿が飛び出て辺りに散らばっていた。ある意味でホラー映画の世界に来てしまったような感じだ。

 

理 (うわっ流石のこいしでもここまでしないけど

   なぁどれだけ精神荒れてんだか……)

 

中に入り辺りを見渡す。するとと突然後ろから、

 

? 「ねぇ貴女は誰?」

 

と、声が聞こえる。その言葉を聞きすぐに後ろを振り向くが誰もいない。もしやと思い上を見上げると1人の少女が枝のような物に色とりどりの結晶をつけた羽を広げて上から自分を見下ろしていた。写真で見た2人の少女の片割れの少女だった。そして誰と聞かれ自分は、

 

理 「おっと俺よりも聞いた本人から名乗るのが

   海外のルールだと思うんだけどねぇ?」

 

それを聞いた少女は虚ろのような目で口を開き名前を答えた。

 

少女「フラン………フランドール・スカーレット」

 

自分の名前であるフランドール・スカーレットと名乗った。

 

理 「へぇ良い名前だね♪それじゃ俺か……」

 

実名をここで言うのもどうかと思いどのように名乗ろうかと考えるとかつてとある巫女に名乗ったあだ名を思い出しためそれを答えることにした。

 

理 「俺は隠者………それで構わないよ♪」

 

フラ「でもそれって怪しい人でいいんだよね?」

 

自分の真っ黒フード&コートの服装を見ながらため息混じりに、

 

理 「はぁまぁ合ってるから良いよ」

 

否定が出来ないため怪しいでも構わないとも思った。するとフランドールはまた口を開き、

 

フラ「貴方は何しにここへ来たの?」

 

と、フランドールが質問する。自分はただ純粋に心を込めて、

 

理 「う~ん強いて言えばフランちゃんの遊び相手

   って所かな?」

 

それを聞いたフランドールはピクリと眉間が動くと突然殺気と同等レベルの禍々しい気が辺りを覆った。そしてフランドールは口元をニタリと狂喜を含んだ笑みで此方を見てくる。

 

フラ「ふぅ~んならさ怪しい人…貴方は……簡単にハ

   壊レないヨね?」

 

理  !?

 

突然の豹変ぶりには長年生きてきた理久兎も驚くしなかった。目の前にいる相手は美須々や風雅よりかは劣るのは事実だ。だが舐めてかかるれば殺られるそう察してしまった。

 

理 (これはちょっと骨がおれるかもなぁ………)

 

フラ「サぁ遊ビましョうアハハハハハ!!」

 

フランドールが不気味に笑うと同時に四方八方から弾幕が飛び交り始めた。相手は殺る気満々とみた。

 

理 「よっと!」

 

四方八方から飛んでくる弾幕を最小限の動きで避けるがフランドールはスペルカードを取り出す。

 

フラ「禁弾 スターボウブレイク!」

 

その言葉ともに只でさえ狭い部屋に無数の色とりどりの弾幕が飛び交った。

 

理 「うおっ!!」

 

狭い部屋を利用して壁キック&ジャンプを繰り返しつつ弾幕の隙間をギリギリで避けて対処しながら弾幕を出して抗戦するが、

 

フラ「アハハハハハハハハハハハ!

 

フランドールはただ狂ったかのように笑いながら理久兎の放った弾幕を避ける。

 

理 「この子面倒くさい弾幕を噛ましてくるな」

 

しかもこんな狭い部屋ではより一層劣勢を強いられるのは容易に想像が出来る。そう考えた自分がとった行動は単純だった。

 

理 「ふっ………サラダバー!!」

 

そう単純明確的に戦略的撤退だった。だがフランドールもただ黙って見逃すはずもない何せ久々の遊び相手なのだから。

 

フラ「逃げルの?アハハハハハ鬼ごっコだ~♪」

 

フランドールは逃げる自分に向かってを弾幕を撃ちつつ追いかけてくる。

 

理 「やっぱし来たよ…予想通りだな……」

 

狭い階段を全速ダッシュで走るがフランドールの放った弾幕が追いかけてくる。それを先程の壁ダッシュしつつ壁ダッシュで逃げる。そうして走っていくうちに光が差し込んできた。どうやら出口に辿り着いたようだ。

 

理 「うぉー~ーー!!」

 

理久兎は走り抜け跳躍し即座に後ろを向いて、

 

理 「仙術六式 刃斬!!」

 

足を蹴りあげるとそこから斬撃波がここまでやって追って来たフランドールに向かって放つ。

 

ドゴーーーーーーン!!!

 

そこからその一撃によって地下室へと続く道は落石して通路は塞がれたのだが、

 

バゴーーーーーーン!!!

 

フラ「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ♪

   ソんなンじゃフランは倒セなイよ?」

 

フランドールはあり得ない事に落石物を粉々に破壊して来たのだ。それでいて先程の刃斬も避けたようだった。

 

理 「ハハ…その辺は想定内さ………」

 

そう言い自分はバックステップをとって後ろへと飛び、

 

バリン!!

 

窓ガラスを突き破って外へと落ちていった。それを見たフランは理久兎の突き破った窓から飛び出し理久兎を追いかけようとしたが、

 

理 「言ったろ想定内だって!」

 

窓の下に自分が張り付いているのを予測できなったフランドールは突然の事で対応が遅れてしまい、

 

ピチューン!!

 

自分が放った弾幕はフランドールに被弾した。だがフランドールは楽しそうに笑う。

 

フラ「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!

   貴方ずルイいネ!本当に…エっ……」

 

フランドールは突然真っ赤な濃霧に覆われた空を見上げ言葉を失う。そして、

 

フラ「お姉様達ハいツもフランを…ぐっ……」

 

空を見上げているフランドールは理久兎から見て悔しそうだった。それを見た自分はまだ窓に張り付いた状態で、

 

理 「なぁこれに関して君は知らないのかい?」

 

フラ「知ラない知らナい何時モ何時も抜けもノに皆

   だけ‥‥ずるい!ずるい!ずるい!ずるい!」

 

フランをは頭を両手で抑えてぶつぶつと言い始めるがまた先程のように狂ったように笑い出した。

 

フラ「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

   アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

   アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

   もうイいや………全部壊しちャお♪」

 

理 (今のあの子が暴れたら確実にBADENDの未来し

   かないっての!)

 

今のフランドールならこの紅魔館にその住人はそうだが下手をすれば幻想郷を破壊しかねないと考えてしまった。ならば止めるしかない。

 

理 「なぁフランちゃん破壊するのは構わないけど

   俺を壊してからやろうか?」

 

その言葉をかけるとフランドールは狂った笑みを浮かべながら自分へと振り向く。

 

フラ「そうだネなラ………まずハ貴方から壊しテあゲ

   ないトねェ♪」

 

そう言うとフランドールはまた弾幕を理久兎へと展開させた。理久兎は張り付いている窓からジャンプして、

 

理 「エアビデ!!」

 

その言葉によって理久兎の足に風がまとい始め理久兎の体が浮いた。そして浮いたところにも弾幕が襲いかかるがそれを難なく飛んで回避した。

 

理 「さぁかかってきなよフランちゃん♪俺が君を

   更正させてやるからよ!」

 

フラ「禁忌 レーヴァテイン!!」

 

フランの右手から突然業火が吹き出し剣を形造った。それはかつて自分が持っていた空紅を思わせるかのような業火だったがフランドールはその業火の剣を持って理久兎へと襲いかかった。

 

理 「断罪神書!そして来い黒椿!」

 

胸ポケットに入っている断罪神書を取り出して元の本の大きさにし、そしてページが即座に開かれるとそこから1本の黒い刀が出現しそれを手に取って、

 

ガキン!!

 

フランドールのレーヴァテインとつばぜり合いとなった。

 

フラ「禁忌 フォーオブアカインド」

 

つばぜり合いの状態からフランドールがスペルカードを唱えると目の前でつばぜり合いをしているフランドールの他に3人のフランドールが現れフランドールが4人となった。しかも他の3人のフランドールは最悪な事にレーヴァテインを装備していた。

 

理 「おいおいそんなんありかよ!?」

 

ガキン!

 

理久兎は即座に目の前でつばぜり合いをしていたフランドールを弾くが1人、2人、3人、とレーヴァテインで自分へと斬りかかった。

 

ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!

 

理 「これじゃ先が見えないな」

 

捌きつつそう呟き下へと急降下した。だが4人となったフランドールは弾幕を飛ばしながら自分を追撃しようとしてくる。そして逃げながらスペルカードをポケットから出すと、

 

理 「理符 因果の理」

 

そう唱えるとそのスペルカードから無数のレーザーがフランドール目掛けて襲いかかるが、

 

フラ「アハハハハハハハハハハハハハハハハ♪」

 

それを難なく4人のフランはレーヴァテインで弾く。だがこれはただのレーザー弾幕ではない。4人のフランがレーヴァテインで弾いたレーザーは何と館の壁や地面に当たると反射しなおかつ反射と共にレーザーの数が増加する反射分裂レーザー弾幕だ。そうとは知らずフランドールは理久兎を追いかけた結果、

 

ピチューン!!ピチューン!!ピチューン!!

 

増殖し反射したレーザー弾幕によりフォーオブアカインドで増えた4人のフランドールの内の3人は消えて最後の本物だけが残った。

 

フラ「凄イ凄いヨ!!アハハハハハ♪」

 

フランドールは七色の結晶が輝る翼で羽ばたき自分へと急接近しレーヴァテインで斬りかかった。だが自分はニヤリと笑いながら、

 

ザシュ!

 

フランドールのレーヴァテインに斬られた。

 

フラ「あレ?そんナ程度だっタの?つマんないナぁ

   …………えッ!?」

 

だがフランドールはようやく気づいてしまった。斬った理久兎は霧のようになって消えたことに。そうこれはかつて理久兎が何度も使ってきた幻影魔法ミラージュによるダミー。では本物は何処にいったのか、

 

理 「甘いぞ」

 

ザシュ!!

 

フラ「えっ…………?」

 

フランドールは自分の体を見ると胴体から真っ黒い刀が貫通していた。そして後ろには黒いコートでなおかつフードを被った理久兎がいた。斬られる一瞬でミラージュと瞬雷を使い一瞬で逃げたのだ。そして隙が出来たこの一瞬で突いたただそれだけの事だ。

 

フラ「そんな………」

 

フランドールはあまりの事で気絶してしまった。しかしこれはもはや弾幕ごっこではないただの殺しにしか見えないだろうが実際は違う。

 

理 「ようやく君を助けることができた」

 

ザシュ!!

 

フランドールから黒椿を引き抜くきフランドールを抱き抱える。そして引き抜いた黒椿の刀身の先端には黒い結晶が刺さっていた。それこそフランドールの狂気の結晶なのだ。

 

理 「さてと下に降りるよ」

 

下へと降りて行ってゆっくりと着地しフランドールを寝かせて黒椿に刺さっている黒い狂気の結晶を手で外す。

 

理 「これが狂気ってやつか何て禍々しいのやら」

 

やったのは単純にフランドールから狂気を取り除いただけ。殺してはいない証拠にフランドールからは血が流れていないし尚且つ服に穴は空いたが体には穴など空いてもいないのだから。すると気絶したばかりのフランドールが目を覚まし辺りを見渡した。

 

フラ「ここは………」

 

理 「やぁフランちゃん元気?」

 

フラ「あれ?貴方はさっきの………」

 

理 「君との遊び楽しかったよ♪」

 

フラ「何でだろう凄く‥‥体が軽い♪」

 

フランドールは立ち上がりジャンプをして自分の体の軽さを痛感していた。そしてフランドールの目の前まで来て目線に合わせてしゃがみ、

 

理 「ねぇフランちゃん……あの紅い空……何でああ

   なったか分かる?」

 

フランは空を見上げて悲しそうな目で自分を見てくる。

 

フラ「………お姉様達が私を抜けものにして楽しんで

   いるんでしょどうせ何時も抜け者だから」

 

理 「いいや違う………あれはフランちゃん君のため

   にやっているんだよ♪」

 

フラ「えっ?」

 

日記で読んだ事をありのままに自分の言葉に言い換えてフランへと伝えていく。

 

理 「君のお姉さんや従者達それらはね君の事を心

   から心配していたよ♪それにね君のお姉さん

   は君を助けるために………そして仲を直すため

   に空を真っ赤にしたんだよ♪」

 

フラ「お姉様が……… 」

 

理 (…………骸1が近いか……骸1の目に映るものを映

   すか)

 

断罪神書のとあるページを開いて骸1の目を借りてフランドールに見せるとそこにはフランドールの姉が紅い巫女と1人の青年とで戦っているのが映った。

 

フラ「お姉様!!」

 

理 「フランちゃん‥‥君はさこのままでいいのかい?

   今ならまだ間に合うよ♪」

 

フラ「私………うん!私お姉様を助ける!」

 

理 「そうか♪それが君の選択だね♪」

 

フラ「うん!怪しい人ありがとうね♪」

 

そう言うとフランドールは飛び去って行った。

 

理 「やれやれこれで何とか一件落着かな?」

 

理左手に持っているフランドールの狂気の結晶を眺めながら呟くと突然頭に声が聞こえだした。

 

亜狛(マスター聞こえますか?)

 

そう亜狛の声だった。それに理久兎は返答をする。

 

理 (聞こえてるぞ、ス(ピー)ーク)

 

と、何処ぞの大佐のように言うと亜狛のキレッキレのツッコミが入る。

 

亜狛(誰が(ピー)ネークですか!?)

 

亜狛のツッコミが発動すると更に脳内会話に声が届く。その声は、

 

耶狛(待たせたな♪)

 

本当に何処かにある段ボールから出てきた時のような声で答えると流石の亜狛もちょっとキレたのか、

 

亜狛(耶狛もふざけるなって!)

 

耶狛(ごめんってお兄ちゃん………)

 

理 (ハハそれで用件は?)

 

理久兎が用件について聞くと亜狛と耶狛はそれに答える。

 

亜狛(おっとえ~とマスターが探していた図書館が

   見つかりましたよ♪)

 

耶狛(マスターこの本の量は凄いよ!何万冊って

   ぐらいあるもん!)

 

理 (マジかよならすぐそっちに行くよ♪)

 

亜狛(分かりましたお待ちしています)

 

耶狛(待ってるね♪)

 

そう言うと2人の声が聞こえなくなった。そうしたら今度は黒に連絡をいれる。

 

理 (黒、聞こえてるか!)

 

黒 (どうした主よ?)

 

理 (亜狛と耶狛が図書館を見つけたらしいんだだか

   ら俺もしくは2人の気を感じてこっちまで来て

   くれ♪)

 

黒 (分かったすぐに向かう)

 

返事が聞こえると黒との連絡も途絶えた。

 

理 「さてと俺も行きますかね………」

 

呟きながら断罪神書に黒椿とフランドールの狂気の結晶をしまって亜狛と耶狛の元へと向かうのだッた。

 

一方連絡を受けた黒は、

 

黒 「俺も早く主と合流しないとな………」

 

黒は呟いて今いる部屋から出て少し歩くと目の前から箒に股がった少女が接近してきた。そして少女はそこで停止すると、

 

少女「お前もここの屋敷の住人か!」

 

と、聞かれる。黒はやれやれといった感じで、

 

黒 「いいや俺は違うんだが………?」

 

少女「嘘つけ!お前執事服着てるってことはここの

   住人だろ!」

 

どうやら目の前の少女は抗戦する気満々だった。というか服で止めて欲しい。仕方がないと思い、

 

黒 「しょうがない………貴様を潰してから主の元へ

   と行くとしよう」

 

少女「そうかならこの私!普通の魔法使いこと霧雨

   魔理沙が相手してやるぜ!」

 

魔理沙と名乗った少女はポケットから八角形の何かを取り出して構える。そして魔法使いという言葉に自分は少しイラッときた。この女は自分を魔法使いと言ったことに腹が立った。

 

黒 「良いだろう来るが良い魔法使いの名を語る不届

   き者のエセ魔法使いがぁ!」

 

そうして黒と魔理沙との戦いが始まった。

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