理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第224話 耶狛VS冥界組

チャリンッ♪ チャリンッ♪

 

竹林の中で金属と金属が当たる音が響く。聞いていてとても風流な音なのだが、

 

使者「うぅ……」

 

使者「なっ何だこいつ……」

 

錫杖の音の周りには人間いや月からの使者が血を吐きながら倒れていた。それをやったのは言うまでもなく、

 

耶狛「残念♪てな訳でさよ~なら~♪」

 

グジュ!

 

使者「ひっひぃ……」

 

耶狛は錫杖で月の使者の頭を貫き月の使者を再起不能にしていく。その姿は狂った巫女にしか見えない。理久兔からの指示通り辺りにいた月の使者達を始末していた。

 

耶狛「うん終わったかな?カモン骸ちゃん達♪」

 

と、耶狛が言うとすぐさま理久兎の使い魔の骸達が飛び出してくる。

 

耶狛「後片付けよろしくね♪」

 

骸達「カタ!」(^-^ゞ

 

骸達は敬礼をすると耶狛は嬉しそうに頷きながら、

 

耶狛「お願いね♪さて次は~と♪」

 

呟きながら耶狛はまた錫杖を鳴らしてまた歩みだしたのだった。

 

巫女移動中……

 

耶狛は暫く歩くが新たに月の使者に出会うことはない。それどころか理久兔達にすらも会わない。

 

耶狛「あぁ~あもう皆が片付けちゃったから仕事は

   終わりなのかな~」

 

と、少しばかり残念な気持ちで退屈だと思っていると後ろの方から何処かで嗅いだことのある匂いがしだした。

 

耶狛「ん?スンスン‥‥この匂い何処かで?」

 

すると後ろの方から2人の女性が姿を現した。1人は白髪でおかっぱ頭それでいて何処かで見たことのある刀を背中に2本背負っている少女、もう1人は耶狛が知っている人物いや今は亡霊となっている幽々子だった。

 

幽 「あら♪綺麗な音がすると思ったらこんな所に

   妖怪がいたのね♪」

 

? 「貴女はこの異変の関係者ですか?」

 

と、おかっぱ頭の少女に聞かれた耶狛は少し悩んだ。

 

耶狛(う~ん幽々子ちゃん達に出会っちゃったけど

   どうしよう……そうだ!)

 

耶狛はこの時に理久兔が言った言葉を思い出した。月からの使者なら始末それ以外の者は殺さない程度に遊んでやれという言葉をしかも丁度タイミングが良いことに暇をしていたためグッドタイミングだ。

 

耶狛「ふっふっふっふっ♪貴女達は私の遊び相手に

   なってくれるのかな?」

 

狐の面の裏では耶狛は飛びきりの笑顔をした。何せこんな暇潰しが来るとは思わなかったからだ。そして相手も、

 

? 「そうですか………なら貴女を斬って確認すると

   しましょう!」

 

幽 「この異変に関係しているなら妖夢ここは私も

   手伝うわ♪」

 

妖夢と言われた少女と幽々子は臨戦態勢をとった。

  

耶狛「なら楽しく派手に遊ぼうよ♪」

 

錫杖を鳴らし耶狛は弾幕を展開させて幽々子と妖夢に放つが2人は弾幕を回避した。

 

妖夢「不意打ちとはやってくれますね!」

 

幽 「ふふっ♪」

 

こうして耶狛VS冥界組による弾幕ごっこが開始された。

 

妖夢「はぁ~ー!!」

 

妖夢は背中から2本の刀を抜刀すると2本の刀を振るって斬撃波型の弾幕を作り出し幽々子は扇子を振るい蝶の弾幕を作り上げて耶狛へと弾幕を放つが、

 

耶狛「あはははは♪」

 

耶狛は楽しそうに笑いながら2人の弾幕を避けていく。

 

妖夢「これならどうですか!」

 

妖夢は2本の刀を構えるとスペルを唱えた。

 

妖夢「人符 現世斬!!」

 

妖夢はすこし後ろへ下がりクラウチングスタートのような体制になると曲げた足を一気に解放して耶狛へと刀を向ける。

 

耶狛「ていや♪」

 

だが耶狛は大弾を使って妖夢の攻撃を防ごうとしたが妖夢は展開された弾幕を刀で切り裂いていく。

 

妖夢「我が刀に斬れぬものなどあまりない!!」

 

そう言い弾幕を全て切り捨てて耶狛へと刀を向けようとしたがそこにはもう耶狛は居なかった。すると妖夢の上空から

 

耶狛「残念ハズレ~♪」

 

妖夢「いつの間に!」

 

耶狛は錫杖を振るいスペルを唱えた。

 

耶狛「大小 大きな葛籠と小さな葛籠」

 

スペルを唱えると大きな巨大弾幕が現れて妖夢と幽々子へと振りかかるが突然巨大弾幕は消えその巨大弾幕は分裂したかのように小さな弾幕へと変わると妖夢と幽々子を襲う。だが、

 

幽 「死符 ギャストリドリーム」

 

幽々子のスペルが発動し無数の蝶を模様した弾幕を放たれると耶狛のスペルから現れた弾幕を打ち落とす。

 

耶狛「やる~♪」

 

幽 「ふふっ♪面白子ねけど何でかしら貴女とは以

   前何処かで出会った気がするわね~♪」

 

耶狛「そ、そんな事ないかな?アハハハハ」

 

と、明らかに動揺して見苦しく笑って耶狛は言う。耶狛は勿論だが自身の兄である亜狛は紫達の前から理久兔の死体回収のため姿を眩ませた。故に自分等の正体がバレれば理久兔の思いも水の泡だ。だがそんな事を考えていると……

 

妖夢「余所見はいけませんよ!!」

 

耶狛「わぉっ!」

 

いつの間にか妖夢が自分の目の前へと来ると斬り上げ攻撃を仕掛けてくるが耶狛はもの凄いギリギリの所で顔を上へと上げて避けすぐ後ろへと後退した。

 

耶狛「もう~危ないな~」

 

そう言い耶狛は錫杖を構えるとスペルを唱えた。

 

耶狛「獣符 オルトロス!」

 

その言葉と共に耶狛の目の前で何かの術式が現れるとそこから2頭の犬の怪物オルトロスが現れた。

 

耶狛「レッツゴーファイト!」

 

オル「ガァーーーーーー!!」

 

耶狛の指示に従いオルトロスは妖夢へとその2頭で噛みつき攻撃を行う。

 

妖夢「まるで蓮さんの狗神みたいな怪物ですね!」

 

そう言いつつ妖夢は持ち前の反射神経を利用してオルトロスの攻撃を回避し続ける。

 

幽 「妖夢から離れなさい!」

 

幽々子はレーザーの弾幕を放ってオルトロスへと当てるが突然オルトロスはその場から忽然と姿を消した。

 

妖夢「なっ!何処に!」

 

幽 「…………まさか!」 

 

幽々子が上を向くと妖夢もそれにつられて上を向くとそこには錫杖を手で何回も回す耶狛が月を背景に飛んでいた。オルトロスは囮なのだ。本命は耶狛の最終スペルだ。そして錫杖を妖夢と幽々子へと構えると、

 

耶狛「これで最後だよ~!ラストワード!」

 

そう言い耶狛はこの弾幕ごっこに最大の敬意を込めて満面の笑顔で唱えた。

 

耶狛「理符 主への恩は心、忠誠は牙♪」

 

小弾が耶狛の両隣に次々と列をなして現れる。その弾幕はやがて更に大きい大弾へと巨大化するとそこから白い無数の狼型の弾幕が幽々のと妖夢へと襲いかかった。

 

幽 「妖夢!」

 

妖夢「はい!!」

 

2人はそこから離れすぐさま飛んで回避を試みるのだが無数の狼の弾幕は限りないぐらいに妖夢と幽々子を追撃する。そして2人は狼弾に取り囲まれてしまう。

 

妖夢「しまった!」

 

幽 「これは…私達の負けね……」

 

そうして狼弾は2人へと襲いかかると……

 

ピチューン!!ピチューン!!

 

被弾する音が聞こえこの弾幕ごっこの勝者は耶狛となった。

 

耶狛「うぅ~~んはぁ~~♪」

 

耶狛は倒れて気絶している2人の前で背伸びをすると、

 

耶狛「幽々子ちゃんと妖夢ちゃんだった………よね?

   楽しい弾幕はごっこをありがとうね♪」

 

そうして耶狛はまた錫杖を鳴らして竹林を散策するのだった。


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