昼の日差しも落ちて夕焼け空となっていき海が夕焼け色に染まる。そんな中、流石に寒いだろうと言うことで遊ぶのを止めて皆で少し遅めの夕食をとっていた。勿論理久兔の分身?が仕込んでいたBBQでだ。
理 「はいはいどんどん食べてって~♪」
黒 「おかわりもあるぞ………」
今現在、自分と黒の2人で事足りるため6面神造を解除して仕込んだ肉やら魚やらを焼いていき出来たものからセルフで取らせていく。
お空「お魚おいしい♪お母さんはどう?」
耶狛「うんおいしいよ♪」
お燐「焼とうもろこしが中々♪」
亜狛「よく噛まえよ、お燐♪」
そう言いながら楽しく親子のような会話をして食べていれば、
美 「グゥ~スヤスヤzZ…グゥ~スヤスヤzZ」
美須々は焼酎の瓶を抱えて砂浜で気持ち良さそうに寝ていた。なお服装は寒くないのかと言いたい水着でだ。
勇儀「たくよ…美須々様はもう寝ちまってるよ……」
ヤマ「まぁさっきから飲んでるしね……」
パル「やれやれね………」
キス (´-ω-`)
これには4人もやれやれとしか思ってみなかった。何せこの光景を見てしまうと威厳が感じられないため無理はない。そしてさとりとこいしは……
こい「おいしいねお姉ちゃん♪」
さと「えぇそうね♪」
2人で焼きそばを食べていたがこいしは無意識なのか、
こい「ねぇお姉ちゃん理久兔お兄ちゃんとの距離は
縮められた?」
突然の事でさとりは動揺して咳き込んだ。
さと「ごほっ!!ごほっ!!こっこいし!?」
こい「ねぇねぇどうなの?どうなの?」
こいしは無邪気な笑みでさとりに聞いてくるとさとりは顔を紅くして、
さと「自分的にはそっそれなりには………」
こい「ふぅ~んなら良好だね♪」
さと「うっうぅ……」
正直、こいしのヘルプはちょっとやり過ぎとも思えてはいるが色々と良い方向に進む事が多い。故にさとりは感謝はしている。
こい「ハハハ♪お姉ちゃん可愛いよ♪それと理久兔
お兄ちゃんの好みのタイプ教えようか?」
それを聞いたさとりはピクリとしたが深呼吸をして気持ちを整えて、
さと「ふぅ………どんな好みなの?」
こい「え~とね♪忘れちゃったテヘペロ♪」
ガタッ!
それを聞いたさとりは一瞬体が倒れそうになるが何とか手で押さえてそれを耐える。
さと「そっそう…ならしょうがないわね……」
こい「でもお姉ちゃん気になるんでしょ♪」
こいしの言った事は事実だ。理久兔の好みのタイプは凄く気になる。それはさとりの得意分野である情報戦にとって有力な情報なのだから。
こい「聞いてきたら?多分理久兔お兄ちゃんなら答
えてくれると思うよ♪」
さと「……………………考えておくわ……」
さとりはそう言いまた焼きそばを食べ始めるがこいしはニコニコしながら小声で、
こいまっ私も理久兔お兄ちゃんの好みのタイプは知らない
けどね♪頑張れお姉ちゃん♪」
どうやらこいしも知らないみたいだ。これはあくまでさとりに揺さぶりをかける嘘のネタに過ぎないのだ。心を読まれないこいしならではの戦法だ。そしてたださとりは考えつつ焼きそばを喉に通していくのだった。そして視点は戻り自分と黒は量を作り終える。
理 「終わったな♪」
黒 「あぁ何とかな‥‥こんなに喜んでくれるのは俺
としても嬉しいものだ……」
理 「そうそうその気持ちを忘れるな♪」
黒 「そうだな主よ………」
と、何故か辛気くさくなりそうだと思った自分は話を変えるために、
理 「とりあえずそろそろ俺らも食うか………」
黒 「あぁ……何処がいいか………………」
黒は黙ってこいしの方を見るとこいしはニコニコとしながら黒を見ていた。
黒 「主よ俺はこいしの所に行くが‥‥来るか?」
理 「う~んいいよ♪」
そう言うと2人はさとりとこいしのいるもとまで向かう。そして近くに来ると、
理 「なぁ同席良い?」
さと「えっ?えぇ……」
黒 「よっこいし……」
こい「黒お兄ちゃんナイスタイミングだね♪」
理久兔と黒は2人が座っている場所に座ると理久兔はこいしの言った事が気になったのか尋ねることにした。
理 「なぁこいしナイスタイミングってどういう事
だい?」
こい「丁度今日やった事をお姉ちゃんに話ていたん
だよ♪ねぇお姉ちゃん♪」
さと「えっえぇ」
理 「ふぅ~んまっいっか♪」
そう言うと理久兔と黒は食事を取り始める。するとこいしは笑いながら口を開き、
こい「ねぇねぇ理久兔お兄ちゃんお姉ちゃんが聞き
たいことあるんだって♪」
さと「へ?」
理 「ん?何?」
突然のこと過ぎてさとりは驚くが理久兔はさとりに、
理 「聞きたい事って?」
さと「えっえぇ~と理久兔さんの好みについて聞き
たくて………」
理 「好みって……何の?」
さと「えぇと………」
何の好みだと言うのだろうか。だなさとりはモジモジとしていて恥ずかしそうだ。どういう事だと思っていると、
こい「もう~理久兔お兄ちゃんが好きな女性のタイ
プに決まってるじゃん♪」
理 「好きな女性のタイプ……ねぇ……」
ただただ考える。これまで恋愛だとか考えた事がなかった。それに愛する者というのは見つけれていないし感じる事もなかったため考えたこともなかった。このまま黙ってるのも失礼だと思いとりあえず考えをまとめて口を開く。
理 「そうだな俺の脳汁を平然と飲める肝の座った
子かな?」
さと「えっ!?」
こい「………………」
黒 「主よ冗談だよな?」
黒に冗談だろと言われた。まぁ確かに冗談なため自分は笑って誤魔化すことにした。
理 「ハハハ♪まぁ冗談だよ♪」
それを聞いたその場のさとりと黒はやれやれと言った感じとなった。
さと「なっなら本当は何ですか?」
理 「う~ん特にないかな?あまり考えた事もなかっ
たしね……」
こい「えぇ~ないの?」
こいしは残念そうにそう言うが理久兔の言葉には続きがあった。
理 「ただ~」
さと「ただ?」
理 「自分らしく生きているそんな女性が好みかな
着飾って生活しているのを見てると自分も息
苦しくなっちゃうからね♪」
さと !!
それを聞いたさとりは何故か顔を紅くした。どうしたというのだろうか。
理 「どうしたさとり…顔が真っ赤だよ?」
さと「いっいえ!ただ意外だったので………」
理 「ハハハ♪まぁこんな年じゃ恋する事もない
けどな♪」
と、自分が話を進めているがこいしはさとりに近づいて、
こい「お姉ちゃん聞けて良かったね♪」
さと「…えぇ……」
ニコニコとこいしがさとりにそう言うと黒はこいしに、
黒 「こいし何でそんなにニコニコしてんだ?」
こい「ううん何でもないよ♪」
理 「ん?おっと話を勝手にしちゃったね」
さと「いえ♪」
4人は楽しそうにそう会話をしていると亜狛と耶狛が理久兔の元までやって来る。なお2人の考えている事はさとりに筒抜けだった。
亜狛「マスターそろそろやっても良いですか?」
耶狛「ドカーンとやっても大丈夫?」
理 「うん♪そろそろ頃合いだね♪なら壮大なフィ
ナーレを頼むよ♪」
さと「フィナーレ?ドカーン?」
さとりは理久兔の言ったフィナーレの意味や耶狛が言ったドカーンの意味がよく分からないのか首をかしげる。だが傾げる一方で亜狛と耶狛はまだ話続ける。
亜狛「まぁ壮大とまでいかないと思いますが」
耶狛「私達に頑張ってやるよ♪」
理 「あぁ頼んだよ♪」
亜狛と耶狛は話終えると飛んで海の方に向かっていった。
さと「理久兔さん何をする気ですか?」
理 「ハハハ♪彼処を見てれば分かるよ♪」
夕日が沈んで真っ黒な夜空となった空を指差す。さとりとこいしは訳の分からないまま理久兔に指示をされた場所を見ると、
ドン!ヒュー……ドカーーーン!!
何と夜空に光輝く爆発が起きる。その音を確認した全員は夜空を一斉に見上げる。
ヤマ「なっ何あれ!」
パル「また理久兔ね……」
キス (*゜Q゜*)
勇儀「あれは‥‥まさか!」
美 「彼奴あんな事までするとはねぇ~」
勇儀「美須々様起きたんですか」
美 「あぁ♪あんなでかい爆発音がすればな♪」
その場にいる全員は夜空を見上げ続けるすると更に次々と空で色とりどりの爆発が起きる。
理 「うん♪いい感じだね♪」
さと「理久兔さんあれって……」
理 「花火だよ♪」
そう亜狛と耶狛がやった事はただ単に弾幕で花火を似せて作った弾幕花火だ。それは真っ黒いキャンバスに色を飾る。最後の閉めにはもってこいだ。
お空「綺麗~♪」
お燐「本当だね♪ほら皆も見なよ♪」
ペット達も楽しそうにその光景を眺める。そして黒とこいしも、
こい「花火綺麗だね♪黒お兄ちゃん♪」
黒 「確かにな……」
そんな皆が楽しんでいる光景を眺めている理久兔は笑顔で、
理 「楽しそうでよかったな」
さと「えっ?何か言いました?」
理 「ん?何でもないよ♪」
そうして理久兔達の海開きは幕を閉じたのだった。