第210話 飲み会
理久兎は先日、紅の館から借りパクしてきた本を自室で読んでいるがそこにはいるのは理久兎だけではない……
理 「でっどう?その推理小説……面白い?」
さと「そうですね今ちょうど密室殺人の所まで読ん
でいますねどうやって密室殺人で殺したのか
………凄く気になるので面白いです♪」
そう理久兎の自室にはさとりが来ていた。単純に言えば「借りパクしてきた本を部屋で読もう」と理久兎に誘われてさとりが来ているただそれが理由だ。
理 「まだ読んでないからよく分からないけど面白
いなら良いかな♪」
さと「えぇこうやって本を読めるのは好きなので
凄く満足ですね♪それに理久兎さんとこう
して読めるのがうれしいですし♪‥はっ!」
理 「ん?なんか言った?」
さと「いっいえ多分空耳じゃいですか?」
理 「それならいっか……へっヘックシュン!!」
理久兎は何故か分からないが突然くしゃみをした。それに反応したさとりは、
さと「理久兎さん風邪ですか?」
理 「いや…誰かが俺の噂をしているような……」
さと「えっ?」
理 「いや気にしないでくれ♪それより読書を楽
しもう♪」
さと「そうですね♪」
そうして理久兎とさとりは読書を楽しむのだが休息というのは大体邪魔が入るものだ。
ガチャン!
勇儀「おっす理久兎いるか?」
理 「あれ勇儀どうしたの?」
理久兎は本を読むのを止め栞を本に挟んで閉じて勇儀を見る。さとりも本を読むのを止めて勇儀の方を見ると、
勇儀「いやな…美須々様に……「勇儀!理久兎を連
れてこい!今日は飲み会だ!!」て言われ
て使い走りされてな」
理 「あぁ…そうなんだ……なぁさとり」
さと「理久兎さん♪いってらっしゃい♪」
さとりは笑顔で理久兎に言うが少しだけ寂しそうに見えたため、
理 「なぁ俺以外の面子も連れって良いか?」
勇儀「多分大丈夫だろ………美須々様だし逆に多い
方が良いっていうしな」
理 「なら決まりだな♪さとり行くぞ♪」
さと「えっ?………えっ!?」
突然の事過ぎてさとりは躊躇うが理久兎は笑顔で、
理 「皆を連れていこう♪勿論さとりもね♪」
さと「……はぁ…理久兎さんお空やお隣はともかく
私は嫌われてますそれに妖怪や人が多い所
に行くのは苦手なんですよね……」
理 「そう言うと思ってね♪」
机の引き出しを開けてそこから1つの指輪を出す。それはリングの部分が薔薇の蔦を表すように模様が彫られていて中央の部分には薔薇を表すかのようにルビーがはめられていた。
理 「ほら着けてみなよ♪」
さと「はぁ……」
さとりはそれを着けるが……
さと「何も変化は………えっ!?」
さとりは分かってしまった。理久兎を見ても何も起きないが勇儀を見ると分かる。それは心が読めない事だった。
理 「それはね俺の暇潰しで作ってたんだけど途
中でこいしちゃんの一件があったろそれで
その後にもしかしたらさとりもと思ってさ
ルーン文字を加えて作ったんだよ着けた相
手の能力を阻害させる指輪をね」
さと「そう…だったんですか……」
理 「すまないな…あの時こいしにこれを着けて
やれれば………」
さと「理久兎さんは悪いわけではありませんだか
ら気にしないで下さい………もう過ぎた事な
んですから」
理 「そう言ってくれると助かるよ………」
と、そんな会話をしていると中々会話に参加できなかった勇儀は申し訳なさそうに、
勇儀「なっなぁ理久兎にさとり……」
理 「あっ悪いなそれで行こうか♪」
さと「はぁ~しょうがないですね♪」
そうして理久兎とさとりその他にも亜狛と耶狛に黒そしてお隣とお空も誘った。なおこいしは今現在放浪の旅に出ているためいないので誘えなかったが他の全員で美須々の元へと向かうのだった。
移動中……
居酒屋に着くとそこは暖簾が垂れ下がり「鬼塚」と書かれていた。見た感じは2階建ての居酒屋だが、
ドガン!!
鬼 「ぐふっ!!」
突然扉が破壊されてそこから鬼が理久兎達の方にぶっとんできた。それを勇儀は、
勇儀「やれやれ……」
ガシッ!
鬼の着ている服の襟を着かんで地面に足を着けさせる。
鬼 「痛てて…すいやせん勇儀姉さん……」
勇儀「何があった?」
鬼 「それが……」
鬼は居酒屋の中を見ると理久兎達も中を見るそこには何人もの鬼や妖怪が地面に倒れて寝ていた。どうやら酔い潰れているようだ。すると中から1人鬼が出てくるそれは、
美 「たく大した事ねぇな……ヒック……」
美須々だったが何故か知らないが結構なぐらいに顔が真っ赤だった。
理 「なぁ勇儀‥‥美須々どうしたんだ?」
勇儀「それがよ鬼達そうでで美須々様と酒飲み対決
して結果的に殆どの鬼達が酔い潰れてしまい
には美須々様が調子に乗り出して「今度は理
久兎と勝負だ~!」なんて言い出して私が使
い走りされた訳だ」
理 「なるほどね……」
黒 「おいおいまた酒飲み対決するのかよ」
旧都の復興祝いで自分達が開いた宴会で自分、美須々、勇儀、黒の4人で酒飲み対決したのだが自分が勝っている。恐らく酔った勢いでリベンジ戦をする気のようだ。
美 「おっ来たかほら入りなよ理久兎♪」
美須々はその言葉を残して店の中へと入っていった。
理 「よし入るぞ♪」
理久兎は何故か楽しそうに入っていった。
お隣「……お父さん…理久兎様は大丈夫?」
亜狛「多分大丈夫だろ…マスターなら」
耶狛「ねぇお空ちゃんお酒飲もっか♪」
お空「うん飲む♪」
亜狛「とりあえず程々にな……」
耶狛「はぁ~い♪」
4人も楽しそうに話ながら店の中へと入っていった。それを見ていた黒、勇儀、さとりは、
黒 「俺らも入るか……」
勇儀「すまないね美須々に付き合わせちまって」
黒 「気にするな…さとり行くぞ」
さと「えぇ……」
そうして3人も中へと入っていった。美須々を入れて8人は2階の座敷席へと上がると……
黒谷「お帰り勇儀……」
パル「やっと帰ってきたのね……」
キス「…おかえり」
勇儀「あぁただいま……」
勇儀が返答をすると勇儀の後ろからひょっこりと顔を出して、
理 「よっお前ら♪」
と、挨拶をすると3人は、
黒谷「こんちは理久兎♪」
パル「貴方やっと来たのね……」
キス「どっどうも……」
3人は挨拶を返すそして理久兎達は元からいた3人と混じり好きな場所に座ると店員がやって来る。
店員「ご注文はいかがいたしましょう♪」
と、聞かれると理久兎達はお品書きをそれぞれ見て、
美 「さぁ~て次は何のつまみを行くかな♪」
理 「なら基本的な焼き鳥で行こうか♪」
美 「王道だな♪」
パル「基本的ね貴方……」
お隣「あたいは塩で」
お空「私はたれ♪」
理 「あいあいそれじゃ塩とたれ半々で頼むよ♪」
店員「焼き鳥塩とたれで半々……え~と何本に
しますか?」
理 「とりあえず全部で100本頼むよ♪」
店員「かしこまりました♪」
するとお品書きを読んでいた亜狛と耶狛は、
亜狛「あっ俺もつ煮でいいですか?」
耶狛「私はレバーが食べたいな♪」
店員「かしこまりました♪」
店員は言われたメニューをどんどん書いていくと今度は勇儀と黒が注文をする。
黒 「俺は湯豆腐で頼む」
黒谷「おっ分かってるね♪因みに……」
黒 「ポン酢だな」
黒谷「あんたと良い話が出来るね……」
勇儀「なら私は天ぷらの盛り合わせで頼むよ♪」
店員「湯豆腐に天ぷらの盛り合わせ……」
そう言っている一方でさとりはあまり来なれていないのかお品書きを見て悩んでいた。
さと「…どうしよう……」
理 「さとりは決まった?」
さと「いえ……それがまだ……」
理 「気になったものを頼めばいいよ♪」
さと「なら牛蒡の和え物でお願いします」
美 「それと酒を樽こど持ってきてくれ♪」
美須々の言動に元からいた3人は、
キス ( ; ゜Д゜)
パル「朝からよく飲めるね」
黒谷「酒に強いな本当に……」
と、呟いてしまっていた。だが確かに美寿々の飲みっぷりには呆れてくるものだが丁度良い暇潰しにはもってこいだ。
店員「牛蒡の和え物と酒を樽ごと………かしこまり
ました」
店員は立ち上がり下へと降りていった。
理 「さぁ~て美須々………やるのか?」
美 「当然だそのために呼んだんだからな!」
理 「ですよね……」
と、皆でワイワイ楽しく会話をしていくと店員が重そうな樽を運んでくる。
店員「おっお待たせしました………酒樽1つお持ち
しました他のメニューはもうしばらくお待
ちください」
理 「そんじゃ注ぐか……」
理久兎は皆に酒を注いで渡し勇儀は星熊盃を理久兎に渡して酒を注いでもらい全員に酒が行き渡る。
理 「それじゃ乾杯」
全員「カンパーイ♪」
全員で酒を飲み始めるが美須々と睨み合い、
美 「そんじゃやろうぜ」
理 「なら毎度のように賭けをするか?」
美 「内容は?」
理 「美須々が勝てたらここは俺が奢ってやるよ逆
に負けたら美須々が奢れよ♪」
美 「いいぜ今日こそ勝ってタダ酒にありつかせて
もらうよ理久兎!」
そうして自分と美須々との酒飲み対決が始まった。すると店員がまたやって来て、
店員「お待たせしました♪焼き鳥半々にもつ煮それ
からレバーに天ぷらに湯豆腐に牛蒡の和え物
です♪」
それぞれの頼んだ物を受けとると店員は一礼して下へと降りていった。
勇儀「ここの天ぷら旨いから好きなんだよなほらパ
ルスィーも食えよ♪」
パル「ならかきあげを貰うわ」
亜狛「もつ煮に臭みがなくていけるな♪」
耶狛「レバー美味しい~♪お空とお隣ちゃんはどう
食べれてる?」
お空「美味しいよお母さん♪」
お隣「美味しいですよ♪」
黒 「湯豆腐にはポン酢だな♪」
黒谷「それに更に鰹節をいれるとまたいけるんだよ
ね♪」
さと「シャキシャキしてて中々」
キス コクリ……(^_^)
と、楽しそうに食べている横では理久兎と美須々との酒飲み対決が勃発していた。
理 「ほんのりとした甘味がいいね♪」
美 「分かってるじゃねぇか♪」
と、言って理久兎と美須々は酒を注ごうとしたが……
理 「あれもう空っぽか……」
美 「たくよ……お~い次の酒を持ってこい!」
美須々の声が店に響くと下にいる店員のの声が響いた。
店員「かしこまりました!!」
理 「さぁ飲むぞ!!」
美 「望むところだ!!」
そうして自分達は飲み続けるのだつた。終わりはまだ見えないほどに。