理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第208話 普通の魔法使いと執行者

黒の「エセ魔法使い」と言う言葉に魔理沙の眉間がピクリと動いた。どうやら今の言葉で魔理沙はキレたらしい。

 

霧雨「いいぜ相手してやる!!」

 

魔理沙は箒に股がりながら無数の星形の弾幕を黒へと放った。だが黒は魔理沙の弾幕を利用してそこから出来た影を操り、

 

パチンッ!

 

黒の指パッチンで魔理沙の星形弾幕の光で出来た影から影の星が現れ魔理沙の放った星形弾幕全てを相殺した。

 

霧雨「なん…だと……」

 

黒 「その程度か?」

 

あえて言おう。ここは場所が悪いと戦っている場所は廊下だ。奥行きは広いが幅や天井もせまい。故に影が良く写る。言ってしまえばここは黒にとって最高の戦闘エリアなのだ。だが魔理沙はそんな事は知るよしもないからか、

 

霧雨「まだだ!」

 

魔理沙は悔しそうに言うとまた弾幕を撃ち出したが、

 

黒 「はぁ~これならこいしの弾幕の方がまだ避け

   るのが難しかったぞ?」

 

黒は廊下を照らすろうそくから出ている影を密集させて斧と槍そして鉤部が合わさっている武器ハルバードを作るとそれで魔理沙の弾幕を全てはたき落とした。

 

霧雨「あんなありかよ!!」

 

黒 「終わりかエセ魔法使い?」

 

黒はずれた伊達眼鏡を直すと魔理沙は歯噛みしながら、

 

霧雨「私は魅魔様に魔法を習ったんだ!!エセ魔法

   使いなんかじゃねぇ!!」

 

そう言うと魔理沙は1枚のスペルカードを取り出して、

 

霧雨「魔符 スターダストレヴァリエ!」

 

魔理沙の言葉によって廊下を覆い尽くすように無数の星形の弾幕が現れ黒へと向かって襲いかかるが上着のポケットから1枚スペルカードを取り出す。

 

黒 「影符 影の鋭槍」

 

スペルカードから真っ黒の影を模様した無数の槍が魔理沙を貫こうと襲いかかる。

 

霧雨「そんな弾幕私には当たらないぜ!」

 

そう言い魔理沙はその槍を弾幕を放ちつつ箒に股がって飛びながら回避し自身も魔理沙から放たれたスターダストレヴァリエと回避しつつ放たれた弾幕を回避しながは手に持つハルバートではたき落とす。そして行動をしつつ魔理沙を観察し、

 

黒 「ふん…おい魔法使い……」

 

霧雨「何だよ!まだエセとか言うのか!」

 

黒 「いやお前がエセじゃないってのは良く分かっ

   たこの弾幕にも魔力が込められてはいるから

   な………」

 

霧雨「ふんっやっと分かったK……」

 

黒 「だが………」

 

言葉を遮られた魔理沙は黙ると黒は言葉に圧をかけて、

 

黒 「まだお前は本当の魔法に出会ってないだろう

   な………」

 

霧雨「何?」

 

黒 「見せてやろう本当の魔法と言うものを!」

 

黒は魔理沙に圧をかけつつそう語りながら自身が着けている眼鏡を外して上着の胸ポケットにしまい代わりに黒い欠片もとい自身の鱗を取り出すとそれを握り潰す。すると魔理沙を中心に無数の魔方陣が展開され同時に黒が今使える魔力を放出する。

 

霧雨「なっ何だよその魔力は………」

 

黒 「魔符 影の雷」

 

黒の言葉によって魔方陣から電撃がほとばしり始めると、

 

ビイカァーーーーーーー!!

 

真っ黒い稲妻が走り館の窓から扉から殆どの物が破壊されるだが肝心の魔理沙は、

 

霧雨「あっあぶねぇ……」

 

それら稲妻を全て回避したようだが残念な事に、

 

霧雨「げっ!箒が!!」

 

箒に被弾したらしく箒の稲先の部分から煙が出ていた。それをはたいて鎮火する。だがその隙を狙いハルバードで斬りかかる。

 

黒 「余所見をするなと言われなかったか?」

 

霧雨「うぉっ!!」

 

ハルバードの一閃が魔理沙を襲うが魔理沙は体を後ろに倒してギリギリで回避する。だが魔理沙の被っている帽子の唾にハルバードが当たり切れ目が出来てしまった。

 

霧雨「お前!これでも私にとっては大事な帽子なん

   だからな!」

 

黒 「知るかぁ!!」

 

更に魔理沙にハルバードで斬りかかるが魔理沙は体を捻らせ曲げてと見事にギリギリで回避するのだが、

 

ビリ!ビリ!ビリ!

 

魔理沙の服がどんどんボロボロになっていった、

 

霧雨「お前はそんな趣味があるのか!?」

 

魔理沙はついに弾幕を撃つ。それには回避せざる得ず回避しバックステップで後ろへと下がる。そして魔理沙の問いかけに対しどういう事なのか分からないため、

 

黒 「何の事だ?」

 

霧雨「お前のやってることがそういう趣味かって言

   ってるんだよ!!」

 

と、言ってきた。なおこの時に魔理沙が言った言葉は黒の頭の中では「趣味=殺戮&残虐」等と変換されたが魔理沙が黒に言っている趣味とは女の服を少しずつボロボロにしていくと言う意味である。しかしそうとは知らず黒は、

 

黒 「………昔は確かにそれが趣味だったがそれが何

   だと言うんだ?」

 

霧雨「まっマジかよ……」Σ( ̄ロ ̄lll)

 

何か誤解が生まれた。そして魔理沙は黒の言葉にドン引きした。すると魔理沙の手はプルプルと震えだしなおかつ顔を真っ赤にして、

 

霧雨「この……変態野郎がぁ!!

 

魔理沙は叫ぶとポケットから八角形の何かを黒へと翳すと、

 

霧雨「恋符 マスタースパーク!!」

 

その言葉と共に魔理沙の握っている八角形の物は光だしそれは巨大なレーザーとなって襲いかかった。しかも最悪な事にここは廊下だ避けるスペースが何処にもない。

 

黒 「………………………………………」

 

だが黒は黙ってニヤリと笑いながら巨大レーザーの光に消えた。そして数秒後にレーザーは消えると黒が消滅したと思い、

 

霧雨「女の敵の変態野郎め思い知ったか!」

 

と、叫んだ瞬間背後から、

 

黒 「お前の負けだ………」

 

霧雨「なっ何!?」

 

ピチューーン!!

 

突然、黒が現れて魔理沙の背中にハルバードで斬りつけたのだ。どうやって魔理沙の背後まで来たのかこの方法は黒にしか出来ない方法で避けたのだ。マスタースパークによって発生した影の中に黒が入り込みそこから魔理沙の影へと潜り込んだ。そして魔理沙が油断した所で黒が現れて魔理沙斬りつけたそれがトリックであり魔理沙の判断ミスでもある。そして斬られた魔理沙はというと斬られると同時に吹っ飛ばされて床に倒れていた。

 

黒 「やれやれ‥‥このハルバードの斧の部分が本当

   に斬れたらその程度の傷じゃすまないぞ?」

 

ここだけの話ずっと切れ味のない斧の部分で斬っていたのだ。それが救いなのか魔理沙の服が少しボロボロになるだけで済んだため切り傷は一切ないのが救いだろう。女は肌を気にすると言うし。

 

霧雨「くっくっそぉ……」

 

黒 「お前との弾幕ごっこ中々楽しめたぞ次に会う

   時までには強くなっとけよ………」

 

黒は倒れてまだ動けそうもない魔理沙に言葉をかけてそこから去るのだった。そして歩きながら、

 

黒 「俺も可笑しくなったものだ昔の俺だったなら

   確実に殺していたのにな………本当に主と出会

   ってから変わったことだらけだなふんっ♪」

 

黒は1人そう呟きつつ笑って主人である理久兎の元へと急ぐのだった。


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