理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第214話 先は冥界

アリスの家を後にした理久兎とこいしは暫く歩いてある物を発見した。

 

理 「これは…春の気……」

 

白くふわふわと浮いている綿のような物は1つでは意味はないが沢山集まれば春を芽吹かせる。だが数時間歩いてようやく1個だ。

 

こい「やっと見つけたね………」

 

理 「誰が盗んでいったのやら盗みはやっちゃいけ

   ないってのに………」

 

こい「それ理久兎お兄ちゃんが言う?」

 

こいしが無意識に言っている事は明確だ。これまで理久兎は服や本やら色々と頂戴しすぎている。しまいには不法侵入および誘拐的な事を幾度となくしているため最早犯罪臭が醸し出している。

 

理 「さぁ~何の事かな?記憶にないな♪」

 

こい「調子いいね……‥」

 

と、言っていると理久兎は春の気を手に乗せて息を吹き掛けて上空へと飛ばした。

 

理 「さてとこいしちゃん少し空を飛ぼっか♪」

 

こい「いいよ♪」

 

そうして理久兎はエアビデを唱え空に浮きこいしも体を浮かせて空へと飛んでいった。

 

理 「うぅ~ん………妙に此方側が暖かいような気が

   するんだよな……」

 

こい「言われてみると此方の方に行くに連れて少し

   ずつ暖かくなってきてるね……」

 

理久兎とこいしは妙な暖かさに違和感を覚えつつ先へと飛んでいくと……

 

理 「なんじゃあれゃ……」

 

こい「…空にヒビが入ってるみたい……」

 

自分とこいしの目の前には巨大な穴が空に空いていた。だがその穴に向かうに連れて妙に暖かくなっているのはよく分かる。

 

理 「恐らくこの先は幻想郷とは違った異世界か‥‥

   こいしちゃん帰るなら今だよ?」

 

理久兎は安全の確認としてこいしに忠告をするとこいしは楽しそうに笑顔で、

 

こい「帰るわけないよここまで来たんだもん♪」

 

理 「そうかい………なら行こうか!」

 

こい「うん!」

 

そうして理久兎とこいしはその穴へと飛んで行き穴へと入っていった。

 

神様 少女移動中……

 

理久兎とこいしは穴を抜けると薄暗い場所にたどり着いた。目の前には石の道があったため理久兎とこいしはそこに着地した。

 

こい「こんな異世界に繋がってるんだ♪凄いね

   理久兎お兄ちゃん‥‥理久兎お兄ちゃん?」

 

こいしは理久兎を見ると理久兎は何故か驚いていた。

 

理 「嘘だろ…ここ冥界じゃねぇか……」

 

そうかつて紫に連れられて来た冥界だった。

 

こい「理久兎お兄ちゃんここに来たことあるの?」

 

理 「あぁ…昔に弟子に連れられて弟子の友達に挨

   拶しに行ったんだよ‥‥それと俺が寿命を削っ

   た場所だ……」

 

なお理久兎はここで寿命を結構削ったため予定より早く死んでいる。するとこいしは、

 

こい「……理久兎お兄ちゃんそれじゃ冥界ってどん

   な所?」

 

理 「あぁなら教えるけど歩きながらね♪」

 

こい「分かった♪」

 

理久兎とこいしは石の道を歩いていき石段を登りながら冥界について理久兎は詳しく教えてくれた。

 

理 「冥界について言う前に閻魔は分かるよね?」

 

こい「うん♪あのちっちゃい子でしょ?」

 

理 「そうそうそれでまず死ぬと必ず地獄に行くん

   だけどその時に死んだ奴は閻魔によって大き

   く分けて2つの選択の内の1つ言い渡される

   んだよ」

 

こい「その選択って?」

 

理 「それは白か黒かのどちらかだ………」

 

こい「黒だとどうなるの?」

 

こいしは判決の黒について聞くと理久兎は、

 

理 「黒と言い渡された奴は地獄で罪を償わなけれ

   ばならない………ほら昔にさとりとこいしが開

   けた襖の道具を使ったりして罪を償わせるん

   だよ」

 

こい「あっあれ使うんだ………それじゃ白は?」

 

理 「白と言い渡された奴は輪廻天性が出来るつま

   りまた新しい人生をスタートさせる事が出来

   る♪」

 

こい「そうなんだ……えっ?でもそれと冥界と

   どう関係するの?」

 

冥界と地獄の繋がりが分からなくなったこいしは更に理久兎に質問すると理久兎は笑顔で、

 

理 「実は輪廻天性するにも順番があるそれ故に輪

   廻天性するまでの間はここ冥界で順番を待つ

   んだよ♪」

 

こい「へぇ~そんな役割があったんだ……」

 

理 「そういうこと‥‥だけどね昔に俺はここで寿命

   を削りなおかつ俺の愛刀を失う事になっちゃ

   ったんだよ………」

 

こい「えっ?何で?」

 

理 「ここに咲いている巨大な妖怪桜の西行妖とい

   う奴によってね………彼奴には色々なものを取

   られたよ」

 

こい「そうなんだ………あっ理久兎お兄ちゃんもう終

   わりみたいだよ♪」

 

こいしは石階段の終わりを指差し理久兎とこいしは長い石階段を登りきる。

 

理 「やっと登りきったな♪」

 

こい「……うん‥でも理久兎お兄ちゃん何で石灯籠が

   こんなに斬れられてるのかな?」

 

こいしの言うとおり辺りには無数の石灯籠が並んでいるがその内の何個かは何故か切断されている。

 

理 「これは…相当な切れ味の刀だな……ここまで斬

   れるのは俺の黒椿ぐらいなもんだぞ?」

 

こい「理久兎お兄ちゃんあそこみて!!」

 

こいしに言われた所を見ると理久兎は驚きのあまり口が開いてしまった。理久兎とこいしが見たものは……

 

理 「嘘…だろ……何で西行妖の封印が解けていいる

   んだよ!?」

 

そう自分とこいしの目に映ったのは満開となった巨大な桜でありかつて自分が寿命を削るまでして封印した西行妖だったのだ。

 

こい「理久兎お兄ちゃんあれって危険ものなの?」

 

理 「危険所の騒ぎじゃ終わらない下手をすれば死

   者が出るぞ………」

 

そう言った時だった。突然辺りに耳を塞ぐきたくなるような悲痛な叫びが響き渡った。

 

? 「ギイャーーーーーーーーー!!!」

 

こい「うっうるさい!!」

 

こいしはあまりの叫びに耳を塞ぐぎ理久兎は満開となった西行妖を睨み付けて舌打ちをした。

 

理 「ちっ彼奴そうとうぶちギレてやがるなそれに

   しても誰があれの封印をといたんだ」

 

そうして数秒後その叫びは消えて静かになったが西行妖の蔦が地面から現れそれが西行妖の辺りを激しく叩きつけているのが理久兎達から見て分かる。

 

こい「理久兎お兄ちゃん!」

 

理 「あぁ行こうこいし……」

 

こい「分かった」

 

そうして理久兎とこいしは暴れる西行妖に向かって飛んでいくのだった。

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