とある日の事、理久兎は部屋のソファーでだらだらしつつ晩飯の事を考えていた。作るにも何を作ればいいのかと悩んでいる。
理 「何作ろうかな~」( -。-)
今の理久兎の顔はやる気が感じられない顔でしかもアロハシャツを着ているためかよりいっそう中年親父にしか見えない。すると部屋の扉が開かれた。
さと「理久兎さんいますか?」
何時ものようにさとりがやって来る。やる気の感じない表情をしながら理久兎はさとりの方に顔を向けると、
理 「あれ?さとりどうかした?」
さと「いえ…少しお願いがあって来たんですが……」
さとりからお願いがあるなんて珍しいと理久兎は思いソファーから起き上がると、
理 「お願いって何?」
さと「えっと……料理の作り方を教えて欲しいんです
がいいでしょうか?」
今日は天気の関係ない地底に雨が降るんじゃないかと思えるぐらい珍しかった。
理 「急にどうしたの?」
さと「いえ‥‥理久兎さんここ最近外出する事が多い
じゃないですかそれで少しでも理久兎さんの
負担を減らせたらと思いまして………」
理久兎を気遣ってのことか料理を教えてほしいようだ。それに理久兎はニコやかに笑いながら、
理 「いいよ教えてあげる♪丁度晩御飯を作ろうと
考えてたしね」
さと「ならお願いします」
理 「あいあいなら厨房に行こうか♪」
理久兎はさとりと共に部屋から出て厨房へと向かうのだった。
神様、少女移動中……
理 「なぁさとり何作ってみたい?」
理久兎とさとりは厨房へと着くと理久兎はさとりに何を作りたいかと聞くとそれに対してさとりは答える。
さと「そうですね出来れば簡単な物がいいですね」
理 「う~んならポトフと鮭のムニエル辺りが妥
当かな?」
そう言い断罪神書を広げると中から材料を出す。
理 「まずさとり手を洗ってね♪衛生的によろしく
ないから………」
さと「分かりました」
理久兎とさとりは手を洗い清潔な手になる。
理 「それじゃえ~と包丁使ってみる?」
さと「はい」
何時も愛用している包丁を握り念のために買ってある包丁を取り出して買った方の包丁をさとりに渡す。
理 「切り方だけどまず包丁を握ってない方の手は
こんな感じで指を曲げて猫のような手を作っ
てみて♪」
さと「こうですか?」
理 「そうそう♪そしたらそうだなぁまずキャベツ
からやろうか♪」
そう言うとキャベツの葉っぱを1、2枚程に向いて水で洗い水気を取るとまな板にキャベツを乗せてキャベツを半分に切りその半分をさとりの方に置く。
理 「お手本を見せるね♪」
そう言うとキャベツを芯を下にして縦に切り3等分になるように切る。
理 「さとりやってみて♪」
さと「はい♪」
さとりも理久兎の真似をしてキャベツを切る。
理 「よしよし次はじゃがいもだね♪」
取り出してある材料の中からじゃがいもを2つ持つとさとりに1つ渡す。
理 「まず洗います」
さと「洗います……」
理 「そしたら皮を向くんだけど包丁のこの下の出
っ張ってるアゴの部分よりちょい上で皮を少
しだけとってそしたら包丁を握る手の親指で
皮を動かしつつじゃがいもを動かして向いて
いけばいいかな?」
さと「なっ成る程…少し滑りますね……」
理 「そう言うときは手のひらに乗せて人差し指と
中指そして薬指で包むようにしてやるといい
かもね♪」
さと「こうですかね……」
理 「そうそう♪」
そうしてさとりは自分の指導のもとじゃがいもの皮を向く。
理 「皮を剥くのが終わったら目の部分を切り落と
すやり方はアゴの部分で少し目の周りを抉り
そしたらじゃがいもを回して切ればこの通り
にね♪」
さと「こうですか?」
理 「そうそう出来てる♪出来てる♪」
そうして何とかさとりはじゃがいもの下処理を完了させる。
さと「ふぅ~………理久兎さん早いですね~」
さとりは見ると幾つものじゃがいもが下処理され水に浸けられていた。
理 「やってればね♪そしたら煮るんだけどまず鍋
に水を入れて火をつけて♪」
さと「分かりました」
さとりは鍋に水を乾杯かいれると理久兎は断罪神書からまた鍋を取り出す。
さと「理久兎さんそれは?」
理 「コンソメだよ♪これが味の決め手さ♪」
そう言い理久兎は鍋に入っているコンソメをさとりが水を入れた鍋に何杯か入れて断罪神書にしまう。
理 「それじゃ切った野菜をいれちゃって♪」
さと「はい♪」
さとりは下処理された野菜を鍋に入れて鍋の蓋を閉める。その間に理久兎はムニエルの材料を用意する。
理 「それじゃ待ってる15分ぐらでムニエルを作
るけど‥‥といっても鮭はもう切ったのを使う
からまずこの薄力粉それと塩と胡椒を鮭に振
りかけて」
さと「薄力粉を振ってそれから塩と胡椒を振りかけ
て………」
理 「そしたらフライパンにオリーブオイルを微量
入れて油を回してね♪」
さと「え~とこうして……」
理 「そしたら後は火をつけて皮が下になるように
鮭をひいて焼くだけね♪」
そう言われたさとりは指示にしたがって鮭をフライパンにのせていく。
理 「そうそう♪後は様子を見つつ焼くだけからそ
したら包丁やらはもう使わないから洗っちゃ
うよ♪」
さと「はい♪」
そうして理久兎とさとりは使った調理器具を洗うと、
さと「理久兎さんもう15分位経ちますよ」
理 「おっとそうしたらポトフにソーセージ入れて
残りひと煮たちさせたらポトフは完成ね♪」
さとりはソーセージを鍋に入れてまた鍋の蓋を閉めると、
パチッパチッ
理 「次はムニエルの焼く面をひっくり返して♪」
さと「ひっくり返せばいいんですよね……」
菜箸を使い鮭の焼く面をひっくり返すと焼いていた面は見事な狐色になっていた。
理 「うんいいね♪」
さと「ふぅ~」
こうしていき数分後には料理は作りおわった。
さと「完成しましたね……」
理 「盛り付けもよく出来たじゃん♪したらば味
の評価を皆に聞こうかね♪」
そう言うと理久兎とさとりは作った料理をカートに乗せてダイニングに運ぶとそこには亜狛に耶狛に黒、お燐、お空もいた。
理 「そんじゃ持っていって食べてね♪」
そう言うと5人は料理を持っていきそれぞれ口にした。
亜狛「あれ?何時もと味が少し違うかな?」
耶狛「本当だね?」
黒 「あぁ少しだけな……」
お燐「そうですかね?」
お空「でも美味しいからいいや♪」
亜狛と耶狛そして黒の3人は一瞬で見抜いた。流石は長年理久兎の料理を食べてきただけはある。
理 「今回の料理に関しては俺は手伝っただけだよ
作ったのはさとりだからね♪」
改めて言われてさとりは少し恥ずかしいのか照れると5人は、
亜狛「さとりさんが作ったんですか♪」
耶狛「おいしいよ♪」
黒 「あぁ……」
お燐「さとり様凄いですね」
お空「うにゅ♪」
さと「いっいえ……」
と、照れているさとりに理久兎は料理を渡して、
理 「ほら折角だから食べなよ♪」
さと「そうですね♪いただきますね♪」
そうしてさとりも自分の作った料理を食べるのだった。結果としては大成功となり手伝った理久兎も満足だったがさとりの作った料理を食べて理久兎は更に満足したのだった。